2017年9月25日

迷惑な落とし物

大阪伊丹空港から離陸したKLMオランダ航空機から、機体の一部が落下して乗用車を直撃した事件。どの程度の高度化らなのか不明だけれど、少なくとも数百mは有るだろうから、その高さから4.3kgの落下物というのは結構衝撃波大きいと思う。それでも写真で見る限りは平板状の物体だから、上手く空気抵抗にスピードが殺されて、車には被害が出たけれど、それ以上の被害が無かったのは不幸中の幸いだろうか。伊丹に限らず、市街地にある空港だとこう言うリスクは必ずありますからね。福岡なんかも同様だとおもう。羽田も、若しかしたら落下物が有るけれど、幸いにして海上とかに落ちて事なきを得ているのかもしれない。工場街とかに落下したら、結構な被害になるだろうし。まぁ、なにか落下したと言う事は、その部分の部品が無くなるわけで、それで飛行機に影響が無ければいいのですが、最悪飛行機側にもトラブル発生となると大変ですしね。

落下物の心配をするなら、やはり関空とかセントレアのような海上空港とか、静岡空港のように山の上に作るのが一番リスクが少ないと思うけれど、そうなると空港からのアクセス確保が大変。利便性を考えると、やはり市街地に近い方が良いのだけれど、そうなると落下物だけで無く騒音問題も生まれるし、なかなか難しいところ。羽田空港も、これから離発着数増加のために都内上空からの侵入・出発経路が設定されるけれど、そうなるとこれまでは表に出ていなかった同種のトラブルが見つかるようになるんじゃないだろうか。

私は航空機を頻繁に利用する側の立場なので、何とかそういうトラブル発生の原因を突き止めて発生しないようにして欲しいけれど、全くゼロにすることも無理なのは確か。その当たりのジレンマが大きいですよね。例えば木組みのような感じで、一度外装が組み込まれたら外れないような構造にしてみたらどうかとも思ったんですが、車輪格納庫とか翼の可動部分とか、どうしても動作を伴う部分はそういうわけにもいかず、やはり絶対は無理そう。何買うまい方法は無いものですかねぇ... まぁ、空港を出来るだけ被害の無い場所に設置して、勝つ侵入経路は出来るだけ住居などの無い場所にするとか敷かないけれど、土地が余っているアメリカならまだしも、それを日本でやるのは難しい。となると、やはり海上空港と言うのが一番安全性では高いという事になりそうですね。ただ、そうなるとコストがなぁ... それと、海風の塩害って影響はどれくらいあるんだろうか。台風とか雨風の強いときなどは、確実に影響しそうなんですけどね。その塩害で構造が脆くなって、そこから被害が発生したら元も子もないわけだし。色々難しいですよね、どんなことでも。

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