2017年4月6日

YouTube TV

YouTubeは「YouTube Red」ととして、定額での視聴サービスを提供していたけれど、今度は「YouTube TV」として、実際のテレビやケーブルTVの放送を月額US$35で自由に視聴したり、クラウド上のDVR(デジタルビデオレコーダー)に、最大9ヶ月容量無制限で保存できるサービスを始めるんですね。

テレビ番組のインターネット経由での再送信は珍しく無いけれど、クラウド上にビデオ録画できると言うのが魅力。しかも容量無制限だから、思いっきり撮り貯めて思いっきり視聴できる。特に嬉しいのは、フットボールシーズンにカレッジやNFLの試合を放送されるだけ録画して、次の試合までの間に消火していけば、シーズン中飽きること無くフットボールが楽しめそう。録画できる番組は、同時に何チャンネルあるんだろうか。

テレビ番組の低迷が言われて、でもインターネット放送がメジャーになってきているかというと、そうでも無い。その最大の理由は「自分の好きなときに好きな番組を見たい」という欲求が満たされないからだと私はずっと思っています。ビデオデッキやDVRの登場で、所謂「タイムシフト」と呼ばれる時間差視聴が可能になったけれど、それでも見たい番組は自分で録画予約しないといけないし、デッキの容量にも制限があるから、色々録画していると昔ならVHSのテープが膨大に残ったり、今のDVRだと知らない間に古い番組が消えていることも。そう言うペインポイントを見事に解決するビジネスモデルじゃ無いだろうか。

じゃあ全てのテレビ番組がこっちに移行するかというと、リアルタイムであるいはライブで意味のある番組あると思うんですよね。例えばニュース系の番組とか、ライブステージの放送とかは、「今実際に起こっていることを見せる」付加価値があるはず。逆に、連続ドラマとか何かの特集番組なんかは、時間のある時にまとめて見たり、じっくり見てみたい物で、毎週の放送時間にこちらが合わせてみるのは正直面倒。そう言う棲み分けが、今後出来てくるんじゃ無いだろうか。

記事の中ではクラウド上にDVRに最大9ヶ月まで録画保存できると書かれているけれど、個人個人が別にデータを補完しなくても、YouTube自身が9ヶ月分の全データを補完しておいて、そのインデックスを個人ごとにDVRに登録しておけば良いはず。そっちの方が、ストレージ的にも有利ですからね。で、9ヶ月を過ぎてどうしても補完しておきたい物は、有料でローカルなりにコピー出来るオプションを作れば良いし。うーん、このサービス、日本からも参加可能何だろうか。もし可能なら、NFLやカレッジの試合を今年の秋は視聴三昧したいなぁ。NFLの試合は、それなりに日本のG+辺りで見ることが出来るんですが、カレッジの放送が最近は無くなっちゃったんですよねぇ... 続報に期待しよう。

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