2017年11月18日

DOSが動かないパソコン

Intelが2020年を目標に、現在のBIOSからLegacy Mode (Compatibility Support Module)を削除してUEFIのみのサポートにすると発表。DOS誕生以前からパソコン(当時はマイコンとかボードコンピューターとか言っていたけれど)に触れてきた人間としては、寂しさもあるし、なかなか感慨深い転換。

昔昔は、BIOSなんていうものがまだ無くて、DOSなんていうOSも無くて、直接アプリが起動して動いていたもの。だからアプリによって動くものが限定されていたりして非常に不便だったので、それを埋めるものとしてBIOS(Compatible BIOS/Legacy BIOS)が登場。ハードウェアの違いを吸収し、その後のパソコン時代のスタートになったもの。ただ、当時のBIOSなんて16KBとか32KBとかから始まりましたからねぇ。その後仮想モードのサポート等のためにABIOS(Advanced BIOS)とか登場したけれど、結局それまでのBIOSの互換性の無さが嫌われて普及せず、結局は当時のBIOSを拡張する形で進んできたけれど、流石に32bit、64bitの時代になると無理が生まれてきて、UEFI BIOSが登場。もう「BIOS」というか、昔のDOS以上の機能がある環境になってきましたからねぇ。

ラジオやテレビの世界でも、アナログ放送からデジタル放送に移行して、それはそれでこれまでよりも高品質のサービスや機能提供出来るのは良いのだけれど、昔なら単純に出来たことが小難しくなっていって逆に出来なくなっていくことは良いのか個人的には一寸疑問。パソコンもどんどんブラックボックス化していくなぁ...

0 件のコメント:

コメントを投稿