2017年7月18日

内閣支持率

最近の加計学園などの問題から、直近の内閣支持率調査では30%を割るものも現れているなど、急速に支持率を落としている安倍内閣。個人的には、内閣の問題と言うよりは、意図的なあるいは恣意的な報道による物が大きいと思うけれど、その行為者であるメディアが調査して支持率急降下と伝えて、だから加計学園問題はと、自らメディアの無限ループを作るのはいかがなものか。でも、「支持しない」がイコール野党への支持率では無いわげて、それは政党ごとの支持率を見れば一目瞭然。

同じ記事にある政党支持率では、自民党が前月の36.4%から30.7%と5.7ポイント落としているけれど民進党なんて、7.9%から5.8%と2.1ポイントの下落。これ、元々の支持の割合から見たら自民党の倍以上の下落と言えます。民主党が政権を撮った時には、自民党と民主党、それぞれ支持率が20~30%台で拮抗していたことを考えると、確かに自民党への圧力は増えているけれど、あの時とは全く状況が違う。大体、野党四党(民進党、共産党、自由党、社民党)の合計が10%に届かず、さらに前回からも減っていることを見ると、国民としては今の与党に不満はあるけれど、決して野党にその大体を期待していないという事を表しているのでは。支持無しや無回答が増えていることを思うと、ある意味今のドタバタに嫌気がさしているという見方も出来る気がします。

あと、設問の書き方にもよるけれど「支持しない」=否定だけでなく、「不満」「いじらしさ」みたいな、消極的に否定しつつも絶対的な反対では無い、と言う意味も含まれているんじゃ無いだろうか。そうなると、良く設問であるように中間的な意思状態の人数も考慮すると、実は今の与党で良いと思っている人の数自体は全体では変わっていないけれど、その程度は積極的支持が大きく減って消極的支持に移動した、と考える方が自然かも。だからこそ、野党の指示だって増えていないわけですし。

例えばアメリカの二大政党の支持率なんかなら、結構はっきりとどちらを支持と言う聞き方も出来るし答える方もそう答えやすいと思うけれど、日本のように多党政治の場合はなかなかそうはっきりと線引きは出来ないでしょう。また日本人的な気質というか考え方も含めると、なんとなく否定する要因があればマイナスの方向に行きがちな事も多いだろうし。そういう意味では、調査方法や抽出方法も含めて、もっと分かりやすく、また実状を反映するような内容を使用して欲しいし、それらの事柄も公開した上で「こう言う結果です」と全体が読者にも分かるような情報提供をしてほしい。単に結果だけ投げられても、それなら支持率が60%の時には問題無かったのか、と言う話になるわけですからね。

0 件のコメント:

コメントを投稿