2014年6月13日

外付けSIM (2)

docomoが発表した外付けSIM開発担当者のインタビュー記事。記事最後の「契約数は増えそうも無いけれど、ユースケースは色々生まれそう」というのが本音でしょうね。例えば、今docomoが販売している、Xi+Tabletみたいな契約も、Xi一つで済んでしまう可能性もあるわけですから。個人的に欲しいと思うのは、単純にSIMが複数のデバイスに展開可能だけでなく、それに合わせて自分端末設定とか、クラウド上のデータなんかもクローニング(Download & Setting)出来るようなオプションもあると嬉しい。

それが可能になれば、常に持ち歩くのは最低限の機能、必要な機能だけの軽快なデバイスだけで、必要に応じてタブレットとか大型のスマホをレンタルして、直ぐに自分の通信環境とデータをダウンロード。作業が終了したら、データをリセットして端末は返却する、と言うようなことが簡単にできそう。メール関係はクラウドに集約する事は可能だし、音楽データだってAppleは既にそうやって居ます。どうしててもにに残さなきゃいけないデータって、スマホの設定情報位じゃないだろうか。

この「外付けSIM」というものを、「一つの個人認証機能」と思えば、いろいろと使い道は広がりそう。例えば、今のクレジットカードと紐付けできれば、カードを持ち歩く代わりにこの外付けSIM端末一つで買い物が出来るだろうし、同じ事をSuicaとかEdyとかでやっても良いわけですよね。端末ビジネスにしても、TPOに合わせて色々なものを買い換える使い分けると言うニーズが生まれて、これまで以上にバラエティが増えるから、利用者にとっては嬉しいことでは。

一番の問題点は、この外付けSIMのデバイスを忘れないようにすることでしょうか。キーホルダーに付けられるくらいの小型化をして、部屋の鍵と一緒に持ち歩けるとか、あるいは腕時計のバンドに内蔵出来るようにして、腕時計を忘れなければいつも手元にあるとか。一番ありそうなトラブルは、スマホは持ってで欠けたけれど、肝心のSIMが無くて無用の長物になってしまったと言うことか。将来的には、「クラウドSIM」みたいなものも登場してし欲しいですよね。Wi-FiでクラウドSIMにアクセスすると、一定時間とか終了するまでは、そのスマホの内蔵SIMデバイスに本当のSIMの内容や機能がクラウドからコピーされて使えるようになる、みたいな。ある意味、攻殻機動隊の「ゴースト」だな(マテ)。

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