2017年7月8日

アメリカ入国

今回のBoston旅行の一寸番外編的な備忘録を... 今回の旅行で一寸心配だったのが、米国への入国手続き。これまでならそんなに不安は無かったのですが、昨年トランプさんが大統領に就任して、いろいろ厳しくなったことは分かるので、それで変にトラブルに巻き込まれたくないなというが正直な気持ち。問題になりそうなのは、往路での乗り継ぎとなるIAD (Washington D.C.)と、復路の起点Bostonでのチェックインでした。

ところが、米国でのことに頭がいっぱいだったためか(笑)、成田で出発する時に、ANAのZゾーン裏の保安検査場のX線検査機を通過する時に、久しぶりにブザーを鳴らしてしまいました。いつもジーンズの右後ろポケットにSuica等で利用するXperial Z3 Compactを入れているんですが、この時には左ポケットにもiPhone6を入れていて、右側のXperiaは取りだしたんだけどすっかり左側のiPhone6を忘れていて、そのまま通過しようとして警告音を何年かぶりに鳴らしてしまいました。アメリカでの心配をする前に、まずは日本でちゃんとしろよと言うお告げでしょうか(笑)。

で、本題の米国入国時。IADが最終目的地で無い場合は、C1ゲートの真下当たりの乗り継ぎ客用の入国審査場に案内されますが、この時先にも書いたように地上係員の説明が悪くて、ESTAのレーンでは無く通常の審査用のブース側に流れてしまいました。結果的に、ESTA側には既に審査ブース前に人が何人も並んでいるような状態でしたが、私が進んだフルチェックの方は私の前に一人居ただけで、しかも審査官もそんなに粘着質な人では無く、結構簡単にスタンプを押してと押してくれたので、逆にこちらの方が早く通過出来ました。勿論、他に到着便が無くてタイミング良く空いている時に利用出来たと言うことも大きいと思います。実は入国審査の時間よりも、到着したコンコースBから審査場のあるコンコースC迄移動する時間の方が長くて、コンコースBで乗客が移動用のモバイルラウンジに集まるまで待っている時間に、空港内を移動する時間などを含めて20分以上30分近く掛かっています。ですから、あっと言う間に入国審査場を抜けてバゲッジクレームに行ったら、既に荷物はターンテーブルの上に無くて、全て床の上に並べられて持ち主を待っている状態でした。これ、ANAは折返しで成田行きになるのでコンコースBにゲートインしますが、UAのIAD便を利用すると確かC1ゲートに入るので、そのまま徒歩で下に降りて審査場に入ったはず。まぁ、どちらを選ぶか悩ましいところですが、移動の楽さならUA、機内の快適さならANAでしょうか。そして、自分の荷物をピックアップして、直ぐ先で再預け入れをし、その先の保安検査場に行くと、ここもガラガラ。まぁ、ほとんど最初に入国審査場を抜けてきたと言う事も有るんだろうけど、ここもほとんど待ち時間無しで通過出来ました。個人的には、一番入国しやすく、乗り継ぎしやすいのがIADかなという気がします。昔は結構厳しかったんですけどね。この時点で、出発前に危惧したほど厳しくは無いかなと言う気がしました。

帰りは、朝Boston空港に到着し、ここで成田までキャリーバッグはスルーチェックインしますし、IADでの国内線から国内線への乗り継ぎはターミナル内での移動だけなので、保安検査場も通過しなくて良く非常に楽。ただ、IADで乗り継ぐ時もそうですが、以前はアメリカ在住者で無くても航空会社の上位会員だと「TSA Pre✔」対象になれたんですが、トランプさん以降それが出来なくなったので保安検査場通過には時間が掛かります。それでも、利用クラスやFFPの上級会員だと「Premium Lane」が利用出来るので、一般の搭乗者よりも楽ではありますね。まぁ、カバンからラップトップやタブレットを取り出したり、ベルトを外して靴を脱ぎ、全身スキャンをされないといけないので、通過時間は掛かるんだけど、この時も丁度タイミングが良かったのか、数人が列に並んでいるだけだったので10分位で通過することが出来ました。もっとも、ここで一寸した失敗をやらかしてしまいましたが... 列の途中にTSA係員の机があって、ここでパスポートと搭乗券が確認されて前に進むこと出来ます。ところが、私が入った時には、その係員がおらず、何か奥の方で作業をしていたので、どうしたら良いか確認しようと近づいたらいきなり振り向いて私をにらみつけて「なんで無断で侵入する。そこで待ってろ」と、結構真剣な顔で怒鳴られてしまいました。その後、不機嫌な顔のまま机の場所に戻ってきて、「勝手にここから入るんじゃ無い、ここで待ってろ」とブツブツ言いながら私のパスポート(ID)とボーディングパスを確認して通してくれたけれど、それならゲートを閉めておくとかそれなりの方法があるんじゃ無いのかと、表情には出さずに心の中で日本語で反論しておきました(笑)。なかなか分かりづらいんですよね、空港のレーンって。

たった二回の経験で全て大丈夫と言うつもりは無いけれど、予想以上に空港内のチェックは落ち着いていたように感じられます。このまますこしずつ落ちついていって、早く以前のように、いゃ以前以上に安心して素早く通過出来るような状態に戻って欲しいのですが。まぁ、日本の成田でもそうだけれど、自国民には優しく、外国人には厳しく、と言うのがどこの国の入国管理でも同じですから、やはりそれなりに時間の余裕を見て準備した方が良さそうです。

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