2017年11月20日

ちょっと待ってほしい

大阪市とサンフランシスコ市の姉妹都市提携破棄に関しての、朝日新聞の社説。
ちょっと待ってほしい。姉妹都市の関係のもとで育まれてきた交流は、双方の市民の歴史的財産である。市長の一存で断ち切ってよいものではない。
と、朝日の常套句「ちょっと待ってほしい」が入っている時点で、この社説は内容は殆ど無意味に近い、単なる自己弁護自己都合主張であることは確実。実際、この「ちょっと待って欲しい」の直前には、今回問題となっている慰安婦像の碑に、
像の碑文には「旧日本軍によって数十万人の女性が性奴隷にされた」「ほとんどが捕らわれの身のまま亡くなった」といった表現がある。
と言いながら、その後には「大阪市の市長が何度も不確かな主張と何度も言及」と、責任を大阪市長におっかぶせて、自身はその内容が正しいとも間違いとも言わない。単に、大阪市長の主張として、読者を誘導しようとしているわけですよね。社説であるならば、サンフランシスコ市の対応あるいはその碑文の内容に関して自分の立場を示した上で、だからこれこれの理由で市長の対応は間違っている、時期尚早、軽率、等と言う「社説としての主張」が生まれてくるのだと一読者は思うわけですが、結局は自分達の主張を上から目線で強調するだけ。

元々の原因は、朝日新聞を中心としたメディアが、所謂「吉田証言」を元に「従軍慰安婦」なる話を報道し、それを世界中に広めたのに、その吉田証言が「虚偽」であったことは認めたものの、そこから生まれたり派生したりした誤解や捏造に近い話に関しては、全く責任をとらないことが問題。言ってみれば、情報産業企業に対してのPL法みたいなもので、私は朝日新聞のサイトには、今後何十年間もトップに必ず慰安婦報道に関しての情報リンクバナーを設置させるべきだし、そこからアクセス出来る内容は常に検証して、少なくとも日本語英語で同一の内容配信をさせるべきだし、何なら年に一回リマインドさせる特集を掲載させることくらいはやらせても良いと思う。

大阪市は韓国の釜山市とも友好協力都市(姉妹都市提携よりは一つ下?)しているらしいけれど、釜山市に対しても不快感の表明なり、もっとするべきじゃ無いだろうか。本当にサンフランシスコ市に対して強い態度に出るのであれば。それに対してどんな社説をまた朝日新聞が掲載するのか。最近、「天声人語ジェネレーター」なるアプリが有るそうですが、実はそれで未来の社説や天声人語が見えたりして。所詮、その程度のものになってきたんでしょうね、朝日新聞の社説にしても。

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