2017年4月9日

築地改修734億円?!

豊洲市場への移転に変わり築地市場を改修する試算が発表されて、計画作成1年半、回収作業に5年半の7年で完成する予定らしいけれど、オリンピックに間に合わないじゃん。それに、この試算には土壌改修予算は含まれていないとのことで、文字通りの「画に描いた餅」になりそう。大体、今でも手狭だ老朽化だと言っている築地を、部分毎に改修しつつ使うなんて言う事が無理でしょう。隣に大きな空き地でもあれば可能かもしれないけれど、そんな余地は無いだろうし。それに、工事が始まる頃はまさにオリンピックの準備の最終段階で、且つ工事中に開催されるわけだけれど、あの築地の一帯は今でも混雑が予想されるのに、この工事でさらに混雑に拍車が掛かるのは確実。図面上は可能でも、物理的にはだめなんじゃないの?

今回の発表は、あくまでPTの小島座長の個人的意見発表という事で、一部業者は反対しているみたいですが、都としてオーソライズしているなら、まずは豊洲はどうするのか決めなきゃ。と言うか、既に豊洲の安全性は確認されているわけで、後は「安心」の問題だけのはずなのに、その「安心」を担保することを全くしていない。築地改修となれば、その安全も安心も担保出来るかどうかと言うところから話を始めなきゃいけないわけで、そうなると「7年の期間」がいつから始まるのかも分からない。小池氏の優柔不断な態度で、賑やかしというか昔の夢をもう一度と思っている怪しげな人達が息を吹き返したというのが真実何だろうな。

この改修案の「予想図」みたいなものも出ていますが、何故か今の築地の扇形の施設が残っている。新しくするんじゃ無いのか? 今の施設よりも効率的にする必要があるんじゃないのか? よく分からない。本来なら、単に市場を新しくするだけじゃ無くて、例えば場所を考えて羽田と海で直結してより多くの商材を扱えるようにするとか、あと24時間売買が可能なようにして、より多くの地域からの商材を扱うとか、もっと革新的な事を考えないといけないのに、単に「築地」という場所に残りそのブランドを維持するだけの考えだから、何も心に響かない。こうやって、ダメになっていくのかなぁ...

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