2017年12月13日

ヘリ落下物

沖縄の保育園で発生した、米軍のヘリからその部品(?)が保育園の屋根に落下した事件。当初は、「また米軍か」みたいな感じで報道されていたけれど、段々とネット界隈から指摘されてきな臭さが感じられてくると、今では「何それ」みたいな状態に。私も、その落下物というガラスの瓶みたいなものの写真を見たときに、「REMOVE」と書かれていることから、「これって着陸時には安全保全のために装着するけれど、離陸時には外すカバー系の物じゃ無いの?」と先ず疑問が沸いてきました。ただ、離陸時に外すのは地上係員の作業なので、どうしてもヒューマンエラーは発生するわけで、その人的ミスの結果かなと思ったら、詳しい人達から、これはヘリローターの歪みを検知する装置のカバーで、離陸時には取り外すし、仮に取り忘れたとしても回転時に遠心力で吹っ飛ぶはず、と言う指摘が。さらに、その形状から、これは3年前まで使用していたもののカバーで、現在は別の物が使用されているという指摘もあれば、ガラス瓶状の所に付けられている針金のような物が、本来はこの瓶側に付くものでは無いなど、疑問点が幾つもあげられてきています。

勿論米軍側も状況を調査して、遠回しな言い方ながらも、同等の部品は当該ヘリで使用しているけれど、全数揃っていることは確認したし、米軍所属機から落下したとは考えられないという調査結果も公開している。

さらには、実際にこの部品が落下した保育園の屋根の様子の写真を見ると、どうも100~200m位の高さから落下したにしては、屋根に対しての損傷具合が軽微であることや、発見者が落下時に化学薬品や焦げ臭い匂いを感じたという証言をしながら、実際にはこの部品にはそういうものは関係しないことも指摘されて、ますます現象と証言の不一致が指摘されはじてしまいます。

で、そうこうしているうちに、保育園関係者(?)が掲載した落下時の様子の写真が削除されたり、「落下の有無が問題では無く、ヘリの飛行が問題」みたいなすり替えを始めるんですが、この掲載者が辺野古での反対派で色々香ばしい方というのが直ぐに分かり、ますます最初の情報や写真に対しての信憑性が疑われる状態に。

「自作自演」という声も高くなってきているけれど、それを証明する材料もまだ無いわけで、それこそ実行者が「私がやりました」と言わない限りは、それは分からないでしょうね。まぁ米軍あるいは防衛省としては、その落下物が現在使用していない物であるということを証明すれば、現実問題として飛行中のヘリから落下することは無いわけで、それをしっかりと広く公開するべきでは。と言うか、それこそそれってメディアの仕事なわけで、米軍側が反論しているのであれば、それをちゃんと取材してそれが正しいのかどうか示すのが仕事では。最初の「事件だ!」は大々的に取り上げるのに、それ以降はいつも通りの「米軍が悪い」という論調しか地元紙は取り上げないわけだし。本当に、今回の件だけで無く、メディアって行ってみれば、出しっぱなし売りっぱなしの、販売後責任をとらないメーカーみたいなもので、そういう所からは何も交いたくなくなるのと同様に、どんどんそれら報道の信頼性が欠如していくことを認識しないと。まあ、認識せずに知らないうちに消滅してくれた方が、自分達は楽ではありますが。

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