2017年5月17日

ダイバート

先日のAMC Diamond国内線修行で遭遇した、鹿児島空港(KOJ)へのダイバート(Divert)。よくよく考えてみたら、人生発のダイバート経験だったように思います。これまで、国内外のフライトを多分数百回位経験している中で、遅延や欠航には何度か遭遇していますが、遅延しつつも出発した場合でも目的地に到着しているし、天候不良で出発しても、何とか目的地には到着しています。もう30年以上飛行機を利用して初めてというのも、縁起が良いのか悪いのか。鹿児島空港に到着して、途中降機のために機内から外に出てカウンターに向かう時、私の他に二人の男性も一緒に降りていたんですが、そのお二人も「こんなこと経験ありますか」みたいな事を話していたので、結構ダイバートって少ないんだなと思いました。で、残りの人生でまたこう言う経験があるかどうか分からないけれど、今後のことも考えて幾つか備忘録を...

  1. オフラインのフライト検索アプリは重要
    今回那覇空港手前で空中待機をして、その後鹿児島空港へダイバートすると決まった時、一番真っ先に利用して役だったのが、iPhone6に入れていた国内空港のフライト情報を検索出来るアプリ「駅探 飛行機時刻表 国内線」でした。これで真っ先に鹿児島空港発のスケジュールを調べることが出来て、どれくらいの余裕が有り、どこに移動出来るか確認出来たことが大きかった。結構古いアプリで、今ではもっと良いアプリが有ると思いますが、フライトデータを更新してオフラインでも利用できるのが今回助かりました。夕方浜松に戻らないといけないので、羽田、セントレア、関空当たりが戻り先ですが、関空はフライトが遅くて駄目。羽田とセントレアならANA便が12時台にあり予定通り戻れることを事前に確認出来たので、その後の行動予定が組めました。
  2. 鹿児島空港のCA/GSの対応がいまいち
    後から出た方もいたかもしれませんが、鹿児島空港にダイバードが決まって戻っている最中、一人修行僧らしき方がCAさんからフライトスケジュールの冊子を貰い、この人は事前に言っていたためかゲートインしてドアが開くと直ぐに外に出ていきました。で、この前後に機内のアナウンスも遅れ気味で「鹿児島に戻る」というアナウンスがあったものの、その後どうするのかというアナウンスが有ったのは、着陸して15分位誘導路でゲートが空くのを待ってゲートに入りさらに15分位してから。この時も、じゃあいつ頃沖縄に向けて再出発するのかというのは未定状態。私は事前にアプリで、12:25発の羽田行きと12:45発のセントレア行きが有る事が分かっていたので、12:00前には判断が必要と認識していましたから、ここで途中降機を決めてCAさんにその旨伝えると、それを見たためか二人がさらに加わったんですが、結局後から来た二人が先にドアから降りて私が一番最後になってしまいました。それは良いんだけど、ドア前まで来ていたANAの男性GSが、先頭の人に何か指示をしたんですが、私には聞こえない。多分、1Fのカウンターで手続きしてくださいと言ったんだと思うけれど、ちゃんと全員に申し送りしないと。

    で、カウンタースタッフに連絡してありますと言いながらも、1Fのカウンターに行ったらどうも那覇行きが鹿児島にダイバートしてきたことを知らなかったみたいで、改めてこちらから説明することに。で、端末を叩いて事情を把握すると、12:25発のソラシドエアの運航便(コードシェア)に席を取ってくれたのは、もう12:00過ぎのギリギリのタイミング。ところが、今度は元々のHND-OKAの払い戻し手続きで、SKYコインで払い戻すのか、カードに戻すのかで、やり方が分からないのか奥に行ったきりなかなか戻ってこない。また、別予約で入れていたその日のOKA-HNDの戻り便をキャンセルしたい旨伝えると、またカチャカチャ端末をたたき出す。この時点で、もう12:15近くなっていたので、後は羽田で聞きますというと、流石にその女性GSさん、羽田行きのチケットを渡して、後は羽田に連絡しておきますと言い、カウンターを離れたのは出発予定時刻の10分位前。保安検査場がカウンターから2Fに上がった直ぐ近くにあり、さらに出発ゲートの6番ゲートがその前で、さらに出発が少し遅延していたので何とか間に合いました。その後、ドアクローズ間際に先ほどの女性GSさんが機内に走り込んできて、HND-OKAの払戻の控えなどを渡してくれたのにはちょっと感激しましたが(笑)。鹿児島空港は、地方空港の中では比較的大きな空港でANA便のフライトもそれなりにあるところだと思うけれど、そこでもこの程度の対応となると、例えば静岡空港なんかにダイバートしたらスタッフもいないだろうし大変だろうなぁ。実はOKA-HNDのフライトも、多分同様に遅れているだろうと踏んでいたんですが、羽田に到着した時にはNo Show扱いに鳴って処理が面倒になるのも嫌だったので、取りあえずキャンセルの意思を伝えておくだけでも後の処理で有利になるかなという思惑があったのは事実です。
  3. こちらも少し我慢が必要
    機内で払戻の控えを受け取った時、OKA-HNDの処理が鹿児島空港では出来ないので、羽田に引き継いで有り、到着したらドアサイドで同様の控えを渡しますと言われたので安心して羽田空港に到着。実はこのフライト、10分程の早着だったんですよね。で、外に出ると接続便の乗客を案内するGSさんが何名かいたんですが、私の名前を呼ぶ人は無し。後で考えると、ここでもう少し待っていれば担当のGSさんが来ていたと思うんですが、カウンターに行く方が速いだろうと勝手に判断して外に出て4FのDiamond Suite Check-inカウンターに行きます。ここでこれまでの経緯を説明して処理をお願いするんですが、なかなか状況把握が出来ず、鹿児島空港に問合せなどしているうちに、実はゲート前に払戻控えを持っていった係員が私と遭遇出来なかったことが判明。急いでその人が戻ってくると言うので、暫く待っていました。多分早着したのでゲート前に来るのが定刻くらいだったんでしょうね。この後の移動の予定時間も余裕はあったので、私がもう少し我慢していれば無駄なドタバタもなくスンナリと行ったと、ここは自らを反省。
  4. 払戻の内容
    今回、最初のHND-OKAは片道をプレミアム株主優待で購入。10,000円分をSKYコインで支払っています。復路は、OKA-HND/-OKAを、やはりプレミアム株主優待で購入し、こちらも10,000円分をSKYコインで支払っています。現金部分はカードで払っているので、私としては購入時と同じようにSKYコイン分はSKYコインで、カード分はカードに戻して貰えると思っていたんですが、鹿児島空港では何度かSKYコインにしますか、カードに振り込みますかと確認されました。で、羽田で受け取ったOKA-HND分の払戻は、全部カードに戻されていました。これでやっと鹿児島での意味が理解出来ました。でも、SKYコインで購入した分が現金で戻されるというのは、ある意味SKYコインロンダリングになるような気がするんだけど(笑)。後で思ったんですが、SKYコインの場合は期限が有るから、有効性という意味ではSKYコイン分も現金(カード)に戻して貰うのが有利なのかな。後、多分ANA側の処理もSKYコインを絡めない方がやりやすいのかもしれませんね。全文損金処理として一括で進められた方が。
  5. 株主優待期間延長して欲しい
    今回、往路復路どちらも株主優待券を利用して、その優待券の番号も戻されたんですが、有効期限は変わらず5月31日のまま。まぁ、元々それはそうなんだけど、今回の様にANA側の理由で戻した場合には、例えば有効期限を一月とか延ばしてくれないだろうか。この時点で戻されても、あと半月くらいしか有効期限が残らず、結果的にまた平日に無理矢理予定を入れることになってしまうわけで...
  6. 最終的な結果は...
    金銭的には、一部SKYコイン分がカードに戻されたりしましたが、支払った分は全額戻されたのでプラスマイナスはゼロ。株主優待券は、無理矢理今月にフライトを入れたので、これも実質的にマイナスは無し。気になるマイルとプレミアムポイントは、ダイバートして途中降機したHND-OKA分が、元々のプレミアム株主優待(Sクラス)でのフライトとして、どちらもアカウントに登録されていました。ソラシドエアのKOJ-HNDはこちらの支払分は無しなので、初めてソラシドエアに搭乗したプライスレスのプラスが有ったと思えば良いのか。また、復路のOKA-HNDは「お客様理由以外の理由でのキャンセル」という事で、こちらも払戻手数料等のペナルティーは無し。本来なら獲得出来ていたはずのOKA-HND分のマイル・PPが獲得出来なかったのはマイナスだけれど、色々な意味で貴重な経験が出来、それによく考えてみたらダイバードした分は無料でマイル・PPが登録されているから、ラッキーだったと言えるかも。
全体的には、経済的にも経験的にもプラスだったと思うけれど、やはりフライト利用するには予定通りちゃんと目的地に到着して貰えることが一番ですよね。ところで何時も気になるんだけど、日本語では「ダイバート」と書くけれど、発音を聞くと「ディバート(ディヴァート)」なんだよなぁ... そこは少し違和感を感じる(笑)。

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