2017年8月31日

AI融合

AmazonのAIアシスタント「Alexa」と、MicrosoftのAIアシスタント「Cortana」が、それぞれ相互接続(?!)するという記事。例えばAmazonのFire TabletのAlexiaからOffice365のファイルを呼び出したり、WindowsのCortanaからAmazonの商品発注が出来る様になる、と言う仕組みらしい。どちらか一方しか使わないと言う人には便利かもしれないけれど、普通は両方のサービスを併用している人が殆どだろうから、どの程度便利になるのか個人的には疑問。記事の最後に、Amazonのベゾス氏からはGoogleやAppleにも同じように声を掛けていると書かれていますが、そうなるとAIアシスタント同士が裏で結託して、人間には分からない電脳社会が密かに構築されることにはならないだろうか(マテ)。

想像力が乏しいからだろうけど、余りこう言う相互乗り入れのメリットが感じられない。少なくとも、それぞれのAIを呼び出すときに、それぞれ異なる符牒を言って呼び出すだけで、もう面倒。仮に、この4 AIアシスタントが統合されてそれぞれのサービスが相互利用になったとしたら、先ず実現して欲しいのは「自分用に登録したデバイス上で利用可能なAIアシスタントには、独自に固有の名称を付けることが出来、それはサービスやOSが変わっても登録した自分のデバイス上であるなら透過的に利用出来る」機能。Androidでは「OK,Google」で、iPhoneでは「Hey, Siri」で、Windowsでは「Hello, Cortana」で... というのは面倒以前にもうそんななら利用しないと思うくらい。まずは、サービスの統合だけでなく、一番表面的なヒューマンインターフェースをまずは統合して欲しいな。

音の世界

最近色々なメーカーから登場している「スマートスピーカー」ですが、とうとうGoogleの「Google Assistant」を組み込んだOEM製品(パナソニックとか)が登場するという記事。最近のこの手の記事を見ていて感じるんですが、人間にとって一番の情報伝達I/Fって「音=声」なんじゃ無いかと。

情報量的には視覚情報が一番だとは思うんですよね。ただ、よほど画期的な表示デバイスが登場しない限り、なかなか十分に実用的な視覚情報I/Fは難しいと思う。HMDはもとより、メガネ型のI/Fであっても、今のようなドラゴンボールのスカウター見たい物ではまだまだ使いづらいと思う。精々、一寸フレームの厚い程度のメガネ型デバイスにならないと無理だと思うし、それでも眼鏡をしない人には不便だと思うし。表示タイプデバイスの不利な点は、目の前に設置しないと征けないことで、そうなるとサイズや位置決めなど制限が大きくなります。その点音声デバイスならば、耳に届く範囲口からの声を拾える範囲にあれば良いから、極端な話腕時計所かベルトとか靴にセンサーがついていても良いはず。

考えてみれば、文明が生まれる以前から、あるいは動物にしても、視覚情報よりは聴覚情報の方が重要なわけで、特に夜間は見えない場合でも、聴覚情報なら空気のあるところでは何処でも聞こえるわけだから、死活問題として「耳を育てる」事は重要だったはず。また、視覚情報では、それこそ画にしても映像にしても再現性が重要になるけれど、音であればそれも簡単なのでは。そういう歴史的な背景みたいなものを考えると、少なくとも凄く簡単にホログラム投影ができる今の腕時計程度の小型の装置でも出来ない限りは、音によるコミュニケーションというのが一番使いやすい気がする。聴覚障害を持つ人には困る話だけれど、その音を文字に変換するようなデバイスは直ぐにでもできそうだし、そんなに壁は高くないと思う。問題なのは「発声」でしょうね。一人で使う分には構わないけれど、周りに人が居るときに個人的な情報に関しての発声はしたくないし、周りだって迷惑かもしれない。例えば病院みたいな場所では、そもそも音声I/Fっていうのも御法度だろうし。

だから個人的に思うのは、今のようなスピーカータイプのセントラル型ではなく、本体はどこにあっても良いけれど、I/Fであるスピーカーとマイクに関しては、例えば手元のスマートウォッチに仕込むとか、スマホが代用可能とか、テキストI/Fを送信したらテキストで返してくれるとか、そういう柔軟性が欲しいということ。音楽再生をするという意味では、こう言うスマートスピーカーデザインも良いと思うけれど、実用性を考えたらこう言う形でどんとリビングの真ん中にいる必要は無いと思うんだけれど。まぁ、先行しているメーカーがそういう形で世の中に出してきたから、後発組もそれを追うしか無いのかもしれないけれど、それってちょっと違う気がする。

麻生節

麻生節にメディアが噛みつくいつものパターン。勿論、政治家として、しかも色々な意味で注目されている与党の大物政治家として、背景や理由はともかく世界的にも微妙で良くも悪くも注目される「ヒトラー」の話を、研修会という閉じた中での話でも出すのは軽率だったのは確か。どうしたって外に漏れるだろうし、それを面白可笑しく都合の良いように切り貼りするのがメディアですからね。政治家としては、話の中にメリハリとか強弱を付けたいのだろうけど、やはり使って良い言葉はあると思う。

一方でメディア側も、攻撃することが目的だからどうしたって発言大して恣意的な解釈を適用したり、意図的な切り貼りをしたりする。今回、その研修会での前発言が見つからなかったのでなんとも言えないけれど、この日刊スポーツの記事で引用されている部分を見ると、「政治家になる同機は様々だけれど結果が評価される。だからヒトラーは駄目。」と言っていると思うけれど、メディアは「ヒトラーが政治家になった同機が正しかったとしても=独裁することを認めている」みたいな解釈で報道している。麻生さんとしてはこれ以上騒ぎを大きくしたくないだろうけど、研修会での発言全部を文字おこしして公開するなり、ビデオを公開するなりすれば良いと思う。それで、本当に発言内容に問題があれば真意を確認すればいいし、問題無ければそれはメディアの変更だという証明になるのだから。

まぁ、あえて危ない橋を渡る必要は無いと思うけれど、仮にこう言う解釈をメディアがしてヒトラーを例に出すことが相応しくないというのであれば、左翼・リベラルと賞される人達がよくやる、安倍総理の写真にヒトラー風の卑下を付けたりして揶揄する行為も批判するべきだし、仮にそれを許すのであれば国際的な侮蔑行為であると司法に訴えるべきじゃ無いだろうか。それをメディアはどう対応するのか、一度見てみたい気がする。それでメディアが「それだけ安倍政治は悪いのだ」というのであれば、では支持率が50%近くある民意を否定するのかと問いただしてみたい気がする。

TLで出ていてなるほどと思ったのが、「ヒトラー」は拙いけれど、じゃ「毛沢東」とか「スターリン」を例にしたら問題無いのか、と言うツッコミ。誰かやってみてくれないだろうか(笑)。

2017年8月30日

それは寿司なのか

回転寿司の「くら寿司」が、糖質カットのために酢漬け大根を利用した寿司を発売という記事。「そんなもの、握れるのか?」と思ったら、案の定記事の中の写真を見ると、サンチェに巻いて食べるような感じで、それってお寿司なのと素朴な疑問が...

寿司をあえて定義するならば、魚介類などの「ネタ」と酢飯の「シャリ」を組み合わせた物と言えると思うんだけど、そのシャリが大根になっても「寿司」と言えるのだろうか。糖質カットしたいというニーズは分かるけれど、それならばシャリを大根等に代えるじゃ無くて、例えば白滝の米粒を混ぜるとか、糖質を減らした物に代えるとか。

勿論、くら寿司だって素人じゃ無いから、食感とか味とか、商品として成立すると確認したからこういう風に販売するんだろうけど、でも少なくとも大根の部分がシャリと同様にまとまらないと食べづらいのもあるし受けないような気がするなぁ。サンチェで包むのも、刺身風の物だとパンチが足りない気がするし。あるいは、シャリを小さめに握って貰うとか。

現代の多様化する食生活や生活習慣の改善などで、食べ物に対して色々工夫したり改善したりすることは良いことだとは思うけれど、何かその目的だけが一人歩きをして似て非なる物だけが生まれて言っている気がするなぁ...

値下げ反対

私は利用したことは無いんですが、280円均一料金でしかもボリュームがある事で人気がある「鳥貴族」が、人件費や材料費の高騰により、これまで280円(税抜き)均一を298円(税抜き)に10月から値上げするというニュース。既に幾つもの外食チェーンが同様の理由で価格過程をしている中、鳥貴族も25年振りに価格改定。それでも、開店当初250円均一だったところを、3%の消費税始まったときに280円にアップ。確かこの時は「280円(税込み)」だったと思うけれど、その後25年間、消費税がアップしても「280円」のままだけれど、これは「税抜き価格」なので、実際は280円×1.08=302円とすでに実質300円を超えているけれど、今回は少しでも割安感を出すために「298円」とぎりぎりのところの値付けにしたんだろうなぁと。

利用者からすれば、少しでも安く美味しいものを沢山食べたい飲みたい気持ちだろうから、以下に僅かな値上げであっても困るとは言え、デフレ脱却のためには所得が上がる必要があり、その為には給与も上がる必要があり、その為には価格を上げるなりして売上げを伸ばさないといけない。でも、価格アップすれば購買意欲が低下するかもしれず、そのジレンマが25年も価格改定しない状況になっていたと思うんだけど、それでも異常といえば異常。しかも、鳥貴族は価格アップしたのに、イオンなんかはPB製品を6~10%値下げするという。さらにはイケアも値下げとか、どちらかというと大量販売の大規模小売りチェーンが、さらに値下げ意識が強い気がする。勿論、そういうお店を利用する人は少しでも安い物をと集まるわけだから、それはそれで消費者ニーズに合った対応だけれど、その分のコストをどの様に吸収するのだろうか。

バブルの頃って、結構価格は上がっていったんですよね。便乗値上げ対策何て言うのもあった。まぁ、世の中的にお金が溢れていて、しかも土地転がしとかじゃ無いけれど、買えば値段が上がるから買って売って買って売ってを繰り返していた。そういう状態にでもならないと、なかなか給料も上がらないのも確か。出、どうしようも無くて価格を上げるのは商売としては自然なことだとは思うけれど、それに乗じてボリュームを押さえている大企業とか大流通業が価格を下げていくというのは、やはりちょっと不味いんじゃ無いかなと言う気もします。下げるにしても、10%何て大きな幅では無く、例えば5%とか3%とかね。不思議な事に、日本に向けてミサイルが飛んできても、何故か日本円は買われて円高になるから、海外から食材や衣料品を輸入している大手流通系はまだ助かるのかもしれないけれど。

私の個人的な思い込みかもしれないけれど、ニュース等を見ていると鳥貴族の値上げのニュースは結構厳しめに取り扱われるのに対して、イオンなどのPBの値下げは好意的に取り上げられている気がする。本来なら、それって逆になるわけで、値下げする余裕があるならその分を従業員やパートの給与に反映させよという行政指導が入っても良いんじゃ無いのだろうか。

J-Alert

昨日のミサイル騒動で初めて使用されたJ-Alert。突然聞き慣れない不気味なサイレンの警報とか、いきなり全てのテレビ現れた警告画面に驚いた人が殆ど。さらに、私は受け取らなかったけれど、スマホに警告メールが届いてビックリする人も多かったみたい。個人的には,凄く有益な機能で、一部地域度問題はあったけれどほぼ期待通りの働きをしたと思っているんですが、例によって気にくわない人も多いわけで、さらに早朝と言う事もあり寝ているところを無理矢理起こされて不満を言う人も。

有名所では、ほりえもん氏は朝から起こされたと不満をTL上にぶちまけているし、左翼系の皆さんも例によって、やれ被害想定地域の範囲が広すぎるとか、4分で何が出来るかとか、避難する場所が無いとか、戦時中を思い出させるとか、まぁ言いたい放題好き放題の書込。まぁ言うのは自由だけれど、実際日本に向けてミサイルが飛んできたことは事実なんだから、それに対して意味のある発言をするべきで、日本上空を通過しただけだからとか、日本に着弾する時にだけアラートを出せとか、素人考えの上(下?)を行く発言にはちょっと引いてしまうけれど。こう言う人達って、多分ビルの中で火災報知器が誤動作したり、あるいは実際に葉たばこの煙とかで敏感に感知して発報した様な場合でも、怪しからんと文句を言いそう。

今回のミサイル発射は、勿論北朝鮮としてはアメリカを交渉の場に出すための示威行為で有る事は確か。ただ、本当に言っているようにグアム方面に向けて発射すれば、もうのっぴきならない状態になるだろうし、これまでのように本会に向けて発射するだけではもう迫力不足。となると、ある程度大きな舞台を用意しないと征けないけれどエスカレートはさせない程度の演出が必要で、それが今回の弾道と言う話は結構納得出来る理由。だから、日本の上空を通過したけれど、多少左右にそれてもグアムやハワイ、あるいはロシア領に向かないように真ん中当たりの軌道を選択して、さらに日本の上空通過も出来るだけ少なくするために津軽海峡上空当たりを狙ったのでは、というのは一寸北朝鮮を持ち上げすぎ泣きもするけれど、でも狙うとしたら良い線じゃ無いかと。で、さらに日本に対しては心理的プレッシャーを与えられると言う二次作用もあるという話も、まんざら嘘じゃ無いと思う。

ただ、これまでの日本だとこのまま「まぁまぁ」という状態かもしれないけれど、今後こう言う事が続くようだと日本国民の堪忍袋も尾が切れるんじゃ無いかなぁ。中国も尖閣諸島でちょっかいを出しているけれど、あれって正直国民生活には殆ど影響ない話。だから、ジワジワと不感症になりつつある状態で、それはそれで問題だけれど、多分多くの国民にとっては遠い南の端の話。ところが、これまでは日本海の向こうでの話だった北朝鮮有事が、昨日は身近な話に変わった瞬間なわけで、これが今後も続いていき、そのインターバルが縮まっていくようなことになれば、間接的に日常生活が乱されて不満もつのるでしょうね。余り不幸な想像はしたくないけれど、北朝鮮も日本を攻撃するつもりは無くて、言ってみればアメリカを引き出す出しに使いたいところなんだろうけど、段々何度も繰り返していくうちに、何処かでつまらない失敗やミスが生まれて、それが取り返しの付かないことに発展しそうな気がする。その為の警告で有る事を認識しないと。

2017年8月29日

中国式白タク

昨日、たまたまテレビのチャンネルを切り替えていたら、テレビ東京系の「未来世紀ジパング」が映り、この時中国から日本へ進出してくる幾つかの事例紹介をしていました。これも、そんな「日本進出インシデント」の一つだろう、中国式白タクビジネス。決済システムが、日本に履歴を残さない中国国内の決済システムを使用するから、まずはその利用状況が分からない。また、別に看板を掲げるわけじゃ無いから、白タク行為として摘発も出来ない。例えば、成田や関空にモニターを設置して、出入りする車両を監視して、業務用タクシー以外で頻繁に出入りする車両に当たりを付けることくらいは可能だと思うけれど、それが違法行為である白タクだと言う証拠を挙げるのはなかなか難しい。

本来なら、その支払履歴を開示させて国内での決済に関しては分かるようになればいいんだけど、中国企業にそれは出来ないだろうし、大体決済自体は中国国内で済まされたら、日本国内の行為を単なる知り合いの善意での輸送と区別することは無理。それこそ、空港での訪問履歴を積み上げて、怪しいと思ったら税務調査などで精査して、その中で中国からの送金などの履歴をさらに精査して収入源などを特定するような、かなり面倒で複雑な作業が必要。上手くAIを利用すれば、画像処理と資金移動の状況など自動追尾することは可能そうな気もするけれど、そこまでコストや技術を投入するほどでもまだ無いかもしれない。

ただ、この方法というのは別に白タクだけじゃ無くて、同様の決済システムを利用して日本国内でサービスや物品提供するビジネス構築が可能になりますよね。例えば民泊だって、決済をアリペイ上で全て完了すれば、日本側には履歴がの頃頼。勿論、日本国内で何か仕事をするに当たって、円決済を一切使わないというわけにはいかないだろうから、某かの支出はあるだろうし、その為に中国国内からその本人に対しての送金もあるだろうけど、全てそれで決済されるわけでは無いから、なかなか全貌も見えないだろうし。それだって、上手くやれば中国国内で必要な物資を調達して、国内に持ち込んで渡して、決済はアリペイ、何て言うことになれば、場所が日本国内だけで決済や物量などは仮想的に中国国内で行われていることに等しくなります。ある意味、脱税行為になると思うし、見かけ上収入が無いとなると、生活保護を受けることだって可能になるかもしれない。

で、同じような話は、今後仮想通貨の利用規模が大きくなるとどんどん生まれてくる可能性があるわけで、言い方は悪いかもしれないけれど、地下経済が堂々と仮想経済として表に出てくることに等しいのでは。物理的に対応する事が難しい以上、何らかの方法で電子的な対応方法を考える必要があるんじゃ無いだろうか。で、それは将来的に電子決済とか仮想通貨決済の時に役立つ技術になるような気がするんだけど。

ミサイル通過

いゃいゃ、今朝の番組は全部吹っ飛びましたね、北朝鮮が打ち上げたミサイルで。朝の6時を過ぎた頃に、急にJ-Alertが表示されて、北朝鮮がミサイルを発射し、北海道から東北から北関東に渡る地域に警報が発令。その後、襟裳岬の1180km位東に、三つに分離して着水したらしいのだけれど、今のところの報道では1万km以上の射程距離を持つ新型のICBMではないかと推測されるようですが、詳細は未だ不明。ただ、米韓の核放棄の圧力に対して、力で対峙することを北朝鮮が選択した事を示す状況にも感じられますねぇ。今回の発射地点は北朝鮮の西側からと言う報道ですが、地図を見ると丁度北海道の津軽海峡当たりを頂点にして放物線を描いた軌道のようにも見えます。「三つに分離」というのが、ミサイル先頭の弾頭部分が三つに分離したのか、本体が三段式で分離したという意味なのか分からないけれど、少なくとも示威行為としては今回は成功したと言えそうです。

問題なのは、これからこのままお互いに圧力をすこしずつ上げていき、どちらかがギブアップするまで賭け金を上げていくのか、逆にすこしずつ圧力を抜いていき話し合いをするのかの選択。後者の場合、圧力を下げるのはアメリカになるので、北朝鮮は何も困らない。前者の場合も、先に手を出すのもアメリカになるだろうから、北朝鮮的には幾らでも後で言い訳も追求も出来るので北朝鮮有利。結果的に北朝鮮主導で個の問題は続いていることに変わりない。個の後のチキンレースの行方は、ある意味トランプ大統領の胸先三寸なわけだけれど、何か例の調子で、カッとして一気に圧力を高めそうな気がしますね。その前に中国に対して「何とかしろよ」とは言うだろうけど、今の状況だとそれも期待出来ないし。

しかし、一方の当事者は北朝鮮で、その相手はアメリカなんだけど、北朝鮮の隣国である中国、ロシア、韓国に今のところ何か影響するわけでは無い。アメリカにしても、まだミサイルは届かないし実質的被害が出ているわけでも無い。で、ある意味無関係なでもその間にたまたま存在しているから、日本がとばっちりを受けているという図式が、どうにも納得出来ない。地政学的な理由ではあるけれど、日本の不幸を感じます。

納得出来ないと言えば、この突発事態により朝からの放送内容は全て変更されて、多分強は1日この話題に終始するでしょう。となると、特に朝からお昼頃までのスポンサーは、多分CM枠は確保されるだろうけど、意図しない状況でCMを放送されても効果は期待出来ず、散々な結果。見ているこちらも、緊迫した画面から、何かファンシーなCMが流れても困るわけで、スポンサー企業としてはも忸怩たる想いなんでしょう。結果的に、武力誇示出来た北朝鮮だけが「勝ち」で、それ以外の全ての国、組織、人々は迷惑を被るだけなんですよね。この落としどころをどうするか。ますます混沌とするだけで結局困るのは我々という理不尽さに怒りだけが大きくなるのが、この後変な方向に暴発しないといいのですが。

2017年8月28日

スマートEXサービス

9月2日から、これまでのPlus-EXがEX-IC改め「エクスプレス予約(EX予約)」に統合されますが、さらに新しいサービス「スマートEX」が9月30日から登場。これは、既存の交通系ICカード(Suica, Pasmo等)に新幹線予約を紐付けするもので、精算は登録したクレジットカードを使用しますが、駅の改札通過にはその登録した交通系ICカードが使える。だから、新幹線から在来線の乗り継ぎなどもワンタッチで可能になり、さらに値引率はEX予約ほどでは無いけれど、通常料金よりも少し安い価格設定になっていて、お得感はあります。まあ、これまでのPlus-EXがちょっと姿を変えて登場した、と思ってもいいのでは。当然ながら、ポイントを貯めてグリーン車利用が出来るグリーンプログラムは無いし、料金の割引率も大きくないけれど、今使用している交通系ICカードがそのまま使えることと、年会費なども不要なので、頻繁に利用する事は無いけれど、一寸したときに新幹線を利用する場合には便利かも。

ただ、自分は交通系ICカードは所有していないので(モバイルSuica利用)、このサービスに関しては特にメリットは感じないので、多分スルー。それよりも、9月2日以降の現在のPlus-EXとEX-ICの棲み分けをどうしようかという方が切実。サービス内容に関して98%同じになるんですよね。残り2%の違いは、使用クレジットカードが専用か任意かと、グリーンプログラムの有無。以前は、このグリーンプログラムを結構重宝していたんですが、最近になって3日前までという制限付きながら、こだま号のグリーン車割引が利用出来るようになり、さらに9月2日からのEX予約ではひかり号のぞみ号にも適用される。これまでのグリーンプログラムは、ちょっとリッチ利用したいという目的もありましたが、実は指定席が摂れないときにグリーンプログラムでグリーン車を予約するというのが最大の目的でした。それが出来なくなるのはちょっと痛いんですが、毎回理由するわけでも無いし、最悪通常の料金で使用しても良いのかなと最近は少し割り切るようになってきました。

で、もう一つの理由である使用クレジットカードの指定で、EX-ICは専用カード(CF)が必要で、個人的には出来るだけ保有カードは絞り込みたいので、これを削りたい。Plus-EXはメインカードのVISAに紐付けしてあるので、こちらを継続するのが管理的には簡単になるから。取りあえず、今週末に切り替わって暫く様子を見てから、ちょっと名残惜しいのだけれど、今のEX-ICは解約して、Plus-EXからのEX予約一本に絞ろうかなと今のところ検討中です。グリーンポイントが、2回分位残っているので、これを使い切ったところで解約しないな。

シーズン開幕

この週末から始まった、日本のフットボール、Xリーグ。第一節注目の一戦は、昨年のチャンピオン富士通と強豪LIXILとの一戦。観戦は出来ませんでしたが、今年からSportsNaviがライブ中継するので、それでモニター観戦しましたが、正直予想外の結果に。

戦前の予想では、今年も着実に補強を進めて実力的には昨年以上の富士通に対して、大量の移籍・引退者ををだし、大量の新人選手で構成されたLIXILは力的には不利ではあるけれど、そこは力のあるチームだけに、ある程度の接戦を予想。ところが、LIXILの攻撃ちぐはぐで前半にミスから失点すると、後半は富士通が確実にFGで加点。まぁ、そう言う意味では後半のLIXILディフェンスは頑張ったと思うけれど、それにオフェンスが答えきれなかったのが痛い。最終結果は30-0と富士通の完封勝ち。LIXILが前身の鹿島時代も含めて完封負けした試合なんてあったかなと思い出していたところ、やはり12年振りの珍事だったらしい。3-0何て言うと、よほど悪天候での試合だったのだろうかと思ったら、そうでは無くてこれは完全にディフェンス戦の試合だったらしい。

ビデオを見ていた限りでは、QBの加藤選手は良かったかもしれないけれど、OL陣が化なり押し込まれていて、それで無理にや下手パス失敗したりインターセプトを受けていた気がしますねぇ。また、それ故にランも出なかったし。OLにルーキーが多かったのかとも最初は思ったんですが、メンバー表を見ると殆ど昨年から変わっておらず、やはり富士通の力が大きく上回った結果なんでしょうね。去年のシーズンでは、この対戦は組まれなかったんですが、昨年春のパールボウル予選では対戦していて、この時にはLIXILが後半追い上げて逆転勝ちしている。それを考えると、やはり一寸差が付きすぎた試合だなと感じますね。

試合日程の妙だと思うんですが、第二節では富士通はアサヒビールと対戦し、LIXILは警視庁と対戦。第三節ではLIXILが今度はアサヒビールと対戦し、富士通は東京ガスと対戦。アサヒビール戦を通して、この試合がたまたまだったのか、ちょっと変だよ今シーズンは、という判断材料になるかも。

マラソンはもういいのでは

一昨日から昨日に掛けて放送された、24時間テレビのチャリティマラソン。「チャリティ」と言いながらも、別に途中で募金を集めるわけでも無く、何か無理に苦労して走るタレントを称え上げるイベントだと思うけれど、正直マンネリしてきたのも事実。今年は、これまでのように事前にマラソンランナーを選抜して、数ヶ月前から盛り上げるのでは無く当日にランナーが突然発表されて90kmは知るという「無茶振り」の極みみたいな企画。そんな企画になった理由が、マラソントレーナー氏が色々な理由から今回がトレーナーとしてサポート出来るのも最後になるかもしれないから、何かこれまでとは違ったことをやりたいという事から、こんな企画にななったらしいけれど、いゃ、そんな理由かい...

結果的にランナーに選ばれたブルゾンちえみさんは、少し前に同局の「ぐるナイ」に登場したときに「あれ、結構痩せたなぁ」という印象を受けたんですよね。最後の精算の時の領収書の日付けを見たら、確か8月1日だったと思うけれど、結構練習をしていたのは確かな気がします。それが、内定を伝えられてのことなのか、自主的な行動なのかは分からないけれど、全くのぶっつけ本番で無かったことは事実。まぁ芸人さんなら、「この中の誰かです」と言われたら、仕事のためには何が何でも選ばれたいだろうから、その為の準備をするのは当然としても、後から考えると一寸違和感を感じるやセグ居合いだったのも確か。

さらに、最初に同局の番組でMC等が集められて、今回のランナー選出方法が伝えられたときに、「その選ばれた人には走る理由があります」という理由で選抜されると説明されていました。でも、その後のぶるぞん氏選抜理由は、トレーナーが候補者の練習状況を見ていて、一番確かでしかも3回目で30km走るという結果も出たから選んだと言っているんですよね。いゃ、選抜理由はその人に走る理由があるからじゃないのか? 結果的に「候補」と言われる人達を見ると、それぞれ何か理由はあるんですよね。結婚した記念とか、トラブルを起こした釈明お詫びとか。ぶるぞん氏の場合は、高校時代の恩師の娘さんを元気づけるためという事だけれど、正直それって宮迫の不倫懺悔とか渡部の結婚記念とかに比べたら、理由として弱いんじゃ無いかと正直感じるところ。

毎年この時期に書いている気がするけれど、元々は間寛平さんから始まったマラソン企画なんだから、大きなトラブルが発生するまえに、そろそろやめたらどうだろうか。「チャリティ」なんだから、有名タレントがリレー形式であちこち回って募金をつのったり、それこそ24時間ノンストップライブだっていいわけだし。チャリティとか困っている人を助けるとか、様々な問題に目を向けるとか、個の番組の趣旨全てを否定するわけじゃ無いけれど、でもこのマラソンを筆頭に無理に登山したりとか、何か無理矢理苦行を強いてそれを観て感動するのって、何か理由が逆じゃ無いか。それに、結果的に24時間=マラソンという構図しか残らなくなって、それ以外の企画って記憶に残らないのが実状じゃ無いだろうか。それって、そもそもの番組趣旨を外している気がする。まぁ、坂本トレーナーの勇退と共に、この企画もトラブル無いうちに終了するのが、一番の花道のような気がする。

2017年8月27日

設計図

加計学園が今治市に建設中の獣医学部の設計図52枚が流出し、NEWS23とか報道ステーションなどがそれらを放送したらしい。その流出元は、地元の黒川敦彦氏が入手して配布しているようですが、これって犯罪行為じゃ無いかと不思議なんですよね。公益性が認められれば、そういう違法行為でも罪にならない場合も有るらしいけれど、今回の件は単に私企業教育機関に対しての業務妨害名誉毀損行為だと思うんだけれど、兎に角認可されるまでは事を荒立てずにプロセスを進めたい加計学園側としては忸怩たる想いなんでしょう。何か、豊洲問題にも通じる「間違った正義感」みたいな矛盾を感じる。

この黒川氏は、今回の加計学園問題以外にも色々とトラブルを起こして居るみたいだけれど、民進党って永田メールの頃からそんなことばかり繰り返していますよね。学習効果が無いというか、生粋のうましかというか。今回のワインセラーの件でも、火付け元の一人民進党玉木議員は、今になって「巧妙な罠かもしれない」などとすっとぼけたことを書き込んでいて、意図的なのか天然なのか分からないけれど、身に降りかかる火の粉を避けようとしているけれど、とんでもない話。「巧妙な罠」とか言っているけれど、こんなにも単純な話な訳で、単に自分が「うましか」なだけという。この人も東大出身らしいけれど、あの罵倒問題で自民党を離党した豊田議員と言い、政治家に関しては変な人材ばかり輩出している気がする。

いずれにしても、今はスクリーンショットもログもあるわけだから、加計学園としては認可が下りるあるいは不幸にして不認可となったら、様々な妨害工作に対してちゃんと訴訟行為で反論するべきですよね。少なくとも、この設計図流出に関しては、当事者間での気持つ事項であるはずで、加計学園側に流出させる理由が無い以上は、設計事務所なりが怪しいと思う半面、加計学園自体は大きな組織だから、内部犯行という線もあるのかも。しかし、森友学園の振込用紙は、やはり胡散臭い菅野氏から出てきたし、それを民進党や野党はこれ幸いと持ち上げてドツボに嵌まり、今回はさらに胡散臭い黒川氏から流出してきて、それを取り上げて嵌まる。民進党の玉木氏は、ワインセラー作る金で今治市の小中学校にクーラーを入れろと呟いて炎上したけれど、これでまた国会が空転することのお金が凄く勿体ない。事業仕分けならぬ政党仕分けを、あの鉄の女蓮舫氏が再登場して実施してくれないだろうか(笑)。

機関紙化する新聞

東京新聞の佐藤圭記者のtweetがTLで炎上している件。この人も結構以前から有名だったけれど、東京新聞と言えば菅官房長官の会見で存在感を見せている(?)、望月衣塑子記者が代名詞。まぁ、どっちもどっちというか...

この佐藤氏の発言、加戸前知事の発言を取り上げなかったのは「報道する価値がなかったから」と言い、その理由として「首相の友人に決まったプロセスが本質」と言いながら、加戸前知事の発言は獣医学部の必要性しか説明していないから取り上げないと説明している。でも、その加戸前知事の発言では、獣医学部誘致のために協業してくれる獣医学部を探して断れて、たまたま地元県議と加計学園の関係者が知り合いで、そこから今回の特区申請の話が10年前から始まっていることは、その「プロセスの本質」の一部では。例えば、その加戸前知事の誘致作業が、元々は別の大学と始めていて、その後今回の特区の直前に加計学園に変更されたとか言うなら、まぁまだ納得出来る。でも、加戸前知事自身が「最初から最後まで加計学園ありき」と、やや危ないブラックユーモアーも含めて証言しているわけで、少なくとも加計学園を選択した部分に関しては安倍総理の関与は無いし、地元も含めて納得ずくの話。結局、加戸前知事を取り上げてしまうと、彼らの攻め所の多くの部分が消えてしまうので意図的に避けた、と言われても仕方ない状態。

あるいは、ここ一年くらいの間に「友人だからプロセスが加速された、優遇された」という話は東京新聞としては強調したいのかもしれない。これは、望月記者の執拗な質問攻勢にも表れている訳ですし。ただ、それを言うのであれば、その数年前からワーキンググループ内で文科省に対して獣医師が足りている根拠を示す要求が何度も出されていて、それを何度も延長しているからこそ、流出した女性担当者の「総理の意向」という錦の御旗で文科省が渋々承諾し獣医師会に対して仁義を切るみたいなことを考えたんじゃ無いかと思うのだけれど、そういう背景すら説明せずに前川氏の話しか取り上げない。ワーキンググループの議事録などを見ると、前川氏が説明責任を理解していないことも分かってしまうからと言う理由もあるかも。

例えば取り上げるべき大きなテーマとして、この事件とこの事件とこの政策があって、でも紙面の都合上二つしか取り上げることが出来ないから最初の事件に関しては三つの話題の相対的な価値判断で「取り上げる価値無し」という判断をする事はあるでしょう。あるいは、三つとも取り上げる価値はあるけれど、優先順位の関係で記事の大きさを大中小とする事もあるかもしれない。でも、一つの事象の中で重要な位置を占めていることを「価値がない」と勝手に判断して取り上げないのは、それは恣意的な報道と言われても仕方ないし、変更していると言われても仕方ない。その瞬間に、そのメディアは「公共性」という彼らが日頃振りかざしている存在理由を捨てて、自らの主観配布をする組織になるわけで、それって何かの集団の機関紙であったりするものと変わりないのでは。その情報提供会社が、その会社としてあるいは社長・責任者の考えとして一定の方向性なりバイアスが生まれることは仕方ないとしても、それが目的になってしまった時点で、その組織は「報道機関」という範疇から外すべきじゃ無いだろうか。

ネット障害 (2)

一昨日発生したネット障害、Googleが自社内の経路情報設定ミスを認めて正式に謝罪したというニュース。詳しいまとめや葉池などはこちらの記事が詳しいけれど、影響を受けた10万IPのうち、1/4が日本のIPだったとのこと。残りはどこだろうか。米国が殆どだと思うけれど、欧州とか他のアジアも影響したのかな。その割には、米国の混乱のニュースとか余り報道されていない気がするけれど。

まぁ、取りあえず原因は特定出来たし、多分にヒューマンエラーが理由何だろうけど、その対策もとるとGoogle様も仰っているので、Google由来の同様のトラブルは多分大丈夫なんだろうけど、また何年かしたら別のところで同じようなトラブルが発生しそうですね。で、今回再認識したのは、全く日本とは別の場所で発生したトラブルでも、ネットワークというある意味単一なシステムで繋がっている世界では、物理的な距離とは無関係に影響が伝搬してくるんだということ。まぁ、人間の体でも、歯のかみ合わせが悪いのが理由で肩こりとか体の変調が生まれたりするし、何処かで繋がっていれば何か影響が出るもので、それと同じなんだなと再認識。

まぁ、良くも悪くも一蓮托生、何かあれば全く関係無いと思っているような話も実は影響が生まれるという、当たり前の異が発生したと言う事で、これで少しはネットの世界も身近なものに感じられるようになるかも(無い無い-笑)。個人的には、Googleさんに反省謝罪の態度を示していただきたいですよね。例えば、次期Android 8.0 Oreoのサポート対象機種を広げるとか(笑)。

2017年8月26日

ネット障害

昨日発生した大規模なネット障害。私自身はそういうトラブルに遭遇することも体験することも無かったのですが、かなり大規模な障害だったようですね。未だ原因は究明されていないようですが、Googleの何か作業が理由とか北朝鮮のサイバーテロだとか、色々憶測はでて居るみたいだけれど。こちらの記事の最後に、OCNが発表した障害原因の説明が書かれているけれど、貰い事故だったようで、少なくともサイバーテロとか言う話では無かったらしい。

通信会社にしても、冗長回路や回線の準備はしていて、何かトラブルがあればホットスタンバイに切り替えるだろうけど、今回の場合はそういう物理的な回線経路の問題では無く、その上で流れるデータの宛先が間違っていたという話なので、質が悪いと言えば質が悪い。こう言うソフト的な原因というのが一番原因究明が大変なんですよね。流れるデータを目で追いかけるために、様々なログを見て解析をして、正直一番やりたくない作業。

今回のトラブルは、昨日のうちに収束して現在では問題無い状態に回復しているようですが、改めて今のネット依存の社会の脆弱性を認識したのでは。特に接続業者とかネット上でビジネスをしている会社などは、こう言うトラブルがあると大体はDisaster Recovery Planを策定したりチェックしたりするんだけど、今回の様にネットワークの基本中の基本部分の障害となると、それこそ自社で専用のネット回線を別に持たないと解決出来ないようなレベルの問題なわけで、それは物理的経済的に無理。対策をとるのは、その障害の原因となったらしい海外の接続業者の作業手順の見直しとかになるわけで、第三者の対策に依存するのが難しいところですよね。

いずれにしても、今の社会基盤を考える上で、結構重要な事象だったと思うんですが、この経験をどの様に次繋げていくのか、そこが一番厳しいところでしょうね。

ワインセラー

まだまだ続く加計学園の獣医学部関係の騒動。今度は、今治市に建設中の新設校舎にワインセラーやビールサーバーがある、学校として怪しからんと民進党の何チャラ調査PTがお怒りに。私も最初個の話を観たときに、まずイメージしたのが何百本もワインが貯蔵出来るようなラインセラー(ルーム)で、流石にそれは拙いだろうと思ったですが、よくよく確認して見ると、どうもワイン好きな人が家庭にもっているような20~30本位のワインセラー(冷蔵庫)らしい。さらに、その場所はパントリー(調理室)を併設した多目的スペースみたいな場所で、まあ大学のイベントスペースと思えば特に不思議は無い。実際、この件を批判している民進党の桜井議員や玉木議員は、即座に出身校にも同様の設備が有る事を指摘されてブーメラン直撃。さらに以下略ちゃんさんによれば、実は同系列の岡山理科大学にはワイン醸造学科が開設されているそうで、となると何かのイベントの的に自分のところのワインを提供することは何の不自然さも無い。

最初のこの件がメディアに載ったときに、獣医学部の設計図を入手して、みたいな報道がされたんですが、凄く疑問だったのは、一私企業の内部情報である設計図なんてどうやって入手したのかという事。私も、暫く前にとある物件を新築することがあり、こう言う設計図や予想図みたいな事をやり取りしたことがあるんですが、基本設計事務所なりが作成したものを施主が受け取るだけで、それが外部に漏れるというのは施主が出すか設計事務所が出すしか原因は考えられない。やはり以下略ちゃんさんに寄れば、見積段階での設計図というか概念図が、何らかの理由で流出した(させた?)のではという事らしいけれど、まぁそれ以外に理由は見つかりませんよね。

さらにメディアも悪質だと思うのは、以下略ちゃんさんも最後に書いてあるように、恰も疑念が露呈したから慌てて変更したようなニュアンスで報道していること。あの図面が準備された時期も、その後変更された時期も分からないのに、何でそんなことが言えるのか。今回の騒動が出てくる前に変更されていたら、完全に憶測推測による虚偽報道になると思うんだけれど。

最も、一番悪質なのは、兎に角攻める材料とみれば裏付けもとらずに大々的に発表だけして、その後の責任は一切とらない民進党のなんちゃら調査PTの連中。雨後の竹の子のごとくこれまで数々のPTを立ち上げてきたけれど、ちゃんと結果を出して終了したPTってあるんだろうか。別に民進党の議員だから悪いと言うつもりは無いけれど、今回のこの桜井氏玉木氏、その他何人かの議員は、もう悪意しか感じないし議員としての資質以前の問題じゃ無いかと思う。現在文科省の認可審査中なので、加計学園側も大っぴらな行動は控えているんだろうけど、認可が下りたら下りたで、駄目なら駄目で、その結果が出た後に業務妨害とか名誉毀損でこれらの議員達とかメディアを訴えるべきじゃ無いだろうか。もう、冤罪ですよね、ここまで来ると。「疑わしさ」というのであれば、今治市でこの件を焚き付けている黒川氏という人物も胡散臭いようで、こちらは怪しげな会社を立ち上げてファンドを募集して、どうもそのままという話も。森友学園の籠池夫妻と言い、何で校も胡散臭い人間を信用するのに、真面目に事業や教育をしようとする人間をいじめるのか。それこそ、10年位ワインセラーに閉じ込めて反省させたいくらいですよね、本当に。(笑)


2017年8月25日

ANA国内線改善

ANAが国内線のサービスやターミナル内のラウンジ改善をするという記事。日経キャリアーとしてライバルであるANAとJALは、何かにつけて比較されていて、それでもJAL破綻後はANAがかなり盛り返してきたと思うけれど、国内線の上級クラスサービスに関しては、JALの方が良い気がします。特に食事に関しては、素っ気ないプラスチックの細長い入れ物に入っただけで、JALが国際線ビジネス並の盛り付けをしているのに比較してかなり貧弱な印象でしたが、やっとそれに少し近づきそう。

まぁ、国際線と異なりそんなに長時間フライトするわけでも無く、食事と言ってもそんなに量的に出して貰っても困る場合も有るので、国際戦のビジネスとかファースト並みのサービスは過剰サービスだと思いますが、それでもあの素っ気ないプラスチックの弁当箱はちょっといただけなかった。主菜以外は、これまで同様プラスチック容器だろうけど、写真を見る限りでは前菜などは冷製で主菜は温かいものと、これまでのようにご飯だけで無くおかずも冷たい物は冷たく、暖かいものは暖かく出して貰えるのが嬉しい。

食事だけで無く、主要ターミナルのラウンジ改修工事も進めとのことで、新千歳は近々オープンするし、福岡も今のターミナル改修に合わせてラウンジも改修する予定。那覇も改修すると書かれているけれど、これは国際線ターミナルのANAラウンジがある場所と、国際線ターミナルビルの接続工事をしているから、あのスペースに広いラウンジを作り直すのか。それならそれで、今のANA Suite Loungeも、もう少し広くして欲しいなぁ。ただ、今は保安検査場も含めてあの場所にあるから、阿蘇からまた移動するのは大変だろうし。

さらに、羽田のラウンジも改修予定とのことだけれど、ANA Suite Loungeを北ピア側にも作って欲しいですよね。南側は今後国際線ターミナルに改修されて、国内線ゲートが減るわけだから。その国際線部分にも、国際専用のラウンジは新築する必要が有ると思うけれど、どの程度の規模になるのか。多分ゲート数は10ゲート前後だろうから、成田の5サテ側のラウンジくらいの規模は必要になると様な気がするんですが。あと、アライバルラウンジとかはどうするんだろうか。それは、今の国際線ターミナル(T3)側に作るのかな。いずれにしても、羽田空港もANAのT2の改修だけで無く、1番古いJAL側のT1も今後改修を予定しているような報道もあるので、2020年までにT2側の改修が落ち着いたら、今度はT1側が新しくなるんでしょうね。T1側も、北に伸ばしてもいいだろうし、成田のT2のようにサテライトターミナルをA滑走路側に作ってもいいだろうし。まぁ、そこまでするほど羽田の場合は離発着数が増やせるかという問題が解決しないとね。利用者としては嬉しい改善だけれど。

ネット中継

今週末から、いよいよシーズンが始まりますが、今年は上位チームリーグの54試合のうち半分以上の28試合がスポナビライブで配信される予定。シーズン初戦のOBIC vs IBMの試合は、同じ千葉県のチーム同士の対戦という事で、千葉テレビが東京ドームから生中継する予定になっていて、実際どうなるかどうか分からないけれど「その他の試合中継については決定次第...」と含みを持たせる注釈が付いています。

スポナビライブは、Softbank系のストリーミングサービス会社で、今のところバスケットのB Leagueの全試合放送が一番有名じゃ無いかと。それ以外にも色々なスポーツ中継を手がけていますが、そこにXリーグも滑り込んだというところでしょうか。昨年まではUstream中継とかしていましたが、UstreamがIBMに取り込まれてしまい、自由度が無くなりましたからね。あと、関西の試合ではrtvは絡まないのだろうか。関西での試合はrtvがカバーし、関東での試合をスポナビでカバーしてくれると、54試合のカバレッジがもっと広がると思うんだけど。

スポナビで生中継してくれるのは嬉しいけれど、アーカイブがどうなるのかというのも気になるところ。春のポールボウルは今のところ登録されていて、其れ以前のダイジェストも残っているけれど、これらもシーズンが始まったら削除されてしまうんだろうか。昨今、色々な意味でテレビ離れが言われているけれど、それは決して「動画離れ」を意味するんじゃ無いんですよね。画一的で、一方的なテレビ配信は、以前はそれで事足りていたけれど、「個の時代」である今ではそれは使いづらいサービスになってきている。自分の見たいときに見たい場所で見たい部分だけつまみ食い的に利用出来るサービスが、今の動画配信では可能で有りだから利用者も増えてきている。勿論、試合中継のような長尺のサービスが受け入れられるかどうかは微妙だけれど、それは送り出し側の問題であって、既存のテレビ放送と事なり、放送枠も無いしスポンサーも気にする必要も無いし、自由に色々なものが組み合わせることが出来るわけだから、それを存分に利用すれば、逆にフットボールのように日本ではマイナーな存在でもニーズはあるし広がると思うんですけどね。

とは言っても、同じような関係の、印刷書籍が電子書籍に置き換わっているかというと、まだそこまでは進んでいない。ただ、棲み分けは出来てきている気がするんですよね。小説とか読み物系は、かなり電子化が進んでいる半面、グラビアとか画像中心の雑誌などはやはり印刷本が優勢。でも、私が見ている「映像が多い雑誌」のオンライン版は、写真だけで無く、そこから動画にリンクを設定したりして、印刷物には亡い機能提供をしていて、オンラインドキュメント・電子書籍としての可能性を感じさせてくれます。動画配信にしても、HDDレコーダーに録画しておけば同じ見方もあるけれど、例えば事前にタグを埋め込んでおいて検索やスキップが出来るとか、DVD何かのマルチ画面機能みたいなものを、マルチチャンネルで提供したりとか。特に個人的に欲しいのは、対戦しているそれぞれのチームサイドからみた映像を平行して流して欲しいんですよね。まぁ、そういう可能性は、色々制限がある既存の放送局では厳しいわけで、そんなところから崩していくのもネット配信の強みになるんじゃ無いだろうか。そんな可能性を、今年の放送から感じてみたいですね。


醜い景色

小池都知事が進める「無電柱化」を推進するために、「綺麗な景色、醜い景色を撮影して送る」みたいな事を自身のtwitterで呼びかけたらしい。まぁ、好意的に解釈すれば無電柱化すればこれだけスッキリしますよ、綺麗な空が見えますよ、だから今困っている光景・場所を教えてください、という意味合いだとは思うけれど、言い方が悪いよね。先ず、電柱がある光景を「醜い景色」って言っちゃうところに、なんとなくこの人の政治姿勢以前の人としての考え方が敗まみえる気がする。せめて言うなら「ごちゃごちゃしている場所」とか「更新した方が良いと感じる景色」位でしょう。実際、求めているのは電柱を地中に埋めることで、これだけスッキリしますよ、と言う事を遡及したいわけだから。さらに言えば、「綺麗な景色」というのも語弊があるのでは。ここでも言いたいのは、多分無電柱化した場所のスッキリした景色を送って欲しいと言う事だと思うけれど、景色とか光景っていうのは別に電柱の有無で決まるわけじゃ無い。電柱が無くなっても、ごちゃごちゃした看板とか電飾が残れば、それは「醜い景色」と思う人はまだいるかもしれないし、逆に「綺麗な景色」を高さもデザインも揃ったビルや家屋が並ぶ光景と思う人なら、新宿の高層ビル街を「醜い景色」と思って送るかもしれない。

以前も別の場所で無電柱化の話が出ていた時に個人的に感じていたのは、海外では景観問題がとか言う話が一番されていたように感じたこと。地震が発生した時に、地中にあったら修復とか大変じゃ無いのかというのが、多分先ずは考えることだと思うのに。その後聞いた話では、使用するパイプが上部なので、なまじ地中化した方が自身に対しては安全という話も聞いたので、本当ならそういう点をもっと言うべきだと思うんですよね。さらに、そうであっても、以前も有ったチケかケーブルの火災事故では大きな被害が出たわけで、あれだって地上にあればもっと速く対策出来ただろうし、復旧も早かったはず。景観問題も大切かもしれないけれど、本来の機能である送電データ通信機能がどれだけ確保されて万一の場合もどれだけ素早くリカバリー出来るか、その優劣をちゃんと示すべきだと思うんですけどねぇ。

「景観」に関してのみ言うと、都内のように電柱よりも高い建物がそこかしこにあるような場所だと、確かにそれよりも低い場所にある電柱の類は目障りに感じるだろうし不安も感じると思う。でも、周りを見渡しても電柱が一番高い人工物であるような、自宅の周りなどを見ると、これは別にこのまま残っても違和感も無いし不自然さも感じない。何かこの知事の発言は、最近よく見かける、問題の本質では無く、その周りに派生する極々小さな細かなことを針小棒大に取り上げて騒ぎにする、一連の騒動と同じような匂いを感じるなぁ...

2017年8月24日

雰囲気政治

ある意味衝撃的な内容の記事。小池神道への期待値が48.1%とほぼ半数に及び、さらに国政選挙での投票予定者も35.6%と与党自民党に迫る勢いというのも... 既存政党に対しての不満の受け皿としての期待値が大きいという結果ですけれど、うーん、本当にいいかの。受け皿と言っても紙のお皿、それも防水処理などしていない、ティッシュペーパーとかトイレットペーパーみたいなもので作った紙皿だぞ、ここは。

政党自体、まだその存在すら無いわけで、別の言い方をすれば形が無いからこそ皆さん美しい姿を想像してそれを現実に投影出来るわけで、それならそれで現実が見え始めると一気に醒めて行く可能性も高いような。ただ、小池都知事に対しての支持率が、男性でも68%、女性では78.9%という高い支持率を維持していることが凄く不思議。就任して1年で、形に表れている「結果」は、棚ぼた式に都議会議員選挙に大勝したという事くらいで、オリンピックも豊洲移転も引っかき回すだけ引っかき回して何も進まないというか後退だけしているのに。

ただ、別の見方をすると、やはり「政治」は、その時の雰囲気とか場の流れなんだなという気が改めてしますよね。よくよく見ると、民進党だって「小池戦法」と同じ事をやっている。女性代表と言う点を初めとして、都議会のドンに対して国政のドンの存在もある。オリンピックの経費削減も、同じように利用出来たはずだし、豊洲移転問題は例えば米軍の沖縄基地問題とか復興問題とか、幾らでも自分達が活躍して見せ場を作る舞台は揃っている。でも、選んだ題材が森掛け問題に加計学園問題という、所謂「そば事案」であり、それらは最初から筋悪案件として誰もが認識していたもの。結果的に、自分達の努力で話題は継続し居るけれど、森友学園は理事長夫婦の逮捕となり最近では疑惑追及の話なんて全く登場しなくなってきたし、加計学園問題にしても逆に民進党の玉木議員の疑惑とか指摘されて、さらに最近では当初の安倍総理の口利き問題から、承認手続きの話にすり替わってきているし。

都議会第一等に躍り出た都民ファーストは、新人が多数のためか情報公開を停止し、選挙前とは180度異なる対応をしているけれど、それを批判する声は殆ど出てこない。何か大きな失敗が生まれれば風向きも変わるんだろうけど、でもそれでも一回や二回の失敗では今の状態が大きく変わることも無いだろうなぁ。それだけ大きな幻想が何故過去池と知事の周りに存在している事が凄く不思議。一方で民進党の周りには、そういうものの存在は一切感じられず、何をやっても批判され否定され無視されるような状態。今行われているはずの代表選挙にしても、どれだけの関心が持たれているかと言えば、多分上野のパンダの赤ちゃんの方が認知度は遥かに高い気がする。

政治だけで無く、最近はネットの影響もあるんだろうけど「雰囲気」とか「気分」で左右されることが多き大きくなった気がします。雰囲気的なものの影響が全て駄目とは思わないけれど、やはり根本はその考え方とか方法とか結果で評価されるべきで、なぜなら自分達の生活に直結してくることだから。それを、その場の雰囲気で良い・悪いと決めしまうのは、簡単ではあるけれどその後の責任を一切考えない行為でもあるわけで、本当ならば「メディア」なる第四の権力がそういうところを見てブレーキを掛けるならアクセルを踏むなり、場合によってはハンドルを回して方向を修正させるべき何だろうけど、今はメディア自身が自分のいきた方向にアクセルを踏んでいる状態ですからね。そう言う意味で、上手く悲劇のヒロイン的立場で都知事選挙を勝ち上がり、その人気を武器にメディアを味方に付けた小池氏の戦略勝と言う事なんでしょうね。蓮舫氏が同じ事が出来なかったのは、小池氏と比べて経験知での老獪さが少なかったことと、やはりあの勝ち気な性格で敵に回す存在が多いから何じゃ無いだろうか。メディア側も、また雰囲気に流される存在で有り、だからこそ分かりやすい構図なり存在を好むんだろうな。

2Dと3D

先日、動画から一瞬の状況を切り出して、その場面を悪用する話が有りましたが、今度は写真の見え方を悪用した話。東京新聞に掲載された記事ですが、市民団体が撮影した写真を使用して、恰もベイブリッジの直近を米軍のヘリコプターが飛行しているような内容の記事を掲載している。

確かにこの写真を見せられて、ベイブリッジの近くを飛行している、と言われればそうかと思えるかもしれないけれど、よくよく見ると飛んでいるヘリコプターのサイズに対して、ベイブリッジの橋脚の高さを比較すれば、撮影場所にも寄るけれど橋とヘリコプターは1km位離れている計算になる。写真撮影、特に望遠レンズを使用する人はよく知っている「圧縮効果」と呼ばれるもので、被写体だけで無くその前後の部分にもピントが合うために、それらが同一の距離にあるように見えるもの。どの種類のレンズにも生まれるもの現象だけれど、特に望遠レンズになるとその範囲が長くなるので、より遠くのものと近くのものが近接しているように見える現象。ビル街すれすれに着陸していく飛行機なんて言う構図は、羽田辺りの離発着を撮影している航空機写真マニアではお馴染みの構図だけれど、実際はビル街の上空ではそれなりに距離が有り、着陸しようと加工してきた時に背景にビル街が映り込み圧縮効果で真上を飛行しているように見えるもの。実細にその光景を見れば、人間の目なら遠近感を認識して「真上」とは認識しないけれど、写真の場合は二次元に圧縮されるのでそう見えない。

そう言うことに馴染みの無い人が、写真を見た印象だけで誤解するのは、それはそれで仕方ないし当然なこと。でもこの東京新聞の記事が駄目なのは、最初から「直近を飛行する危険な米軍ヘリコプター」という意図で記事が書かれていること。それでも撮影者が市民団体の関係者で有る事を最初に紹介している点は、ある意味正直なんだろうけど、その時点で「あぁ、バイアスが掛かっている」と感じてしまう。実際にその場でこの光景を見ていて、橋とヘリコプターどちらが手前かくらいは分かると思うけれど、記事に書かれているような「数十メートルの近さ」という事は分からないでしょう。例えば橋の手前に比較出来るようなものが存在して入れば別だけれど、あの辺りにはそんなものは無いし。で、そんなことを書いた後に航空法を持ち出して、半径600mで最も高い建造物から300m離れることが必要と説明。つまり、直接的には言及していないけれど、「撮影者は数十mの近さで飛んでいたと証言」という事と航空法を持ち出すことで、暗にこの米軍機が航空法違反をしながら横浜港上空を飛行していたと言う誤認を生みだそうとしているように感じられます。

すでにTL上では多くのコメントが書き込まれているけれど、こう言う事をやっていると狼少年の逸話じゃ無いけれど、本当に必要な時に信用されないとは思わないのだろうか。危険性を主張することは意味がある行為だと思うけれど、何でもかんでもだからといってそれに関連付けることを良しとするのはメディアとして終わっている証拠じゃ無いかと思うんだけれど。まぁ、あの東京新聞だしなぁで終わってしまうのかもしれないけれど、これって「道交法を無視して危険運転をしているトラック運転手」と変わりない気がするんだけど。

2017年8月23日

やりっ放し

森友学園問題で籠池夫婦が再逮捕されるなど、未だに騒がしい状態が続きますが、当時あれだけ彼らを擁護し英雄的に持ち上げていた、野党の代表者達が全くこの件に関して発言しなくなったのが凄く不思議。加計問題で忙しいのかもしれないけれど(笑)、わざわざ大阪の自宅を訪ねて「政権をひっくり返す証拠が」とか言っていた野党代表者は、若しかしたら籠池氏との共謀罪だって疑われてもおかしくないのでは。自宅前で、誇らしげにメディアから写真を撮影されていたのが、遠い昔のように...

まあ、野党だけだなく、当時あれだけ好き放題勝手を言っていたメディアだって弁明するわけでも無く言い訳するわけでも何、恰も昔からこの二人が疑わしかったかのように再逮捕の記事をちょこっと掲載して終わりにするつもりなんだろうか。まぁ、こう言う人達に「責任」とか「信頼」という事は全く期待しないけれど、少なくとも「あの時は間違っていた」とか「こう言う背景でああいう行動をとった」というような、ちゃんと釈明なら説明があれば、それはそれで納得して評価もする事もあるだろうけど、都合の良い時には言いたい放題言いながら、都合が悪くなるとだんまりを決め込むというのは、子供の喧嘩じゃ無いんだから。

結局、自分達の都合でどうでも良い質問が続いて国会の経費を無駄遣いした責任はどうするのだろうか。あれから新しい証拠が出てきたわけでも無く、強いて言えば近畿財務局のミスと言う事ぐらいな訳で、叩くならそっちだと思うけれど、どうしても安倍政権のミスにしたい野党側は未だにそう言うことすらしない。最も財務局を叩いたら叩いたで、麻生財務大臣からしっぺ返しが来るだろうし、それは安倍総理が何か答えるよりも数倍数十倍野党には厳しいものになる可能性もありますからね。変に寅の尾っぽを踏む必要は無いと言う事だろうか。

加計学園問題にしても、週刊誌は新しいどうでも良いような燃料投下をして騒ぎをもう少し伸ばして発行部数の助けにしようとしているけれど、あれだけ取り上げていたお昼の情報番組などを見ても、もう旬は過ぎて次のネタを探しているような雰囲気。最も、それ以上に話題にならない民進党の代表選挙の方は、さらに惨めな印象を受けるわけですが。

今のメディアの最大の責任は、こう言うニュースにしても別のニュースにしても、良い悪いは別にして兎に角話題になるように発信して、峠を過ぎたらそのネタは終わりにして次に話題になるネタに乗り換えていくことしか考えない事。それは、私企業として常に「売上げを伸ばす」必要があるから理解は出来るんだけれど、放送局なら免許を受けている責任があるわけだし、新聞雑誌などにしても「公共性」をうたっている分やり責任があると思う。それにして、余りに無責任でやりっ放し感が目立つここ最近のメディア界隈だなぁと改めて感じるわけです。昔、植木等氏はサラリーマンが無責任の代名詞と言ったけれど(笑)、最近ではメディアが無責任の代名詞になっていると思うのは私だけ?!

何とかファースト

今朝のニュースでたまたま取り上げていたけれど、小池都知事の「都民ファーストの会」に便乗して、日本中に「何とかファースト何とか」という政治組織とかグループの名称が乱立しているという話し。以前も、大阪維新の会が誕生して人気を獲得していた時に、やはりそれに便乗して「何とか維新の会」という組織が日本中にあちこち誕生。中には、一応本家の大阪維新の会と連携していたところもあったようだけれど、結局は「ブランド」に乗じていただけで、その後今でも残っているのは皆無。今回の「何とかファースト」も、当然そうなることが予想されるけれど、前回の維新ブームの時と異なるのは、曲がりなりにも維新の会は全国的な政党にもなって、それなりに存在感を見せるくらいの組織になったけれど、今回「都民ファーストの会」に「日本ファーストの会」に至っては、早くもその資質や内容にほころびが見られて、このまま空中分解する可能性もかなり高いという事。

と言うか、個人的には「ファースト」なんていうカタカナ言葉が入っているのが気にくわない。外資系企業勤務だけれど(笑)、日本語には日本語のそれなりの使い方があると思うし、外来語で他に代替する言葉が無いならまだしも「第一」とか「優先」とか「最初」とか、置き換えられるより適切な日本語があるのにそれを使わずわざわざカタカナ言葉にするところに、何かあざとさを感じる。「福島」を「フクシマ」とか、「広島」を「ヒロシマ」と書く時と同じあざとさを。

考えてみたら、都知事が都民を優先するのは当たり前のこと。多分、議会が議会優先で都民に向いていない、と言う事を言いたいのだろうと思うけれど、それって別に都民と(例えば)通勤している千葉県民や神奈川県民と何か対立軸があってその仲裁をする必要があるから「都民ファースト」と言っているわけじゃない訳で、都議会の中のことは都議会で別途やれば良いだけの話し。何か、身内の中の話しを外に広げて、恰も外にも影響する理由がある様に見せて解決することで、本来は無関係な都民に対しての恩を売るような感じがするなぁ。

「何とかファースト」と急に言いだした人達には、多分殆どはそんなことを意識せずに、時流に乗って有利に選挙を進めるという考えだけだと思うから、そういう軽率な候補は先ず投票対象から外すというフィルターと思えば、それはそれで利用価値はあるのかも。そういう考えの人間が、一番信用出来ないのは、既に都政で証明されていますからね(えっ?!)。

富士通の携帯ビジネス

昨日一斉に報道された、富士通が携帯部門を売却するという報道。今のところ富士通の広報は「当社から発表したものでは無い」と否定も肯定もしていないけれど、まぁ火のない所に煙は立たないものだから、多分水面下では交渉が進んでいるんでしょうね。リンク先の毎日新聞の記事に、これまでの国内携帯各社の変連歴史年表が掲載されているけれど、何か既視感があるなぁと思ったら、これって国内パソコンメーカーの歴史にそっくり。特に、国内のほぼ全ての家電メーカーが初めて、最終的には絶滅したMSXがまさにこの構図じゃ無いだろうか。まぁ、強いて言えばMSXがガラケーの世代で、そのMSXから残ったメーカーが国内のパソコン戦線に突入して行くのは、ガラケーを勝ち残ったメーカーがスマホに移行して、結局現在の富士通、SONY、シャープ、京セラしか残らなくなったのも、国内パソコンメーカーが、今では富士通、NECPC(Lenovo)、SONY、東芝、パナソニックと集約されてきたのと同じ。そう言えば、パナソニックはタフブックで独自路線を持っているように、京セラもDIGNOを持っている。NECPCも、Lenovoに買収されて今に至るのは、スマホのシャープが鴻海に買収されて今に至るのを彷彿されます。唯一、SONYはどちらもSONYと言っていいのか(笑)。でもパソコンのSONY=VAIOは別会社になりましたからねぇ。SONYも一度エリクソンに統合されてその後分離したので、まぁ似たようなものか。で、富士通。パソコン部門も長いことLenovoへの売却話が出ていて未だよく見えないけれど、スマホもそんな状態なんだろうか。

まぁ、自分も遠からず近からずの業界で仕事をしているんだけど、結局今のスマホってサイズのことを別にしたら、WANを内蔵したタブレットやノートパソコンと機能的には違いは無いんですよね。使う人によって、そのしよう内容は様々だと思うけれど、通信インフラとしては既存の4G/LTE回線は使うものの、その上にもはや「音声データ(アナログ)」がそのまま流れることは無いわけで、全て端末側でデジタル処理されてデジタルデータとしてネットワークを流れて行き来している。それって、それこそWeb参照とかLINEとかのデジタルデータ通信と同じ事。例えば持ち運びを考えると、今の5インチとか6インチサイズの「スマホサイズ」が便利だけれど、ブラウジングとかネットアクセスする場合には、もう少し大きめのタブレットに使いサイズの方が便利。電話を掛ける場合に、その端末をそのまま耳に当てると6インチ位が一番便利だけれど、音声入力(マイク)と出力(スピーカー)があればいいのなら、別にマイク付のイヤホンを使ってもいいし、何ならスマートウォッチにマイクとスピーカーを付けて、必要な時にはスマートウォッチを耳に当てて会話出来るようにすれば良い。もともとは「音声通話」する装置が電話で有り、携帯であり、スマホであったものが、今ではその音声通話目的の利用は多分ほとんど無くて、通信はLINEとかメールとかだろうし、利用時間の多くを占めているのは、ポケモンGoだったり動画再生だったりすることを考えると、旧来の「携帯メーカー」という位置付けは、もう時代に合わなくなってきているのかも。

実は個人的に思っているのは、今回の富士通の携帯部門売却先に、ニトリとかMUJIとか、あるいはヤマダ電気とかケーズデンキみたいな家電も含めた量販店が手を上げて、テレビとか白物家電と同じように「通信機能付きの家電」みたいなものの開発に乗り出したら面白いんじゃ無いかと。勿論、テレビとか炊飯器のような家電製品と通信装置であるスマホの開発は、全く別物だとも思うけれど、正直なところ昔と違ってAndroidを使えば、そのままレファレンス機はあるわけだし、製造委託する先も幾らでもある。自社固有の機能追加にしてもデザイン変更にしても、それはこれまでの家電製品と同じ。結構面白いコラボレーションが出来ると思うんですけどね。通信装置を作るのでは無く、通信機能を取り込むと思えば、携帯電話会社にこだわる必要は無いし、もっと別の展開が出来る気がする。

2017年8月22日

身から出た錆

何故か産経新聞が加計学園問題を取り上げたからか、民進党の玉木議員が反論の記事を掲載。中には同意出来る部分もあるんだけれど、それでも「説明不足」「納得出来ない」点もあるので、是非同議員には説明責任を果たしていただきたいもの。

  • 疑問1:
    献金受取は2012年12月で、第二次安倍政権は2013年12月だから国家戦略特区に対しての反対するための献金という認識は時系列的に不可能と行っているけれど、民主党政権時にそれまでの特区申請門前払いが検討に変わり、だからこそ獣医師会が危機感を感じて献金を始めたという理解も成り立つ。別に5年前の献金と現在の加計学園の関係を問われているのでは無く、それまでは獣医師学部増設賛成だったのが、この献金の時期を境に反対の立場に変わったことを指摘されているわけで、その論点そらしが問題。
  • 疑問2:
    全問と同じで、問題は2012年の献金受取時期の話し。さらに言えば、この後に説明しているけれど「友人関係」よりも近い「親子関係」の中にステークホルダーがいる中で、それら身内に有利と思われる質疑をしたのは2017年でも同様なわけで、その点の説明責任が果たされていないことが問題。
  • 疑問3:
    これも微妙に論点外しをしているわけで、今治市の獣医師学部新設は、10年20年前からの問題。たまたまお祝い金を貰った時期と、今回の国家戦略特区での話しが出てきた時期が異なるからというのは説明不足。それに「知るよしもありません」といいながら、実際今回の今治市・加計学園のタッグに関しては、元々そのアイデアを出した岡山県の民進党今井議員が玉木議員にも相談して、と以前書き込んでいたんじゃ無かっただろうか。いずれにしても、戦略特区に指定される以前から獣医師会との関係があったことは自ら認めているわけで、そう言う意味で利害対立が有ったことは認めているわけだから、当然その説明責任は果たすべきでは。
  • 疑問4:
    ここで説明している「父親とは一度も話をしたことは無い」というのは、安倍総理が「友人だからと行って優遇しない」という説明程度では納得していないと自ら言っている以上、納得出来る説明レベルでは無いのでは。デマというならそうでは無い説明責任が自らにあるのは、自ら躁要求していることですよね。
  • 疑問5:
    これも上記と同じで、利害関係者である以上、それ相応の対応と説明が必要な事は、自ら要求してきたことなので、それに相応しい説明責任を示さなければね。
  • 疑問6:
    ここまで戦略特区の決定プロセスで、間違った点問題点は確認されていないので「おかしな方向に向かっている」事は無いはずなのに、何故反対しているのか。また、その発言文を読めば、「おかしな方向」とは獣医師会の臨む新設反対とは異なる新設認可に向かうことが「おかしな方向」と認識するのが普通では。大体その「党の調査チーム」って、これまで何か結論とか結果出したことあったのだろうか。これも説明責任が足りませんよね。
  • 疑問7:
    総数の問題ではなく偏在の問題と言うけれど、少なくともこれまでの国会質疑では総数の話しを論拠として政府を批判していなかっただろうか。仮に偏在の問題が認識されているなら、それに対しての対策として獣医師学部新設が解決策にならないことの説明は十分したのだろうか。確か、新設では無く待遇改善をするべきと言う話だったと思うけれど。さらに「獣医師に対する正しい理解が進むことを願う」と言うけれど、その地元の知事や市長が「足りない」と行っていることは正しい理解には繋がらないのだろうか。やはり、説明不足ですよね。
  • 疑問8:
    北里大学の例を出しているけれど、確か全国に16大学あるうちの、関東以外の地方の大学全体の数はどうだろうか。また、「ある年」という言い方をしてるけれど、例えば直近10年とかの幅で判断しないと、たまたま最低の年の実績で説明されても納得出来ない。待遇面が問題で有る事は、獣医師全体の問題として認識されているわけで、それはそれで解決するべき問題で有る事は確か。で、今の問題は、その量の不足を理由に現在の待遇を維持しようとすることに、競争元気が働かない、質の低下が懸念される、と言う問題もあるのでは。
  • 疑問9:
    これは言葉尻の問題とも見えるけれど、万一に備えた防疫措置と実歳に発生した場合の防疫作業とは別だと思うし、過去対応出来ていたから問題無いと言う認識も、それはこれから発生が予想される新しい病疫に対しても万全という理由にはならないと思うのだけれど。で、最後に公務員獣医師の不足問題は全国的な問題だと行っているわけで、では何故その人員を増やす新設に対して反対するのか、と言う理由説明にはなっていない。
  • 疑問10:
    加計学園だけで無く、新潟大学も京都産業大学も申請を検討したわけで、別に人に絞ったわけでは無いことは既に公開されている議事録などで分かっていること。また、獣医師会の抵抗で先ずは今治市の一箇所が認定されたけれど、別に加計学園と京都産業大学の競争では無かったことも分かっている。石破四条件に関しても、議事録の中では説明されて了承されているわけで、未だにこんなことを言っているのは本人のみ。で、消えていない疑念を証明することは未だに出来ていないわけで、単に「反対する為の反対」で有る事は明確では。説明責任を果たしいませんよね、自らが。
  • 疑問11:
    元々自らが「石破四条件」と言い出したのに、ここでは「本来なら安倍四条件」という言い方をするのはおかしいのでは。それならそれで最初からそう言えばいいわけですし。それに、これまで後悔されてきた資料では、参入条件を石破氏と獣医師会で決定して、1校のみ新規参入を認めたと言う事は分かっているわけで、それに沿って議事録にも説明をして了承されていることが記録されているのに、何故相だとは言えないというのか。その説明責任を是非果たして欲しいところです。
  • 疑問12:
    元々この獣医学部新設を希望していた加戸前知事がメンバーになるのは自然なことでは。それよりも、事業者と理解含意ケアル人が意思決定に関与したり云々という説明部分は、そのまま自らの立場に対しての利害関係を言っているように聞こえるのだけれど。「議事録が恣意的に修正・破棄されて」と言っているけれど、今回の件が表に出るようになってから、過去の書込とか記事を削除、修正しているのは民進党の議員や自らもそうでは無いのだろうか。
  • 疑問13:
    地元の話しは地元に任されるべきで、その地元である今治市と愛媛県が必要と言っているのだから、それは尊重するのが筋では。勿論、地元全てが賛成しているとは限らないだろうけど、それを説明して納得させる、反対意見も尊重して対策なり準備する、と言うの場地元の判断であるのでは。財政基盤云々とか、その地元選出では無い議員がどうこう言う問題では無いと思うのだけれど。
  • 疑問14:
    まぁ、これは言いがかりレベルだと思うけれど。そう言うことを官邸側にも要求しているのが、今の民進党だしなぁ... 人のことは言えない、が答えのような。
  • 疑問15:
    「やましいことが無いから質問が出来る」のであれば「やましいことが無いから本来の戦略特区の責任者として仕事が出来る」というのも言えるのでは。その説明責任を総理に求めている以上、自らもその説明責任をしっかりとして、誰もが納得出来ることを先ずするべきでは。というブーメラン(笑)。
まあ、長くなったけれど、結局は「お前言う?!」で終わりだな。

ANA新ラウンジ@新千歳

新千歳空港のANA新ラウンジが9月13日にオープンするという記事。日本と言うよりも世界でも一二を争う幹線航空路である羽田-新千歳線を擁する中核空港としては、確かに新千歳のラウンジは狭かったですよね。今回は面積を二倍にするという事だけれど、それでもまだ狭いんじゃ無いだろうか。今回、ANA Suite Loungeも新設されるそうで、それも含んでの二倍面積なのか、Suite Loungeは別なのか。

これまでのラウンジは湾曲した建物の内側で、外も見えない場所だったから一寸つまらなかったけれど、今回は外が見える席もあるようで、そう言う意味で飛行機好きには嬉しいかも。

10月の始めに、沖縄-新千歳を往復する予約を入れてあり、新千歳-沖縄利用の時には、少し早めに空港に行って一寸ゆっくり利用してみることにします。次は、福岡空港の改修だろうか。

神対応

新千歳発伊丹行きのANA便が空港混雑のために遅延していた時、機内に乗り合わせていた歌手の松山千春氏が一節歌声を披露して、機内の雰囲気を和ませた事象。お昼頃のフライトということと、公開された機内の写真の様子から、B777を使用する11:55発のANA1142便と思われますねぇ。最初、1時間も保安検査場通過待ちの乗客を待つなら時便に振り替えればとも思ったんですが、次の13:05発NH776便の使用機材がB737-800と小型になるので、振り替えきれないための空港待機だったのかもしれない。

お盆時期の週末のUターンによる保安検査場のオーバーフローとの事だけれど、このフライト以外の便への影響はどれくらいだったのだろうか。他のフライトへの影響もあったと思うけれど、このフライトに対してのみ1時間も遅延するというのも不思議な事。当然、この便の乗客に対しては優先的に保安検査を通過させるだろうし。新千歳だって、そんなに小さな空港じゃ無いわけで、個人的にはそちらの方がよほど気になります。

本来なら、幾ら有名人とはいえ機内設備を勝手に使うことは出来ないわけで、当然機内の最高責任者である機長判断と許可の元、今回のマイクパフォーマンスとなったわけですが、これはこれでANA内でも物議を醸し出すことになるのかも。勿論、結果的に乗客の気持ちが和み、1時間の遅延は仕方ないとしてもそれなりに満足感というか理解を得てフライト出来たので良かったけれど、本来ならいつも「松山千春」が搭乗していてマイクパフォーマンスをしてくれるわけではないわけで、そういう「通常」を想定して機内乗務員なり地上係員なりが対応出来るようにしておかないといけないわけですからね。また、反対の立場で、今後同じような状況になった時に、たまたま居合わせた別の芸能人・タレントさんが「お前も何かやれよ」という無言のプレッシャーを感じるようになるかもしれない。

こう言うものは。決まり事やルールがあってやるものじゃ無いわけで、その時の雰囲気とか状況に応じて「自然の流れ」で生まれる時もあるし、そのまま混沌として終わってしまうことも有り、それはそれで仕方の無いこと。今回の遅延も、1時間ではなく30分位だったら、そのまま遅れただけで飛行したかもしれないし、さらに遅延が大きくなっていたらフライトキャンセルされて一度静まった乗客の怒りが再燃したかもしれない。結果的に「美談」で終わったこの話はこの話として良かったわけで、本来は交通機関というのは定時運行が前提だけれど、特に飛行機の場合は色々な理由で遅延発生が起こりうることと、そういう場合に対しての空港職員や航空会社職員の対応というものもさらに準備しておく必要があるという事でしょうね。表には出てこない、そういう裏事情を真摯に理解して今後のために対策するのが一番重要だと思うなぁ。

2017年8月21日

地元の反乱

加計学園問題で揺れる愛媛県で、地元の獣医師連盟が加計問題に対する対応の不満から会費未納が増えているという記事。この問題、中心は今治市や愛媛県なのは分かりますが、例えばそれに近い高知県とか、それ以外の香川県とか徳島県の獣医師会連盟はどうなんだろうか。香川県は、あの民進党玉木議員のお膝元なので別かもしれないけれど、高知県なんかは獣医学部が出来れば恩恵も大きいだろうし、瀬戸内海の反対側山口県、広島県、岡山県だって同様。場合によっては、九州への波及効果もあるだろうし。

やっぱりね、この問題が1年2年前に生まれた話しならまだ別だけれど、もう10年20年と継続して、何度も門前払いを受けながらも毎年のように繰り返されてきた要望なわけです。幾ら「獣医師は間に合っている」と言われても、どうしたって地域にばらつきはあるわけだし、仮に充足率が足りているなら、そんなに10年も20年も申請をして地元の獣医師会や関連組織が、黙っているわけが無いと思うし。

加計学園問題と言えば、少し前に今治市で建設中の獣医学部の建設設計図が某週刊誌がスクープしたと掲載したらしいけれど、それって犯罪行為にはならないのか? 以前も、グリーンピースジャパンの人間が、調査捕鯨の鯨肉横流し調査目的という事で、宅配業者の流通センターに潜入して配送中の荷物を盗んで問題になったことがあったけれど、幾ら正義を示すためとはいえ、まだ正義かどうか分からない状態で勝手にそれを理由にやりたい放題して良いと言う事は無いと思うのだけれど。設計図なんて、普通は設計事務所なり建設業者しか持っていないような物のはずで、外部に流出したというのは明らかに内部に関係者がいて横流ししたもの。加計学園側にしたら、背任行為になるんじゃないだろうか。しかも、その流出した設計図って、まだ概念段階のレベルのもので、それなのにそれをネタに豊洲問題で悪名を売った某建築エコノミスト氏等が言いたい放題言っているみたいですけど、多分もう誰も耳を貸さないだろうけど。

地方再生とか、地方の活性化というのは、何も愛媛県や今治市だけの問題じゃ無くて、地元の浜松や静岡県だって同じ。どこの地方だって生き残りをかけて知恵を絞り策を考えてているところなわけで、その中でも今治市や愛媛県は長い年月を掛けて一点突破を狙ってやっとゴールが見えたところで、ちん入者の乱入騒ぎで混乱させられている状態。濡れ衣を晴らすためにも、個人的にはもっと地元から声を上げて、邪魔をしている民進党とか共産党あたりに対しての攻撃をしても良いように思うけれど、そう言うことも出来ないのが地元の事情なんだろうなぁ。確か補選があるはずで、その結果がある程度民意を表すことになるんじゃないだろうか。

打ち消し広告規制

健康食品・健康関連グッズなどでよく広告掲載時に隅っこに表示される「※あくまで個人の感想です」が、今後使えなくなるかもしれないという記事。本当はそんな効果や実績が得られないかもしれないが、あくまで少数の成功例を持って広告し、しかしそれは「個人の感想」と打ち消すことで正当化されないと言う事になる。永江一石氏の記事で詳しく説明されているけれど、今後はどの程度のサンプリングでどの程度の効果・結果が得られたのか、定量的な説明がないとその効果なり実績を安易に公開することが出来なくなると言うことらしい。

一寸面白いなと思ったのは、永江氏のコラムの最後の方で、今後アフィリエイターの需要が高くなるかもと言う事で、言うなればネットで信頼ある口コミを広げるという広告の原点に戻るようなは無し。まぁ、とは言ってもこれまでもそういう事象は生まれては消えていたわけで、一番顕著なのが有名人や芸能人が恰も自分が個人で使用している風に委託された商品の宣伝などをSNSを通して行うこと。さらに遡れば「〇〇研究家」とか「△△評論家」とか「××研究所所長」みたいな、人達って結構それに近い存在だったかもしれない。勿論、多くの人は個人的な興味や趣味あるいは研究として真面目に調査なり研究されていたんだろうけど、そういう人達って一度メディアに取り上げられてしまうと、一寸ベクトルが変わってくる気がするし。

ふと思ったんですが、NPO法人みたいな形で、その手の「定量的に説明するのは難しいかもしれないけれど、若しかしたら効果があるかもしれないものを検証する組織」とか作ったらどうだろうか。勿論、全くあるいは殆ど効果が無い商品をあたかも凄いもののように販売するのは論外だけれど、例えば半分くらいの効果しか無いもの、ある条件が揃えば凄く効果があるもの、みたいな、一般的に広く販売することは難しいが、ある程度の限定をすると凄く有効なニッチと言うほどでも無いけれど、バルクでは売れないようなものを発掘すると、結構助かる人が多いんじゃないだろうか。消費者センターみたいなところでは、市販の製品検査を独自に行って、危険は無いかとか問題は発生しないかとか個別に検査しているけれど、ああいう組織で、もっと手軽にかつ身近なものを中心に検証するような組織。で、仮にその組織で検査されて、100%でなくても80%位とか特定の用途では効果有りみたいな結果が出たら、それを逆に広告に利用してもいいという風にして、その場合はその関連売上げの何%かをNPOに還元することで、NPOの運転資金を確保する、とか。

将来的には、物理的な商品だけでなく、データとか情報とかも同様に内容の信頼性とか確からしさとか検証されて、意味のある情報、虚偽の情報、信頼に足らない情報、みたいな格付けではないけれど、属性判定がされるような仕組みがあったら良いけれど、ある考えの人が正しいと考えても、別の考えの人は正しくないと思う傾向が最近は顕著だから、そのまま対立を煽るだけにもなりそうで、そこが難しいところ。だから、こと情報関係に関しては、定量的な判断は無理なので、その情報に至るソース・情報源の明示を逆に義務づけたら良いと思う。一般への公開時には「匿名」であっても、登録して守秘義務保持に契約した人は、それが必要であればソースを確認出来るようにし、それによってその内容の正誤なり正確さを判断出来るようにするとか。そうすると、この新聞社のソースの70%はこう言うグループからとか分かって、かなりその会社・組織の傾向がはっきりしてくると思うんだけど。まぁ、完全ではないけれど、ネット社会になりどんどん情報が自然に共有されていくようになると、そう言うことも少し検索するなら調べてみればある程度分かるような社会になってきているので、いつまでも隠しきれるものでも無いとは思いますが。「当社は××ではありません」「当社は△△とは無関係です」とわざわざ断るのも、ある意味「打ち消し広報」とも言えるような気がしてきた。(笑)

QR決済

少し前に、docomoがQRコードベースの決済システムを始めるという記事を読んで、まぁ時代の流れではあるけれど、どうなんだろうなぁと思っていたところ、やはり同じように疑問に感じる人がいるようで、山本一郎氏がこんなコラムを公開

QRコード決済と言っても、大きな括りで言えば「電子マネー決済」の一種なわけで、日本では訪日中国人観光客が国内でも利用出来るようになってその存在がクローズアップされたもの。日本や世界では、FeliCa/NFCベースの電子マネー・決済が中心だけれど、専用のクライアント端末にPOS端末が必要になるので、なかなか普及していないのも事実。さらに日本では、昔ながらの現金中心の経済がまだまだ中心ですから、私のように札入れを忘れても困らないけれど、スマホ忘れたら慌てると言う人間は、まだまだ少数派。

QRコード決済の最大のメリットは、なんと言っても売る方も買う方も、極端な話しQRコードが読み取れる携帯・スマホが有れば完了すること。勿論、決済用のQRコードの提供から、それをスキャンして販売データに保存して最終的に双方の現金決済まで繋げる「見えない部分の構築」が一番重要だけれど、利用者であるエンドユーザーから見たら、専用(FeliCa)の携帯がなくても今のスマホで直ぐに利用出来、店舗側にしてもわざわざ複数の電子決済用端末を入れなくても、自分のスマホなり今使っているPOS端末のバーコードリーダーでそのまま対応することだって可能なら、導入する動機にもなるでしょうし。

QRコード自体日本の生まれだし、電子決済という仕組みにしてももう何年も前から利用されていたのだから、本来なら日本からこう言うサービスが生まれても良いと思うけれど、そうで無いのはやはりそれぞれの国での理由があるからだと思うんですよね。中国の場合は、電子決済の後発国であるが故により簡単に利用出来るこのサービスが普及していったという事もあるだろうし、個人的に思うのはこのサービス利用には身分ID(パスポート)の登録が必要であり、この決済方法を利用したお金の流れは全て政府の監視下に入る事になるという事。日本では、多分docomoのdocomo IDベースでのサービスになるんだろうけど、それにしても以前Suicaが匿名での利用データを提供する話しが出た時にかなり抵抗されたようなことが、docomoのサービスイン前後には起こるんじゃないだろうか。

それと、端末単体でも決済利用出来る今のFeliCaベースの電子マネーに対して、QRコード決済は常時ネット接続していて、リアルタイムに認証作業なり決済コードを発行することで成立するサービスなはずで、まぁ普通に使う分には問題無いけれど、場合によっては利用出来ないケースも想定されるわけで、その当たりの利便性と簡便性に可用性まで含めた全体のバランスをどこに見つけるかですよね。日本の場合は、まだ現金決済が中心で有るように、やはり信頼性が一番重視されるわけで、そういう部分をどの様に担保していくかが課題になりそう。実際中国ではQRコードを偽装した詐欺も発生しているわけで、安易に日本で運用開始したら即手だれた中国ハッカーの餌食になりそう。

2017年8月20日

混乱の海浜幕張

昨日は一寸用事があり金曜日の夜に都内に宿泊して、お昼前から海浜幕張駅へ移動。近場で用事を済ませて、帰りにでも駅前のアウトレットでも覗こうかと駅を降りてビックリ。凄い人出。「すげー、アウトレット流行っている」と思ったらそうじゃなくて、この週末ZOZOタウンスタジアムと幕張メッセでサマソニが開催されていたんですね。駅を出て直ぐには、それっぽいダフ屋風の皆さんとか、「〇〇譲ってください」のボードを掲げている女の子など、いかにもな光景が広がっていて「そういゃ、昔は」などと回顧モードに入ったりして(笑)。

一寸用事を済ませて駅前に戻ってくると、その混雑度は先ほど以上。ゲートバナーみたいなもの持った人とかいたけれど許されるのかな。で、駅から横にずれてアウトレットへ。以前行った横浜のアウトレットよりも、規模的には2~3倍位かな。2階建ての建物が四棟繋がった感じで、規模的にはそこそこ。ただ、駅前駅周辺のビル群とも遊歩道で繋がっていたりするので、あまりアウトレットという印象は沸きませんが。それでも、やはり交通の便が良いのもあってか、外国人のお客さんも多い雰囲気でした。結局今回もお目当てのものが無くて空振りで終わりましたが、デパートとかモールとも違って、「アウトレット」と聞くだけで何か掘り出し物があるんじゃ無いかとか、安いものがありそうと言う「期待感」が生まれてくるから面白いし楽しいかも。

その後浜松に戻るために海浜幕張の駅構内に入りましたが、その混雑具合も凄いけれど、駅の改札内にKALDIがあったり書店があったり、いつの間にこんなに綺麗になったのかと再びビックリ。帰りは、時間帯が良かったのかまだそんなに混雑しておらず、席にも座れてうつらうつらしながら東京駅に戻ってきましたが、東京駅が檄込み。駅構内の移動が大変でした。

昔は、ターミナル駅周辺で何か買い物するとか時間を潰すというと、渋谷、新宿、池袋位しか思い浮かばなかったけれど、最近はさらに色々な場所が開発されていて、混雑するそういう大きなターミナルには行かなくなりましたね。浜松でも、周辺のモールやショッピングセンターに行くようになって、市街地のデパートが衰退したのと同じような現象が大規模に発生している感じなのかも。この後新幹線で浜松に戻りましたが、その頃都内は大変なことになっていたようで、そう言う意味で運が良かったかも。

Marriott Tokyo Hotel

最初はUAの、そして買収後はSPGの恩恵で、なんちゃってMarriott Reward Platinumになって数年。昔は米国出張で利用したこともあったけれど、日本国内ではホテル数が少ないこともあって全く利用していなかったMarriott。それでも一度くらいは利用しないと失礼かなと思いつつ、なかなか機会が無かったのですが、丁度お手頃なレートも出ていたので初めて品川・御殿山のMarriott Tokyoに宿泊してきました。

品川駅前からホテルまでシャトルバスがあるというので待っていたら、都営バスの車両が来てビックリ。どうもホテル専用と言うよりも、ホテルも含まれる「御殿山トラストシティ」用のシャトルバス運行を委託されている、と言う様子。だからか20人以上の人が乗り込みましたが、降りてホテルに入っていった人は半分くらいで、さらに私以外は皆さん入口近くのレストランに行った様子。で、最初フロントの場所が分からなくてウロウロ。レストランのさらに奥まった場所の、普通ならクロークでもありそうなわかりにくさ。「こんな場所じゃわかんないよ」と心の中で文句を言いながらチェックイン。エグゼクティブフロアーへアップグレードしてくれたので、一応文句は帳消しか(笑)。

部屋は一寸手手間かなという印象。以前のラフォーレ東京時代の名残だと思うけれど、内装はリニューアルしたけれど、なんとなくそこここに古さを感じる室内。一番不満だったのが、Wi-Fiのスピードが遅いこと。接続は11gだけれど、スピードは11b位の感じ。Ethernetのポートもあったけれど、多分スピードはそんなに違わないのではないだろうか。

1Fフロントの横にラウンジが有り、カクテルタイムが終わる19:30の少し前に入りましたが、予想以上に狭い室内ということもあり満席。なんとなく理由者が増えたので、無理矢理テーブルを追加したような印象です。で、満席なのはある程度想像していたので、そのまま先にあるホテル内唯一のレストランへ。余り食べる気も無かったのと、最初からお酒中心のつもりでいたので、バーメニューからオーダーしましたが、「5分メニュー」「10分メニュー」と書かれているのに、実際に提供されるのはその倍位の時間が掛かってから。で、揚げ物(Fish&Chips, Buffalo Shrimp)だったからか、衣が厚くて中はまだ火が通っていない状態の物が出てきたり... 付け合わせのフライドポテトも、一口囓ったら中がまだ冷たい物とかあったりして... 以前は日本料理お店とか有ったらしく、フロント横には閉鎖された入口とか見えましたが、陸のことのようなこの場所で食事が出来るお店が一つだけで、それがこのクオリティだとなぁ... シャトルバスもあるし、徒歩でも10分位で品川駅に出ることが出来ますが、新宿、渋谷等の繁華街と異なる品川駅周辺はビジネス街ですからね。東京駅氏雄編よりも寂しい状況では、わざわざ出ていく気持ちもなくなるし。

次の日、チェックアウトをする時も、最初はフロントで並んでいたものの、なかなか前の人が終わらないので隣りのラウンジに行くと、こちらもチェックイン中と言う事で「フロントの方が速いかも」とたらい回しされるし。前日のレストランと言い、このフロント回りのスタッフといい、一寸人手が足りていないというか余裕が無い印象を受けました。

宿泊する前はそれなりに期待していたんですが、これほど陸の孤島感があるとは思わなかった。お台場のヒルトンお台場もかなり不便な場所にありますが、それ以上ですよね、ここは。実は年末にも予約を入れていたんですが、別のホテルに変更しようかと思案中。多分、個々を再訪することは無いだろうなぁ...

2017年8月19日

瞬間と連続

CX系列のお昼の情報(バラエティー)番組「バイキング」で、閉会中審議の様子を放送したのだけれど、小野寺大臣の発言中に背後の官僚が下を向く瞬間を切り出して、その様子をもって「官僚が審議中寝ている」と批判した件。まぁ、確かにその様子を見せられて、その様に言われたら「寝ている」と見られても仕方ない映像だけれど、よく国会中に偉い議員先生方はもっと大胆に上を向いて寝ていたり、体が倒れていたりしているわけで、そんな様子は殆ど流されないし批判もされない。最も、自民党議員はたまにやり玉に挙げられるけれど、野党議員はそんなことは無いように思うのは気のせい?! (笑)

この映像、藤原かずえ氏が動画も含めて検証しているけれど、特に寝ている様子は無くて、たまたま下を向いた瞬間を切り出している様子。意図的なら相当悪質だし、偶然としても神業的。と言うか、官僚が寝ていると言うテーマで話しをしているわけだから、多分そういう瞬間を探したんでしょうね。

私も写真を撮影するからよく分かるけれど、試合を見ていた時、あるいはビデオで見た時と、同じ場面を撮影した写真では、全く印象が異なることは普通によく起こります。特に表情に関しては、その時には全く認識無いのだけれど、写真で見たらとんでもない顔で写っている時が良くあり、「これ、見せてもいいのか」と悩む時も(笑)。ある意味、動画と写真では印象が真逆になる事もしばしばあります。グッドプレーと思ったら反則していた、とか。

先日もTBS系列の「ひるおび」で、小池都知事就任挨拶の時に自民党の都議が握手を拒否したという映像を流して、実はその直後に遅れて手を出して握手しているんだけど、その部分はカットして「拒否」というナレーションをしたから捏造だと騒ぎになったけれど、実はスチル(=写真)と動画の関係もまさにそうで、ある一定の長さの中に事実が含まれているのに、その一部瞬間だけ切り出しても全体を代表させることはなかなか難しい。勿論、写真にもその瞬間を切り出すことによる価値であったり真実が込められる場合も有るんですが、今回のケースは全く別物。

と言うか、技術が発達した現在では、その気になれば動画でも写真でも加工をして、いない人を追加したり、逆にいた人を消したりすることも出来るし、場合によってはその場面自体を「作る」事も可能。本来事実の証明であるべき映像や画像が、その信頼性を損なう証拠になってしまっていることが、一番の問題じゃ無いだろうか。中国とか韓国が、昔の写真を持ち出して適当な説明・キャプションを付けて日本を批判するけれど、よくよく見たら実はそれは自分達の悪行の証拠であったりするのと同じ事を、今のメディアはごく普通に行っていることを、我々は認識していかないと生けませんね。だからネットを信用しようという安易な判断では無く、少なくともいつでも自由に情報検索比較出来るだけでも、ネットは既存メディアよりも「信頼性を確認することが出来る」というメリットをもっと遡及しないと。

量販店ビジネス

ドンキホーテが発売する、5000円を切るアクションカメラ。本体だけで無く、防水ケースや自撮り棒などのオプション品込みの価格で有る事を考えると、かなりお得。勿論、本家のGoProと比べれば、それなりに性能とか品質等もコストダウンされているんだろうけど、普通に使う分には十分そうな仕様。しかも5000円程度なら、駄目元で手を出してもそれ程後悔しないだろうし(笑)。

ドンキホーテと言えば、格安4Kテレビを少し前に売り出して人気が出たけれど、ニトリ何かも含めて量販店が自らのブランドで家電製品を売り出すのは、新しいビジネスモデルになりつつある気が。まぁ、これも一種のPB(Private Brand)だと思えば不思議は無いけれど、よくよく考えてみたら無印商品なんかも結構以前から自社ブランド・デザインの家電製品を扱っているわけで、そんなに不思議な事では無いけれど、無印商品がどちらかというと無駄を排除した高品質なライフスタイルを売り物にしていたのに対して、量販店がこう言う物を作り、かつ量販店らしい価格帯で出してビジネスするというのは、やはり時代が変わりつつある印象を受けますね。

100均でも、それまでとは桁違いに大量購入大量販売してくれるから、メーカー側もそれを前提に製造することで、コストダウンしても利益が出るビジネスモデルを考えることが出来る。市場を握る、規模を得るというのは、独占とか寡占とかそれによる価格つり上げなどの問題点もあるけれど、結果的にそれで安くて良いものが市場に出てくるようになれば、それは消費者の利益になるわけだから、悪い面ばかりでも無いと言うことを再認識しますよね。個人的に思うのは、日本の製品は高品質高機能ということで以前は人気があったけれど、それ故にどんどん多機能化していきジレンマに嵌まったように思います。コストダウンするという事は、どうしても機能を絞りコストを下げて、かつそれでも個性的なデザインとかユニークな機能は残して遡及しなくてはならない。良い意味で、日本製品が贅肉をそぎ落として、ヘルシーな商品に生まれ変われるチャンスになるかもしれない。と言うか、そう期待したいですよね。

ANA食堂

最近よく利用している、SingaporeのChangi Airport T2に、ANAが日本食のフードコートを11月にオープンするという記事。T2は、入国・帰国時にしか利用しないので、余り詳しくないけれど、「搭乗口前ロビーエリア」と書かれているから、T2 2Fのチェックインカウンターが並んでいる場所ですよね。T2の奥のエリアにそれっぽい場所があった気がするし、T3→T2と移動してきた側にも、そう言えば養生しているエリアがあったような記憶が。あの辺りに出来ると、Crowne Plaza Hotelに宿泊している時にも利用しやすい感じ。

T3にも何店か日本からのお店が入っているし、「日本食・和食」は認知されているのでそれなりに人気も出るだろうけど、どうだろうか。年内にSingaporeに行く予定は無いけれど、来年も多分2回位は往復するだろうから(笑)、その時に試してみよう。海外に行ってまで日本食を食べるのって、と言われるけれど、東南アジアに多い辛い味付けとか強い香辛料を利用した料理が駄目な自分には、味付けは多少日本のものと変わっていても、なれた食事を摂れるのはありがたいですしね。

2017年8月18日

電気自動車

電気自動車(EV)に付いて、宮寺達也氏のコラムから。まぁ、結論は最後に書かれているように、どれだけ充電時間と充電場所の問題を解決するか、ですよね。これは素人でも分かる話だと思う。今のガソリン自動車だって、ガソリンスタンドがどんどん閉店していて、それ故に給油出来る場所が地域によってはなくなっていき、それ故に「GS難民化」しているケースもあるくらいですから。走行距離でガソリン車の何分の一で、充電設備ではさらに何百分の一位かであろうEVは、さらに厳しい状況。ただEVのメリットは、自宅でも設備を設置すれば充電出来ること。24時間乗り回すわけではないだろうから、昼間使っても夜寝ている間に充電しておくことは可能で、それが今の各メーカーの遡及スタイルだと思う。だから、毎日買い物と過去土間などの送り迎えで使うけれど、遠出はしない見たい見たいファミリー層とか、高齢者家庭などには向いているんじゃ無いかと思います。

ただ、時には遠出もしたい、毎日充電するのも面倒という事はあるだろうし。その場合にもネックは、仮に今のガソリンスタンドスペ手に充電設備が併設されても、そこで充電する時間が急速充電でも10数分だったかな。通常の充電では何時間もかかる。とても実用的とは言えない。一つの解決策は、コラムにも書かれているように、バッテリーをセルのようにして入れ替えてやることで、まぁ電気自動車だから乾電池を入れ替える感覚と思えば間違いないかも。ただ、仮にそういうものが出来たとしても、一つ当たりの重さが余りに思いと簡単に交換するのも厳しいし、後サイズがそれなりに小型化されないとやはり交換作業は大変だろうけど、そうなると充電容量が減るだろうから、そのトレードオフも必要。そう言う意味では、ガソリンで発電しながら走ることが出来るPHVっていうのが、現状では一番実用的かなと思うけれど、何かそこまでするなら燃費効率の良いガソリン車でいいじゃんと私なんかは思ってしまう(笑)。

輸入しないといけないガソリンを使うガソリン車と事なり、同じく水素燃料で動く水素燃料車は、その水素は国内でも比較的簡単に製造する事が出来るから、多分こちらの方が有利では。また、カセットコンロ方式で、水素ボンベを交換式にして利用出来れば、大げさな水素充填スタンドを作らなくても、それこそ普通のホームセンターの感じで充填スタンドだって可能になるかも。問題は取り扱いですよね。容器の強度とか、かなり厳しい物が必要になるんだろうけど。後は、水素製造は基本的に電気分解で作る事になると思うのですが、そうなると電気でそのまま張った方が効率は良くなるだろうから、コストダウンの為にはそれ以外の方法で水素を作る必要がある。そう言う意味で、人工光合成で水素製造出来たら、これが一番理想的なんですけどね。あるいは、太陽光発電と組み合わせて水素を製造して、それを貯蔵する全自動式の水素工場なんて、今の技術でも出来そうな気がするけれど、そこまで手を出さないのはやはり電気が自然エネルギーになっても製造コストがペイ出来ない何か問題・課題がアルカラなんでしょうね。

「電気」というのは、今の人類にとっては一番実用的な究極的なエネルギーなわけで、今後もこの電気エネルギーが車だけでなく色々な場所で利用されることは確実。ただ、自然界に発生する電気エネルギーを蓄えることは出来ない以上、何らかの方法で間接的に電気エネルギーを製造して蓄電しないといけないわけで、そこの技術がどこまで進むのかまだまだ課題も大きい。確かに、今の日本国内の自動車の半分でもEVになったら、毎日の充電量はとんでもないレベルになるだろうし、そうなると火力発電だけじゃ足りないから原発の新造も必要になるかも。課題である充電方法の解決が先ずは必要だけれど、その先には発電、蓄電と、まだまだ課題は多い電気自動車と言えるかも。

雨続き

浜松にいるとそんなことはないのだけれど、東京は8月1日からずっと雨模様の天気が続き、このままではこれまでの記録である22日も超えそうという予測。この二週間での日照不足により、既に2400億円位の損失が出ているそうで、このまま雨模様が続くと、損失は4000億円を超えるという予測も。さらに、日照不足で夏野菜も影響を受けて、品薄による価格高騰にもなっていて、これは自宅回りのスーパーでも現れている傾向。6月とか7月の頃などは、もう暑くて、今年の夏はどうなることかと思っていたのに、8月になると一点。都内では長袖でも寒い位というので、久しぶりに横浜出勤になる今日はどうなることか。そう言えば、先週は、都内を素通りして成田に行って、その後は暑いSingaporeに言っていましたが、たまたまなのか滞在中は曇り空に雨模様で、気温も多分30度行くかどうかと言うくらいだったので、一寸拍子抜け。思わず、どこもかしこも冷夏なのかと思ったけれど、まぁそんなことはないだろうけど。

今朝も新幹線通勤で都内に向かう時にはすでに空は灰色の曇り空で、天気予報では午後から浜松でも雨が降り出すそう。都内も、天気は不安定そうだけれど、今日の予報を見る限りでは雨は降りそうもなくて、連続記録も今日で一旦止まるんじゃないだろうか。でも、週末からはまた雨模様の予報なんですよね。雨は降らなくても、湿度は高いままだから、外に出て少し体を動かすと直ぐに汗が噴き出てくる。これが晴れていれば、汗が聞かして少し涼しさも感じるんだ迂路けど、湿度が高くて汗もなかなか蒸発しないから、じとっとしたまま。持ち歩いているタオルハンカチも、直ぐにグッショリした状態になり、そのうちに匂い菌が繁殖して匂いがしてくるような気がしてくるし(笑)。

若しかしたら、8月の平均気温よりも、9月の方が高くなるかもしれませんね。9月はあちこち出かける予定だから、特に各雨が降らなく蹴れば嬉しいのですが。気になるのは台風の動向。あれだけ7月までは台風が発生していたのに、最近は余り台風の情報を聞きません。9月に集中して接近されると困りますしね。沖縄にも3回通うし、後は福岡とグアムにもフライト予定を入れていて、そっちに影響するのも困るし。まぁ、一番困るのは、成田直撃だけれど。

9月から秋のリーグ戦が始まり、初戦は東京ドームだから天候は関係無いけれど、9月後半から10月の試合は全て屋外。秋は好天に恵まれることを祈るだけです。それにしても、この蒸し暑さは何とかなら無いものだろうか。本当に、体にカビが生えてきそうです(笑)。

ヒルトンバケーションクラブって...

Hilton HHORNORメンバーでもあるし、VISAのHHORNOR Platinum Cardメンバーでもあるので、時々ヒルトンのバケーションクラブへお誘いの電話が掛かってきます。Hiltonのホテル内とか、確か東京駅とか那覇空港とか羽田空港とか、あちこちで勧誘をしていて、個人的に余り興味が無いのでそういう場所に行ったことは無いんですが、昨日たまたま出てしまった電話がバケーションクラブの説明会への勧誘の電話でした。少し前にも電話があったらしく、丁度その時には出かけていなかったのでまたかけ直しますと言ったらしいのだけれど、まぁ向こうもお仕事だから一生懸命電話をしていると思うけれど、こっちはこっちで興味も無いことを売り込まれてもなぁ... 別にヒルトン以外にも色々電話が掛かってくるんですが、これまで話を聞いて「是非購入したい!」と思ったことは一度も無いわけで。

いつも不思議に思うんですが、ヒルトンの場合、あんなにユーザーを勧誘して、ホテルの部屋数は足りているんだろうか。例えばハワイとか人気の行き先だと、結構ハイシーズンとかバッティングしそうなんですけどね。行きたい場所の施設が満杯でも、別の場所が利用出来れば良いと思うのか、でもホテル予約じゃ無くてその資産を購入する形式なわけだからなぁ...

もう一つ、ホテルとは違うプライベート感というのも付加加地だとは思うけれど、それならキチネット付のホテル、例えばDoubleTreeとかResidence Innみたいなところもあるわけだし。私自身、超長期の出張で、そういうキチネットタイプのホテルにも、あとレンタルアパートにも何ヶ月単位で利用した事がありますが、アパートよりもキチネットタイプのホテルの方が、自分で掃除しなくて良い分楽かも。

ヒルトン以外にも、マリオットとか同様のサービスがあるみたいだけれど、まぁゴルフのか言い件みたいなものなのかなというのが個人的な認識。「説明会にご出席いただければ、何々の特典とかあれこれのサービスとか」とお誘いいただいたけれど、浜松から出て行くだけでも大変じゃん。それに、そういうものには興味ありませんので結構ですと、丁寧に敷かしキッパリお断りしたからもう電話来ないと思うけれど、もうちょっと今みたいな閉鎖的な募集じゃ無くて、興味が引かれるような情報公開をして集客しないと駄目な気がする。

2017年8月17日

ホテルの使い方

ホテルを使用した後、室内清掃のために綺麗にしておくのが良いのか、そのまま・汚したままの方がいいのかという話題。実は私、ここ最近何度か歯ブラシセットの袋の中に歯磨き粉のチューブが入っていなかったり、アメニティの袋に綿棒が抜けていたりしたことを、国内外のホテルで経験しました。何れも、注意してみれば不足していること、使用済みな事は分かるんですが、ぱっと見ると袋の蓋か閉じていたりして見過ごしやすいことも確か。たまたま別の未使用のセットがあったり、手持ちで代用出来たので実害はなかったのですが、余りいい気持ちがするものではありません。しかも、それなりのグレードのホテル利用時の経験ですからね。

基本アメニティ類は、持ち帰るのでなければ使用したらその状態が分かるように放置するか、ゴミ箱に廃棄するのがマナーだと思います。結構やりがちなのは、取りあえず今必要なものだけ取りだして、残りは後で使うor持ち帰るつもりで蓋をしておいて、そのまま忘れてしまうパターン。こちらに悪気はないんだけど、間違えやすいケースの最たるものじゃ無いかと。だから私は、そのキットの中で使わないものがあっても、勿体ない気はするけれど、部屋を出る時に使用して以内区手も口を開けたものは全部ゴミ箱に廃棄してからチェックアウトしています。

タオルルイルも微妙で、使い方によっては未使用と見られる場合も有ります。ホテルによって、使用済みタオル類はバスタブに入れる、床に置く、まとめて置く、等指示が書かれている場合がありますが、基本はラックなどに掛けたり、棚に戻さずに、床なりバスタブなりに入れておくことでしょうね。私は、シャワーブースがあればバスタブは使わずにそちらしか使わないので、いつもそのブースの中にタオル類は入れて、しかも中の湿気が少しでも抜けるようにシャワーブースのドアにタオルが引っかかって少し隙間が空くようにしています。ベッドは、まず使わないままでチェックアウトする事は無いので、普通に寝起きすればシーツや掛け布団が乱れますから特に何かすると言う事はしていないけれど、連泊する時などに、シーツ類を交換するかそのままでベッドメーキングだけでいいのか、最近では札をおいたりして意思表示するようになっているので、それには注意したいですよね。

日常交換するものでは無いけれど、個人的に何とかして欲しいのが、机の椅子やソファーで布張りのもので、それが破れていたり、底が抜けかけていたり、後見て明らかに汚れている場合に交換して欲しいなと思うこと。特に、事務机は宿泊したら必ずパソコンを開いたりして使いますから、その椅子にも必ず着席します。でも、結構黒ずんでいたり汚れている場合が多くて、そういう時にはズボンやジーンズをはいていても座りたくない気持ちに。だから、余りに酷い時には、バスルームからバスタオルを持ってきて、椅子に敷いて座ることも。神経質かもしれないけれど、でもこっちも気になります。

後は、シャンプーとかコンディショナーとかバスジェル等が小分け用容器に入ってる場合、口を開けているのに、そのまま並べて置いているとやはり未使用品かどうか判断が付きにくく、初めて使うのに口が開いていることも。最近では、シール等で開封済みか分かるようになっているけれど、それでもきちっと蓋が閉まっていると分からない時も。あれも、私は使用したものは元々置いてあった場所から別の場所(例えばシャワーブースとか)に置くようにして、明確に使用済みで有る事を示すようにしています。

最近のホテルだと、コスト削減だと思いますがハウスキーピングの数も減らしいている雰囲気だし、さらにはレイトチェックアウトなどで部屋の掃除が出来る時間が短くなったりしていて、以前よりも大変だろうという事も分かる。まぁ、お客だからある程度好きなように使う自由はあると思うけれど、だからとってわざわざ誤解されるようなことをする必要も無いのだから、使用済みは使用済み、未使用なら未使用と、簡単に判別出来るようにしておくのが「マナー」というものでしょうね。その見せ方で、ある程度その人の品性というか育ちも分かると思うし。

UA MP 2018 1K折返し

先日のNRT-SINのフライトマイル(PQM)が、ANAからトランスファーされてUA MPのアカウントに加算。PQMが61,794マイルとなり、やっと折返し地点を越えました。8月は、国内外のフライト予定は今のところなくて(ハイシーズンで高くて手が出ない-笑)、その分9月にまとめて飛ぶことに。会社の方針で、7月から9月の間に続けて5日以上有休取得をしないといけない設定が有り、9月初めのシーズン開幕戦が平日開催なので、それに合わせて一週間休暇を取り、その空いた日にあちこち飛び回る予定。

で、UA MP 2018に関しては、すでに9月初めのGuam後半のHonolulu行きを確定していたけれど、それだけではまだ83,000PQM位で17,000PQMを何とかしないといけない。国際線利用などなら一回で済むけれど、なかなか残りの日程で飛ぶのは厳しく、結局は残り13,000PQMはANA便を利用した国内線修行で賄うことにしました。実はANAの基本マイルをUAに振り返るのは、コスト的には余り美味しくない。プレミアムクラスの旅割28を利用しても、そのままだと1PQMあたり13円位なので、それなら国際線でPクラスを利用したほうがもっと安くなります。ただ、国際線のPクラスは、なかなか出てこない問題が。オフシーズンの9月とか10月だと、そこそこあるんですが、9月は既に満杯だし10月は毎週のように試合があるしでチャンスが無い。結局残り13,000PQM余りは、日帰り修行も可能だし、比較的確実簡単にフライトできる国内線修行で賄うことにしました。

ANAのAMC修行で効率の良いのは羽田-沖縄線ですが、UA MPでもそれは同様。この路線の往復で3,936PQM獲得するのが基本パターン。さらに、そのままでは1PQM当たり13円位のコストなるので、そこはSKYコインを注入して見かけ上のコストダウンもします。で、まずは9月の有休中に羽田-沖縄を往復。その週末にはGuam行きがあり、その翌週にはチケットのアベイラビリティの都合で、名古屋-沖縄-羽田の周遊ルート。そして、その翌週には今度はHonolulu行きがあり、これで9月は完了。ここまでで、9万PQMを超える予定。残り1万PQM弱を獲得するために、次に飛ぶのが10月の始めに有休を使って平日休みを取り、HND-OKA/-CTS/-OKA/-HNDの日本列島縦断の旅。これで1万PQM弱獲得出来るので、全部で10万396PQMとぎりぎりクリアーする予定。

本当なら、北米にもう一回位征けていれば良かったんですけどね。年末に、今のところIADに行く予定ではあるけれど、こちらは特典チケット。東海岸でも、西海岸でも、中西部でも、もう一回言っておけば良かったと今更ながらに後悔(笑)。ビジネスクラス利用なら、基本マイルの2倍がPQMとカウントされるようになり、しかもそれがANA便でも同じと言う事で、大分以前よりも楽にはなったけれど、やはりアカウント維持するのは大変。それでも、去年は半分くらいのPQMを購入して凌いだけれど、今年は国内線利用分もあるけれど、取りあえず実際にフライトして獲得したマイル(PQM)でUA MP 1K更新だから、去年よりは良いのかも。言い訳にしかならないけれど(笑)。

2017年8月16日

慰安婦バス

それが韓国人の韓国人たる所以と言ってしまえば身も蓋もないけれど、とうとう「慰安婦像専用の座席」を備えたバスまで走らせ出した韓国。一応、一バス企業が期間限定で行うもので、言ってみれば「プレゼンテーション=俺って愛国でいけてるでしょ」、という事を示したいだけなんだろうけど、ソウル市長までそのバスに乗り込んで報道機関に取材されるくらいだから、暗に肯定していることも事実。さらには、文韓国大統領も、予想通り日韓合意を破棄して、さらには徴用工問題にまで言及して、これまた再び日本に反省と謝罪を要求する演説をしているわけで、もうお家芸の「動かすゴールポスト」。流石に安倍総理は即罪に「解決済み」を表明したけれど、もっと不快感を表さないと。黙っているのは了解した、合意したと判断されるのが、日本以外の国での常識なんですからね。

別に相手に喧嘩を売る必要は全くないけれど、外交なるものは先ずは言葉を発してなんぼの世界でしょうからね。それは良いとか悪いとか、先ずはこちらの立場を明確に示してか、話し合いが始まるもの。でも、アレな人達って、日頃は話し合いで解決しろと言いながらも、こういう機会で話し合いをしようとすると「反省がない」とか言って話し合いをすることすら許さないことも。

慰安婦バス以外にも、マスコット人形まであるらしい。で、ここで思いつきましたが、この人形なり慰安婦像なりを日本政府が反省と謝罪の意味を込めて大量生産し、韓国の全国民に配布したらどうだろうか。ここ最近、みなとみらい周辺がピカチュウで埋まっているらしいけれど、それの慰安婦版を韓国全土で行ったら、日本が凄く反省しているという事を分かって貰える気がする(笑-喧嘩売ってる?!)。そう言えば、こんな事をしている人がいるらしいけれど、日本来る韓国の人全員にこの慰安婦人形を配布して、日本国内では常時懈怠と提示を義務づけすることで、日本人がますます反省するようになる渡欧もけれどどうだろうか(笑)。パスポート代わりに、ICチップをいれた慰安婦人形を常に携帯するようにしたらいいと思う。で、買い物したり、手続きしたりする時には、水戸黄門の印籠のように「この人形が目に入らぬか。皆のもの、頭が高いぃぃぃぃ」と言ったりして。あぁ、また怒られそう(笑)。

まぁ、真面目な話しをするならば、数を増やすという事は、その物事の品質やグレードを希釈化することにも繋がるんですよね。変な話し、ソウルの日本大使館前に慰安婦像が造られて、アレ一つだけだったからあそこまで神格化されて言ったと思います。あの時に、平行して韓国国内や世界中にもっとドタバタ作り始めていたら、きっと逆に世界は疑問を感じたと思う。さらには、今回の様に、やれバスの中に人形だ、アクセサリーみたいなものとか、どんどん大衆化していくと、どんどん自分で自分の首を絞めることになっていくんじゃないだろうか。実際、これまで日本に批判的だったNew York Timesにも、こんな疑問の記事が掲載されるようになってきたので、すこしずつ風向きは変わってきたと思う。ただ、ここまで放置してきたこれまで日本政府の罪はかなり大きいことは確か。そして、それ以上に罪深いのは朝日新聞とか毎日新聞とかなのは確かなんだけど。

静かに過ごす1日

今年も靖国神社参拝で、良い悪い喧しい1日でした。閣僚が参拝した・しない、議員が参拝した・しない、そんなことにどれだけニュースバリューがあるのか。「戦犯が祀られていることが問題」とよく言われるけれど、でもA/B/C級戦犯は、その後名誉回復されているんですよね(現在の民進党野田佳彦議員による質問趣意書政府回答)。罪は犯したかもしれないが、(その正統性は別にして)裁判で判決が下され、必要な刑期を満了しているわけだから、当事者の気持ちは別にして社会的にはそれで罪は償われた、と言う事になる。確かに、許せない人もいるだろうし、疑問もあるだろうけど、そう言うことを言い出したら、全ての犯罪人は一勝罪を背負って社会から弾き出されないといけないし、そこは100%の満足ではなく、50%、60%でも納得して次の人生を誰もが始めないと、社会は回らない。

別の当時の戦犯と言われる人達を褒め称えようとは思わないけれど、一番重要なのはそういう人達の記録や人生を後世の人間が参考にして、同じ間違いをしないように努力して実現していくことなわけで、今声高に彼らの責任を言い、それを理由に現在の人間の行動を縛ったり制限することは正しいとは思えない。それに、行く言われるのは、A級、B級、C級というのは、罪の重さのランク付けではなく、犯罪の種類分けの話しな訳で、そう言う意味ではAはBよりも悪い、とは一概には言えない。Aは「平和に対する罪」、Bは「(通常の)戦争犯罪」、Cは「人道に対する罪」で、場合によっては人道に対しての罪の方が罪深いこともあるだろうし。それに、これは英語の文書では「A/B/C」となっているだけで、日本の文書では「イ/ロ/ハ」何だからなぁ。

翌戦前戦中の日本と旧ドイツのナチスを比較する話が出てくるけれど、ヒットラーというある意味際立つ他「ヒーロー」的存在が当時の日本には居なかったわけで、内容的にはかなり異なる気がする。さらに言えば、良くも悪くも「ナチス」という一つの集団が扇動していた旧ドイツと事なり、日本の場合は日本全体がそれまでの戦争での勝利もあって、いけいけという雰囲気になっていたわけで、そう言う意味では仮に反省するのであれば全員の反省が必要なわけで、その当たり最近の反戦を言う人達は都合の良いことを言っているだけの気がする。で、そういう日本全体の雰囲気作り方向性の醸成には、当時のNHKとか朝日新聞とか毎日新聞というメディアが大きな役割を果たしたことは明らかで、そう言う意味では彼らこそが毎年この時期に限らず「自らの反省と謝罪」を繰り返すべきだと思うのだけれど、何か彼らは自分達が正義と言うから腑に落ちない。

いつから、騒ぐ比ではなく静かに過ごす日に変わるのだろうかと、最近の妙な盛り上がり方を見ていると不安と心配しか生まれてこない。

SINでのラウンジ問題

今回のNRT-SIN旅行(2回目)の番外編、「Singapore Changi AirportでのAMC Diamondメンバーラウンジ問題」(笑)。直近の3回の搭乗券を見てみると(左から、今回前回前々回)、何れも結果的に成田行きのNH802便のファーストクラスにインボラアップグレードを受けたんですが、SQのSilver Kris First Lounge利用が出来たのは、チェックインカウンターでアップグレードが確定した前回と、何故かクラスはビジネスのままでの今回。共通しているのは、3回ともマイル(PQM)は、UA MPに付けていることと、利用機材はANAのNH802便ということ。で、ボーディングチケットを見てふと気がついたことが有り、過去の履歴を調べてみてなんとなく理由が分かった気がします。
実は、今回と前回は、ANAのサイトでチケット購入したものなので、発券航空会社はANAですが、前々回はUAのサイトからANA便を選択して購入しているので、こちらはUA発券。其れ以前に、インボラアップグレードは無かったけれど、ANA便利用した時の事をも確認して見ると、何れもUA発券でした。これ、多分当時の円ドルレートの関係だった思うんですが、UAの料金の方が少し安かったからと記憶しています。それで、チケット購入はUAで、利用便はANAで、というパターンが多かった気がします。ANA便だとお昼前の便もあったので。

まぁ、これで納得です。SQのラウンジ利用料は、ANA便利用者分はANAがSQに払っているわけだから、同じAMCの上級会員でも、ANAにお金を使ってくれる人には同等のサービスを提供するのは普通ですしね。自分は、マイルの付け先アカウントの違いかなとずっと誤解していましたが、発券航空会社で振り分けられるというのは仕方ないですしね。将来的にUAがPQDの適用を米国以外の顧客にも要求するようになったらまた再考するけれど、今のところANAで購入する場合の方が多いから、取りあえずは実害は無さそう。となると、先日のBostonからの帰国便で、シカゴでInternational First Class Loungeに招待されたのも同じような理由なのだろうか。ますます一度成田で試してみたい気持ちに(笑)。

2017年8月15日

終戦記念日とメディア

8月15日は、日本がポツダム宣言を受け入れを決めて戦争終結を発表した終戦記念日。毎年この日の前後には戦前・戦中・戦後の様子を特集する番組や記事を放送・掲載し、日本の反省と懺悔の日々が続きます。それはそれで大切なことだとは思うけれど、最近のように世界中が騒がしくなってくると、日本も反省だけとしているんじゃなくて、その体験経験を生かしてやれること出来る事をするべきじゃ無いのかという意識も生まれてきます。だからといって、アメリカのような巨大な軍事力を持って、「世界の警察その2」に成れと言うつもりは無いけれど、「話し合いで」とか「憲法九条で」という絵空事は、そろそろやめた方が良い気がする。

放送される特集番組や特集記事の多くは、日本の軍部が台頭して戦争に突入したりとか、当時の帝国主義に倣って植民地開拓に邁進したりみたいな話が殆ど。それらは、一部は正しい話しだとは思うけれど、一番重要な点はそういう状況にしていった、助長していた当事者の一つとして、NHKを初めとする当時の放送業者や、朝日新聞・毎日新聞等の大手新聞メディアも含まれていることは殆ど伝えられないし、そう言うことに対して他社には反省や謝罪を要求する半面自分達から反省や謝罪をすることは殆ど観られない。

NHKが開局して地上波放送を始めたのは戦後の1953年2月1日。だから戦前や戦中のメディアと言えば、新聞(雑誌)とラジオ。新聞だって、特別な時には多色刷りの紙面が入る事は有ったみたいですが、基本的にモノクロの紙面で写真だって不鮮明なものばかり。そんな今と比べて非常に限られた状況の中でも、これらメデイアが提供する「情報」だけが一般国民が知ることが出来る情報のほぼ全てであったわけで、そう言う意味では、どれだけ世の中社会の中に情報が充満していても、結局はその人が得られる情報内容を超えてその人の知識なり理解が深まることはないんだなと言う当たり前の事を実感。そういう彼らメディアの存在が当時は大きくだから影響力があり、それ故に日本が戦争に突入し泥沼化していった責任の大きさもそれなりに大きいはず。しかし、彼らが毎年その責任を他者に問うことの何十分の一すら彼らの口から反省なり謝罪なりを聞いた記憶がありません。本来なら、特集番組の最初には「我々メディアも反省しています」と謝罪文をちゃんと掲載して当時の責任を謝罪してから、人の批判を始めるべきじゃ無いかと思うのだけれど。

そんなことを特に強く最近感じるのは、最近も一部メディアがどうもバイアスが掛かった偏った姿勢での報道や放送が増えているように思えるからで、そう言う意味では凄く危険な状態になりつつ有るのかもしれない。最も、戦時中と異なるのは、それら既存メディアの存在とは別に、「ネット」という別の情報網が存在していて、世代によってはそちらからの情報の方が多く、従って既存メディアの情報でも無視されることや疑念を持たれることが多いこと。勿論、そのネット側を流れる情報も正しいものばかりで無くて、ノイズの多さは既存メディアよりも多いかもしれない。ただ、速報性とある種の双方向性があるネットの方が、情報の選択や分類、さらには選別して収斂させていくことが個人単位で可能なわけで、そう言う意味ではその人の努力で必要な情報にどんどんアクセス出来る事はこれまで無かったこと。これまでのメディアが受け取るだけの受け身での情報取得だったのが、ネットの世界はそういう部分も多いけれど、これまでに無く能動的な情報収集が可能なところが大きな違い。それを利用するか、それとも既存メディア同様ネットでも流されていくのか、そこの違いがこれからの社会を左右する気がする。そう言う意味で、「やる気の無さ」の代名詞みたいな言われ方をする若者世代も、実は能動的な情報リテラシーが増えていることに、少し救われる気がする。

別に戦争があり日本が敗戦したことを否定するつもりは待った無いけれど、では何故そうなったのか、その背景は何なのか、あるいは日本以外の国や地域はどうだったのか、そういう包括的なものの見方をしないと、結果だけ見ていると知らないうちに同じ道を繰り返していることに気が付かず、最後の最後に結果が出たところで「実はこれも」と分かる悲劇だけは避けたいですよね。

NRT-SIN/-NRT (5) - 帰国日(2)

Changi Airportはゲート前にセキュリティチェックが有るので、いつも少し早めにラウンジを出ます。さらにANAの出発ゲートは、Eゲートの先の方とラウンジからも遠いので、移動するだけでも時間が掛かります。ただ、この日の搭乗開始時刻は、06:00発の国際線にしては遅めの25分前の05:35から。いつもだと05:20頃だと思うんですが... それでも、05:20頃にはラウンジを出て出発ゲートであるE26ゲートに向かいました。

歩く歩道を利用しても、10分近く掛かる距離。もう待合室には結構な数の人が搭乗待ち状態で、入口のセキュリティチェックのところには誰も並んでいない。ちょっと焦って保安検査を通過しました。その後、待合室入り口で搭乗券の確認が有り、残念ながら「ピンポーン」とはならずに、インボラアップグレードは今回は適いませんでした。押し出されるほど、ビジネスの乗客はいなかったんでしょうね。残念です(笑)。

待合室エリアに入ると、幼児連れなど優先搭乗が終わっていて、AMC Diamondメンバーの優先搭乗が始まっているところ。慌てて機体の写真撮影しているうちに、ビジネスクラスやスタアラゴールドの搭乗となり、その列に並んで機内に入ります。

ドアクローズは定刻の5分位前で、プッシュバックも直ぐに始まる、RW20Cから先ずは日本とは反対方向に向けて離陸。その後左旋回して東に少し離れてから、日本に向かって北上するルートをとります。離陸したのが06:20頃で、フライト時間は6時間31分とアナウンス。予定よりも30分近く早着出来そうです。

最初は寝ていくつもりでしたが、そんなに眠気もなく、朝食を頂いた後暫くパソコンを開いて資料作りなどをしていましたが、3時間ほどして流石に眠くなり暫く横になりました。到着二時間位前、沖縄付近を通過する頃に目が覚めて、ごそごそしているところにCAさんがやってきて「何かお食べになりますか」ということなので、コーヒーとオレンジジュースにカレーライスをお願いしました。

で、この頃に私の横の窓際席の20代位の女性も起き出して身支度を始めたんですが、窓のシェードを開けて明るくし、テーブルを引き出して鏡をセットして、化粧品類を並べて化粧をし出したのには一寸ビックリ。念入りにクレンジングから始まり、何やらごそごそずっとやっています。そのうちCAさんが食事を持ってきたんですが、その食事のトレーがテーブルを塞ぐと、横のサイドテーブルに鏡を移動して、食べながら化粧しながらまた食べながらと器用なことをやっています。

1時間近くそんなことをやったのち、更にビックリしたのが、ヘアアイロンをとりだして、モニタ横のコンセントに接続したこと。「をぃをぃ... orz」状態です。まず、実際に機内でそんなものを使ったら、多分航空法違反に成るんじゃ無いだろうか。実際後で調べたら、バッテリー式のヘアアイロンはバッテリーが取り外せないと機内持ち込み禁止。これはAC電源なので持ち込めたんでしょう。で、機内のACコンセントは、最大電流が通常のパソコン利用位に制限されていますから、こんな大食いの発熱体を接続したら、直ぐに過電流でリセットされます。実際、暫くするとコンセントの緑ランプが消えてリセットされました。そうなると、何度か抜き差ししたり、コンセントの部分をぐっと押し込んだりしています。多分、少し冷えるとリセット解除されて、また緑ランプが点灯するんですが、また暫くすると過電流でリセット。そんなことを、結局成田到着直前くらいまでずっと繰り返していて、着陸直前になって諦めて閉まってくれました。安全装置があるから台状なんだろうけど、個人的には非常にヒヤヒヤ。CAさんが何度もこの席に来ていたので、ルール上も機能上も使えないことをちゃんと説明すればいいのに... もし省電流でも機能する(=発熱する)ような製品だったら、どうするんだろうか。

成田空港には、13:40頃にB滑走路のRW34Rに着陸。タキシングに時間が掛かり、ゲートインしたのは14:00少し前位。それでも、14:18発のN'EXに間に合うだろうと、急いで自動化ゲートを通過し、税関も数名が並んでいるブース前に並んだんですが、何故かここで金の密輸を疑われて、カバンの検査から身体検査(ボディタッチ)、さらには靴まで脱がされて確認されて、外に出たのは14:10頃でした。

実はタキシング中にスマホからN'EXの14:18発の席を予約していたので、そのまま目の前のエスカレーターを下りホームに移動。何とか間に合いました。

ところが、N'EXの車内では、隣りの二タミから乗り込んできたグループが私の直ぐ後ろの列に着席。この中の女性が東南アジア系の女性で、そこに男性二人組らしいのですが、かなり大きな声で日本語・英語で話をしている。もう五月蠅いのでよほど何か言ってやりたいくらい。機内の女性といい、この後ろの男性達といい、何か社会常識というか社会マナーって理解している、と確認したい気分での帰国になりました。

次は、来月初めに、ミサイルが飛んでくるかもしれないグアム行き。さてどうなることやら... ()

羽田空港第三ターミナル(仮)

昨年報じられた、羽田空港第二ターミナルの南側へ国際線ターミナルを増築する話し。現在の「羽田空港国際線ターミナル」と、新しい国際線ターミナルって、名称がそのままでは混乱するんじゃ無いかと思ったんですが、国際線ターミナルを「第三ターミナル」と変更することで、混乱を最少化する予定らしい。

多分、これが一番混乱が無くていいんでしょうね。ただ個人的には、そうなるとターミナルの番号の並びが第三→第一→第二と、番号順ではないことに一寸違和感を感じるんだけど。ただ、並び順に番号を振り直すとしても、今の一タミがどうしても二タミになるし、今の二タミも一タミか三タミになって、現在の国内線ターミナルの番号がどの場合でも変わることになりますから、そうなると尚更混乱がますだけで、デメリットだけ。そう言う意味では、並びは忘れることにして、文字通り三番目に出来たターミナルだから「三タミ」とするのが一番自然なんでしょうね。アメリカの、例えばSFOとかORDとかのように、幾つもターミナルが配置されているような場合には、昇順か降順で番号順・アルファベット順に並んでいてくれないと移動に困りますが、羽田の場合はまぁ三つですからね。

さらに、国内専用のゲートが国際専用に転用されるので、新しく国内線用のサテライトとボーディングステーションを、二タミの北側、多分400番500番スポットの辺りに新設するらしい。最終的には、このサテライトと二タミの北ピアとは地下通路なんかで接続するんだろうけど、一寸大変そうですね。今の二タミからバス移動専用のサテライトになるんだろうか。個人的には避けたい気も(笑)。記事に寄れば、どちらの施設も来年中には完成して、しかし供用開始は2020年からと時間が空くのは、国際線部分の供用開始に合わせるためか、あるいは空港内施設の対応に時間が掛かるためなのか分からないけれど、可能なら早めにオープンして欲しいですよね。一気に変わると混乱も起きるだろうし。

成田に移る前の羽田空港から比べると、昔の面影は全くなくなった今の羽田空港が、さらにまた変化するというのは、嬉しくも有り、寂しくもありますよね。2020年には、その新しいサテライトからAMCの修行フライトをまだやっているんだろうか。あるいは、新しい国際線ターミナルから出発する機会はあるんだろうか。ちょっと楽しみにしよう...

2017年8月14日

NRT-SIN/-NRT (4) - 帰国日(1)

本来なら、滞在二日目の様子等を書き留めるわけですが、この日は部屋の冷房を掛けたまま寝たせいか、どうも体調が優れません。お昼前にホテルをでて、OrchardまでSMRTで移動し、軽くお昼を食べた物の、その時入れたチリソースが非常に自分には強すぎて汗が止まらず、その後トイレに何度も駆け込むとに。結局、体力的に厳しそうなのと、天気も雨が降り出したりしたので、殆どとんぼ返り状態でホテルに戻り、部屋で休むことにしました。朝出かける時に、ハウスキービングの女の子に直ぐに部屋の掃除をリクエスト出来たのが幸いしました。お昼過ぎに戻ってきて、水分補給はして、暫くベッドで横になるつもりが、目が覚めたらもう夕方も遅い時間帯。気分や体調は大分良くなったつもりですが、もうあまり出歩く気持ちも失せて、ホテル内2Fのレストランで簡単に食事をして、翌朝の準備をして早めに再びベッドに入りました。まぁ、これくらいの食欲が戻ってきたのは幸いでした。

翌朝は、朝の03:45から1分ごとの時差設定で、備え付けのデジタル時計のアラーム1/2、手持ちのiPhone6にXperiaと4回分の目覚ましをセットしておいたんですが、03:30前には目が覚めてしまい目覚ましのお世話にはならず。逆に、4台分の設定を解除するのが面倒だった(笑)。早く目が覚めたからとメールチェック等していたら、逆にチェックアウトするのが遅れてしまい、ホテルを出たのが04:30過ぎ。T3からT2のANAカウンターへ徒歩で移動しました。

実は前回前々回と、このSIN-NRT(NH802)便では、インボラでビジネスからファーストクラスへアップグレードを体験している「験のいい路線」。この日も期待大でANAのカウンターに並びました。ただ、戻されたボーディングパスの座席はビジネスクラスのまま。一寸ガッカリしつつも、前々回もゲート前でのインボラアップグレードだったしと、僅かな期待を胸に懐いて出国審査を抜けて、取りあえず軽くお腹に入れるために、SQのシルバークリスラウンジを目指します。

で、ラウンジに向かい途中、このボーディングパスをとりだして見てみると、指定ラウンジがビジネス用のSilver Kris Loungeではなく、ファーストクラスのSilver Kris Firstになっています。ANA便利用のAMC Diamondメンバーは、クラスに関係無くSilver Kris Firstの利用が可能ですが、今回の様にマイルを他社に付ける場合、スタアラゴールド扱いで、AMC DiamondでもFirst Loungeに入れてくれません。実際私も過去何度か経験しています。でも、今回はちゃんとボーディングパスに"First"と印字してあるし、不思議な事にスタアラゴールドの表記も「NH*G」とANAのDiamondメンバーとして表示されている。若しかしたらチェックインの時に、係員がUAのアカウントを変更してAMCに戻したのかと一瞬焦りましたが、アカウントはちゃんとUA MPの番号が印字されています。考えられる理由は二つで、一つはAMC Diamondメンバーなら、マイルの付け先関係無く利用出来るように規約変更されたこと。もう一つは、チェックインした時の係員が間違えてラウンジ指定したこと。何れの理由かは不明だけれど、多分ANAのラウンジ利用のページを見ると他社FFPへの振り替え時には利用出来ないという説明は無いので、メンバーからクレームが重なったんじゃ無いだろうか。それだと、これからもアカウント関係無く利用出来るので嬉しいのですが、その確認作業はまた来年のいつかですね。

ラウンジはFirst用ですが、この時間帯はまだ早朝という事で内容的にはどちらもほぼ一緒。ラウンジ内には10組くらいの先客がいましたが、どこもこれからANA便利用の雰囲気で、実際この後ゲート前でも見かけた人が何組か。やっと後は飛行機に乗るだけになったので、少しお腹に固形物をいれて落ち着いてから、「ゲート前で名前呼ばれないかなぁ」等と暢気なことを考えなが搭乗開始時刻まで時間を潰しました。(続く...)

Crowne Plaza Hotel at Changi Airport

シンガポール滞在となると、先ず一番最初に検索をかけるホテル。なんと言っても空港直結なので、深夜の到着でも早朝の出発でも安心感が違います。到着時はタクシーで移動すればいいから、多少遠くても何とかなるけれど、以前のUAのNRT行きとか現在のANAのNRT行きのように、朝の6時とか言われると、やはり早朝の移動は不安ですからね。まぁ、空港直結でも、寝過ごしたら意味ないけれど。今回は、室内のデジタル時計のアラーム1、2に、手持ちのスマホ2台をそれぞれ1分の時間差でアラームセットしておきました。が、最初のアラームが鳴る20分位前には目が覚めて、その後オフにするのが大変だっただけ。

到着してT2から移動してチェックインした時、Welcome Letterを渡されたので部屋に入ってから読んでみたら、「10回目の宿泊、ありがとうございます!」と書いてある。調べてみたら、2010年に初めて宿泊して、確かに今回が10滞在目でした。偉いぞ(笑)。ただ、以前はもっと広い部屋にアップグレードしてくれた記憶があるんですが、最近は一寸せこい気がするのは気のせいだろうか(笑)。

二日目に外出する時、丁度部屋をでた時に目の前にハウスキーピングの女性がいて、この子がインド系の顔立ちの凄く品のある綺麗な女の子。私が出てきたので、掃除に入ってもいいかと聞くので、丁度"Clean-up Please"の札を掛けようとしたところだったので、それを見せながら"Yes, please!"と言うと嬉しそうに"Thank you, sir.!と言ってくれました。ちょっとホッコリ(笑)。この朝一で部屋を掃除してくれたのが、後から助かりました。で、この女の子、夕方にも廊下ですれ違ったんですが、その時には洗濯物を入れた大きな台車を押しながら向こうから歩いてきます。でも、自分体の縦横倍以上ある台車なので前が見えずに、横から顔を出しながら少し押して、また顔を出して確認して少し押して、を繰り返しながら進んできます。私が邪魔にならないように、大きく横に避けたところ、朝のことを覚えていてくれたの、ニコッと笑ってくれたのがちょっと嬉しかった(笑)。歳を取ったなぁと実感した瞬間でしたねぇ...

閑話休題。このホテル、ベッド脇のデジタル時計の横に"handy"という名称のスマホが設置されています。最初は館内での使用のみだと思っていたんですが、今回よくよく見たらローカル電話とデータ通信がそのまま無料で出来ると書いてあってビックリ。しかも、外への持ち出しもOK。実際今回は自分のスマホと一緒に持ち出してみましたが、街中では勿論、SMRTの車内からでもちゃんと4Gで接続して検索やら出来ました。個人アカウントを設定すればメールチェックまで出来そうですが、さすがにそれは一寸怖いのでしていませんが、データの削除が出来るのでまぁそういう使い方をしても大丈夫そう。取りあえずマップ機能が使えるだけでもかなり利便性は高い中と。また、インストールされているアプリから、チケット手配とか予約手配も出来るので、そういう使い方も良いかもしれない。そういう最新のサービスが提供されている半面、このホテルに初めて宿泊したのが2010年ですから、多分建てられてから少なくと10年位経過しているはずで、今回も洗面台の排水が悪かったり、シャワーの出が悪かったりと、色々設備の不具合とまでは言わないけれど、気になるところが多々ありました。近々改修とかするんだろうか。これ以上設備が古くなるようだと、一寸滞在するのも考え物になりそう。

2017年8月13日

インタープリター

山本一郎氏による石破茂氏へのインタビュー記事。実際の会話はもっと長いのだろうけど、上手く要点をまとめて分かりやすく再構成されている印象。で、この対談を読むと、やはりこれまでの石破氏の発言として聞こえてきたことの印象もかなり変わってきますね。個人的に感じたのは、この石破さんの、あの木訥とした独特な語り口が、逆に回りくどい印象を与えて、それによって言うべき事に贅肉が付いたような発言が出てしまい、誤解を招くんじゃ無いだろうか。だから山本氏のような上手いインタビュアーに、上手く発言を引き出して貰い、さらにそこから贅肉をそぎ落とした内容を、こう言う形にまとめると、よく分かる気がするし、決して変なことを言っているわけでは無い事も理解出来ます。結局、こう言う事が「説明責任」なんだろうなぁ、と。

自分も、何か説明とか発言をする時に、どうしてもそこで全て理解出来るように色々言いたくなって、結果的に説明は長くて丁寧なんだけど、肝心の要点は何、と言う結果になりがち。可能ならば、一度自分の発言をまとめて第三者がレビューして、そこから再度内容を構成したものを、元の状態に戻って自分の発言として公開出来たら、凄く分かりやすい説明になると思うんだけど(笑)。

ジャーナリスト程では無いにしても、政治家としての大きな仕事・役割の一つとして、有権者に必要な事柄を分かりやすく伝えていく、と言う事が含まれると思うんですよね。その中には、その情報に対して詳細な知識や経験があることもあるし、政治用語とか専門用語を排した分かりやすい言葉で話が出来ると言うプレゼンテーション能力も必要だろし、実はかなり専門的な技能職なのかも。ただ政治家の場合は、そこで説明して理解されなかったとしても、結果としてその人達が望むような、例えば建物であったり、制度であったり、組織体を立ち上げたりとか、具体的な「結果」を出す事で、理解されていない説明も「理解したつもり」になれるのが違うところ。その点ジャーナリストは、文章なり言葉なりで説明して理解させるのが仕事だから、そこが意味不明であったり論理が破綻としていたり言葉遣いが不適切であったりすると、全く仕事をしたことにならない。でも、それを何度も繰り返し、かつ互いに相手の間違いであっても「正しい」と認証行為をすることで、それが「正しいもの」と理解したつもりになって広がってしまう。そう言うことを最近の所謂ジャーナリストは意図的なのか無意識なのか分からないけれどやっている。

今回の山本一郎氏の記事を読んで、例えば最近の朝日新聞、東京新聞、さらには産経新聞でも読売新聞でもいいから、文章だけとりだして、それを全くそれらの企業とは関係な人が書かれている内容を解釈した説明文を書かせた時に、ちゃんと元の意味に沿ったり回出来るものが作成出来るのだろうか。多分、「~だろう」とか「~と思われる」的な記者の主観で論理が構成されていたら、第三者はその内容を類推出来ずに内容構築が出来ないだろうし、さらにはその論拠を上げていったら、実は具体的なものは一つも無い、と言う結果になるかもしれない。言ってみれば、難解な言葉を理解出来る言葉に逐語訳してくれる、インタープリター的な人が今必要なんじゃ無いかと、最近のメディアの暴走的状況を見ていると感じますね。

NRT-SIN/-NRT (3) - NH803便

5サテのANA Suite Loungeからエスカレーターで降りてくると、その横に4サテに繋がる地下通路や今回利用する沖止めスポットへ移動する59番のバスゲートへ降りる下りのエスカレーターがあり、これでさらに下へと降りていきます。

沖止めスポットへの搭乗(バス移動)というのは、国内線では何度も有り、成田空港の場合は、成田離発着の国内線(1タミ側)は全部沖止め。ですから、バス搭乗自体は初めてでは無かったけれど、国際線の出発便では、成田というか日本発のフライトでは初めての経験。それ以外でも、一度バンコクのスワンナプーム空港で、BKK-SINの国際線乗り継ぎを経験した時にはバス搭乗で、多分これがこれまで唯一の国際線利用時の経験です。NRT-SINって、東南アジア路線では結構幹線だと思うし、そんなに利用者が少ないわけでも無いと思うけれど、それでもゲートが利用出来ない位混雑しているという事なんだろうか。前後のスケジュールを見ていると、このNH803便は28番ゲートか59番ゲートに指定されているので、多分沖止めが前提なんでしょうけど。この日は曇り空で幸いにも雨は降っていなかったので良かったけれど、これが悪天候の時等は恨みたくなるかも。

実は出発前日にオンラインチェックインのメールが飛んできて、チェックインの操作をする時にちょっとシートマップを開いてみました。予約した時には両窓際の席は埋まっていて、中央のエリアしか空席がなく、だから最初はBコンパートメントの前の方で真ん中の席を指定していました。ところが、この時に右一番前の1Aが空席になっていたので、速攻で指定。エビデンスを残すために、直ぐに搭乗券を印刷しました(笑)。

この機材はB787-8の2クラス制なので、1Aと行ってもビジネスクラス。ただ、上得意顧客のためにブロックしているんでしょうね。それが直前で解放されたんじゃないかと。ただ、システムの都合なんでしょうけど、予約のアカウントを開いても表示される座席番号は最初の予約時のままで、本当に変更されているのか分からない。まぁ、再度シートマップに入ったりすれば、ちゃんと1Aが表示されるので、大元のシステム上は変更されていると思うのですが、今ひとつ疑問が晴れませんでしたが、搭乗してやっとスッキリしました(笑)。ただ座ってから感じましたが、この1Aは「狭い」。B787に導入されているスタッガードシートは、B777に入れているものよりも少し狭いと思うんですが、それが直ぐ横に機体の壁があったりするので、さらに圧迫感を感じます。もともとANAのスタッガードシートはUAのシートに比べて個室感があったけれど、この席の場合は右手は後ろの席のせり出し部分でガードされていて、さらに左手にも機体の壁があるので尚更狭く感じるんでしょうね。ちょっと、次回はどうしようか悩みます。3Aとかだと、全面モニターの左側も隙間があるはずなので、もう少し開放感があるのかもしれないですね。

沖止めですから、搭乗するには必ずバスで移動しないといけないので、ある意味搭乗時間は計算できるというか、この時は4回バスが到着して搭乗完了。ドアクローズは定刻少し前でした。暫くしてプッシュバックが始まると、この日の離陸はA滑走路の34Lからなので、タクシング距離も短い。搭乗機の前に離陸待ちの機が何機か有りましたが、それでも10分程で成田を離陸して、シンガポールへ向かいます。

直ぐに窓を暗くして暫くするとミール開始。中距離なので量的にも内容的にもそれ程期待していませんでしたが、それ以下だったのが残念。この日は、和食のメニューに得意で無いものが多かったので洋食でステーキをオーダー。最初のアミューズはチーズとオリーブが苦手なのでそのまま残し、あとパプリカのスティックもパサパサして美味しくなくて一口囓ってお終い。唯一鶏肉のテリーヌみたいなものだけ頂きました。前菜は、色々盛り合わせた物が出てきましたが、どれも口に合わずに一口味見して終わり。このままではお腹が持たないので、パンのお代わりなど頂いて凌ぎます。メインのステーキは、かなり厚みがあるものでしたが、切って一口口に入れると肉が冷めている感じ。付け合わせのソースも、やはり作ってそのまま20分位置きっぱなしで出してきたような、「暖かくない」温度。そんな感じなので、折角ステーキ用に赤ワインをお願いしたんですが、ステーキも二口くらいでGive-up。追加で貰ったバゲットを肴に赤ワインを流し込んで終了です。何だろう、歳のせいか、最近食事が美味しくない傾向がどんどん強まる気がする。でも、今回のステーキは明らかに温度管理が変だったと思うんだけど...

その後は、映画を2本見たところで空港に到着。予定よりも10分位の早着でした。ただ、入国審査場に行くと、中国からの到着客が列を作っていて、これがなかなか進まない。その為か係員も不機嫌そうで、何度かシンガポール入国していますが、こんなに不機嫌そうに対応されたのは初めてでビックリしました。それでも、何とか入国出来たので、T3の先に接続している定宿のCrowne Plaza Hotelにチェックイン。余り食べずにワインを流し込んだのが悪かったのか、一寸体調の悪い感じだったので、この日はとっとと休んで翌日に備えることにしました。(続く...)

2017年8月12日

ジョーカーメディア

菅官房長官の定例会見では、東京新聞の「望月衣塑子」記者は、ある意味国民的有名人になってきていますが、さらに今度は朝日新聞の「南彰」記者なるニューヒーローも登場した様子。先日も一寸触れたけれど、互いにライバルであろう新聞社の記者が、そのライバル紙の記事を引用して質問するというのは、「記者」という仕事を否定しているような気がする。いゃ、最低でもライバル紙がすっぱ抜いた記事やニュースを、後追いでもいいから取材調査して、そのライバル紙が触れていない新たな問題とか別の切り口を探して質問するなら、それはいいと思います。でも、その記事をそのまま引用(指摘)して「その内容は正しいか」と聞くのは、その記者が自分の仕事を放棄していることにも等しいのでは。

決して暇では無い政府の重要閣僚の時間をそれなりに拘束するわけだから、時間も制限されるだろうしその内容も自分だけでなくそこから配信されるニュースや報道は、国民にとって意味のあるものであるべき。ところが相も変わらず、同じ質問を繰り返して自分の欲する「言葉」がでてくるのを待っていたり、発言を切り貼りして都合の良い「文書」を作成したり、およそ公共の利益を考えるのではなく、自社所か自己満足のために時間を消費しているとしか思えない内容。この会見に出ている「自称新聞記者」だけが悪いのかと思うと、彼らの発言なり報道を盛んに支持する同類と思われる業界の皆さんも多くて、一体彼らは何のために誰のためにこの仕事をしているのか、いゃ「仕事」というよりも「活動」と言った方がしっくりくる気がします。

不思議なのは、この会見には東京新聞、朝日新聞以外の新聞社やメディア、さらにはフリーランスのジャーナリスト等、それなりの人数の人が参加していると思うのだけれど、こう言う特定の人が時間を占有して、しかもどうでも良いような内容の質問ばかりを繰り返すことに、疑問なり不満は感じないのだろうか。例えば、ここ数日は北朝鮮の日本に群れた、日本を飛び越えるミサイルの話題が最大の出来事だと思うのだけれど、そう言うことはこう言う場所で質問する必要性って感じないのかな。防衛大臣に聞けば良いという話し? 対策とか防御とか醸成は防衛大臣の仕事だろうけど、国内に対しての情報拡散とか万一の場合の対応などは、こう言う官房長官会見で聞くべき話だと思うのだけれど。

「言葉」を道具に「情報を伝える」事が使命の新聞記者が、その言葉の真意を考えることなく、単にその言葉単体だけを切り出して善悪なり正義なりを全体の主張として振り回す行為って、それこそ独裁の始まりのような気がするんですけどね。いゃ、例えばその言葉を使った真意を確認する、その言葉の意味をより明確にする、そういう言葉が登場した背景なりこれまでの連続性を確認して適正さを検証する、等々、そう言う意味での質問はもっとやれば良いと思う。でも、今のメディア、特に何故か政権に粘着している人達は、そう言うことなどつゆほども考えずに、その日その日発せられるキーワードに自分の気分で過激に反応して、それを「是」として一般に配信することを「正義」とはき違えていることに、呆れるを通り越して、最近では恐怖すら感じます。だって、それを信じている人が本当に多いのだから。「特定秘密保護法」とか「テロ等準備罪」に、あれだけ反対していた人達が、今ではまさにその通りのことをやっている自己矛盾には、気が付いていても気が付かない振りをしているんだろうなぁ。まぁ、だからこそ、それらが審議されていた当時に、今やっているような突拍子もない事柄を「こう言う事が起きる」と事例として紹介していたわけですからね。

彼らの様子を見ていると、なんとなくバットマンに登場する敵役「ジョーカー」をふと思い出しました。憎めないキャラクターなんだけど、気性の起伏が激しくて取っ付きにくい。正義感があるようで、結局は悪役みたいな。あるいは、トランプの世界では、ある時はオールマイティーなカードだけれど、全く使われない時とか、ババ抜きの時には「ババ」になり最後まで嫌われるカードである「ジョーカー」も、また彼らの姿や行動を表しているようで納得するところも。となれば、彼らの発信する情報は「ジョーカー」だと思って聞き流せば、殆どの場合問題無いと言うことなんだろうな。(笑)

NRT-SIN/-NRT (2) - 出発当日

一月程前に予約したNRT-SIN往復のフライト当日。前日まで猛暑が続いていたのに、この日は早朝4:00位に凄い雨の音で目が覚めて、それが1時間くらい続きました。台風5号が通過して、天候が不安定になるとは予報で言っていましたが、それって週明けくらいかなと予想していたのに外れ。ただ、自宅を出発するくらいには雨は上がり、何とか傘は差さずにでられそうです。2泊3日の弾丸トラベルなので、荷物は一月程前のBoston旅行の時に購入したTUMIのショルダーバッグ一つで完了です。

浜松から品川までは、こだま号の早特グリーン車でゆったりと移動。丁度お昼時に掛かるので、駅前のデパ地下でお弁当を購入して乗り込みました。こだま号で、かつお盆の帰省シーズン初日の移動とは逆方向ですが、それでも自由席は結構な混雑。グリーン車も、満席にはならなかったけれど、それでも7~8割の席が埋まる中自分の隣の席は品川まで空席でしたから助かりました。

品川に定刻通り到着すると、N'EXの成田行きへの接続時間は15分。トイレに寄って、スタバで飲み物を買って乗り換えようとホームから連絡通路のある上階に上がると、もう乗り替えの人でいつも以上の子混雑。大きなスーツケースやキャリーバッグを持っている人も多いから、混雑密度的にはさらにいつも以上。男子トイレには直ぐは入れましたが、女子トイレには外まで続く長い列が出来ていたし、スタバのカウンターも、外にまで列が伸びていたのでこちらは諦めました。取りあえずトイレで用を足してから、新寡占の改札を抜けてN'EXが到着する13番ホームへ移動します。ここのホームも、いつもは結構空いているんですが、今回は12両編成のN'EXなのでホームの端までスーツケースを持った、いかにもこれから成田へ行きます的な人がすでに並んでいます。乗り換え時間は7分位あったんですが、その間にも私の後ろにはスーツケースを持った家族連れとかグループが並び、車内に入る時も前の人がスーツケース置き場に荷物を置こうとして止まるので、なかなか中には入れないうちに発車のベルが鳴るし...

私は先頭12号車のグリーン車に乗しましたが、この時点で半分くらい埋まっている状態。普通席も満席に近いらしく、三人で一列を回転させて対面方式にしないようにと言うようなアナウンスが流れるほど。東京駅でも更に乗車してきて、8割方埋まった感じですね。運良く私の隣りの席は空席のままで、この後成田まで移動しましたが、N'EXのしかもグリーン車がここまで混雑するのを見るのは、殆ど初めてくらいの経験かも。やはり夏休み中にお盆のシーズンの初日ですからね。

トラブルも無く定刻通りに成田空港へ到着。もうね、開発を抜けて上階に移動するエレベーターの前にも、普段には見ないような列が出来ています。特に買い物する予定も無いので、早速Zゾーン横の優先レーンの保安検査場を抜けて、さらに出国審査のブースにも列が出来ていたので、自動化ゲートで出国。いつもはガラガラの自動化ゲートが、全て埋まっていたのは初めて見たかも。

出国審査場を抜けても、制限区域も混雑しているので、そそくさとラウンジに非難することに。実は、前日までは出発ゲートは28番ゲートになっていたんですが、この日N'EXの中で調べたら59Aに変更に。28番ゲートは中央ビル当たりにあるバスゲートなので「おっ、一番端っこだけどボーディングゲートになった」と思ったら、それは58A/C迄で、59A-Cって5サテにあるバスゲートなんですねorz もう30年以上国際線を利用していますが、国内外含めて沖止めの国際線に搭乗するのは、バンコクでBKK-SINに搭乗した時以来かも。勿論、日本からは初めてです。

で、5サテのANAラウンジの入口に行き、ボーディングパスと、今回はUA MPに振替済みなのでAMC Diamondのアプリを提示してSuite Loungeに入りましたが、入口で「本日混雑していますので相席をお願いするかもしれません」と言われました。この時間帯、5サテからの出発が多いので、実は28番ゲートなら少し遠いけれど4サテに行こうかと思っていたので、「あぁ、やっぱり」と。でも、確かに混雑していましたが、相席になる事無く搭乗開始時刻になったので、ラウンジを出て59番ゲートに向かいました。(続く...)

パスワードの意味

ITに関わっている人間にとっては、一寸ビックリする話題。今でもIT管理者から支持される、パスワードの設定内容や変更期間が、実は意味が無かったと専門家が言っていると言う話。私は専門家ではないけれど、一寸誤解を招くタイトルかなと言う気はします。要するに、複数の文字種を組み合わせたしかし桁数の少ないパスワード文字列よりは、限定された(アルファベット)文字種仕様であっても、十分に桁数が長いパスワード文字列の方が破られない、と言う事だと思うんですよね。で、それは確かに正しいと思う。例えば40文字種の8桁のパスワードの組合せは40^8=約6.5兆(6.5*10^12)の組合せだけれど、記事にもあるように、文字数5文字の単語4つ使用すると、アルファベット26文字として26^20=約2溝(2*10^32)と桁違い所では無い違いが生まれますから。ただ、単語を使う場合、ある程度の文字数から残りの文字が推測出来る可能性もあるし、また無意味な単語を並べればまだしも、「文章」として成り立つような並べ方をすると、これも最初の単語で類推される危険性が有り、安全性はぐっと下がります。

問題なのは、やはり頻繁にパスワードを変更されることじゃ無いかと。72日毎とか90日毎とか毎に変更されると、ある程度使い続けて行くとマンネリ化してくるんですよね。最近では、直近に使用した例えば20個とか30個のパスワードは再度利用出来ないとか、マンネリ化を防ぐ対策が入っていることもあるけれど、十分に乱雑であれば、また二段階承認とかリトライ回数の制限(例えば5回以上失敗したらロックするとか)等を適用することで、そんなに頻繁に変更させなくても良いと思う。

文字数を長くする時に困るのは、システム側が何文字まで対応出来るか、それがケースバイケースであること。文字数が多くなれば、それだけメモリーも必要になるわけで、システムとしては12文字くらいなら我慢するけれど、20文字は勘弁してくれというかもしれない。極端な話し、漢字とか平仮名カタカナとか、日本語(DBCS)をパスフレーズとして受け入れるシステムがあれば、世界的にはかなり安全になるんじゃないだろうか。もっとも、その時には日本語で家族なり自分の名前を入れる人間が続出するだろうから、日本人ハッカーには格好の獲物になるかもしれないけれど。

さらに言えば、どんなに複雑で長いパスワードを設定していたとしても、ブラウザーにIDとペアで保存していたら、自動的にそのサイトにアクセス出来てしまうわけで、そうなるとそのシステムを使うためのセキュリティはどれだけ信頼性が高いのかという事が問題になります。そう言う意味で、私としては使用するデバイスに対してのセキュリティを厳密厳格にして、一旦デバイスを使い始めたら、そこから先はそのデバイスが自動認証するようにして欲しいなぁ。勿論、成りすましを防ぐために、一定時間使用されなかったら自動的にオフになるとか、デバイス側の対策も必要ですけれど。あと、パスワードを設定する理由に、公共のPCからアクセスするためとかもあったと思うけれど、どうだろうか、最近ではスマホもあるし以前ほどパプリックのPCに対しての要求は減ってきたように思うのだけれど。場合によっては、自分が認証しているスマホをデジタルキーにして、そのスマホとパブリックなPCが通信をして、自分の登録しているサイトにアクセス出来るようにするとかにしたら、いちいちキーボードからパスワードを入れるような手間も無くなるんじゃ無いだろうか。実際、ホテルのデジタルキーはBluetoothでスマホと部屋の鍵(ロック)が通信するわけですからね。「パスワード」という言葉も、そろそろ「パスデータ」とか「パスストリーム」とかに変えた方がユーザー意識も変わるのかもしれない。

2017年8月11日

禁煙と分煙

本来なら「完全禁煙」で行われるべきオリンピック・パラリンピックが、「分煙」を言い始めたという記事。「禁煙」であっても、その施設以外の何処か別の場所では喫煙が可能な訳で、そう言う意味では広い意味での「完全分煙」が禁煙とも言えるけれど、多分この人が言っているのは一つの施設内に完全な喫煙室を設ける、と言う話だと思う。

ここでも何度か新幹線の喫煙室関係の話しを書いているけれど、吸っている場所が隔離されているかどうかは解決策じゃ無いんですよね。そういう場所で喫煙して戻ってくれば、その人の髪の毛や服にも匂いや煙はまとわりついている。少なくとも、その競技観戦のためにその施設に入場したなら、施設から退出するまでは一切の喫煙行為はやめされるべき。また、入場前に十分に匂いや煙を蓄積させないように、競技施設の周辺の多くの場所を「禁煙」とするべきだと思うな。

私は、サンフランシスコ市が、公共施設内での禁煙を始めた頃に滞在したことが有り、レストラン等でも他所の州から来たお客さんが席で一服しようとして定員から制止される様子を何度も見ました。で、その反動からか、レストランから外にでする、直ぐにタバコに火を付けて吸い始め、結果吸い殻が周辺の道路に散乱するようになる、と。その後喫煙の条件はどんどん厳しくなり、最初は室内は駄目だけれど、室外はOKが、室外でも特定場所のみOK、さらには特定場所の設置も建物から何フィート離れないと駄目とか、どんどん厳しくなっていきました。

私はタバコは地球から消えて無くなって欲しいくらいに思っている半面、嗜好品として存在している以上はそれを利用する権利もあると思っています。ただ、その個人の権利は個人の範囲内で完結して欲しいから、煙とか匂いとか関係無い第三者に影響しないように、そこは完全に閉じて欲しい。当然そこには、ヘビースモーカーは普通に呼吸をしているだけでも、呼気の匂いがたばこ臭いから、それも止めて欲しい、と言う所まで含まれているけれど。幾ら装飾の一部とは言え、過度な香水利用は迷惑になるのと同じだと思うんですよね。

以前は、日本人もそこそこだけれど、韓国人や中国人の喫煙も酷いなと思っていたけれど、彼らはトップダウンで言われると結構そのまま従うからか、最近はそうでも無くなったように思います。日本人でも、制限が厳しいアメリカなんかだとそれなりにルールは守るけれど、その分日本の状況は全然進歩していない気持ちが年々大きくなります。何度も書いているけれど、10時間以上も密室でフライトする飛行機が完全禁煙なのに、高々数時間、それも途中駅に停車しながら走る新幹線ですら、未だに完全禁煙になっていないことの不思議とか。方や、子供がいる家庭は禁煙にしようという条例制定の話も出ているらしい。一見良さげな話しに聞こえるけれど、それはそれで人権侵害じゃ無いかという気もする。と言うか、子供だろうと大人だろうと影響はあるんだから、職場とか家庭とか公共施設とか関係無く、原則禁煙、喫煙は指定された場所でのみ可能、位のことはするべきだと思う。「公衆便所」ならぬ「交渉喫煙所」みたいな場所を作るとか。

オリンピックまでにとか悠長なことを言わずに、今すぐにでも完全禁煙に向けて布石を打って欲しいですよね。それこそ、タバコ代金を上げるだけで無く、喫煙者はライセンス制にしたらどうだろうか。仮にライセンス無しで喫煙して病気になったら、健康保険の適用外にするとか。ライセンスにしたら、タバコの購入も全てそのライセンスが必要になるとか。当然免税品からも削除。海外からの持ち込みには、10倍位の関税を掛けて、かつ日本からの持ち出しは禁止にして廃棄処分にするとか。それこそ、コーヒーからカフェインレスコーヒーを作ったように、今のタバコから匂いも煙も有害物質もない、味だけタバコの代替品をJTは早く作らないと。ほんと、そう思う。

狙うならどの国

北朝鮮によるICBMの脅威。直接対峙するのは米国なんだけど、よほどおかしくならない限り米国に直接ICBMを打ち込むことは先ず有り得ない。その瞬間、その何十倍、何百倍のカウンターアタックを受けて国家が壊滅することは火を見るより明らかだから。北朝鮮が欲しているのは、現在の支配体制が維持出来るように経済が上向き安定的に外貨が稼げるようになること。中国は、もう少し言う事を聞いて欲しいと思っているだろうけど、韓国とのバッファーとして重要な存在である北朝鮮は手放さないどころか、上手く利用して米国の注意をここに引きつけておいて、その間に東南アジアや中東さらにはアフリカなどの発展途上国への影響力をどんどん高めて支配確立出来れば問題無し。まぁ、ある意味北朝鮮はデコイというか、利用出来る材料なんでしょうね。さらに、韓国にとっては、北朝鮮と一戦交えれば国内が混乱所か荒廃するのは明らかなわけで、そこまでして別に北朝鮮を統合する必要は無いだろうし、今のように付かず離れずという関係が一番良い。一寸見逃し気味だけれど、国境を接するロシア友北朝鮮としては事を構える気はさらさら無いだろうし、このまま北側の重しとして付かず離れずの関係が維持出来れば十分でしょう。

となると、スケープゴートになるのは日本しか無いのは明らか。今回の様に、日本に着弾しなくても、日本を超える、あるいは最悪日本の何処か僻地でもいいから一発ミサイルを着弾させれば、米国としても力尽く以外の対応を考えないといけない。日本は日本で、非難声明は出すだろうけど、憲法の絡みもあり直接的な武力行動には出られない。それによって日本国内が混乱して、左派政権でも出来て北朝鮮向きの内閣でも出来たら、それこそ棚ぼたにもなるだろうし。ただ、逆に日本のナショナリズムが高騰して、一気に防衛費がアップして軍事力(防衛力と言わないといけないのかな)が高まれば、北朝鮮以上に中国が先ず嫌がるでしょう。とは言っても、一気に自衛艦や航空機が増えるわけじゃ無いから、無人機とか中長距離のミサイル等を米国から購入して配備するのが一番手っ取り早いかも。となると、米国としても貿易不均衡が少し改善されるから、反対はしないでしょうし。

北朝鮮にそれだけのコントロール能力があるか分からないけれど、ミサイルが領海に落ちるのと領土に着弾するのではかなりインパクトもリアクションも違うでしょう。多分領海着水位なら、日本の世論もそれ程まだ盛り上がらないだろうし、例によって変な人達が声高に「日本の挑発が」とか言い出すに違いないと思う。ただ、日本海側の領海着水だと、それは日本に対しての攻撃で米国に対しての攻撃とはとられないので、理想的には太平洋側の領海に着水させるのがいいけれど、これは一寸軌道計算を間違えると日本列島に着弾する可能性もあり、その場合には準戦時体制くらいまで行ってしまう可能性もあるから、そこまで北朝鮮が踏み込めるかどうかが疑問。個人的には、日本列島とグアムの中間地点当たりに着水させて、その時に日本列島通過時に迎撃されたら、あるいは迎撃行動に日本が出たら、それを日本批判の材料にする、と言うシナリオ。これなら、直接米国に被害を与えずしかし実力誇示する事は出来るわけで、これが一番ありそうな気がします。実際、日本列島とグアムの間なら多少精度が低くても何とかなるし。でも、そうなると小笠原諸島あたりが気が気じゃ無いかも。

北朝鮮に限らず、こういう状況に日本が直面する時にいつも感じるのが「日本って、本当にいじめられっこの立場だよなぁ」ということ。仕返しされないと周りは分かっているから、多少の無理難題は平気で言ってくる。それでいて、金払いはいいし、文句は言わないし。あれだけ教育などでは批判する人達が、対国同士の話になると何も言わないのも不思議なんだけど。別に日本が軍国主義に走る必要は無いと思うけれど、ちゃんと明確な態度は示すべきですよね。警告は三回まで、それでもまだちょっかい出すなら経済的に対応し、それでもまだ続くなら、みたいな。ただ、それに見合うだけの人的損害も覚悟しないといけないわけで、そこまで日本人としてのマインドを変えることが出来るかというのが最大の問題かも。

私はAI

昨日の小池都知事の会見で、毎日新聞の記者が豊洲移転、築地再生の決定について記録が残っていないことを質問したところ、都知事の回答が
「それはAIだからです」
「人工知能というのは、つまり政策決定者で有る私が決めたと言う事でございます。」
と意味不明な回答に。前後の文章を読んでも意味が理解出来ないのだけれど、つまりは「賢い私が、色々な情報を元に決めたから」と言う事なんだろうか。「回顧録には残るかもしれないが」という事は、後日自分の都合の良いように説明すると言うだけで、今どうなってどうしたのかという客観的な記録が残っていなければ、それは記録でも難でも無いと思うのだけれど。

あれだけ散々石原元都知事の事を批判していたのに、自分はそれよりも酷いことを堂々とやりながら何も説明も無い。もっとも回答の最後に、これは「政策判断」で自分が決めた、と言っているので、仮に今回の決定によって何か問題が発生した場合、あるいは後日石原氏に対してのような疑義を指摘されて小池氏に対して説明責任を要求した場合、彼女は石原氏以上に追及される理由を残したように思うのだけれど。最も、記録がないことをいいことに、「私はそう判断した」と言い切って逃げ切るつもりなんだろうけど。

メディアも情けないですよね。森友学園、加計学園問題に対しては、あれだけ説明責任だとか証拠を出せと言うのに、こちらにはそんなことは露ほども指摘しない。支持率が低下している首相に対しては好き放題言うことで、勧善懲悪の役割もメディアが演じていると視聴者に誤解させることが可能だけれど、政策的におかしいことであっても、未だに高井都民の支持を受けている都知事に対しては、下手な記事を掲載すればやぶ蛇になると及び腰になっているのが情けない。

少し前のNHKが放送したAI関連の番組で、相関関係が認められないような異なる事象が、同じような回帰曲線を描くからと無理矢理相関があるような放送をして批判されたけれど、AIって万能の神じゃ無いので、どう言う種類内容のデータを入れて、どの様に処理されたのかをちゃんと精査しないと、とんでもないもの同士が相関があるように見えるし、その結論もなんとなく理に適っているように誤解されるだけ。そう言う意味では、知事本人がどの様な理由から最終的な結論に達したかは百歩譲ってこの時点で開示しないにしても、そこに至る基本的な内容はちゃんと記録に残すべきだし、公開するべきでは。あれだけ「都政の透明化」「説明責任」と言ってきた人が、この状況ではねぇ... 彼女の言うAIとは「人工知能(Artificial Intelligence)」ではなく「あきれた(A)、インチキ(I)」の略ではないだろうか。いゃ、結構マジですよ。

2017年8月10日

ガソリン代

時事通信が報じた、鈴木五輪相のガソリン大疑惑。ただ、一通り読むと中途半端な感じ。戸氏によりばらつきはあるけれど、3年で1400万円とすると、1年で平均500万円。秘書が7人いるから一人頭70万円とすると、月に6万円ちょっと。これに対して、一日200km走るとすると、リッター8kmとして25L利用だから、120円/Lとすれば3000円。まぁ、こう言う人達は土日も走り回るのかもしれないけれど、実働20日/月とすれば3000円×20日で6万円と大体辻褄は合う。15年1月の支払が174万円となっているけれど、年末年始と言う事も考えると、有りそうだけれど疑問残る微妙な金額。12月分を年度末、年末ということで繰り越したのかもしれませんが、このあたりは説明が欲しいところですよね。

で、最後に民進党の山尾議員の例も出しているけれど、こちらの疑問点は金額もさることながら、毎回の支払を換金可能な2万円のプリペイドカードを使用していたこと。鈴木議員も同じ手口なら大いに疑惑解明するべきだけれど、ガソリンスタンドへのまとめての支払とか、ちゃんと照明出来るものがあるなら、それは疑う理由は無い。本当ならば、同じような地域の他の議員の例とか、別の国会議員との比較をするべきだと思うんですね。単に一人の金額だけ出されても、それを比較するのは自分の例くらいしか普通は判断材料はないわけで、それならば殆どの場合は「金額が大きい」と思うのが普通だろうし、一寸恣意的な内容だと思います。

で、この山尾議員、通称ガソリーヌ氏、個人的には年末の釈明会見では全く説明責任を果たしていたとは思わないのだけれど、もう終わったつもりなのだろうか。そっちの方が、よほど納得出来ないことなのだけれど。

フレッツスポット終了?!

最近まで迂闊なことに気が付かずにいたんですが、主にMVNO(iPhone6)用Wi-Fiとメインマシン(ThinkPad X1 Carbon(2014))のアクセス用に使用している、NTT西日本のフレッツスポットが、5月一杯で新規募集を停止していました。同じようにフレッツスポットのサービスを提供しているNTT東日本はどうするのかと思ったら、NTT東日本は去年の4月一杯で停止している!! いゃ、知りませんでしたorz  そう言う意味では、NTT西日本は一年以上頑張ったというとこなのか。今のところ、新規申込を停止しただけで、既存サービスの終了と言うアナウンスはされていないみたいですが、既存ユーザーでビジネス的にペイしているなら新規申込だって中止しないわけで、早晩フレッツ・スポットサービスが終了することも確実でしょうねぇ...

気になるのはその受け皿で、一番有りそうなのは同じNTT系列のdocomo Wi-FiかOCNモバイルONEへの統合だと思うんだけど、OCNモバイルONEも余りやる気が感じられないし... フレッツ・スポットは、実は今2回線使用していて、1回線は自宅でNTTフレッツ光を利用しているので無料。もう一つのIDは、docomoポイントで払っているので実質無料。元々は、新幹線車内のWi-Fiサービスで利用するために契約したもの。以前はSoftbankを利用していましたが、これが全然使えず、それならとフレッツスポットにしたら結構良かったので切り替えたもの。でも、新幹線車内のWi-Fiサービスはバックボーンへの接続が駄目なのと、最近は社内で利用する人が増えたためかAPへのアクセスもままならない状態なので、もっぱらdocomoのテザリングを使って接続しています。だから、まぁフレッツスポットはもういらないと言ってもいいのだけれど、全くWi-Fi利用しないわけでもないので、そこが微妙ですよね。

今回の件もあって久しぶりに色々なWi-Fiサービスを見渡してみると、docomo, au, Softbankの携帯3社が提供しているWi-Fiサービスがかなり大きくなっている。特に、MVNOも持つauとSoftbankは巨大化していて、さらにその中でもauが目立つ感じ。よくよく考えてみたら、今一般に提供されているWi-Fiサービスは11gが多分最速だから、それに比べて4G(LTE)は数倍の速度があるわけで、スピードだけ見たらこちらの方がよほど便利。常時接続も出来ますしね。ただ問題は、データ量。これを考えるとWi-Fi利用はまだやめられない。最悪のケースでは、このまま年内でフレッツ・スポットサービスは終了して、既存ユーザーは別のサービスへ移行するんだろうけど、その時には多分料金体系も変わるだろうし、安くなるならいいけれど高くなると一寸考えますよね。まぁ、今のところ正式なアナウンスを待つしか無いわけで、それまではこれまで通り使うしか無いのだけれど。

文春vs東洋経済

週刊文春に掲載された自社に関する記事大して、東洋経済オンラインが反論記事を掲載してバトルを開始したという記事。まぁ、どっちもどっちだと思うけれど、メディアはいいですよね。自社とか自分達に不利な記事なり情報が掲載されたら、自らのメディアを利用して大々的に反論出来るから。これが個人とか組織とかだと、一度何か報道されると、自分達の力ではメディアには適わないから、味方のメディアを作るか見つけるかしないと、なかなか反撃でない。で、そういう時にはメディア旗色を見て多数派に付くものだから、その見方メディアだって普通は生まれないし見つからない。それでも今ではSNSが有るから、そこからバズる事が出来ればまだ少しはましだけれど、それだってよほど興味を引かないとそんなことも生まれない。

司法、立法、行政の三権を見ると、一応相互に監視する仕組みになっているし、司法なら文字通り裁判で、立法・行政は訴訟もあるしその構成員たる国会議員を選択する選挙という方法で、だれでも異論を示すことも出来る。でも、第四の権力に関しては、そういう方法は無いんですよね。「購買拒否」という方法はあるけれど、最近のメディアはメディア機能だけでご飯を食べているところは少なくと、有名なのはTBSとかテレビ朝日は不動産業の方がよほど儲かっている。「メディア」という看板を上げている以上、そのメディアビジネスが下火になっては流石にまずいだろうけど、それなりに足腰の強さがあるから、なかなか響かない。

一応BPOという組織はあるけれど、これだって業界互助会みたいなもので、中立的な客観的な判断が出されている雰囲気は余り感じられない。免許制である放送局に関しては、第三者委員会みたいな中立組織がちゃんとレビューして、免許利用に相応しいかどうか定期的にチェックするべきだと思うけれど、それを言うと「放送への介入」とか言う。同じ免許制度化でのビジネスである通信会社に対しては、総務省も結構きついことを言ったりするけれど、放送局に対しては及び腰なんですよね。

最近では「フェイクニュース検証機関」みたいなものも生まれてきているみたいだけれど、結構大手メデイアが自分達でやっていたりして、自分で自分のアリバイを作っているようなものじゃ無いかと。例えば裁判では陪審員制度が有るけれど、メディアに対しても任意に選択された視聴者・読者が検証する制度って必要じゃ無いだろうか。でないと、今回の様に大手以外には泣き寝入りするしか無い状態がますます加速するだけじゃ無いか感じます。

2017年8月9日

人任せのメディア

台風被害で濁流が流れる様子を撮影したビデオを、一般の人がtwitterに公開していたところ、メディア各社からその使用許諾をお願いする連絡が来たらしいけれど、その中のフジ系列「特ダネ」担当者から、8:00の放送に間に合わないので7:30までに返事がなければ使用許諾されたと理解して使用したい、と言うとんでもない内容まで来たらしい。今では、視聴者が自ら撮影した画像やビデオをメディアに売り込み・提供する場合も有るけれど、最近では逆にメディア側がそういう視聴者の映像などを探して利用する機会の方が多い気がします。ある意味節操が無い気がするけれど、これだけ個人撮影・自撮りとネットが発達してくると、不特定多数の視聴者の方が、画質とか内容は多少劣っても、決定的な瞬間とかネタになる内容といういみでは母集団が大きいから当たりも多いのかも。でも、それってメディアが楽をしようとしているとも感じられるは無しでは。

これでふと思いだしたのが、最近のニュースショーとかワイドショーで普通に行われる、新聞各紙を並べての一面記事とか重要記事の比較。個人的に記憶している限りでは、もう30年以上も前のテレビ朝日系列で朝放送されていた「やじうま新聞」が、この手の各紙比較形式の始まりじゃ無かったかと思うんですが、それまでは新聞紙名を利用するにしても、日テレなら読売、TBSなら毎日と、自社系列の新聞社の紙面を利用して、他社を利用することはほとんど無かったんじゃ無いかと。唯一例外は、スポーツ紙を並べて前日のプロ野球の結果とか放送していたかもしれない。でも当時はどの局も巨人戦の話ししかしない時代だったから、スポーツ紙を並べるのはよほど大きな試合とかイベントの時だけだったような。いずれにしても、今ではデフォルト当たり前のように行われている新聞各紙を並べる方法って、昔はなかったはず。それがやじうま新聞が成功したからか、段々と他所の放送局でもやるようになり、今では当たり前の演出に。あれって、系列紙であっても、著作権とかどう言う扱いになるんだろうか。まぁ、一部広告枠など隠している場合も有るので、それなりに放送局と新聞社で了解しているのだとは思うけれど。

で、アレって、結局系列紙が逃した記事でも他紙でフォロー出来るから、利用する側としては楽になるし、極端な話しその日の朝に新聞各紙を並べてピックアップすれば、取材活動の半分以上終わっているようなものでは。つまりとても効率よく話題となるニュースをピックアップ出来るので、番組作りの効率化に繋がる。個人的には、それって系列紙に対しての失礼に当たると思うし、当然自分達とは異なる指向・方向性の話しをどうするのかという偏りを生む原因にもなると思うので、結構禁じ手だと思うんだけれど。それがさらにネットに拡大してるのが、今回の勝手に使用許諾みたいな話しだと思うし、情報収集をネットで完結させる今のスタイルじゃ無いかという気がしています。ネットで話題を探す集めるのは良いと思う。でも、それはあくまでとっかかりであって、本来はその番組なり放送局なりメディアなりがちゃんと取材して「自分の言葉」で放送・報道するべきだと思う。だから、メディアの役割として「伝えること」ではなく「知らせること」がメインになり、それって結局は自分が目に付いたものをそのまま右から左に移動させることが「メディア」だと勘違いする最大の要因じゃ無いかと。本来なら、目に入っても流す、目に入る前に捕まえる、流しても再度追いかける、色々なことをやって自分なりにまとめるべき「記事」が、そんなことを全く感じさせない単なる「感想文」でおわっているわけですから。

自分の仕事の中でも、昔は自分の手を動かして物作りしていたものが、どんどんオフショアとかOEM/ODMでコストダウンするために、自分の仕事はPMと言えば聞こえがいいけれど、雑用と受入検査だけみたいな感じになりつつあります。それはそれで楽と言えないこともないけれど、結局ちゃんと相手の進捗管理をしないといたいしっぺ返しを受けるし、相手と同等以上の知識と技術力が無いと、相手が作ってきたものがちゃんとこちらの要求仕様に当てはまっているかの確認も出来ない。結局は、楽をするためのOEM/ODMが一番大変という事にもなりかねないんですが。今のメディアって、そういうOEM/ODM任せで、出てきた物をそのまま出している、OEM/ODMにとって「使いやすいPM」的存在になっているように感じますね。ちゃんとミスを指摘する、必要な事はどんどん言う、厳しい事もバンバン言うけれど、達成した時にはそれ相応に相手を誉めることも忘れない。そういう出来るPMだと、OEM/ODMも最初は嫌うけれど、そのうちゃんとこちらが言う前に相手も対応するようになり、結局はそれはこちらの利益でもあるけれど、相手にとっても品質向上とか開発製造効率の向上という彼らの利益にも繋がるから、最終的には双方満足いく製品が作られるようになります。そう言う意味で、今のメディア一般の記事とか報道姿勢というのは、OEM/ODMを利用すれば簡単に安いそこそこの製品ができて儲かる、みたいな安易な考えで失敗するメーカーそっくりだなと思うわけです。まぁ、そういうところはとっとと失敗して撤退・破算してくれた方が、こちらの方は仕事はやりやすいのだけれど。人任せ、他人任せの姿勢からは何も良いものは生まれなくて、人材を探して他人を上手く使う事が今の時代に一番必要なことだと思う。