2017年3月31日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

有休を取っての修行フライトの後、翌日の出社のために宿泊。安いレート゛か無くて一寸躊躇したんですが、年間25滞在の事もあるのでそのまま宿泊することに。今月一杯24F以上が工事中なのですが、来週もまた宿泊予定を入れてあり、次回からは新装なった26Fのラウンジが使えます。暫くは混雑するかなぁ...

来週健康診断が予定されているため、暫く前から最後のあがきの「禁酒期間」を実行中。その為夕食もアルコール抜きで軽く済ませて終わり。体重と皮下脂肪を落とさないといけないのだけれど、なかなか落ちないなぁ...

この宿泊で8滞在目。一月2滞在目標なので良いペースです。4月、5月と、今のところ3滞在ずつ予約済みなので、全て滞在すれば14滞在となり半分を超えます。6滞在のうち2滞在は若しかしたらキャンセルするかもしれないから分かりませんが、取りあえず半年の6月までには25滞在の半分以上は達成できそう。フライトと違って、ホテル滞在は仕事関係でもあるので、頻度は多くても比較的予約を入れやすい。問題なのは、その時に安いレートが有るかどうかですが、SPGの場合はポイント宿泊もカウントしてくれるので助かります。とは言っても、最近は個々横浜シェラトンもカテゴリーがあがったのか、これまで10,000ポイントで宿泊出来たのが、12,000ポイントになり一寸厳しい。ぼちぼちと頑張ることにします。

Leg#7: HND-OKA/-HND

およそ一月振りとなるAMC Diamond修行フライト。3月26日から料金が少し下がったんですが、一番利用したいプレミアム旅割28料金なんて直ぐ埋まってしまう。と言うか、かなり席数を制限している雰囲気。場合によっては、1席とか2席とかじゃないかと。まぁ、それもANAの考えなので仕方ないのですが。で、取りあえず3月中にもう1往復したいなと思っていたところ、木曜日なら夕方のOKA-HNDのP旅割28が取れるんですが、肝心の往路が無い。で、株主優待料金は取れるので、丁度期限を迎えるアップグレードポイントをSKYコインに変換して、それで安く購入することにしました。フライトは、何時もの金曜日の新幹線通勤と同じ時刻に上京して羽田に行き、沖縄を往復して横浜に宿泊。翌日は出社して帰宅という予定。

木曜日の朝、何時ものように浜松駅に到着すると、平日だけれど春休み後半ということで家族連れで待合室は一杯。品川駅も、JRはそんなに感じませんでしたが、乗り換えた京急の羽田空港行きは家族連れで混雑していました。空港に到着してAMC Diamond用保安検査場に入ると長い列が出来ていましたが、その先頭にいたのは小学生くらいの子供も含めて10名位の家族連れのグループ。飛行機自体乗り慣れないからでしょうね、検査に時間が掛かっていました。この後4Fのラウンジで一服してから、搭乗ゲートの59番ゲートに向かいました。

1) NH469 HND 10:45 - OKA 13:30

少し早めにゲートに向かったつもりでしたが、移動途中にアナウンスで「NH469便の2歳以下のお子様連れのお客様の優先搭乗を開始します」と聞こえて少し急ぎ足で向かいました。ゲート前は、やはり子連れのグループで一杯。ゲートについて直ぐにDiamondの優先搭乗が始まり中に入りましたが、ドアクローズは5分遅れで、暫くしてプッシュバックが始まり、D滑走路のRW05へ向かいます。

私は何時ものように窓際の席に座ったんですが、隣に座った30代くらいの一寸したベンチャー企業の社長風男性に困りました。裸足でスリップオンとか一寸着崩した格好とか、それなりに今風なんだけど、隣に座って暫くすると変な臭いが... どうもこの男性の口臭らしくて、隣りの男性の動きに合わせて匂いが消えたり強くなったりします。どうも歯周病系の匂いみたい。思わず、花粉症対策のふりをしてハンカチを鼻に当てて反対方向を向いていましたが、一寸油断すると匂いがしてくる。これで一寸気分が悪くなり、本当は機内食を頂くつもりが、そのままうとうとして過ごすことにしました。

出発が遅れたので到着は10分遅れくらいと事前にアナウンスがありましたが、沖縄にはほぼ帝国に到着。久しぶりにRW18へ真っ直ぐに着陸して、32番ゲートに入りました。で、私の隣りの口臭君、外で乗り継ぎ客の案内をしている地上スタッフが名前を呼んでいると「あっ、それ私です」と名乗り出ます。で、どうもこの人、この後この到着便の羽田折返しである14:20のフライトで羽田に戻るらしい。「えっ、修行僧!?」とビックリ。だって、服装もそうだけれど、機内持ち込みギリギリくらいのREMOWAっぽいシルバー色のキャリーバッグも持っていたから。集中して飛び回るんだろうか。で、折返しの便ならプレミアムクラスが取れているけれど、それとは別の瓶は普通席で、この男性はその14:20予定の折返しで羽田に戻るよう。でも後で運航状況を見てみたら、この折返し便14:20発の予定が14:45迄遅延していた。羽田で終わりなら良いけれど、あの後もどこへの接続便があったら大変だったかも。

空港に到着して機内で食事もしていなかったので、遅いお昼でも食べようかとレストランフロアーに行きましたが、もう14:00近いというのにどこも満席。やはり春休みシーズンだからかなぁ。仕方が無いので、早めでしたがANA Suite Loungeに入り、クロワッサンとコーンスープでちょっとお腹を落ち着かせて、次のフライトを待つことにしました。

2) NH470 OKA 15:00 - HND 17:25

羽田からの到着便は予定よりも10分程度早くゲートインしており、今回は定刻通りだろうと35番ゲートに向かいましたが、搭乗開始は普通よりも遅い15分前から。早く着きすぎてしまい、暫くゲート前で時間を潰して機内に入りました。この日は満席という事で、なかなか搭乗者の列が終わらない。最後の方では、多分普通席のビンボックスが埋まってしまったのか、プレミアムクラスのビンボックスの空きを探し回るCAさんが大変そうでした。

ドアクローズは5分遅れでプッシュバックはさらにその5分後でしたが、使用滑走路はRW18なのでプッシュバックされた直ぐ横が滑走路の入口。ところが、羽田側の混雑の影響で離陸待機となり、暫く誘導路上で時間調整をして、やっと沖縄から離陸できたのは15:30近くになってからでした。

で、往路では口臭君に困りましたが、復路では隣に座った40歳代位のサラリーマン氏がたばこ臭くて困りました。もうね、機内に入り隣に座った時点で、多分直前まで喫煙ルームでタバコ吸ってたんでしょう、スーツに染みついた匂いが気になります。不幸中の幸いだったのは、それ程のヘビースモーカーでは無かったのか、呼気はそれ程たばこ臭さが気にならなかったこと。でも、スーツに染み付いた匂いは大変で、ここでもハンカチで鼻を押さえて、反対側を向いていました。結局復路でも気分が悪くなって、そのままウトウト。復路も最後まで寝て過ごしました。2020年東京オリンピック・パラリンピックを向かえて、公共施設などの禁煙が議題に上がっているけれど、それが逆に喫煙場所を喫煙ルームなどに限定することになり、そこで大量にタバコを吸ってくるから、服とか体に染みついた匂いが以前よの利も酷いように感じます。ほんと、エアシャワーを義務化して、匂い分子をたたき落としてから出てきて欲しい。それを考えると、喫煙可能な場所は外部の方が良いと思うけれど、そうなればなったでその匂いや煙が周辺に散らばってそれもまた不満の種になるのでなかなか難しいのですが。

羽田空港には、B滑走路のRW22から着陸。B滑走路を引き返すように第二ターミナル北ピア側から戻り、62番ゲートに到着しました。この後横浜へ移動して、翌日の出社に備えます。

久しぶりの修行フライト。沖縄はもう「夏」みたいな陽気で、これからは服装の調整に困りそう。実は、来週も木曜日と土曜日の2ソーティー(笑)を予定していて、4月はこの3回で終了。中盤にはシーズン開幕戦がありますし、後半はG.W.が始まり国内線修行は一休みです。代わりに5月に入ると5ソーティー(笑)を予定していて、これが完了すると8万プレミアムポイントに少し足りないくらいまでいけます。残り4ソーティーを飛べば10万PP達成で来年度のAMC Diamondに到達しますが、さて6月に頑張って4往復するか、もう少し後伸ばしにして行くか... 7月に入るとハイシーズンで沖縄便は価格アップするのと、9月からはシーズンインで時間も取れないし台風の影響も怖いんですよね。やっぱり、6月で決めちゃおうか、思案中です。(続く...)

2017年3月30日

ボディスキャナー

羽田と成田の国際線保安検査場に、ボディスキャナーが導入されるという記事。アメリカの空港では何度も経験済みで、羽田に導入されるのはそちらのタイプ(中に被験者が入り、その周りをスキャナーがぐるっと回転する)見たいですが、成田に導入されるのはスイス製という事で、どうも記事を読んでいると中の被験者が回転する方式らしい。目が回りそう...

このボディスキャナー、導入はじめの頃に何度かアメリカの空港で経験しましたが、まず最初に戸惑ったのが、スキャナーに入る時に金属類だけで無くハンカチとか非金属物も全てポケットから出して入らないといけなかったこと。金属類だけだと思っていたので、TSAの係員に何度もポケットを警棒みたいな物で叩かれて、「ここに何か入っていないか」「(ハンカチで金属なので)無い」「本当に」「本当」「本当か?」「本当、ハンカチだけ」「それ、出せ」、みたいなやり取りが何度かあってやっと学習しました(笑)。

もう一つ困ったのが、一人当たりの検査時間が凄く掛かること。中に入ってスキャンするのは10秒くらいなんだけど、その検査結果がなかなか出なくて、酷いときには1分以上待たされることも。だから、凄くサービス率が低くて待ち行列がどんどん長くなり、その為か暫くするとこのボディスキャンタイプと、これまでのX線タイプの併用になりましたね。

所で、羽田も成田も、既存のX線タイプを全部入れ替えるんだろうか、それとも一部レーンに導入するんだろうか。成田の場合、ANAのAMC Diamondメンバー用の専用保安検査場がありますが、あそこも入れ替わるんだろうか。スペースとか、検査機器の都合から、あそこはそのままのような気がするけれど... まぁ、来月後半に成田を利用するから、その時に言ってみれば分かりますけれど... あっ、出国(出発)は、羽田発だった。まぁ、いいや... (笑)

こう言う世の中なので、安全を第一にすることには勿論賛成で異論は無し。でも、利用者としてはやはり待ち時間は少ない方が嬉しいわけで、かつ余り手間暇かけるようなことのない方が嬉しい。USの場合は、有りカジメ登録しておくと、TSA✔のレーンを利用出来て、その場合はパソコンをカバンから出さなくて良いし、靴も脱がなくて良いと凄く楽。ああいう仕組みを日本でも是非取り入れて欲しいし、さらに言うなら国際的な相互乗り入れで、日本の有資格者はアメリカとか欧州でも同様の仕組みの有資格者と慣れるようにして欲しいなぁ。2020年までに何とかならん物だろうか。

21世紀のOS/2 Warp

OS/2 Warp」なんて言っても、もう知っている人なんて極々極々一握りだろうなぁ。1990年代には、若しかしたらWindows 3.1とかWindows95に勝ったかもしれないOSと言ったら、言い過ぎか(笑)。OSのKernelは、Windows NTからWindows2000までは使われていたしなぁ。

REXX、あるのかなぁ... あの頃好きだったなぁ。若しかしたら、Perlに取って代わっていたかもしれないプログラミング言語でしたけれど、誰も記憶していないだろなうぁ(笑)。しかし、未だにこの懐かしいOSをメンテナンスしている人がいるとは一寸感激。どの程度のレベルのハードウェア迄サポートしているか分からないけれど、正式リリースされて日本でも購入出来るようなら、久しぶりに弄ってみようかしらん。今手元にあるデッドストック状態のPCも含めて、使える奴は一台くらい有るかなぁ。個人的には、余り凝った機能は要らないから、軽量でシンプルなOSが良いなぁ。ちょっと楽しみ(笑)。

SNSの女性が綺麗な理由

DIAMOND Onlineに掲載された、データで示された日本の女性が綺麗になってきている理由。そのメインテーマの前に、やはりマスメディアに対しての時間が大きく減って、インターネットやスマホ等の個人毎のメディア利用が増えてきていることに改めて驚きます。テレビ不毛時代が言われて久しいけれど、単にテレビ番組の面白さとは別に、やはりライフスタイルの変化の方が大きい理由のような気がする。

で、女性の場合はお洒落に割く時間が増えてきていて、だからSNSにアクティブな女性は綺麗になってきているという話。うーん、実際そうなのかどうなのかのコメントは差し控えさせていただきます(爆)。でも、良くも悪くも女性が昔のように家庭に入ってお終いという時代では無くなり、また一度入ってもやはり良くも悪くもまた社会に出て行く時代になってきている事も事実。そう言う社会的背景も反映しているんでしょうね。

個人的に気になるのは、女性は年齢が進むとスリムになってきているのに、男性は逆に肥満かが進んでいるという事。女性は美容のためにスリム化にも努力をしている一方、男性は飽食化に進む先進国一般の傾向を示していると言うけれど、飽食化というよりは運動不足とか健康問題の方が大きいのでは。所謂「メタボ予備軍」。まぁ、取得カロリーよりも運動などで消費されるカロリーが少ないことが肥満の理由だから「飽食」という言い方も当てはまるのかもしれないけれど。いずれにしても、自分にも当てはまるデータだけに一寸真面目に自分もダイエットとか運動に時間を割くようにしないと。

所で、男女ともに最大の落ち込みはマスメディアとの接触時間ですが、その次に減っているのが男女ともに「会話・交際」。これつて、出会いの場が減っているからなのか、そう言う状態になっているから晩婚とか未婚者が増えているのか、一寸理由を調べたいですよね。交際・会話というのには、例えばスマホ等でのLINEの会話みたいなものは含まないのだろうけど、コミュニケーションもそっちの方向にシフトしているんだろうなぁ。なんとなく皮膚感覚で分かっている社会トレンドが、こういう風にデータとして視覚化されると、いろいろとそれに対応したアイデアとか次の傾向とか、見えてくるのが良いですよね。こういう所に機械学習とかAIを導入して、ぐるぐる色々と条件を変えてデータマイニングすると、いろいろと面白い「宝石」や「鉱物」が見つかりそう。

2017年3月29日

パスポート

今朝の時点で、読売新聞朝日新聞のサイトに、昭恵夫人が外遊時など首相に同行するときには、外交旅券を発行しているという政府答弁書を出したという記事が掲載されているんですが、質問した民進党の逢坂氏はこれをもって「公人」だと言いたいのだろうか。普通に考えて、外遊時に首相に同行する夫人は「限りなく公人」に近い存在になるわけで、そこに外交旅券が発行されてもおかしくは無い。と言うか、安倍総理が首相に就任した時点で、パスポート(旅券)って切り替わるのだろうか。確か緑色のものですよね、外交旅券って。

と言うか、じゃぁこれまでの歴代内閣で奥さんがいた場合に、彼女たちはどうしていたのか、それを調べたらこの質問が無意味な物だと分かるんじゃ無いだろうか。特に個人的に疑問というか気に掛かっているのは、鳩山内閣時代の鳩山氏の奥さん、鳩山幸氏って一部の書込ではSPがどうこうしていたなんて言うことも書かれていて、多分今の安倍昭恵氏以上に不確かな存在で、かつ色々とメディアで自由奔放な発言をしていた記憶があるんだけど。あの時が良かったから今回も良い、と言うつもりは無いけれど、でも当時に批判していないのになぜ今回はそんなに取り上げるのか、その理由くらいはちゃんと説明して欲しい。

と言うか、ろくにちゃんとした議論もせずに来年度予算は通過して、野党はそれで仕事をしたと思っているのだろうか。いずれにしても、筋の悪そうなことは最初から囁かれていた森友学園問題は、辻元氏の疑惑が出てきて、さらに籠池氏に対しての告発が実行されたら、後は収斂していくしか無さそう。問題は、60本以上予定されている国会での審議が、まだほとんど通過していないという事。残り二ヶ月くらいだと思うけれど、ちゃんと必要な信義をして必要な結論が出てくるのか。もっと物事の優先順位と重要度を考えて仕事をして欲しい。

と、言う事は何度も言っているし言われているけれど、馬耳東風何ですよね、結果的には。

辻元疑惑 (4)

辻元議員の森友学園関与疑惑に関して、釈明のリリース

一つ目の「幼稚園侵入の事実」は、「侵入した事実は無い」と言っているけれど、元の疑惑は「侵入したかどうか」ではなく「そもそも同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません。」と言っていること。すでに昨晩のフジテレビのニュースでは、21日の現地視察後の民進党玉木議員と辻元議員の会見の様子が放送されていて、ここで自ら「幼稚園まで行ったが園長には会えなかった」と発言しているわけで、そう言う意味で自ら「園内に入らなかったかもしれないけれど、近くまではいっていることは事実」と認めている。

二つ目の作業員との関係は、多分直接の関係が無い(辻元氏が直接指示した)事は無いだろうけど、辻元氏と地元の市会議員との関係が明らかにされないと、ここは繋がらないでしょうね。辻元氏の意向を忖度した辻元氏の元秘書がアレンジした可能性はあるのでは無いかというのが今の疑惑だから。実際、豊中市の議員が社民党の福島氏のFacebookに公開されたビデオに登場して、右翼系の学校が出来るのが気にくわなかったという事を言っていたりしているわけで、現地での状況を精査しないとこのあたりの「深い関係」は分からないでしょうねぇ。

[追記] TLで既に指摘されて居るけれど、その作業員は覆面インタビューで答えていたわけで、何処の会社の誰かは分からないはず。でも辻元氏は「面識も無い」と言い切っているけれど、ここは謎。さらに大阪視察の翌日の会見では、小学校の工事現場を見に来ていた、(中で作業している産廃業者とは)別の産廃業者と話しをして、何億という廃棄作業はおかしいと言っていたと話をしているんですが、その発言もその産廃業者は誰なのか、覆面インタピューされた作業員と別というのはどう言う理由なのか、確実な証拠とは言えないけれど、疑問が深まることは確かです。

三つ目の予算は麻生政権下の平成21年第一次補正予算だったという件。この一次補正予算が成立したのは平成21年(2009年)5月29日。この後鳩山政権が平成21年9月16日から平成22年(2010年)6月8日まで続き、この間辻元氏は国交省副大臣を努めていました。で、問題の豊中篠田中央公園への国有地購入補助金適用の時期が不明なんですが、平成22年10月12日の建設水道常任委員会の決算報告で、この土地が最終的に格安で購入出来たという議事録記録があるので、これよりも前と言う事は確かですが、実際に決済された時期が分からない。ただ、平成21年度の補正予算だから、21年度中に処理される必要があると思われるので、鳩山内閣時代に施行されたと考えるのが妥当か。そうなると、確かに一次補正予算は麻生内閣だけれど、それって予算の枠組みを決めただけで、どこに幾ら振り分けると言う事まで決定したわけではない。だから実際の予算付けは鳩山内閣時代に行われたと考えるのが自然。そう言う意味で、リリースに書かれている、
「麻生政権下の平成21年第一次補正予算で決定されたものを鳩山政権下で引き継いで執行したものです。」
という説明は、正しいのだけれど誤解を招く言い方で有る事は確か。と言うか、「鳩山政権下で執行した」と言っているわけだから、幾らを何処にという判断決定は鳩山内閣で実行したことは認めたわけだから、問題はそこの何か意図的な振分があったかどうかという元々の疑問に帰着するわけです。

そして最後の献金問題。問題の団体からの寄付があったことは認めていて、それは収支報告者にも記載されているから否定する理由は無いけれど、疑問なのは個人献金も含めてこの団体系列からの資金流入と、逆に資金流出は無かったのかという事。本来はそう言うお金の流れをもっと精査する必要があるのでは。お金のやり取りが有る事はご本人が認めたわけだから。

いずれにしても、日頃の民進党の言い方・立場を考えると、こう言うペーパー一枚で済ませるのでは無く、ちゃんとご本人が釈明・説明することが必要だと思うのだけれど。

2017年3月28日

バックアップの後

デジタルデータを扱っていると、そのデータバックアップというのは頭の痛い問題で、昔のようにディスケットで住んでいた時代ならまだしも、今では一つのデータで何GBなんていうのも普通にあるから、バックアップも大変。去年からAmazon Driveを使い出して、大体手元のデータのアップロードも終わったんですが、本当に手持ちデータ全部上がっているのか、検証するのも大変。また、オンラインバックアップは、いくらAmazonとは言え将来まで保証されているわけでは無いので、手元のデータも必要に応じてBlu-rayに吐き出すとかして整理しているんですが、それもなかなか進まない。

それでも、これまでデータ保存に使っていた3.5" HDDが大分空になり、ブランクになった2TBとか3TBのHDDが何台も手元に戻ってきました。まだまだ使用可能なHDDなので有効利用したいのですが、以前のように単純にデータを入れるだけではまた二進も三進も行かなくなるのは分かっているので、もう少し賢く利用したい。2TBにしても3TBにしても、それぞれ4台以上はあるので、2TB×4台、3TB×4台のNASを作って、RAID5とか6当たりで運用しようかと思案中。当然USB3.0で接続するんですが、この時にデスクトップ機を小型の物に買い換えようかと思っています。

以前だとデータ転送速度の関係で、内部接続(SATA)のHDDにこだわっていて、だからずっとタワー型のデスクトップ機を使ってきましたが、流石に最近ではそれ程内部接続にこだわる必要も無くなり、USB3.0ならそれ程データコピーに神経質になる必要も無いし。だから、ホストは小型コンパクトなモデルにして、データ類はUSB3.0で話したところに2TBベースと3TBベースの2台のNASを接続して使い分ける方が良いかな、と。で、メディア(DVDやBlu-ray)に吐き出したデータも含めて、使用頻度がまだあるものはそれぞれのNASに複製して適時クラウドにバックアップしつつ利用していくようにしたいと。以前はHDDの容量も少なくて、ある程度貯まるとメディアに書きだしていたので、結構重複していることもあるし、メディアの枚数も増えて馬鹿にならなくなってきました。それが今回クラウドに一気にまとめて整理出来たので、その中で再度厳選してメディアバックアップも整理用と思っています。

こう言うデータ整理やデータの管理の仕事こそ、AI当たりが全データ内容を把握して作業してくれたら凄く便利なんだけどなぁと最近実感しているんですが(笑)。データ内部をスキャンして、ファイル名とか違っていても内容は同じなら重複データとして整理するとか、写真データに多いけれど単にリサイズしただけのような物も重複データとして整理するとか、そう言うことをバックグランドで寝ている間にやってくれるAIって凄く助かりそう。何処かから、出てこないだろうか。

情けない一周年記念

久しぶりに「くっだらねぇなぁ~~」と心底思った、この記事。いゃ、VRのアプリ作るのは良いですよ。また政治の仕組みを経験する内容も良いでしょう。でも、それだったら普通は「あなたが蓮舫代表になり、〇〇総理を追求する」とか「予算委員会で与党の矛盾を突く」とか、普通は能動的な内容にしないか? 「蓮舫の追求に耐えられるか」って、それって民進党の自己満足にユーザーが付き合わされるのって、こっちはいい迷惑と思うのだけれど。

維新などから合同して民主党から民進党になって一年。合併直後にはそれなりに支持率も上がったけれど、その後はどんどんじり貧状態。最近では辛うじて野党第一党の中では最大の支持率を維持しているけれど、気が付けば共産党が直ぐ後ろにまで迫っていて、民進党効果はもとより、一番期待しただろう「蓮舫効果」すら期待出来ない状態。そう言う状況の中、こう言う内容のVRアプリを作る事もそうだけれど、これで受けると思う考えが理解出来ない。

昨日予定されていた、辻元氏の釈明会見は、それを告知したはずの玉木氏が「あくまで予定で決定では無い。人のtwitterを勝手に解釈するな」みたいな難癖を付けて中止。大体、肝心な辻元氏が自分で言うべき事のはずなのに、多分玉木氏が勝手にフライングで告知して辻元氏から慌てて否定されたんじゃ無いだろうか。何か、その場凌ぎの対応というか、中長期的計画というか、短期計画どころか明日の事すら見通せずにその時その時の場当たり的な対応しか出来ない集団に、どう考えても支持は集まらないだろうし、ましてや二大政党の候補にもならないでしょうね。

一言で言ってしまえば「センスが無い」で終わりなんだけれど、それに自らが気が付いていないのか、気が付いているけれど他に方法が無いから続けているのか、最近では余りの情けなさに同情すらしたくなるほど。本当に彼らは自分達が正しい、支持を拡大していると思っているのだろうかと、毎回不思議に感じます。いゃ、若しかしたら民進党は、政治や政党活動のAI化を密かに企んでいて、実はテレビに映る蓮舫氏はこのAIが演じるCGにすることを密かに企んでいるのかもしれない。そうかぁ、これからは「AI蓮舫」と呼んであげよう。(笑)

安い物には理由がある

低価格での旅行パッケージ販売の中堅業者であった「てるみくらぶ」が、突然の破産申請。過去にも、格安旅行会社が倒産する事はあったけれど、それらはどちらかというと体力の無い中小規模の会社でしたが、今回の「てるみくらぶ」は年商でも200億円弱くらい有って、それなりの規模の会社。比較サイトなどでは、最安値の会社としてリストされる有名店だったらしいけれど、最近では結構自転車操業を疑わせることがあったらしく、直前に現禁則入金キャンペーンみたいな事で現金を集めて、週末の休みを挟んで月曜日に破算申請したらしい。無責任なことは言いたくないけれど、集められるだけ現金を集めてから計画倒産したような印象も受けます。

これから出発する人は最悪旅行を中止すればいいけれど、現在この会社のパックで旅行中の人もかなりの数いるらしく、ホテルから追い出されたとか、帰りのチケットが分からないとか、TLにも悲鳴に近い書込で埋まっているらしい。多少なりとも旅慣れていれば、自分でホテルを捜すとか交渉するとか、エアチケットにしても航空会社とか大体のWebサイトから購入することも可能だろうけど、旅慣れていないからパッケージツアーを購入したような人にとっては、堪らないでしょうねぇ。

今回のようなトラブルのケースだけで無く、例えばメカトラブルでフライトがキャンセルされたりディレーすることは常に有る事だし、ホテルについてもちゃんとホテルのサイトから予約をしてもちゃんとホテルに通じていなかったりして、予約が無いとか逆にオーバーブッキングで弾き出されることもあり得ること。そこはやはり多少の覚悟と知識と準備は必要でしょうね。例えば、クレジットカード会社のエマージェンシーコールを使えるくらいの準備はしていくとか、緊急時に支援してくれるようなサービスを見つけておくとか。そう言うことは、日本の中でもあるわけで、交通事故に遭わないように信号を守るとか、そう言うレベルを海外旅行に行くときはスケールアップして想定して準備しないといけない。

そう言う準備や不安をできるだけ避けたいのであれば、やはりJTBとかHISとか近ツリとか、大手を利用することがそう言う事柄に対しての保険になるわけで、コストを取るのか安心を取るのかというのは厳しいけれど自己責任。今回の場合は、安いことが売りの旅行会社であったから、やはりそれなりの規模と実績があっても、安いなりの理由がある、安いなりのリスクがあると言う事はちゃんと理解した上で利用する覚悟は必要でしょうね。決して格安旅行会社を否定するわけでは無いけれど、それなりの理由があるという事は理解しないと。一方で、旅行会社の方も競争が厳しいから、どんどんコストカットというか、無理な事をやっている気がします。今回も、競争が激しくなってきたから集客のために広告費をかけるようになり、それが経営圧迫の原因になったとのことだけれど、それってどんな業種でも陥りがちな負のスパイラルですよね。格安を売り物にする会社って、一番間接費として削減しなきゃいけないところで、そこに陥るのは会社としてのミスだろうなぁ。れば・たらだけれど、広告に頼るようになる前に規模を縮小するとか、付加価値が高くて利益率が高くなるような「格安じゃ無いけれど、大手よりは安い」商品開発をして立て直すとか、そう言う方向に行ければ良かったんですが。最も昨日の社長会見を見ていたら、格安発ケージからシニア層向けの高収益商品への切替をしていたらしいけれど、結局は以前のイメージが合ってコスト割れの商品とか出さざるを得なくなって、それが年間売上げにも匹敵するような負債になったんだろうか。

自分は、エアにしてもホテルにしても、自分で準備するクセが付いているので、多分格安・リッチ問わず旅行会社のパッケージを利用することは多分これからも無いと思うけれど、仮に利用するのであれば自分がそれと同じ内容のチケットを組んだ場合と比較して、納得できるかどうかで判断するだろうなぁ。いずれにしても、トラブルに直面している利用者の方が早く救済されて、出来たら旅行することを嫌いならずに、将来的にも旅行してくれることを祈っています。

2017年3月27日

辻元疑惑 (3)

さらに続く新たな疑惑(笑)。森友学園の土地払い下げ問題は混沌としてきているけれど、そう言う場合には往々にしてこれまで隠れていた新しいネタが投入されるもの。今回、籠池夫人からのメールで言及された辻元議員の行動に関して、今日ご本人が釈明会見をするらしいけれど、その時に是非メディアの皆さんには森友学園小学校開設予定地に隣接する豊中市の公園用地払い下げに関しても質問して欲しいですよね。これ、以前も森友学園への払い下げの話を書いたときに、隣接地も何だかんだ補助金が入ってもっと安くなっているという話を書きましたが、その時には教育機関とは言え私企業への払い下げと、地方公共団体への払い下げでは、後者の方が何だかんだで補助金も受けやすいのかなと漠然と思っていました。ただ、実質的に元々の提示価格よりも格段に安い金額で豊中市が入手したのは事実。だから、隣接地の森友学園への払い下げが、あながち不公平という話ではないなとは思っていました。後に、いろいろと不正と思われる申請などもあったので、手続き的には駄目なんでしょうけど、色々な理由から売却価格が実質的に下がってきたことは、それ程不思議は無い。

で、今回辻元議員の騒動が出てきたときに、その豊中市への払い下げがどうもきな臭い話があるようなことが分かってきて、なんとなく「然もありなん」みたいな(笑)。現在「野田中央公園」として整備されている森友学園小学校用地の隣接地は、森友学園の用地よりもやや広い面積で、当時の地価としては約14億円。それが、民主党が政権を取った途端に、様々補助や交付金がつき、実質2000万円余りで購入可能になったという不思議。しかも、この時の国交省副大臣が辻元氏ということで、ここはちゃんとした説明が必要では(棒読み)。問題なのは、この土地取得自体で辻元氏本人が何か利益を得るという事は無さそう何ですが、実は以前から地元の生コン業界との関係が噂されていて、本命はそちらが工事樹長をすることでは、と言うのが今の疑惑。当時始まった民主党政権では「コンクリートから人へ」をスローガンにして、不用不急の公共事業は止めるなり停止していた時代で、そんなときにこんな棚からぼた餅の補助とか出るのも不思議。流石にもう10年近く前の話なので、国交省などでの書類も残っていないだろうから、忖度の状況などは調べても分からないとは思うけれど、工事の請負記録などは調べれば分かるだろうから、このあたりを精査すれば何か見つかるかも(をぃ)。

別に、身に火の粉が降りかかってくるから追求もそこそこにしろというつもりは無いけれど、今回の森友学園に関しても、本当に追求すべきは国有地の違法払い下げの有無なわけで、その他の事柄は正直大阪府なりが独自に調査すれば良いだけの話。今話題の中心の昭恵夫人の件も、ご本人の行動に軽率な点があったことも事実だけれど、特にこれだけ国会の場を通じて議論するような話でも無いし、正直もっと早時期に安倍総理の責任を表明して幕引きしておけば、野党側としては印象操作と言う意味では得点して終わっていた案件のはず。所が、其処にこだわる余りに、これまで得点を全てチャラにして逆に大きく失点しそうな所まで来てしまった。さらには、もっと大きな疑惑もあるみたいだけれど...

2月の終わりに、今回のメール公開でも問題になっている現地調査をした割りには、その後の彼女の発言が静かで一寸不思議な感じもしていましたが、それはどの人も同じようでTLには「辻元が静か」みたいな事が結構流れていました。元々後ろめたいことがあったなら現地調査などに行かなければ良かったと思うけれど、現地に行って初めて「これは拙い」と思ったのだろうか。いずれにしても、知らない振りをしていればこんなに大騒動になる事も無かったと思うけれど、今日会見するという事で自らパンドラの箱を開けることにならなければ良いけれど。逆に会見に同席するメディアが、どのように追求するのか、それにも興味が有りますね。あれだけ昭恵氏には追求していたわけだから、同じ程度とは言わないまでも、ちゃんと納得のいく説明がされるくらいの追求はしないと、メディア時代が疑われる。フェイクニース、フェイクメディアが日本で定着する自体になるかもしれない。

準AI利用

リクルート社で進むAI予測モデルのついてのコラム。4000個ものAI予測モデルっていうのも凄いけれど、一体どんな分野にどんな内容のモデルがあるのか、ちょっと聞いてみたい。最近は、「AI」という言葉をよく聞くんですが、自分が想像するAIっていうのは、もっと独立性が高くて、さらに処理内容もフレキシブルな対応が可能な物。言ってみれば、攻殻のタチコマとか、スタートレックのデータ少佐とか(をぃ)。「AI=Artificial Intelligence=人工知能」と言うのであれば、自己学習機能があって自分の知識(=出力モデル)を常に改善していく、変革していく、更新していく作業が可能なことが必要だと思うんですよね。

ただ、だからといってこのリクルートの事例が無為なわけでは無く、ある意味「数は質を凌駕する」みたいな事って一般にもあるわけで、簡便にそれなりに利用出来るモデリングがどんどん生まれていけば、そこからさらに機能拡張できるものも生まれるだろうし、複数のツールを融合させて別の予測モデルも生まれてくるかもしれない。要するに、切っ掛けを作ることが一番大事。そう言う意味で、ここで紹介されているDataRobotというツールは、多分背景ではそれなりのコンピューターリソースを消費するんだろうけど、ちょっと使ってみたい。

我々が一番身近に感じる「AI利用例」って、多分天気予報じゃ無いでしょうか。現在の気圧や風向きに気温など、膨大な観測地点からのデータを読み込んで、それを過去のデータと照らし合わせてモデル化を行い、今後の天気を予測する。それだけでも大変な作業で貴重なデータだとは思うけれど、実は我々が欲しいデータは「自分はこれからxxxへ行くけれど、傘は必要」みたいな情報。それに対して、天気予測データは出さずに「今日は多分その周辺で雨は無いから傘は不要」とか、「雨は降るだろうけど、地下街経由で移動可能だから無くても大丈夫」みたいな結果を出してくれるのが、多分本当の意味での「AI」だと思う。

昔は「人工知能」という言い方をして、それなりに研究とかメディアなんかでも取り上げられていたけれど、結局は当時の非力なコンピューターリソースでは出来る事も限られていたから、なんとなく立ち消えになってしまいました。今では、当時のホストコンピューターくらいのリソースを、パソコンやタブレットでも持っているくらいですから、その中にそれなりの知的モデリング機能を構築して利用することも可能で、例えばスケジュール管理とか金銭出納管理みたいなものって、簡単に構築出来るんじゃ無いだろうか。スケジュール管理の場合、メールやインビテーションで送られてきた予定を自動的にスケジューラーに取り込むのはアプリ連携でも可能だけれど、例えばAからBへ予定を実行するために移動時間は十分か、その経路はどうかまでスケジュールするとか、金銭出納管理だと日々の電子マネー利用履歴から、月末の給料日までの利用曲線から逸脱したら警告するとか、突発的な買い物の場合はその時点で確認するとか。

個人利用のAIでも、企業利用のAIでも、多分利用するときに使うというのでは無く、もしかしたらだらだらと一日中一年上AIにデータを流し込んで、其処から特定のパターン抽出するような「自然学習」みたいな手法がとれないと、なかなか難しいかもしれない。となると、やはりそれなりに潤沢なコンピューターリソースが必要になるわけで、そうなるとクラウドでがんがんデータを回すことになるんだろうか。いずれにしても、AmazonとかGoogleとかが有利になりそうだなぁ...

2017年3月26日

忖度

もしかしたら、今年の流行語大賞になるかもしれない「忖度(そんたく)」という言葉。「相手の気持ちや意向を推し量ること」と言う意味ですが、よく言えば「あ・うんの呼吸」とか「空気を読む」というのか。悪い意味で使えば、「機嫌を取る」とか「贔屓する」みたいな感じだろうか。

で、今問題になっているのは、昭恵夫人の付き人(本来の意味での付き人というよりは、婦人好きのスタッフ、と言った方がいいのか)宛に送られた、籠池夫人から小学校開設に対しての支援依頼に対して、回答したFAXの内容が結果的に財務相が「忖度」した事になるのでは無いかという話。正直、こんなの色々な会社同士でビジネスをしていれば何度もある話。特に、こちらにやる気の無いビジネスやプランを持ってこられたときに体よく断るときにする回答のテンプレート的な物。

FAXの一枚目に関しては、努力したけれどご希望には添えないと相手の依頼を断り、ただ其処でけんもほろろに断ると後々の関係に問題が生じてはいけないので、何らかの余地も残した柔らかい回答の典型でしょう。さらに、一部ではFAX二枚目の財務相からの回答が問題と言っているけれど、これ、返信の中で「問い合わせたが駄目だった」という言葉だけだと、「何処がどう駄目だったのか、何か余地は無いのか」と次に繋がってしまう可能性が生まれるので、もうこれ以上問合せして欲しくないときには、それなりの理由説明を付ける物。今回は、一応この女性スタッフの人がちゃんと問い合わせて、結果駄目だった証拠がこの2枚目に書かれているわけで、ビジネスマナーから言えば完璧な内容。

で、多分この内容に関して昭恵夫人は関わっていないのでは。理由は、元々の籠池夫人からの手紙は、この秘書的立場の谷氏に送られていたものだし、それに対して彼女が通常の他の同様の問合せと同じように関係部門に問い合わせて返信を準備して返送したもの。で、そのFAXの最後に、
引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。なお、本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております。
と書かれていることで、昭恵夫人の関与を野党が責めているけれど、「当方」というのが先ず微妙。これが、昭恵氏宛に送られた支援依頼でそれに対しての返信なら「当方」とは元々の差出人である昭恵氏という可能性が高くなるけれど、これは谷氏宛の依頼に対しての返信だから「当方=谷氏」と考えるのが妥当じゃ無いかと。しかもその後で、「本件は昭恵夫人にも既に報告させていただいております」と書いてあるので、昭恵氏の指示で動いたのでは無く、この谷氏が処理をしてその結果を報告しているという意味。これ、政治家がよくやる手ですよね。万が一のことを想定して、政治家本人では無く秘書が処理して、仮に何かトラブルがあったら秘書が責任を被る、上手くいけば政治家の手柄になる、という。もっとも、何処かの女性議員は公設秘書のガソリンプリカの責任を一切取っていないけれど、それは別の話か(をぃ)。

で、これが「昭恵夫人という名前で担当者が忖度した、責任問題だ」と言っているけれど、忖度するのは担当者側の責任なわけで、それで罰せられるとしたら忖度した担当者側では。昭恵氏からその担当者に「忖度しなさい」と言ってしまえば、それは忖度ではなく利益誘導になるわけで、それは全く別の話。それがでない以上、昭恵氏の行動はもっと慎重であるべきと思うけれど、貴重な国会の時間を潰してまでする話しじゃ無いだろう。

個人的に不思議に思うのは、鳩山首相時代、彼の奥さんもかなり目立っていて色々な場所で「活躍」していたけれど、忖度とか安請け合いとか何も無かったのだろうか。調べてみたら、今回よりももっと生々しい話が出てきそうな気がするんだけど...

辻元疑惑 (2)

ブーメランと言うか藪を突いて自ら蛇を出してしまったような、民進党の辻元議員の疑惑。辻元清美議員は自身のサイトで事実無根だという発言をしているけれど、ここで使用されている民進党役員室名の報道関係者へのリリースも、辻元議員のサイトに掲載されている物で、肝心の民進党のサイトにはこの件に関しての外部への発信は見当たらない。まるで、報道機関狙い撃ちの告知のような気さえするのは気のせい(笑)。

で、その中で、
そもそも同議員は塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません。
と書かれています。ところが、国会の予算委員会を無断欠席(後で手続き上のミスと説明したが...)してまで、大阪府豊中市の森本学園の現地視察に2月22日に言っているんですよね。それは民進党のニュースにも掲載されている。ここで使われている写真が幼稚園訪問と言ってTLに流れていたりするけれど、これは小学校の方なのでこの写真自体に意味は無いと思うけれど、そのニュース記事の中段に、
森友学園が運営する塚本幼稚園に子どもを通わせていた保護者らからも話を聞き、その後同幼稚園を訪問し理事長との面談を申し入れたが、不在のため会うことはできなかった。
と書かれています。塚本幼稚園の保護者に会っていて、その後「同幼稚園を訪問し」と書いてあるから塚本幼稚園を訪問した事は確か。さらに理事長との面談を申し入れたと書かれているからには、一番密接だと幼稚園の園舎入口まで、一番離れていても幼稚園の敷地近くで関係者と話しをしているはずで、「塚本幼稚園の敷地近くにも接近していません」と言える根拠は無いように感じます。まぁ、このニュースの中には具体的に辻元議員もその幼稚園訪問団の中にいたとは書かれていないけれど、冒頭調査団メンバーの中には書かれていて、その後例えば無いかの予定で辻元議員が先に帰京したとかいう説明が無い以上、その調査団全員がそのまま幼稚園まで訪問して東京に戻ったと考えるのが普通。「敷地にも入っていません」というのであれば、まぁ辻褄が合うけれど、「敷地近くにも接近していません」というと、よほどのことが無い限りそこまで言うのは疑問が沸いてきます。

後半の、関係のある団体からの下請け作業者を送り込んだ件も、物的証拠は無い以上、これは「噂」レベルなのは確か。ただその後で、「ネットでの根も葉もない噂」とか「拡散しないように強く求める」というのは逆に疑問が浮かびます。だって、ネットでの根も葉もない噂なら、これまでだって幾つも出てきたわけで、それに対してこういった過激な反応をした事って有っただろうか。さらに、メディアに対して「強く求める」というのは、彼らが日頃言うところの言論弾圧じゃないのだろうか。「事実誤認である。」と自身の立場を明記すれば済むだけのこと。

で、この党役員室からのリリースを見ていて感じたんですが、これって本当に党役員室がリリースしたものなんだろうか。というか、この文章を作成したのは誰? という疑問が。文章を読んでいると、何か稚拙さを感じるところが何カ所か有り、不自然さを感じるんですよね。敷地近くに接近していないといいなが、その事は周囲にいたメディアが確認していると立証しているけれど、それって何時の話なのかという事が抜けている。例えば正式な表明文書なら、2月22日に訪問したときにどう言う行動をしたと具体的に説明すればいいのに。また、事実無根と言いながら、それはネットでの根も葉もない噂と言及しているのは、多分辻元氏と下請け業者が関連していると言われている大阪の団体との関係を言うネットでの記事を指しているのかなと思うけれど、事実無根というのであればわざわざ断る必要性が何処まであるのか不思議。さらに最後に、これ以上この絢煥して報道するなとも取れるようなダメ押しをしているわけで、かなり勘ぐると辻元氏自身がこの文章を用意して役員室名で出したような雰囲気すら感じられます。

で、彼らが今回の婦人間のメールを「デマ」というのであれば、今問題になっている忖度に関してもこのメールを理由に昭恵氏側を責める根拠はかなり薄くなるわけで、それは民進党は理解しているのだろうか。正直なところ、痛いところを突かれて、慌てて火消しに走り回っているようにしか感じられない。それって、元々の森友学園の土地売却問題とは別の大きな疑念があるようにしか思えないのだけれど、それはスリラー小説の読み過ぎだろうか。


2017年3月25日

辻元疑惑

森友学園問題での、園長夫人と昭恵夫人とのメールのやり取り。先日の証人喚問でメール公開の同意を得て自民党が公開しようとすると、何故か民進党が反対。あれが毛メールのやり取りを二人が密接な関係である証拠と言っていたのに、何故だろうと思ったら、そのメールの中で民進党の辻元清美議員について記載されている部分があったかららしい。しかも、何故か毎日新聞は、一度掲載したメール全文を削除し、その辻元議員の部分を削除して再掲載したらしい。

朝日新聞系列の日刊スポーツには、文字おこしですが全文が掲載されています。その中で辻元氏が登場するのが3月1日の後半部分。で、毎日新聞では、同様にメールの内容公開(こちらはスクリーンショット)していますが、2月28日の分の次は3月2日にとんでいます。さらに毎日新聞の内容公開を見ていると、その2月28日分の最後は安倍昭恵氏の「税理士事務所で管理して貰っている」という返信で終わっていますが、日刊スポーツの全文を見てみるとそれに対して籠池氏の奥さんが返信していて、そこには辻元氏の名前や民進党が煽っているような内容が書かれています。毎日新聞のタイトルには「メール文面公表」であり「メール全文公表」ではないから、タイトルは嘘は言っていない。でも、一連のやり取りの最後の部分であったり、丸々一日分が公表されていない理由が分からない。推測すれば、民進党や辻元氏に言及する部分があることくらい。

辻元清美氏は早速その3月1日の内容はデマだと反論しているけれど、彼らが昭恵氏に求めているようにちゃんとした説明をしないと納得できない(笑)。「違う」と言っても「違うことを証明せよ」と言っているわけですから、彼らも「デマ」というなら「デマで有る事」を証明しないと。実際辻元氏とメールで言及されている生コン関係の団体との関係は以前から報道されていることも事実だし、政治献金も受け取っていることも収支報告書で明らかですから、関係が無いと言う事は無いはず。民進党に対しての不満も書かれているから、彼らが公開を全力で否定するのは分かるけれど、それなら何で野党四党と事前に話をしているのか、森友学園側の対応もよく分からない。

さらに言えば、暫く前に森友学園の代理人的立場になったはずの菅野完氏が全然最近出てこない。旗色悪しと思って消えたのか、最初から森友学園側を焚き付けて炎上させることが主目的だったのか分からないけれど、あれだけメディアに登場して代理人的な印象を植え付け以上は、もう少し説明があっても良いと思うのだけれど、でも以前にも色々あった人だから彼自身も根掘り葉掘りされたくないのはよく分かるけれど。

正直なところ、もともとの国有地払い下げ問題は何処かにすっ飛んで、今では安倍昭恵夫人の関与問題に矮小化されているけれど、民進党側にも弱みが出てきてしまっては、このまま双方がすこしずつ譲歩して立ち消えになるのだろうか。いずれにしても、元々の処理の担当者は大阪府、近畿理財局であるはずで、其処で何か問題があれば昭恵氏の忖度と言う話しに行くのが分かるけれど、それが無いと言っているのに忖度があったというのはかなり無理がある気がする。民進党の福山哲郎氏は、忖度したから問題では無く全ての問合せが関与で有り口利きで有ると言ってしまったけれど、じゃぁ彼は一切の問合せを拒否しているのだろうか。それって、例えば連合などの支援団体からの「要望を聞くこと」も含まれると思うのだけれど、民進党、それでいいのか? 自分達が与党時代はそう言う事は無かったのか? と言うか、あの「仕分け作業」自体が、要望を強制的に言わせる「強制関与、強制口利き」になりそうな気がするが(笑)。

この森友学園問題、今度はメディアの「報道しない自由、内容を自分で決める自由、それで正しいと言う自由」みたいな事の方にシフトしてきて、それが今後大きな問題になりそうな気がする。で、毎日新聞はどこから圧力を受けたんだろうか。(棒読み)

忘れて知る有難味

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」ですが、メインはそれ以外の話。毎週金曜日の横浜の会社への新幹線通勤、まだ朝晩は涼しいよりも「寒い」位ですが、それでもヘビーなアウターを着込まなくても、一寸厚着してブルゾンとかジャケットを羽織れば何とかなるくらいの気候に。この日も数ヶ月ぶりにブルゾンを引っ張り出してきて、朝日の中浜松駅へ向かいました。自宅から駅まで(と、帰りはその逆)で利用するバスや電車は、地元の私鉄(遠州鉄道)の専用ICカードが有り、それを利用。浜松駅から新横浜駅までの新幹線は、JR東海のPlus-EXカードを利用。そして、新横浜から先はスマホに入れてMobile Suicaを利用して移動しています。で、浜松駅に到着して新幹線の改札をPlus-EXのICカードで通過。暫くメールチェックをして、さて何時ものように朝食を購入しようと新幹線待合室内のスタバの列に並んだときに気が付きました。

「スマホ忘れた orz」


私はAndroidのメインのスマホとiPhone6のサブのスマホ、2台持ちで、前者はプライベート用兼電子マネー(FeliCa)利用、後者は仕事用と音楽鑑賞など用という棲み分けをしています。で、iPhone6は持ってきていたけれど、Android (Xperia Z3 Compac)をどうも自分の部屋の充電台から外して持ち出すのを忘れたらしい。別に朝急いでドタバタしていたわけじゃ無いけれど、何か気が抜けていたというか油断したというか。何時もジーンズの後ろポケットに入れていて、自宅を出るときには必ず全てのポケットを上から叩いて確認していたはずなんですが... 何年間やっているルーティンでも、一寸したことで抜けが生まれることがあるんでしょうね。で、何時もこのスタバでの支払はSuicaを利用していましたが、仕方が無いので久しぶりに現金で払いましたよ、842円。千円出したら、お釣りが158円戻ってきましたが、この小銭特に1円、5円が増えるのが嫌で嫌で... だから、折角小銭入れの中に1円しか残さないようにしていたのに、一気に増えてしまいました。

この後新幹線で新横浜に移動し、一度改札の外に出て、JRの横浜線へ乗り継ぐのですが、この日は改札口横の券売機でチケット購入。久しぶりに購入するから、金額が幾らか分からない。暫くウロウロ路線図を見て、やっと幾らか分かって券売機で購入。金額だと幾らか捜すのが大変。この後横浜線で何とか会社近くの駅まで到着出来ました。

で、会社の入っているビルの中にはコンビニがあって、ここでいつも昼食やら飲み物やらを購入していくんですが、当然支払はEdyとかiD。この日も品物をレジに持っていったんですが、合計金額が819円になり、朝増えた小銭が一気に解決。小銭入れの中から1円と5円が消えてくれました。これでちょっと気分が良くなったけれど、問題は帰りに食べる夕食をどうするか。軽く何処かのお店で食べるか、お弁当を購入するかですが、どちらにしても現金払いだと折角解消した1円5円がまた戻ってきそうで残念。

で、結局何処かには行って食べるほどの余裕は無かったので、駅の売店でお弁当を購入することに。注意しないといけないのは、表示されている価格が税込みの場合と税抜きの場合があるので、間違って税抜き価格で判断してしまうと、そこに8%が掛かるから、まず端数が出てしまう。で、何件か見て回って、税込み価格で1080円というのがあり、これで小銭入れの中の10円3枚と50円1枚が消費されて、後は100円硬貨のみになり、ちょっと気分が良くなりました(笑)。でも、この後ホームにあがって、そうだ飲み物が無いと自販機で何か購入しようと思ったんですが、どれも100何十円だから、結果的にまた10円が戻ってきてしまいました。

まぁ、スマホを忘れで小銭が貯まるかと朝は危惧していましたが、結構財布の中の硬貨が上手く消費されて綺麗になりました。その気になれば、きちっと一円台を残さずに買い物とか出来そう。まぁ、次はもう良いですから忘れないようにしないと。

2017年3月24日

Thin-client for Smartphone

スマホの高解像度だけれど物理的に小さな画面を、そのままタブレットに転送して「端末」として使う「Superscreen」。単にスマホの画面を表示するのではなく、タブレット上でのタッチ操作はスマホへフィードバックさせて、スマホ操作も可能にしているところが面白そう。個人的には、タブレットの中にスマホが収納されて、一体化して使用出来ると良いのだけれど。あと、タブレット内部のバッテリーを、外部バッテリーとしてスマホへ供給できれば、画面操作以外の時にも便利そう。

で、これって別に専用のタブレット出なくても良いんじゃ無いかと思うんですよね。スマホ側に通信用のアプリを入れて置いて、画面出力は転送して、代わりにデバイス入力を受け取って動作すればいいわけだから。タブレット側も、こう言う形で端末的に使うことも可能だし、Wi-Fiだけでも入っていれば、スマホでテザリングして、スマホとは別の端末として利用することも便利だろうし。多分アイデアとしては以前から合った物じゃ無いだろうか。で、製品として売れる物にするには、先にも書いたように補助バッテリーにもなるとか、スマホと連結してデータバックアップ出来るとか、単体でもWi-Fiのタブレットとして動作するとか、スマホと一体化できるとか、いろいろ味付けは必要では。単に、スマホのシンクライアント的な利用だけではちょっと勿体ない気がする。

逆に、こう言う組み合わせて使えるような仕組みが増えと面白そう。このタブレットも、例えばテレビと連携して、自由にテレビの番組を離れて視聴できるとか、個人のスマホとこのタブレットを組み合わせると、自動的に社内戦用システムになるとか、1+1=2ではなく、1+1=3とか1+1=αみたいな組合せの妙みたい物が入れ込めると良いと思うんですよね。例えば、タブレットではなく、薄型キーボードの付いたクラムシェル型のデバイスだと、入力にはキーボードがどうしても必要な人は嬉しいだろうし。

ノートブックパソコンが普及しだして、それまでのデスクトップとは事なり色々な場所でパソコン利用が可能になってきたとき、色々なギミックやツールが生まれては消えていったけれど、結局そう言うものがどんどん出てくることが、そのデバイスの将来性を表している気がする。スマホに関しては、強力な通信機能と最近なら高解像度がその持ち味だと思うけれど、小ささ故に使いづらさもあるわけで、その当たりを補完するようなこう言うサブデバイスが生まれてくると、また一寸違った方向性へ伸びていきそう。

証人喚問

昨日はお昼少し前から午後まで、ほとんど何処のチャンネルも証人喚問の中継ばかりで、最初はちょっと見ていましたが、なんか最初の自民党西田議員のところを見ただけで、あぁ、これはもうアウトだなと感じるような内容。その後暫くテレビは消して真面目に仕事をしていて(をぃ)、でまた息抜きに付けてみたら民進党とか共産党の場面を斜め見していましたが、なんかやる気が無いというか及び腰というか、あれだけ大阪まで行って野党四党だけ話を聞いてきた100万円の寄付の話は出てこず、あぁ流石に拙いと思ったのかなという感じ。結局は、何とか小学校を始めたくて、あの手この手で準備や申請をして、其処に厳しかった申請基準を緩めた大阪府がこれ幸いと採用してみたところ、結果的にばばを引いてしまった、みたいな話になりそう。

問題なのは、最初から嘘をついて申請した籠池氏側ではあるけれど、それに便乗して与党攻撃の武器になると煽ってきたメディアと野党の責任も大きいですよね。何でもかんでも、週刊誌やネットに掲載されたら裏も取らずに利用していたら、国会なんて24時間365日開催しても時間が足りなくなってしまう。それに、昨日昼のCX系バイキングに出演していた有本さんが言っていましたが、元々は大阪市の共産党市議が、この保育園の教育方針が右翼的で怪しからんと言う事で火を付けたのが初めらしい。となると、逆に右翼系の議員なりが左翼系の幼稚園とか学校が怪しからんと言う話を言い出しても、今後は共産党は文句が言えなくなるのか? 右・左どちらでも良いけれど、今回の教訓から言えるのは、教育に関しても政治が口を出した前例を作ってしまったという事でしょうね。後は、国有地などの払い下げに関しても、今後はかなりハードルが高くなるのでは。国としても、売却してその後固定資産税を貰う方が利益は高くなるだろうから、何でもかんでもとは言わないけれど、売って其処で経済なり社会システムが上手く回るなら放出した方が良いわけですからね。

その後の様子等をTLで眺めていると、まぁ矛盾もあるし何処を切り取っても偽証罪に追い込めそうな気がするような証人喚問だったような感じ。でも、野党側は「これで確証した」みたいな事を言っているみたいだけれど、一緒に地獄まで行くつもりなんだろうか。まぁ、こんな下らないことで時間を潰すなら、地獄でやって欲しいけれど。いずれにしても、国会で云々する話しじゃ無くて、まずは大阪府で決着付けて来いという話だよなぁ...

野党も何か与党というか安倍政権に対して一矢報いたいのかもしれないけれど、物になる・ならないという事に気が付かないと。メディアが森友学園関連だと面白がって中継するからその話しかしないのかもしれないけれど、観ている側はちゃんと分かっているという事を認識しないと。自分達が笑われているわけですからね。この籠池理事長の自業自得とは言え、それを煽ったメディアや利用しようとした野党の責任も同じくらい重いよなぁ、と言う印象しか残らない証人喚問でしたねぇ。

元城小学校閉校

昨日、敗者にで治療待ちの時にたまたま読んでいた新聞に、この3月で元城小学校と北小学校が閉校になり、新しく中部中学と小中一貫教育の「中部小学校」になるという記事を見つけてビックリ。「元城小学校」と言えば、自分が子供の頃は浜松で一番セレブな小学校(言い過ぎか-笑)。街中の一等地にあるから、まぁ市街の老舗やら有名店の子供が集まっていたし、それに憧れてあちこちから越境入学してくる子供(親?)もいたし。この「元城小学校→中部中学校→浜松北高校」っていうのが、浜松で一番憧れの学校パスと言っても良いのでは。対抗馬は、「静岡大学附属小学校→附属中学校→浜松北高校」かな。でも付属での場合、なんとなん「ぽわ~~ん」としている雰囲気が合ったけれど(マテ)。

浜松で1番古い小学校の元城小学校は、その長い歴史だけで無く、学校が購入した外国製オルガンが壊れたときに、それを修理した山葉寅楠が、その後楽器メーカー「ヤマハ」を創業して現在に至るというのは、地元の子供なら何度も聞かされた話。この「ヤマハ」の話に、バイクメーカー「ホンダ」創業者の本田宗一郎、そしてブラウン管テレビの投影に初めて成功した「ビクター」の高柳健次郎、この三人の話は何度も聞いた話。それ以外にも地元出身や地元に関わる話は沢山有りますが、個人的にはこの三名の話が一番記憶に残っているかなぁ...

少子化の時代ではあるけれど、街中の一等地にあってそんなに人口も減っていないと思うのですが、確かに見返してみると、昔有ったような木造の一戸建てみたいな建物はどんどん潰されてマンションが林立するようになり、人口は多分増えているんだろうけど、そのマンションに入るのは一度郊外に出て子育てとか終わった中高年の人が多いだろうから、子供人口に関して言えば減っているんだろうなぁ。私の自宅の周りなどは、昔は田圃と畑しか無かったけれど、最近はどんどん建て売りやアパートにマンションが立ち初めて、昔と比べて子供も増えているし、小学校なんかも分離して増えている。所謂空洞化、ドーナツ化の影響なんでしょうね。しかし、元城小学校がなぁ... 140年以上続く多分県内でも最も古い小学校だと思いますけれど、それが閉校というのは一寸ショックです。

浜松市も、最近の人口統計では人口は減っているわけで、さらに街中の空洞化もどんどん進んでいるわけで、ちょっと象徴的な記事ですねぇ。歳と共に時間の流れの速さに驚くことが多くなりますが、その中でも今回のニュースはトップクラスの驚きでした。自分には直接は関係ない学校では会ったけれど、ちょっと残念。

2017年3月23日

擬似的高次脳機能障害

石原元都知事の百条委員会で、最初に脳梗塞の後遺症で平仮名すら読めなくなった、と言うような説明から入り、それが「それで証言が出来るの」「なんで執筆できるの」という疑問が一気にTLに広がりました。その後、脳梗塞などの後遺症として、脳機能の一部が使用出来なくなる、不自由になる「高次脳機能障害」という言葉がTLに流れだして、例えばひらがなすら書くことは出来ないが、別の方法であるワープロなどなら文書作成は可能な状態も普通に存在するということらしい。実は私も最初に「平仮名すら忘れた」とご本人が言われたとき「えっ?」と思ったんですが、その後調べてみたらこう言う症状が普通に発生して居ることを知って、なるほどと納得した次第。まぁ、中には直後に延髄反射して「おかしいだろうと」と書き込んだ某元知事なんかもいて、即炎上しているけれど。

これら一連の記事とか情報を見て感じたのは、そう言う後遺症が無い人であっても、現代生活においては擬似的高次脳機能障害みたいな状態になっているだろうという事。例えば、今の時代は手書きで文字を書くことがガクッと減ってしまったから、スマホとかパソコンで文章作成することは普通に出来ても、いざ文字を加工とすると文字を忘れてしまう。手元にスマホがあれば、其処で表示して書き写すこと出来るだろうけど、昔のように習った文字を書くことすら難しくなってきています。あるいは高次脳機能障害の症状として、怒りっぽくなったり幼稚な言動を取ることがあるそうですが、それってtwitterとかネットでのやり取りを見ていると日常茶飯事的に生まれてくるもの。同じネットでのコミュニケーションであっても、BBSしかなかった昔は、それでもそれなりにスキルがある人だけがアクセス出来た時代だから、厳しい言葉が飛び交っても、其処は第三者が見ていても理解して判断出来る内容が多かったように思います。今のように、いきなり罵詈雑言が飛び交うなんて言う事は先ず無かった。あと記憶力低下にしても、スマホでスケジュール管理したりメモしたり、写真撮影したりすることで、それまでなら記憶していたことを全て二次記憶装置にスワップアップしてしまい、本来の記憶力は低下している気がします。

デジタルデバイスやネットワークの発達で、それまでは自分で覚えたり自分で読み書きして身につけていたことを、どんどん色々なことを肩代わりしてくれるようになってきました。その為に、それまでは使用していたそれらの機能を司る脳が使用されないことで退化する機能低下していることは確実なわけで、それって自ら高次脳機能障害の状態を作り出しているとも言えるのでは。勿論それによって恩恵を受けることもあるけれど、トレードオフで自ら持っているものを使用しなくなっていく、使用出来なくなっていくのは、別に加齢だとか脳梗塞などのトラブルの後遺症だけでは無いと思う。別にデジタル製品だけでは無くて、それ以外のことであっても何か道具や仕組みが発見されて便利になるという事は、その分野で飛躍的に色々な物が拡大する一方で、それによって不要になる物利用しなくなるものも生まれているわけで、その部分はどんどん失われていくことも事実。その失われた物が完全に無くなってしまえばそれは障碍では無くなるけれど、一部に残っている間は「障碍」にも見えるわけで、平仮名だって将来的に誰も使わなくなれば、それが欠けないことは障碍では無くなるでしょう。

一般的に言われている「高次脳機能障害」は、交通事故とか脳梗塞などの突発的なトラブル等の後遺症で発症したものを言うのだと思いますが、実は我々の生活でもどんどん便利にでしたるかされてネットワーク化されている今の時代の生活を満喫していることも、同じような「機能障害」を生み出している化もしれないことを理解するべきですよね。石原氏個人の症状に関してやいのやいの言うことは論外だと思うけれど、実はそうやって感情的にTLに書き込むことが実はその人自身が擬似的高次脳機能障害の症状なのかもしれないという事を認識しないといけないというのが、偶然だろうけど皮肉な事だなぁと思わず感心してしまいます。スポーツだったかビジネスだったかの格言で「絶好調の時にこそ一度立ち止まって振り替える」みたいな話が有ったように記憶していますが、便利な時田かこそ一度振り返って考えてみる、みたいなことを習慣づけないと今の時代は知らないうちに便利さの沼にはまって出られなくなってしまうかも。

環状滑走路

オランダで研究されているという「環状滑走路」。通常の直線上の滑走路のようにスタート・エンドが決まっているわけでは無いので、どこからでも離陸でき何処へでも着陸できる。ただ、リンク先記事のBBCのビデオを見ると、この円形滑走路の直径は3.5kmと表示されるんですよね。となると、一周11km近くのかなり大きな施設になります。それだけの規模だと、普通に滑走路を作ってもいいような。例えばこの環状滑走路が一周2km位で、離陸するときも着陸するときもぐるぐる二周、三周と回って離発着するなら、それならスペースの効率化にもなるし良いかなと思ったんですが、そうすると滑走路の鶏舎も大きくしないといけないだろうし、大体それ位の円周を高速で進むと酔ってしまうかもしれない。

メリットは最大3機までの同時離発着が可能だとか、風向きを気にせずに離発着できるなど上げられています。前者はちょっと置いといて、後者に関しては確かに風向きに合わせてスタート・エンドを決めれば、所謂「横風の影響を受けることは無いだろうけど、それって風向きによって進入経路が変わるわけで、周辺への騒音問題が毎日変わることになりかねない。羽田のように密集地帯に有る空港だと、進入脱出経路は固定されているだろうから、ちょっと厳しそう。それに、どこから進入してくるか分からないから、進入灯の類も設置できないわけで、そうなると何かの時に計器飛行できなくなった場合はどうするのだろうか。まぁ、最悪の事態を想定して、何カ所かに進入灯を設置しておくと言う対策は可能だと思うけれど。

ふと思ったんですが、民間の空港よりも、空軍の基地として利用した方が現実味があるかも。360度どの方向にも直接離陸できるし、複数基が同時に離発着することも必要でしょう。また、どこから飛び出すか分からないから、敵に対して欺瞞行為にもなるだろうし。何処かの自衛隊基地がこんなにならなだろうか(笑)。

侍散る

昨日のWBC準決勝、日本対アメリカの試合。五分と五分の対決だったけれど、結果的に菊池、松田二人のエラーからの失点が勝敗を分けることに。でも、彼らの守備力は日本でもトップクラスなわけで、彼ら自身に原因があったわけでは無い。個人的に思うのは、日本では珍しい天然芝グランドに試合前からの雨でたっぷりと水を吸った土のグランドという慣れない条件が、一寸した狂いを生んで二人のエラーになってしまったように思います。最も、菊池選手の場合は、ボールが直前にイレギュラーしてのエラーだから、あれは仕方ないかも。それよりも、その後失点に繋がるサードゴロからの併殺で、あれだけ二塁ベースから離れていたのが、個人的には隠れたミスだったような。仮に、あの位置でしか補給できなかったとしたら、先ずは得点に繋がる二塁併殺を狙わないといけなかったんじゃないだろうか。それに、菊池選手所属の松田スタジアムは、今回のグランドに似た天然芝の屋外球場で、そう言う意味では広島の選手は一番慣れているはず。

アメリカのMLBやNFLでは、安全の為もあるけれど、やはり潤沢に予算があるからだと思いますが、一時期の人工芝グランドをどんどん天然芝に戻しています。一方日本では、甲子園とマツダスタジアム、あと楽天の仙台の球場も天然芝になったんだっけ。セ・パ12球団のうち9球団は人工芝グランドかぁ。アメフトのグランドも、日本では専用グランドと呼んで良いところ(川崎、アミノ、エキスポ)は、基本人工芝ですからね。共用する野球場も、甲子園くらい。後は、陸上競技場との共用が多いから、そう言う場合は天然芝グランドでの試合になりますね。それでも、人工芝での対戦がほとんど。あくまで個人的な経験ですが、人工芝になれていてたまに天然芝でプレーすると、結構違和感を感じます。逆に天然芝(自分が現役の頃は雑草さえ生えていない土のグランドだったけれど-笑)に慣れていると、人工芝はグリップが効く感じで余り違和感を感じないんじゃ無いだろうか。最もフットボールは足の感覚がほとんどだけれど、野球の場合はそれにボールの振る舞いも加わるから、さらに難しいと思うけれど。

そう言う設備の違いは工夫するしか無いけれど、今回のWBCを見ていても感じたのは、本当にこう言う世界大会でオールジャパンチームを送るのであれば、常設チームに近い物を準備していないと厳しいんじゃ無いかと。サッカーなどは、それぞれの大会でメンバーが招集されるけれど、年齢毎のチームとか細分化されていることも有り、全体で見ると年中オールジャパンのチームが何処かで作られている感じで、統一感というか一体感があるように思います。フットボールでもそう言う話が出てきているみたいだけれど、野球もプロとアマと言う課題もありますが、何処かで考えないといけないかも。シーズンイン直後に招集されて、合同練習だけで勝てるというのはなかなか難しいでしょうね。何処の国も野球の盛んなプロリーグのあるところは同じだと思うけれど、現状で出来るところまでで良しと割り切るか、もっとオールジャパンみたいな組織を作って、世界大会だけで無く例えば親善試合みたいな物とか、もう少し方向性を冠ガルのも良いかもしれない。出、そう言う取組を色々なスポーツへ水平展開して活性化して欲しいですよね。

2017年3月22日

通信ミックス時代

Nikkei Woman、はぁちゅうさんのコラムから、電話は「(自分の)時間のレイプ」という話。私も、唐突な電話嫌い派なので、ここで書かれていることはよく分かるし、連絡するなら(電話でもなくLINEでも無く)メール派。でも一方で、相手はメール嫌いでLINE派かもしれない。となると、自分の我が儘を通すために相手の気持ちを考えていないことになるわけで、それって自分が電話を嫌っていることの反面教師になってしまう。

例えばコミュニケーション手段を、電話、LINE、メール、の三つに大別したとして、この順番で速報性は高いわけですよね。一方でこの順番とは逆に順番で情報量や記録性は高くなる。また、電話の速報性は高いかもしれないけれど、相手が出ないとコミュニケーションすら出来ない訳で、そうなると相手不在でメッセージは残るLINEやメールは優れていそう。あるいは、電話やLINEだとグループで利用するのも簡単だけれど、メールだとどうしてもTO:/CC:にIDを入れて返信を続けることになるから、内容の履歴が発散して分からなくなることも。まぁ、それぞれ善し悪し・メリットデメリットあるわけで、だから人も好き好きが変わってくる。一寸昔だと、LINEなんて無いし、メールだってよほどの企業に就職しないと利用出来ないツール出会ったわけで、電話か手紙か直接訪問しか無い時代から考えると隔世の感。多分その当時は、「いきなり訪問して自分の時間を浪費する直接訪問じゃ無くて、電話でまずアポとってくれ」と言っていたかも(笑)。

今は技術も進んでいるからとっくに可能だと思うんですが、そう言う手段をミックスして一つのプラットフォームにまとめ、インターフェースは自分の好みの物に出来ないだろうか。例えば電話が着信すると、メッセージと発信元がメールで飛んできて、場合によっては留守電に記録された相手のメッセージがテキスト化されて添付されてくる。逆にこちらがメールをすると、相手の電話に自動的に転送されて、自動メッセージで用件を伝えるとか。LINEとメールのように、同じくテキストベースの通信手段ならそんなに難しくないと思うけれど、速報性で且つ音声通信の電話と、時差が生まれてテキストペースであるメールとの結合は難しそう。でも、その場で直ぐに電話とメールで会話しなくても、後かコールバックするとだけ返事すれば良いだろうし、相手に対してもメールて要件を連絡するように言っても良いだろうし。それこそ、AIの時代になったら、AIが電話対応をして、その要約を後から伝えたり、場合によってはAIが自動処理してくれる時代になるかもしれない。

そう言うコミュニケーションツールの話と、食事後の御礼とはまた別の話だと思うので、そっちは一寸置いときますが、仮にこう言う通信手段ミックスが実現すれば、例えば耳の不自由な人が電話の応対が可能になったり、目の不自由な人がメールでのやり取りが出来るようになったり出来る可能性も生まれるわけで、そうなると今存在しているちょっとしたギャップというかキャズムというか、そう言うものを減らしていく手段にもなるんじゃないだろうか。

テロ等準備罪

「テロ等準備罪」が閣議決定され、今国会中の成立を目指して法案提出もされます。これに対して、同様の法案を与党時代に準備していた民進党も含めた野党は非難の嵐。この法案、国内法ではあるけれど、国際的なテロ情報共有のために必要な物でもあるわけで、日本が世界から情報を貰えないという事もあるし、逆に日本国内の情報が世界に回らないことで日本がブラックボックスになり、テロの原因になる可能性もあるわけで、そう言う意味で今の内容で良い・悪いは別にして条約締結するために何が必要なのかと言う話が出てこないのが疑問。野党は国内法で対応出来ると言うけれど、それならちゃんとその論拠を示せばこの新法の是非だって判断出来るはず。でも、その野党の一つである民進党自体が自ら与党時代には同様の法案準備をしていたわけで、それを考えると本当に十分な理由があって「対応可能」と言っているのか疑問。

与党側も、世論の貯まりもあって内容をより限定的にするよう作業をしていて、その為に適用対象を「団体」から「犯罪者集団」にさらに絞ったほど。これに対して野党の質問で「一般団体が犯罪者集団になったときに、即適用されるのか」みたいな馬鹿な質問をしていたけれど、犯罪者集団なんだから当然でしょう。ただ私が思うのは、どちらも自分達の考えを前提に、その是非を色々否家庭の状態で判断して是非を言うから、どうしても現実味が無いと共に、実際にそれが実社会に投影されたときの実感が沸かないんですよね。例えば前述の「団体」が「犯罪者集団」に変わったと判断されるのは、どう言う条件になるのか。その集団から逮捕者が出たら「犯罪者集団」となるのか、逮捕者が出ても一人二人なら問題無ければ、構成員の過半数を超えたら、その団体名で行動したことが犯罪になった場合なのか、多分ケースバイケースの時もあるだろうけど、そういう「if then else if」を繰り返していっても、無限にループが続くだけ。

私などが思うのは、実際に日本国内で発生した過去最大のテロ事件「オウム真理教のサリン事件」を例として、もし今提案している法案が当時存在していたら、どの時点でどの様な対策が可能で、それによって実際にサリン事件を止めることが出来たのか、あるいはその前のサリン配布の実験をした長野の事件はどうなのか、ベンチマークしてみれば良いと思いますよ。勿論、当時の情報は今では沢山存在しているだろうけれど、正確を期すためにその時点で知り得ていた情報のみでタイムラインを作成して、イベント毎に其処で出来たこと・出来ない事を追記していき、例それによってオウム真理教の犯罪行為が認識出来たのか、実行準備を止めることが出来たのか、実際の犯行に至る前に阻止できたのか、あるいは実行は阻止できなかったけれど、現実よりも早く犯行を特定できて解決出来たのか、そう言うシミュレーションして見せてくれれば、国民としてもよく理解出来るのでは。その中で、実際に犯行が実行されて被害者が出る前に犯罪を阻止できるなら問題無いだろうし、もしそれでも犯行は認識出来ずに被害者が生まれてしまうなら、それを交通事故などの被害者と同じく社会生活のリスクと思うのか、其処で国民に判断させるのも一つの方法かなと。民進党当たりが、本気で政治を考えているなら、「居酒屋で上司の悪口を言ったら」なんていう、いちゃもんレベルの話ではなく、実際に発生した事件に対してどう言う効果があるのか無いのか、そう言うちゃんとした反論をすれば、また見る目が変わるのだけれど、まぁ無理でしょうね。

本当ならば、こう言う重要法案についてもっと時間を割いて是非を討論しているべきなのに、結局は森友学園問題なみたいな安易に相手を叩けるとみるとそっちに注力していく、政党としての節操の無さ尻の軽さが、今の低い支持率だけでなく、無党派層が多いような政治不信を生んでいることは確かですよね。その点は、与野党問わず猛省が必要だと思う。

朝から寿司

WSJに掲載されていた記事から、New YorkのChelsea Marketのお店で、朝9:30から"Sushi Breakfast"を始めたという話。築地市場の場外などで有名なお寿司屋さんが何店も早朝から開店していることに閃いて始めたと言うけれど、それなりにNew Yorkでも受け入れられているみたい。個人的な好みで言えば、私は朝からお寿司は食べたくないなぁ... いゃ、お寿司は好きだけれど、一日の始まりである朝食は暖かい物をお腹に入れて、それで体を起動させて活性化させる方が良い気がする。そう言う意味では、藤枝で流行っている「朝ラー(朝ラーメン)」の方が、まだ良いかな。

少なくとも私の知る限りでは、アメリカ人ってそんなに朝食にこだわらないというか、普通はコーヒーやジュースにパンとフルーツとか、所謂"Continental Breakfast"で済ますのでは。それでちょっとリッチになると、スクランブルエッグとか焼いたベーコンとか追加するわけですが、日本の昔からの朝食(炊きたてのご飯、お味噌汁、焼き魚とか目玉焼きとか)と比べると「暖かさ」に欠けるかなぁ。スクランブルエッグにしても、その場で作れば別だけど普通は作り置きだろうし、あまり熱々のスクランブルエッグって食べた記憶が無い。カリカリベーコンも、カリカリに焼いて油を切ったものを食べるから、これも焼きたてという事はほとんど無い。ダイナーとかに行けば、それこそ作りたてのベーコンとかハッシュブラウンとか出てくるんでしょうけどね。飲み物は流石に暖かい物が多いけれど、食べ物が冷たいままというのは、欧米では多い気がする。一方でアジアの朝食は、気候が暖かい場所も含めて暖かい物が多いのは、土地柄なのか国民性なのか、あるいはその場でぱっと作って食べられる簡便性が重要なのか分からないけれど、一寸面白い対比だなと。

まぁ、冷たい朝食でもOKのアメリカだとお寿司でも受け入れられるかもしれないけれど、でもどうだろうか、朝から生物というのは、朝食の幕の内弁当なんかでお刺身が一寸付くのとは違うしなぁ。昨年末にChelsea Market行ったときには、こんなスシバーがあるなんて気が付かなかったけれど、今度行く機会があったら行ってみようか。でも、やっぱり、朝から寿司っていうのは、個人的にはちょっと(いろいろな意味で)ヘビーそう。

2017年3月21日

AIが見守るスマホ

Samsungの新しいスマホGalaxy S8には、AIが搭載されるらしい。で、真っ先に浮かんだのが、このAIがバッテリーをモニターしていて、異常状態になりそうだと「警告! 警告! 危険! 危険!」と鳴り出すこと。いゃ、回りはパニックだろう、そんなの聞いたら。真面目な話、どの様なバックグラウンドタスクをどの様な仕組みで実行させて常駐させ、万が一何か有った場合にそれを検知して防御する、回避する、解決する、と言う事が可能なのかどうなのか。現実的な事を考えれば、その為にはそう言う危険や問題を察知する仕組みやセンサーが必要なわけで、実はそんなものがあるならわざわざAIを入れなくてもそのセンサー出力を判断するプログラムを組むだけで言い訳ですよね。AIを入れてそのメリットを享受するには、そう言うものが無くても、諸症状から総合的に判断出来ることなわけで、其処まで賢くなるのも難しいだろうし、爆発や発火を伴うトラブルなだけに、リスクは最少化しないといけない。

今後、色々な家電とかデジタルデバイスに、こういうアシスタント的な目的のためにAIやそれに類する機能が搭載されていくんだろうけど、多分そうなって困るのはその機種の使用が完了したときに、それまで蓄積したデータをどう処理するか。蓄積した知見は新しいデバイスに引き継ぎたいけれど、データの互換性が無ければまた新しい製品で位置から構築しないといけないし、元のデバイス内の個人データに関してちゃんと破棄しないと困るだろうし。そう言う意味で、個々のデバイスにAIが搭載されるのでは無く、統合的なAI、あるいは個々のAIが蓄積した知見を一元的に管理する仕組みが無いと、結局は「オマケ」で終わりそうな気がしますね。

例えばクラウド上に少なくとも自分の経験値や知識を集約する「データ領域」を設けて、それを元に色々なデバイスで統一的に動作する「個人向けAI」が利用者にサービスを提供。そして、利用者のデータ更新が一定期間途絶えると、それは利用者が亡くなったと認識して自動的にデータ消去される。あるいは遺族からの申請でデータ消去する。その時に、そのAIが担っていたその個人に対してのサービスや連絡業務宛に、その旨通知も届いて、一切のデータ消去と移管などの処理が出来るような仕組みって欲しいなぁ。

ただ、それだけAIが賢くなり、便利になり、身近になると、ますます「お一人様状態」が世の中に蔓延して少子化が進むのかも...

市場の役割

豊洲市場移転問題や最近色々と問題が発見されている築地市場の様子を見ていて感じるんですが、彼らは移転する・しないという次元の議論をずっと繰り返していては、そんなに遠くない将来どちらに行っても衰退して消えるんじゃ無いかという事。東京のような頂戴都市の胃袋を支える立場として、築地や豊洲規模の市場の存在はバッファーとして重要な事はよく分かる半面、最近のビジネスモデルでは、産地と消費者を直結するものがどんどん生まれていて、それを考えると彼ら市場の役割は今後小さくなることはあっても大きくなることは無いんじゃ無いかと感じるわけです。

市場の役割は、天候に大きく左右される「魚介類」という商品を集積させて、毎日一定の消費が発生する消費者、レストラン、スーパーなど経安定供給すること。ただ、例えば大量に発注するスーパーでも、最近では地方の漁港から朝どれの魚を直送して販売することをやり始めているし、レストラン等でも同様の仕組みを取り入れ始めています。何度かテレビに登場している「羽田市場」のように、飛行機のスピードと空港直結と言う地の利を生かして滞留させないで大量に魚介類をさばくことを狙っている。消費者層にしても、ネットで魚介類を販売する業者が、最近では実店舗も設けて、その鮮度と種類の珍しさを武器に地元密着のビジネスモデルを作っていたりする。それまでの魚介類の物流に関しては、「大間のマグロ」とか「関サバ」とかブランド品であったり、あるいは馴染みのあるサーモンとかイクラとかという、「物」に対しての消費行動だったと思うんですよね。でも今の物流は、遠い地方の地物の魚だったり、その日の朝取れを夜食べるとか、鮮度という「事」の消費に変わってきている気がします。

これって、魚の消費量が減ってきていることにも起因すると思うのだけれど、一方で回転寿司チェーンなどで逆に昔に比べて結構頻繁に「魚食」が可能になってきているから、わざわざ自宅で食事をするときには、何時もと事はなる「何付加価値のある物」を食べたいという自然欲求でもあるんじゃ無いだろうか。だから、今の築地市場が観光地化している以上に、豊洲市場の周辺に観光施設を準備して都内だけで無く世界中から「魚フリーク」を集めて精緻化するというのが、実は豊洲成功の鍵の一つだったんじゃ無いかと思うけれど、それも今のところ頓挫しているわけで、このままでは仮に豊洲に移転しても築地に残っても、単なる「魚」という商品の集散倉庫化して行くだけのような気がする。

ビジネススキームとして、羽田と豊洲を船やバスで直結して、例えばシンガポールなんかでやっているように、乗り継ぎ時間の間に一時入国して豊洲ツアーをしつつ食事や仮眠を取れるようにするとか。あるいは、メインの競りに関しては今と同じようにするにしても、地方の物とか朝取れ物なんかは24時間流通させて、例えば今朝取れて夜消費するのを、お昼にはレストランに届くようにする事も可能になるかもしれない。豊洲の場合は、閉鎖空間で24時間空調などの設備が稼働するわけだから、逆にそれを逆手にとって24時間某かの競りなりイベントが行われるようにしたらどうだろうか。そういう「物」から「事」へ変わることも含めて、何処の市場を使うのが良いのか、あるいは市場自体が必要なのか、この機会に真剣に考えてみたらどうかと思うんですよね。で、それって魚だけで無く、全ての食材に関して言えることだから、最初にそう言う総合的なスキームを作ってしまえば、実は魚だけで無くそれ以外の物も扱えるわけで、それって他の市場に内付加価値として十分に意味があると思うのですが。

百条委員会

この週末開催されていた東京都の豊洲市場移転に関しての百条委員会。全部ではありませんが、石原元都知事やキーマンである浜渦元副知事のやり取りを中心に見ましたが、正直この百条委員会の目標設定が不味いんじゃ無いのかというのが第一印象。私としては、委員会は豊洲市場移転に関して、元々東京ガスが所有していた現在地の土壌汚染に関して、その汚染の有無では無く(それは事前に分かっていた)、汚染除去に投入された800億円以上もの費用に関して疑問を追求するのかと思っていました。ところが委員会側の都議会議員の質問は「誰が豊洲移転を決定したのか」という事にこだわっていて、「それは石原元都知事です」という答えのみを期待したシナリオ通りに動かそうとしている。

例えば石原氏やその親族が何か建築会社や土木会社を経営していて、その会社が豊洲移転に関して不透明な利権を得ていたとか言うならそう言う追求方法も理解出来る。あるいは、決定に関して手心をくわえて、東京ガスに有利になるように石原氏が誘導したというなら、まぁ今回の膨大な汚染除去費用に関しても整合性を感じられるけれど、でもそれは基準以上の清廉さを共産党や当時の民主党政権時の湧水大臣がヵ条要求したからと言う事も言える。結果的に、そう言う総合の要求事項が議論の結果決定されて現在に至るわけだから、石原氏が言うように当時の都政最高責任者として決定したことは石原氏の責任ではあるけれど、そこに至るまでのプロセスは全て都議会で審理されて決定されてきたわけだから、それは都議会の責任でも有るはず。

今回の話を聞いていると、多分東京ガスとしては将来的な発展が見込めるこの土地を自社の商業施設として活用したかったことは確実では。実際、りんかい線豊洲駅周辺の発展具合を見ると、銀座方面にも近いこのあたりは上手く開発するとかなり付加価値の高い資産になりそう。一方で、それなりの規模で且つ、多分市場側の強う要求だと思うのだけれど現在地の月時からそれ程離れていない場所での移転営業を要求したので、現在の豊洲市場という場所しか無かったのでは。以前浜渦氏が「ゴゴスマ」に出演して今回の話をしていたとき、実はもっと広い場所で内陸部に候補地があったけれど、それは市場側から拒否されたと話をしていましたし。現在の築地が当時の主流輸送手段である船による荷揚げを前提にあの場所に出来たのに対して、現在では冷凍トラックでの輸送がほとんどですからね。海側に作るメリットは「魚=海」という連想を生むことくらい。

大体よく分からないのは、石原氏がそれまでの基準を下げて豊洲に移転しようとしたのに、それが不適切だからと責めるなら理解出来るけれど、彼は逆に基準設定を必要以上に上げて移転を進め、それを過剰だと舛添氏が下げて可決していたもの。だから、責めるのであれば舛添氏を責めるべきなのに。で、小池都知事はそれを駄目だと、下げた規準を石原氏と同じところまで戻したわけで、石原氏が駄目で小池氏が良いと言う理由が分からない。手続きから言えば、石原氏も舛添氏も、ちゃんと議会に諮って了承されたのに対して、小池氏は一存でそれらをひっくり返したわけだから、彼女のほうが後々責められる可能性は高いはず。

「安全と安心」と言うけれど、安全性は既に確認されていて、「安心」にしても正直マスコミや移転反対派が煽っている部分の影響が大きいんじゃ無いだろうか。彼女自身に、例えば築地に留まる、豊洲に移転する、という決意があるなら、その方向で彼女自身がエンドースすれば良いだけのは無しだけれど、今の様子を見ているとどちらにしても反対が生まれるのあれば、自分の責任にならないように第三者あるいは都民に決定されることで、自分自身の責任を逃れようとしているようにしか見えない。選択肢としては、築地、豊洲、それ以外の3つしか無いわけで、少なくとも豊洲に関して「安全」であり「何時でも稼働可能」な事は確定しています。一方築地は「現在営業中だから安全安心」と言っているけれど、昔からの問題は解決されていないし、さらにこれまで見過ごされてきた問題も出てきていて「安全安心」は揺らいでいます。となるなら、第三の選択肢をちゃんと示して、その中からゴール設定をするのが知事の仕事だと思うけれど、結局自分では何もやらない。石原氏が「小池都知事の不作為」と言っているけれど、その物ズバリだぁと思うわけです。

質問を受ける側は「記憶」しか無いわけで、質問をする側が何か決定的な資料なり証拠を出さないと、結局は噛み合わないまま終わることに。我々の世代だと、ロッキード事件の証人喚問を記憶していますが、あの時はプレッシャーでサインも出来ないくらいで、そう言う中で隠していたことを言ってしまうことはあるかもしれない。でも、今回の場合は、もう10年以上も前の記憶も定かでは無いだろうし、その中で確固たる証言を引き出すにしては質問者側が力不足であったことは一目瞭然。百条委員会を仕掛けた側が、実は自分達の力不足を露呈して失敗して終わってしまったように感じられますね。

2017年3月20日

ANA C-3PO塗装機

ANAのSTAR WARSシリーズC-3POモデルの塗装が完了して羽田へフェリーされたという記事。写真で見ても派手だなぁと感じるけれど、当初の予想図と比較すると確かに完成予想図とほぼ同じ。でも、予想図を見ても実機の写真を見ても、違和感感じますよねぇ。特に本体の黄色と尾翼の青色のミスマッチが... さらに言えば、C-3POって筐体は金色でしょ? それなら金色に塗装しないと。FDAだってゴールドカラーの機体を飛ばしているんだから、ANAに出来ない事は無いはず(笑)。

しかし、以前も書いたけれど、これだけSTAR WARS塗装機を飛ばすときのロイヤリティはどれくらいなんだろうか。しかも塗装費用も個別に掛かるわけだし、その分先日のANAアプリの開発に投入していれば(をぃ)。私は、飛行機に搭乗するときには搭乗前にその機体を写真撮影するのを一種のお守り代わり、安全祈願のプロトコルにしていますが、大体がボーディングブリッジ横の窓から撮影するから、正面からの写真がほとんど。だから、期待が特殊塗装でも結構知らずに登場することが多くて、降りてからターミナルを出口に歩いているときにその期待が見えて、あああんな塗装だったんだと知ることがほとんど。でもこの子の場合は、導体は真っ黄色だから、正面から見ても分かりそうですね(笑)。でも、この派手な塗装だと直前で登場キャンセルすることもありそうなくらい、やっぱり馴染まない塗装だなぁ...

Hilton Tokyo

当日予定されていた集まりが遅くなるのと、その場所が新宿ヒルトン近くなので、そのまま流れて宿泊することに。ただお得なレートが無く、最初はどうしようか迷ったんですが、昨年の経験からポイントで宿泊しても食事とかしてHHORNORS Cardで精算すれば、Hiltonのステイカウントになるので、その方法で1回分捻出することに。

早めにチェックイン出来たので、夕方まで暫くラウンジでコーヒーを飲みかな゛から時間を潰してから出かけました。戻ってきたから、一寸小腹が空いていたので1Fのバーでちょっと摘まみながらアルコールを注入してぐっすりと就寝しました。

エグゼクティブルーム利用者やHHORNORSのDiamond会員は、37Fのラウンジや1Fのビュッフェでの朝食を取れるんですが、今年に入ってからはDiamond会員はそれとは別に2Fの和食レストラン(十二颯)で和定食を食べることになったようです。但し、7時から1時間毎の定員予約制(3回転)で、前日に37Fラウンジで予約する必要があります。で、前日飲むからゆっくりしようと一番最後の9:00からの回を前日予約して利用してみました。

朝はがらんとした2Fのフロアーにエレベーターから降りると係の人が待っていて、名前を確認すると奥にある寿司カウンターの所に案内されました。食事の内容は、サラダや漬物、焼き物に茶碗蒸しやら練り物とか、品数は豊富。朝では無く夜なら、このおかずで一寸日本酒を飲みたい気分になる内容。ご覧にお味噌汁迄含めると、小食の私には少し多いくらい。さらに食事の後には、フルーツとコーヒーか紅茶が提供される内容でした。私の時には、10人掛けの寿司カウンターに二人連れが4組と私の9人が座っていて、まぁお互い知らない者同士なのでかなり静かに食事が進み、ちょっと居心地が悪いかも。あと、基本「朝定食」ですから、自分の得意で無いものが出てくる可能性もあるわけで、その点自由に取り揃えられるビュッフェの方が良いかも。メニュー内容ががらっと変わるなら別ですが、まぁ一度利用したら十分かなという雰囲気。ちょっといただけなかったのは、丁度私の席が奥野厨房との出入り口にあったからでしょうか、中で指示している声とか丸聞こえでちょっと興醒めしたのも事実です。

1回の定員が何名か分からないけれど、40~50人位入れるのかなぁ。コスト的にはかなり割高そうで、どう言う意図でやっているのか一寸不思議でした。

2017年3月19日

終わらないANAアプリ問題

ANAも公式にお詫びを出して沈静化を狙うANAの新しいスマホアプリ。昨日iOS版の更新が落ちてきたのでダウンロードしてみましたが、その時に掲載されていた「更新内容」にビックリ。結構大きな問題が修正されていて、何でそんなものに気がつかなかったのかと小一時間(笑)。

で、最新バージョンは「4.0.4」といかにも小刻みに修正バージョンアップしました的な印象。仲間内の冗談で、「Agile使ってるな」とか言っていたんですが、あながち冗談では無いかも(マテ) 。 でも、バージョンアップ最初の時点で、予約が表示されないとか、AMCの情報取得が出来ずに自動ログオフされるとか、一度テストで起動してみたら分かるだろう的レベルの問題込みで公開されちゃうんでは、ユーザーとしては納得できない。ビルドエラーが無くなったら、即リリースして現場テストみたいなことをされている気分ですよね。仮に自分がクライアントだったら、「速攻でテストプラントテスト結果を持ってこい」と担当者を怒鳴りつけている状況(笑)。まぁ、私の回りでもアプリやツール類をAgileで開発していますけど、Agileの本質というのは多分追加修正項目を絞って短期間で開発・テストが出来るようにして、頻繁にリリースする事で、これまでのように一度に一気にでは無く、すこしずつ頻繁に更新していくというのが本来の考え方のはず。決して、リリースする事を優先してテストを疎かにすることが目的では無いはず何ですけどね。

今回の新しいアプリの画面を見ても、これまでのメニュー形式の表示形式が、予約記録をトップに表示させるたりと、かなり見た目は変わっている。これまでのアプリは、トップ画面はあくまで個々の情報にアクセスするメニューだったのに対して、新しいアプリでは、これまでの下位階層の情報を先に取得してトップ画面と合成している点が目新しいところ。これまでとは呼び出すレイヤーや手順が異なることで、変なバグになってしまったんだろうか。でも、仮にそうであってもテストでなんで洗い出されなかったんだろうか。ありがちなのは、開発環境の中のテスト環境ではでないけれど、実環境では問題になるんですが、いくら何でもフィールドテストくらいやらないのだろうか。

いずれにしても、今回の開発元が何処か分からないけれど、暫くは大変でしょうね。バグ修正も、いつまで掛かるのか分からないし。まぁ利用が集中するG.W.前までには完了してちゃんと使えるようにしないと、空港はパニックになりそう。来週後半には国内線で利用する予定があるので、それまでには安定して欲しいなぁ... 頼むよぉ、ANA。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日都内でチームイベントが有るため、金曜日の仕事帰りに宿泊。今月一杯27Fのラウンジや24F以上の客室がリノベーション中なので、ちょっと不便。食事も、外に出かけるのが面倒だったので、中の何時もの和食のお店に行こうと電話をしてみたら、テーブル席は一杯だけれど、鮨コーナーのカウンターは空いているという事なので、久しぶりにここでお寿司を頂くことに。

先客が3組、5人程いましたが、丁度空席を一つ二つずつに挟む感じで、一番隅の席に着席。面倒なのでコースにしましたが、一寸物足りない。量とか内容とか雰囲気とか... (笑)。お寿司が二回に分けて出されるのですが、二回目のメインの時にはもう食べられず、途中で止めて貰いました。疲れていたのか... まぁ、いつも地元で言っているお馴染みのお店と比べて、握りも大きめだし、一寸大雑把な印象ですしね。

翌朝も何時も利用するくらいの時間帯に2Fのビュッフェに行くと、この日は凄く空いていてちょっとビックリ。その分何時もよりもゆっくり最後のコーヒーまで飲んで閉めることが出来たから良かったけれど、流石にここの朝食も飽きてきました(笑)。今月は、来週も予約は入れてあるんですが、サテどうしようか。ステイカウント稼ぎで無理に止まるか、キャンセルして週末はゆっくりするか、一寸納屋どころです。

2017年3月18日

デジタルの視覚化

PCWatchの記事から、指先くらいの集積回路をトランジスターで組み「見える化」した話。今では、集積回路を組む場合は、コンピューター上で回路をシミュレーションして君で、そのまま製造用のデータが出力されるのだと思いますが、昔は実際にTTLで回路を組んで、それで動作確認してから製造メーカーに発注していました。だから、私が入社した頃には次に使う製品の集積回路(IC)の回路を、畳くらいの大きさのボードに組んで、其処に色々な入力信号を入れて出力を見たり、回路を切り替えたり、所謂ブラックボックステストを何日も繰り返して、問題があるとそれをレポートして回路修正をしたりしていましたねぇ。

問題は二つ。一つはTTL(Transistor-Transistor Logic)を組み合わせるので、各短詩を決戦しないといけないけれど、それは黄色い配線用の信号線で繋いでいきます。その色から「yellow wire」と読んでいたけれど、端子に半田付けするわけでは無くて、ラッピングドリルで端子に巻き付けて圧着させることで通電させるんですよね。これが時々緩んで動作不安定になったり断線したりする。さらに、黄色の線なので接続が入れ子になったりして間違って結線することも多数。これが一つ目の問題。

もう一つがタイミングの問題で、実際にIC化されると数mm程度のサイズ上に全ての回路が組み込まれるんですが、TTLで組むとその何千倍、何万倍もの大きさになるため、信号の遅延が実際のICよりもかなり大きくなり、タイミングに依存したところなどは完全には確認出来ないことも。実際、TTLでは問題無くてもIC化すると信号が同期できないとか、タイミングが合わずにレジスターに設定されないとか、もう色々ありました。後は、大きいが故に外部のノイズを拾って動作が不安定になったり、逆にTTLの時は信号線が離れているので問題無かったのが、IC化して集約されると隣りの信号が影響をして動作不安定になったり、もう大変。ただ、私はソフト関係の人間でしたが、こう言うものと付き合うことでなんとなくハードの基本的な事も自然に学べたし、その当時はまだアセンブラーでプログラミングすることもあったので、その時にはなんとなくシステム内の動作が頭に浮かぶような感じになりました。そろばんで暗算する人が、頭の中にそろばんを置いて計算するようなものかな。

最近では、もうICを組み合わせてボードを作成するから、チップのデザインとは別にマザーボード、機能ボードの設計がほとんどになっていると思うけれど、それにしてもメーカーからレファレンスボードがでてくるから、それを自分達の製品用に小型化したり周辺回路を追加する程度。ただ、その場合でも例えばアースを効率的にどの様に設置するとか、信号品質を維持するためにどう言う配線にするか、結構ノウハウが必要な仕事でも有るんですよね。そんなときに、こう言う記事のような経験があるとかなり違うと思うなぁ。最近の回路設計では、コンピューター上でのリアルタイムシミュレーションだけでなく、回路の設計にしても高級言語みたいな形で機能定義すると、本来製造するべき回路が出力されるシステムも随分昔から有るみたいで、ある意味ソフトもハードもプログラミング次第の時代になっているんだなと感心したことがあります。それならそれで、やはり基本的な部分、一番ベーシックな部分のことを知っているのと知らないのでは、やはり最終成果物に対しての品質って差が生まれると思うんですよね。それが最近のエンジニアの弱みかなという気もします。何て言うか、それが自分の持っているスキルに対しての「余地・余裕」みたいなものじゃ無いだろうか。

100万円の謎

国有地払い下げの問題が、どんどん変な方向にベクトルが傾いていき、今では100万円の寄付問題に。それも、普通なら支持者から議員への献金が問題になるところ、首相夫人である安倍昭恵氏から森友学園の篭池氏への寄付。この行為自体は、安倍首相の選挙区内の話では無いので、彼女個人の寄付と言う事ならば問題無いらしい。ただ、ネットに出回っているその振り込んだという証拠の写真(振込用紙の控え)が怪しさプンプン。大体寄付するにしても、100万円なんていう金額をわざわざ持ち歩いて渡すというのもよく分からない。普通は振り込みするでしょう。現金で渡すにしても、精々10万円位が限界では。100万円の札束って結構嵩張るものですよ。

それに、現金で受け取ったお金を、わざわざ他人名義で自分の口座へ振込をするというのもよく分からない。しかも、その他人名義名は修正されて消されているわけで、最終的には自分名義で自分の口座に振り込まれているわけで、それって消された人間は無関係という逆の証明になるのでは。これが許されるなら、そして証拠になるのであれば、例えば他人名義で自分の会社にお金を売上げとして振り込んで業績を加工することだって可能になってしまう。議員名を利用して行えば、違法献金を捏造することだって可能になるかも。実は私も先日とある目的から銀行窓口でそれなりの金額の振り込みをしたんですが、本人確認から記載内容の確認から、結構チェックされます。今は特殊詐欺(オレオレ詐欺)があるから、昔よりも厳しくなっていると思うけれど、それでもこんな修正テープで訂正したような振込用紙が使える方がさらに不思議だし。

素人でもそのくらいの判断が出来る事なのに、野党はこれ幸いとこの話題に飛びついているし、一部メディアなんかも食いついて「安倍退陣」みたいな事を言っているけれど、どうなんだろうか。自分達の欲した証拠だから熱くなっているのかもしれないけれど、それにしても軽率では。ネットにも「第二の永田メール事件」というフレーズが流れているけれど、ほんとそう言う雰囲気を感じます。ただ、森友学園側の説明が100%真実では無かったとしても、全く昭恵夫人側に落ち度が無かったかというと其処も疑問が生まれるわけで、彼女のある意味自由奔放すぎる行動力って結構危ないことをあちこちで残している気がします。今回だって、実は100万円では無かったけれど10万円位は寄付していたのかもしれない。で、元TBSのワシントン支局長だった山口敬之氏の説明が一番しっくりくる気がする。学園側が昭恵氏の講演料として100万円用意したが、それを受け取らなかったので、それを「寄付」ということで処理しようと。その時に箔を付けるために「安倍晋三」名義にしようとして失敗した、ということでは。その場合でも、昭恵氏が講演料を「寄付」扱いにすることを了解していたのかどうか不明だし、さらにそれが安倍晋三名義にすることも了解していたか不明。安倍氏側にとって最悪の結果は、昭恵氏が講演料を寄付することに同意し、その時に自分の名前(流石に主人名義は断るだろう)を使うことくらいは了解したかもしれない。ただ、その場合でも寄付したのは昭恵夫人だから安倍氏本人の問題では無い事が証明されるだけ。その場合は安倍氏側は許諾無く自分名義の振込を行ったことで相手を告訴することも可能になってしまう。

テレビなどで見て感じる籠池氏の様子を見ていると、個人的に推測するストーリーは、講演料を用意したけれど断られ、何かこの100万円を有効利用出来ないかと思いついたのが「寄付」という話じゃなかったのかということ。彼としては、気持ち良くその場で受け取って欲しいのにそれを断られて不満を感じ、そこから自分に都合が良いように相手から受け取ったという筋立てが浮かんだような気がする。

結局、今のところ証拠として出ているものは怪しげな振込用紙だけで、後は間接的に聞いた内容も含めた「証言」のみ。しかも森友学園側の証言は、その内容が前後で矛盾していたりして信憑性が低いわけで、23日に予定されている証人喚問で耐えられるのか疑問。ただ明らかなのは、不確かな情報を元に、それが真実であるかのように煽っているメディアの責任は重いという事ですよね。メディアは「事実」を報道すべきなのに、自らが信じる「真実」を報道しようとするからバイアスがかかる。この一連の騒動の結論が出たら、彼らはどう変わるのだろうか。

レフレックスラジオ

いゃぁ、何年ぶり、何十年ぶりに聞いただろうか、この名前。「レフレックスラジオ」。シリーズ化されていて、第三弾なんですね。第一弾がゲルマニウムラジオ、第二弾が高周波増幅のストレートラジオ、そして第三弾がこれと、仰るとおりラジオのタイムラインをなぞるような企画(笑)。

私も子供の頃はラジオ少年でしたから、ゲルマニウムラジオは自分でコイルを巻いて、時にはバリコンも自作して(アルミ板をビニール袋で挟む)、幾つも自作しましたねぇ。自宅が田舎の農家だったので、自由にアンテナ貼れたし。アンテナも、2芯の電源ケーブルを裂いて作ったものから、そのうちに動線を購入してきたり、何十メートルと貼っても問題無いくらい当時は広かったから(笑)。確か地元局のNHKとかSBS(静岡放送)なら、電波が強かったからスピーカーも鳴らせたはずですね。

レフレックスラジオは、高周波と低周波増幅を一緒に一つのトランジスターで行うので効率が良いラジオみたいな紹介をされてい、よく電子ブロックで作っていた記憶があります。2石レフリックスとか3石レフレックスっていうのもあった記憶が...

当時はAM波のみで、FM放送も始まっていない時代だったから、ゲルマニウムラジオも利用出来たけれど、今ではAM波もFM化していき、昔のように自由に視聴できなくなってきましたからね。と言うか、自分自身ラジオ受信機やチューナーももう保有しておらず、ラジオを聞くときは自動車のカーラジオか、Radikoですからねぇ...

今の人は、こんなアナログラジオの部品を見ても、何が何だか分からないだろうなぁ。ましてや、今では「放送」と言えばデジタル放送ですからね。電波を受信して復号すれば音になるわけじゃないし、便利になったのかどうなのか。災害時なんかのことを考えると、アナログ方式の方がこういった簡便な方法で視聴できるから良いと思うけれど、音質とか電波の有効利用など考えると、やはり時代の流れに任せるのが良いのかも。ただ、こう言う基礎技術は重要ですからね。興味を持ってくれる人が増えると嬉しい。言ってみれば、調理器に慣れた人がキャンプで自炊とかして感動するみたいなものなんだろうな。それはそれで、裾野が広がると思えば貴重な経験だし、意味のある知識になると思いますね。

2017年3月17日

自立型AIの原型

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、AIの将来について。将来的には自分のAIが、自分の代理士として例えばホテルの予約などを代行する場合、相手側の応対者もAIである可能性があるわけで、そうなるとAI動詞での会話・対話が成立するためには、それぞれが代理人の基本的な情報を持っていないと駄目なわけで、何処まで自分のプライバシーをAIに委譲できるかというなかなか難しい問題。

AIあるいはエージェントでも、二つ考え方があると思うんですよね。一つは完全の自分の「個性」をコピーした、仮想空間の中の「自分自身」という考え方。もう一つはエージェントは別人格だけれど、信頼できる代理者として代行させる場合。これは今で言うところの信頼できる「執事」的な一途家になるでしょうね。で、多分多くの人は後者の方法を好むのでは無いかと思うんですよね。一つは、対話型のインターフェースが想定される以上、自分自身と対話して楽しいと思う人はまずいないだろうという事。もう一つは、やはり自分自身を見ていることで、自分に対しての欠点とか悪い部分が目に付くために、嫌になってしまう事も考えられます。「似た者同士」以上に似ているわけだから。

ビジネスライクに考えると、人間の「執事」タイプエージェントが一番確実で信頼できるわけで、あるいは「秘書」タイプでもいいかもしれない。そう言う定型的なエージェントに関しては、多分基本的な構造というかデータを確立しておいて、其処に個人個人の味付けみたいな事をしていくことで、それなりの品質のエージェントが出来る気がする。変な話だけれど、そう言う基本的なエージェント教育をする、AIブリーダーみたいな職業も将来的には登場するのかも。

もう一つ、AIとかエージェントでは無いけれど、日本人なら思い出すのは「鉄腕アトム」じゃないだろうか。自分の子供を事故で失った天満博士が、その子を模して作ったのがアトムで、最初は失敗していたけれど、子供のロボットを作って段々経験や知識を蓄積して成長するようにしたはず。手塚治虫氏が今を想像していたのかどうかは分からないけれど、現在の人工知能開発の一つの方向性を予見していたようにも感じますよね。ただ、人間の子供が物心ついてから色々な経験をして知識を蓄積して知見を広げていく実時間に対して、余りに大量の情報を高速に詰め込まれて、一気に成長していく人工知能とでは、やはり成長に歪みがでていく気がする。実時間の中で生活している人間は、良くも悪くもフィードバックして再検証していく時間が有るわけで、それは一見無駄と思える時間も後から考えると意味があると感じられるもの。でも、その何万倍、何億倍も速く知識が環流して更新されていくAIの中では、そういう風に立ち止まって考えるという事が難しいでしょうね。

身近なAIと言うと、介護ロボットみたいものも含まれると思うんですが、やはりこれから欲しいのは加齢と共に段々衰えていく自分の機能(記憶力、知識補完、移動補助、その他色々な事務処理など)を補助してくれるAI。人間の執事の場合は、相互に信頼関係を構築してさーびすの提供を受けるんですが、執事側は主人に対して忠誠を誓うことを前提にしているのに対して、問題なのは主人側が執事をどれだけ信頼できるかという事。欲物語で登場するのは、親子三代に仕えたとか、そう言う家族同然の環境で生活していくことが重要な要素になりそう。あるいは、素晴らしく高潔で堅固な職業意識の持ち主であるとか。で、AIの場合は、今のところAIからの信頼関係構築は無く、以下に主人(オーナー)がAIに対して自分の情報を開示して利用させるかというさじ加減が重要になるわけで、それって感情的なものでは無くで純粋にセキュリティレベルとかポリシー管理みたいな話になり、なかなか難しい気がします。あと、今のサービスでは、りんなにしてもSiriにしても、一つの存在が不特定多数の対応をしているわけで(多分分散処理とかして、本体は複数存在するんだろうけど)、どうしても自分専用のAIというものが将来的には必要になるんじゃ無いかと。全てのプログラムを手元に置くことは難しいとしても、その個人特有にデータはローカルにあって、それを参照してその人戦用のAIになるという事が先ずは必要でしょうね。その上で、デバイスの性能が上がってきたら、常に手元にあって共に成長するAI、そして究極的には自分と一緒に年を重ねていき、最後は一緒に最後を向かえるAIが、もしかしたら究極のAIなのかもしれない。そう言えば、アトムの最後ってどうなったんだろうか。今度時間のある時にでも調べてみよう...

認知症で免許返納

認証を持つ人から運転免許証を返納させることの是非についての記事。私も田舎に住んでいるので、自家用車というのが生活に書かせない「足」で有る事は身に染みてよく分かっています。それでも、まだ私の内の周辺はそこそこ開発もされているので徒歩でモールにも行けるし恵まれている方だと思うものの、もっと不便な場所に住んでいる人も多いわけで、そう言うことを考えると文字通り「生命線」で有る車が奪われることは死活問題でも有るという事もよく分かります。

実は私の父親も数年前から認知症の症状が出始めていて、一時はちょっと危ない状態になったことも。そうなる以前に「あれ、おかしいな」と感じ始めて、近くの通っているホームドクターにもお願いして認知症の検査もして貰い、初期の認知症の気があると言われました。私の両親は父親も母親も、20歳位から免許を取って運転しているので、もう半世紀以上ハンドルを握っているベテラン。ただ、流石に数年前から父親の運転の様子が以前の様子では無くなり、自分自身も余り運転をしなくなったこともあり、そろそろ免許を返納させようかと考えていた頃でした。で、切っ掛けとなった派数年前、父親が「バッテリーが切れたから私の車のバッテリーを繋いでくれと言われて外に出たんですが、いざエンジンをかけようとしたら車のキーが無い。父親の車のドアも開いているから使っているはずが、本人が何処に置いたか分からないらしい。明らかに認知症の状況で、これは運転を続けさせたら拙いという事で、直ぐに説得して車を配車にすることにして、数ヶ月後には引き取って貰いました。問題なのはこの後で、私も運転するし母親もまだ運転出来るので日々の生活には困らないのですが、肝心な「足」が無くなったので父親が外に出なくなり、結果その後認知症が進んだような症状になったり、うつ病みたいな状態になったり、かなり苦労しました。今ではデイケアとかショートステーに、いろいろと運動などもさせて何とか以前に近い状態にはなりましたが、丁度今年で父親の免許証が更新となるので、そのタイミングで返納させて、運転面期初証明書に切り替える予定でいます。

例えば、これが一人暮らしだったり、夫婦でも二人とも運転出来なくなると、非常に困る。自分ならば、例えば必要なものはオンラインショップで購入するという方法もあるけれど、全ての人がそんなことを使いこなせるわけでは無いでしょうし大変でしょう。ただ、やはり運転免許証と言うくらいだから、その免許取得基準に届かない状態になるのであれば免許は受け取れないわけですから、その線引きに認知症の検査が入る事は必要だと思います。その上で、地域のタクシーやシャトルバスみたいな移動手段や、他臭いサービスなどの充実とか、可能なバックアップはしていくべきだけれど。

言い方は悪いんですが、認知症が原因で自動車事故を起こしたとき、そのまま自損事故で自分が怪我するだけなら、それは自己責任だからまだ良いのだけれど、対人事故で相手に怪我をさせる、最悪相手の命を奪うようなケースになった場合、もう言い訳できませんしね。かなり厳しい言い方だけれど、高齢者の方の自由を守るために、事故が発生してそれによって子供とかこれからの人生を奪ってしまった場合、その責任はどうなるのかと考えると、やはり不便は仕方ないけれど、将来に備えて最善の策をとるべきじゃ無いだろうか。自分が同じような状況になるときには、多分自動運転技術が確立していて近所への買い物程度なら自動運転車での移動も可能になっていることを期待しているんですが、それが間に合わなかったらさてどうしようか...

Marriottのサイト

MarriottにSheratonが吸収されるんですが、新規にMarriottタグ作るのも面倒なので、Sheratonタグに入れることに(笑)。

ほとんど利用しないのに、以前はUA MPの特典でMarriott RewardのGold Statusになり、現在はSheratonのSPGとのステータスマッチでPlatinum StatusのなんちゃってMarriott Reward。久しぶりに宿泊してみようかと一年ぶりくらいにサイトにアクセスしてみたところ、何故かホテルの予約券作画できない。さらに別の日にパスワード変更しようと思うと、これも途中で拒絶される。日を置いてやってみても同様で、どうしようも無い。で、ふと思いついて、Marriottのページにあるユーザーの地域と言語の設定を、「日本・日本語」から「米国・英語」に変更してやった見たら、嘘のように解決。パスワード変更も出来たし、検索結果もちゃんと都内のホテルが表示されます。

以前は問題無く「日本・日本語」の設定で、国内のマリオット系も海外のマリオットチェーンの検索も出来たんですが、どうしたんだろうか。二ヶ月程前には、やはりパスワード変更でアクセスして、その時に設定したパスワードが今回も有効だったので、少なくともこの二月の間に何かあったのかもしれない。勿論、自分側の設定とか環境の問題なのかもしれないけれど、それにしても検索すら出来なくなっているのがよく分からない。ありがちなのが、日本語翻訳したために、サイトの中で使用するような文字列や変数名もDBCS化されて、それで日本語だとちゃんと動作しなくなったのかもしれない。

少し前には、Hiltonのサイトが駄目で、上手く検索出来なかったりしましたが、最近この手の話が多い気がする。裏で色々賢いことをやるために、コードを組んでいるのかもしれないけれど、もう少しちゃんと確認はして欲しいですよね。普通は、英語でベースのサイトを作り、それがある程度目処が付いたところでメッセージなどを日本語化していくわけですが、その時にはちゃんと動作確認までやらないのかな。私も昔はアプリで日本語化の仕事とかして、凄く苦労した経験があるからよく分かるけれど、でもホテル検索とか一番基本的で一番重要な部分ですからね。ここくらいは全言語でちゃんと確認して欲しい。

まぁ、こう言う事もあるし、あと海外のホテルに宿泊するときには、予約記録を英語で印刷して利用していたこともあるので、以前から英語サイトを利用しているので困ることは無いんだけど、日本のプロモーションとか表示されないことがあるくらいかなぁ、不便さは。ちゃんと機能しないよりはましですけど、でもやはりちょっとガッカリですよね。そんなにマイナーな言語でもマーケットでも無いと思う日本の扱いがこの程度かと思うと... もう一寸頑張って欲しいよなぁ...

2017年3月16日

無節操なメディア

森友学園騒動で、昨日辺りから急に名前がランクアップしてきた「菅野完」氏。先日の大阪での会見では、森友学園側から三行半を突きつけられたような菅野氏が、何故に急接近してきたのか分からないけれど、背景がどんどん明らかになると共に森友学園側の籠池氏側の言動がどんどん変な方向にまがって来ているところに、あまりに曲がりすぎて自分達の考えとは正反対にいるような自称者なーナリスとの菅野氏との接点が見つかってしまったのだろうか。

で、この菅野氏、多少ネットで生きている人間なら一度は聞いたことのある人物で、「ジャーナリスト」を称して活動しているけれど、「いゃ、それって悪い冗談だろう」というコメントしか出てこない。以前も募金詐欺みたいな話が合ったし、女性暴行事件の話も合ったし、それ以外にもその言動を見ると「ジャーナリスト」という肩書きが正しいのか疑問符が... 最も、最近ではテレビの中では立派な「ジャーナリスト」「キャスター」「新聞社・放送局の役員」みたいな立派な方が、事ネットの中に入ると罵詈雑言の酷い言葉しか使わないことが多々あるので、ある意味メディア業界に置いては普通なのかもしれない(をぃ)。しかし、周りでインタビューを取ろうとしている記者やメディア関係者は、そう言うことも知っててインタビューしているんだろうか。現時点では、彼を通してしか籠池氏側のコメントがとれないから仕方なくインタビューしているのかもしれないけれど、でもそれってメディア倫理的にどうなんだろうか。

どう言う理由があるのか分からないけれど、メディアや野党は好んでこの話題を取り上げて、ますます煽って大きくしようとしている雰囲気を感じるのだけれど、彼らは膨らますだけ膨らまして最後にその風船が破裂したときにはどう責任を取るつもりなんだろうか。トリックスターに別のトリックスターがタッグを組んだところに、メディアや野党が引っかき回されて、それをしらけた目で見ているその他大勢、みたいな構図がなんとなく浮かんでくる騒動ですよねぇ...

今のところ目にする範囲では、菅野氏の過去の履歴関しては何も報道の中には含まれず、既存メディアもある程度予防線を貼っているのかと勘ぐってしまうけれど、ちゃんと線引きして相手の主張を報じるのは良いけれど、その窓口になっている人物を視聴者が評価できるくらいの情報は言うべきでは。少なくとも彼は問題の多い自称ジャーナリストであることは明らかなんだから。まぁ、この騒動の結果、既存メデイアがボロボロになって衰退し、もっと公平な視点で報道するメディアが残れば、それはそれで望ましいことなんだけれど。

セキュリティバイオレーション

森友学園問題や自衛隊の日報の問題で被害担当官状態の稲田大臣。結果的には、この人の対応の不味さが自らを苦しめていると思う半面、攻める野党側も貴重な予算委員会の時間を浪費して、こんなことだけで六月まで続けるつもりなんだろうか。その非生産的な対応にはもう呆れているけれど、今度は破棄したという陸上自衛隊の日報が実はあったという話。ざっと見た田中では、この読売新聞の記事が一番詳しく状況を説明しているように思うのですが、これ、データ的には残っていたのかもしれないけれど、組織としてはその保管していた隊員ってセキュリティバイオレーションを犯していないのか?

このPKO日報の機密区分がどの様になっているか分からないけれど、担当者がいてダウンロードしていて、それを決められた場所に掲載したのちに元データは破棄していたなら、それが正式な手順。別の隊員がダウンロードして職場のパソコンに保存していたと言うけれど、まずはその隊員にアクセス権限があるのかないのか、有るならば別途ダウンロードして保管していた行為は機密保持的に正しい行動なのか。例えば、本来の担当者が必要な場所に掲載して、其処から入手していたなら情報獲得の履歴も残るし一元管理出来るはずだから、望ましいはずで、別途元のデータからダウンロードしていたら、その管理範囲外になるのでは。たまたまそのデータが調べたら残っていたのであれば、それってセキュリティバイオレーションじゃないのか。

そう言う意味で、今回「無い」と言っていたものが「出てきた」から虚偽報告だというのは間違いで、まずそれが世紀の鉄津で保管管理されていたものなのかどうかただした上で、実は無関係な第三者がアクセスしてたまたま其処に残っていたデータが出てきのであれば、自衛隊内部での情報管理の甘さを指摘するべきで有り、それを虚偽報告という自分達の都合のよう方向で攻めていくのは、考え方としても間違っているし、多分やり方としても筋が悪い気がする。

自分の仕事でも、関係無い部門とかグループの人が「あっ、この資料の画が便利」と流用したら、その中に書かれていた機密度の高い情報が無関係な部門に流れていった、みたいな話は時々あるわけで、そういうNeed-to-Knowをちゃんとしていないことが一番問題。ただ、大きな組織になればなるほど、本来の手続きが一見守られているように見えても、実はその途中で枝分かれしていることもあるわけで、本来は其処を追求すべきなんだけど、そんなことは思いもしないだろうな、無能な働き者達は。

エミュレーション

PCWatchの記事から、iPhone7の上でWindowsXPを動作させる話。この手のエミュレーション技術って、昔から生まれては消えていったけれど、iPhone7とはいえその上のリソースでx86をエミュレーションしてこれくらいのものが出来るのは驚き。勿論、このデモの程度では「動いている」けれど「使える」レベルでは無いので、あくまで技術的趣味の範疇だろうし、本当にWindows環境が必要ならWindows Phone (まだあるのか?-笑)を使えばいいわけですからね。

私が個人的に勝手に描いているミラタノコンビューたー環境(笑)って、全てのサブシステムが仮想化されていて、ユーザーは個人用にカスタマイズされた仮想環境に自分に必要なソフトやサービスをインストール(あるいはjマウントか?)して仮想環境上で利用する。ユーザー側に物理的に必要なのは、表示装置とキーボード等の入力装置だけだから、その部分だけを、それこそシートタイプの薄型デバイスでもいいし、こう言うスマホの物理サブシステムに仮想システムからマッピングすれば、良いだけの話。実現するには、仮想システム側に十分なパフォーマンスがあり、さらに特に表示更新に関してユーザー側が不満にならない程度に高速な描画が出来るくらいの、通信ネットワークの提供が必須。多分、今の4Gでも足りないだろうから、5G位の常時接続ネットが可能になると、こう言う使い方が定着するんじゃ無いだろうか。そんな時代になっても、こう言う異なるプラットフォーム感を繋ぐエミュレーション技術は必要なわけで、そうなるとコラムにも登場する「龍心」のようなハードも含めた技術が重要なのは確かだけれど、仮想環境に行けば行くほどソフトでのエミュレーションが主になるから、そっち方面での技術か櫛来というのが将来的には面白そう。

2017年3月15日

疑いスマホ

ちょっと衝撃的なニュース。出荷時に既にマルウェア感染しているスマホが36種類も有ったという記事。「何者かが流通過程で」と書かれているけれど、流通過程では無理でしょう。どうしたって一度箱を開けないといけないから、それは流石に後で見れば分かる。やはり製造過程で混入した・させられた、と考えるのが自然では。問題なのは、パソコンだとストレージはHDDとかSSDから、後からでも自由に書込が出来るタイプだから、案外その気になれば簡単に追記できるけれど、スマホの場合は書込可能とは言えEEPROMに書込から、後から追記するというのはなかなか難しい。だから、考えられるのは、もともと使用した基本コードが既に感染していたとか、後から追加するようなメーカー個別の拡張部分、例えばアプリとかツール類のようなものが感染していたような気がする。

社内システムで感染していた場合は、普通はそれらのコードが含まれるサーバー環境がスキャンされて検証されているはずだけれど、ライブラリーとか圧縮されていたりバイナリーで加工されていたりするとなかなか見つけられないことも。だから、実行時に初めて分かることもあるわけで、そう言う意味では今回のケースはかなり巧妙だったのかも。瀬リュリティを突破しようとする方も、段々相手の技術が難しくなる半面、どうしても攻める側の方が有利なことも有り、守る側は後手に回るもの。今回は実際に被害が出ていたのか不明だけれど、こういう水際での攻防が今後も続くんでしょうね。

こう言うケースが続くと、やはりリアルタイムで監視するような仕組みが無いと、なかなかちゃんとしたセキュリティは得られないのかもしれませんね。言ってみれば、アンチウィルスソフトは車で言ったらここの運転技術や自動車搭載の安全装置で、そう言うものがあっても実際に道路を走り始めると色々トラブルに巻き込まれたりするわけで、その時に必要なのが外部からの監視だったり援助だったりするように、単体でそのデバイスを守るというよりも、有るグループでゾーンで守るような仕組みが必要かも。家庭とか会社だと、その建物単位でセキュリティ対策をするとか、そのネットワークリング単位でするとか。まぁ、そんな仕組みを実際に作ろうと思うと、それこそ量子コンピュータのようなこれまでとは違った情報処理技術を投入しないと、なかなか今と同じ技術での戦いだと厳しいかもしれませんね。

でもそうなると、それって結局は「神の目」を作る事になるわけで、それはそれで嫌がる人が沢山いそう。なかなか難しい所ですよね、ある程度のカオスは必要だけれど、それがいざ自分に降りかかるのは嫌だし。

弁護ベタ

森本学園騒動は、最初の国有地の違法払い下げ疑惑だったのが、今では稲田防衛大臣の偽証問題に変わり、毎日どうでも良いような話が続いている。まぁ、稲田大臣も本当に記憶に無かったのかもしれないけれど、其処は国会議員さらに重要閣僚なんだから、少しでも言質を取られるようなことは言うべきでは無いわけで、そう言う意味で凄く脇が甘い。今回だけで無く、以前の答弁にしてもそう。就任早々の靖国参拝回避のジブチへの出張にしても、周りも分かって入るけれど一言「公務優先」と言えば良いだけのは無し。自身の心情や主張よりも公務を優先した、と言えば済む話のはず。それを、馬鹿正直に説明しようとするのか、結局言葉に詰まり涙を流すことになるわけで、その当たり経験不足と言ってしまえばそれまでだけれど、でもこの人は議員になる前には弁護士として厳しい場面での弁護や反論などを経験してきたはずで、それが全く生きていない雰囲気も。

実際今回の森友学園問題にしても、記憶が無いから言い切ったのかもしれないけれど、記憶が無いなら「私は記憶していません。必要であれば精査します。」と言えば済むことでは。特に今回の裁判所出頭記録は、12年前の議員になる前の話であったわけで、仮に調べて其処に行き着かなければ「議員までの経緯を精査したので今後は其れ以前も含めて精査したい」とでも言えば通せる話では。それを早く疑惑からあるいは執拗な追求から逃れたいという気持ちが優先したのか、合っていない、弁護したことは無い、と言い切っちゃうから後が面倒。

最も、だらしないのは野党なわけで、国会の中でも一番重要な委員会のはずの予算委員会で追及するのがこの程度の話。その弁護行為に何か違法性があるならまだ分からないでも無いけれど、単に12年前の事を忘れていたことを追求しても、だから何としか国民は感じないよなぁ。それを言い出したら、蓮舫の二重国籍問題、山尾のガソリンプリカ問題等々、叩けば稲田氏以上に埃が出てきそうな人が幾らでもいるわけで、そう言うブーメランを彼らは危惧しないのだろうか。民進党の議員が、大声で稲田氏を追求する場面がテレビでも放送されていたけれど、いゃその勢いは彼女に向けるんじゃ無くて、経済政策とか東北復興とかオリンピックとか労働者への待遇改善とか、幾らでもあるはず。本来するべきそう言うことには目もくれず、兎に角叩けるから、追求できるからと優先順位にも乗らないような話題を熱心に追求している姿は、一番不要な存在である「無能な働き者」そのものですよね。

最近の政党支持率でも、自民党はほぼ横ばいから、これだけの騒ぎがあっても微減程度に納まっているのに、一人支持率を下げているのが民進党。とうとう6%程度位迄下がり、気がつけば直ぐ後ろには共産党が5%位まで近づいている。これまでの野党共闘での選挙協力では、まだ優位にあった民進党が共産党の協力を「受け手上げる」的立場だったけれど、次の選挙では確実に民進党が共産党に協力を「お願いする」立場になりそう。そう言う危機感は無いんだろうなぁ、国会で騒いでいるだけの議員達って。豊洲市場への移転問題もそうだけれど、本来必要な事をやらずに、兎に角目立つこと、攻めやすいところ、相手を追求できるところ、世間受けすること、そんなことばかりするのが「政治」じゃ無いと思うのだけれど。まぁ、いつも思うのだけれど「言うだけ無駄」なんだろうな。

最悪のANAアプリ

昨日も取り上げたANAアプリ。まずはiPhone6で一昨日の夜に更新したところ、アプリは更新されて画面も新しいUIに変わったのでそのまま就寝。ところが翌日また試してみると、何故かログアウト状態になっていてログインしても「AMC情報が取得出来ませんでした」と言われて強制ログアウトされる。その後昨日の夕方くらいにログイン出来るようになり、自分の予約情報等も内容表示出来るようになったんですが、その予約情報からボーディングパスをApple Walletに登録しようとすると駄目。これじゃぁiPhone6で登場できないじゃん... 一応QRコードは予約の詳細から表示可能だけれど、いちいちそこまで行くのも面倒だし、画面キャプチャー取っておくのも面倒。実質使えない仕様ですね。

で、そんなこともあったので、Android側(Xperia Z3 Compact)はEdyでSkipも使えるからと更新せずにそのままにしておいたんですが、自動更新をONにしていたのを忘れていて昨晩就寝中にアプリの更新が実行されてしまいました。朝更新のメッセージが表示されて、「あれ?」と思ったんですが、肝心のANAアプリのアイコンが消えています。更新に失敗したのか、トラブルで消えているのか、トラブルの多さに削除したのか、経緯は不明だけれど無くなっている。たまたま次の登場予定が今月末でまだ余裕があるから良いけれど、これ今日出発なんていうことだともう顰蹙もの。今朝の時点で、ANAのサイトにはまだこの新しいANAスマホアプリの記事が掲載されていて、その利便性を訴えているけれど、でもこんなにトラブルが多くては駄目だろう。何で取りあえず取り下げて、対策しているくらいは言わないのだろうか。「危機管理」という意味で甘い気がするなぁ...

新しいサービスをカットインしようと言うときには、勿論事前にテストを重ねてバグ出しもするだろうし、公開した場合には機能的な問題は無くても、そのインターフェースが変わればそれに伴うトラブルや対応するオーバーヘッドも大きくなるだろうから、できるだけそう言う場合でも影響が無い時期を選ぶはず。所が今回どう言う判断か分からないけれど、多くの企業が年度末で忙しくなるだろうこの3月中頃というタイミングを選ぶから、日頃よく利用しさらにこの自棄しよう頻度が上がるだろう会社員・事業者顧客への影響は甚大でしょうね。さらに今週末からは春分の日の連休が始まるわけで、一版乗客への影響も決して小さくないと思われます。せめて月が明けた4月にするとか、G.W.が終わって閑散期になってからとかとう判断は出来なかったのだろうか。

以前のANAは、巨人JALに追いつき追い越せという危害がある一方、大手のJALには無いようなきめ細やかさみたいな印象もあって好感を持っていて、だから初めての国際線利用となる米国出張の帰国便ではANAを選んだりしたものです。その後幸か不幸か(笑)、アライアンスでメインだったUAと同じスターアライアンスに加盟してくれたので非常に使い勝手が良くなり、だからこれからも利用していきたいと思っていました。JALが一度破綻して身軽になり、良くも悪くも贅肉をそぎ落としてヘルシーになった一方、ANAはその間にJALを追い抜くという焦りなのか何なのか、ちょっと「らしくない」雰囲気を感じますねぇ。もう一寸冷静に頑張って欲しいなぁ。少なくとも今回のANAアプリの更新は、テスト不足、品質検証不足なので猛省して欲しい。

2017年3月14日

ANAのアプリ

ANAが提供しているスマホアプリが刷新。私もいつも使っているXperiaとiPhone6のアプリを更新して早速使ってみましたが、困るのがこのトップ画面に表示されるようになった予約画面。今は修行期間中なので(笑)それなりの数の予約が入っているんですが、これ予約が自動的に全部表示されるみたい。だから幾らスクロールしても終わらない(笑)。以前のバージョンはバージョンで、予約画面から登録しないとこんんふうに画面で搭乗券は表示されなかったので、それに比べれば利便性は上がったかもしれないけれど、正直うざったい。

まだそれ程あちこち弄っていないけれど、以前はPCアプリ風の階層的なデザインで、それはそれで嫌いじゃ無いのだけれど、これはこれで一番利用するだろう搭乗券情報がサクッと表示されるのは便利。ただ、直近一週間とか一月とかでフィルタリングできると嬉しいのだけれど。まぁ、使い勝手や機能強化目的でアプリ開発を進めてくれることは嬉しいのですけれどね。ただ、自分はどうしてもPC、パソコン使いの人間なので、例えば複数の画面を同時に開いて比較参照しながら入力するとか、前後の画面に直ぐに移動出来るような共通のI/Fとか、やはりパソコン版との使い勝手の違いにはなかなか慣れません。デバイスのサイズや中の仕組みの違いもあるのだけれど。やはり、表示サイズ・画素数の違いもあって、同程度の機能がスマホにもあっても、なかなか同等の使い勝手が得られない所は何とかならないのだろうか。

そうそう、iPhone版等はSiriとの「対話型インターフェース」を実現して欲しいなぁ(笑)。

[追記] このアプリ、更新錚々色々トラブルを出している様子。私も、iPhone6(iOS版)を更新したところ、昨日の更新直後はちゃんと国内線・国際線の予約など表示されていました。ところが今朝開いてみると、何故かログオフされていて、それでログインするものの、「AMC情報が取得出来ませんでした。自動ログオフします」と拒絶されてしまうorz

Android版は更新されておらず以前のバージョンのままなので、また近近にフライト予定もあることなのでこちらはこのままにしておくつもりです。もしかしたら、トラブル情報でAndroid版の自動更新は止めたのかな。いずれにしても、ちょっと酷い品質ですよね。ちゃんとリリース前テストしたの? という状態。これじゃぁ、JALに負けるぞ > ANA

まっとうなビジネスモデル

最近話題のAPAホテル元谷芙美子社長のインタビュー記事。一番最初にご主人の元谷外志雄氏とともにメディアで見るようになったときは、正直なところ際物っぽい印象を受けて余り良い印象では無かったし、丁度その時に見た番組の構成がなんとなく「成り上がり」みたいな感じの構成だったことも有り、一過性で終わるのかなと思っていました。実際その後暫くして、それまでと比較してあまりメディアで見なくなったりしたんですが、その間に着々とホテルチェーンの拡大をしていたんでしょうね。あっと言う間に低迷する日本のホテル業界の中で、飛ぶ鳥を落とす勢いに。一番驚いたのは、幕張で一番目立つホテルだった幕張プリンスホテルが、いつの間にかアパホテルにいつの間にか変わっていたこと。しかも、単に建物毎買収しただけで無く、増築もしている。正直なところ「一体何があったの?」とビックリしました。

私が記憶している限りでは、それまでは既存のビジネスホテル等を買収して内装などをちょっと手を入れて看板を付け替えて再営業するみたいな形でグループホテルを増やしていった印象なんですが、この頃くらいから自らホテルを建設して新規開店したり、積極的に不動産事業にも出始めた記憶ですねぇ。その当たりの取捨選択の判断は記事の最後にも触れているけれど、その中でも、
そのためにも新聞や雑誌の記事を分析し、行間を読むことです。情報は溢れていますが、ニセモノも多い。いい情報は見極めなければなりません。
何ていうところは、まさに自分の考えとドンピシャで整合するところで、喜んで良いのかどうか(笑)。

私はアパホテル利用経験は無いんですが、ビジネスマンが国内出張で利用するホテルとしては結構人気があるようですね。昔だと、東横インあたりが定番だったけれど、同程度の価格帯でも設備が良いらしい。と言うか、割り切りが結構あるので、その当たりがビジネス利用のスイートスポットを突いているのかも。で、ここに書かれている彼らのビジネススキームと言うか考え方って、実はそのまま自分の仕事にも当てはまるわけで、土地=スキルと思えば、必要になったときに研修とか勉強しても遅いわけで、その時々に先を見て必要になりそうな技術や今後必要になりそうな分野の下調べとかやっていって、その中には丸々無駄になる場合もあるけれど、そう言う準備をしていたことで、例えば英語学校に通っていたら、突然海外支店の責任者を任されたとか、趣味でグラフィックを書いていたら、そう言うデータを扱うクラウド系の仕事をする事になったとか、まぁ幾らでも例はありますよね。自分含めて、普通はそう言うことはなかなか出来ないから、その時になってあたふたしてしまい、だから折角のチャンスを逃したり肝心なところで失敗したりするわけですが、まぁ分かっちゃいるけれど...

しかし、予想外と言っては大変失礼ですが、凄くまっとうな感覚を持っている人なんですね。意外な気はするけれど、成功するにはそれだけの理由があると言う事なんだろうなぁ。

気象予報コンピュータ?

日本IBMが気象予報ビジネスを始めるという記事。昔は、天気予報と言えば気象庁の仕事だったけれど、その後民間企業が次々に参入に、今では例えばウェザーニューズ社等の民間企業の予報情報の方が馴染み深くなっている状態。「気象予報士」なる職種も、今では普通に見聞きするし、テレビ等で目にすることが多いことから、人気の資格と言っても良いのかも。

このIBMの気象情報サービスも、単に一般のデータをコンピューターで解析するだけでは無く、ちゃんと気象予報士がIBM社内にて、顧客企業の職種や目的に応じて加工したデータを提供するというもの。まぁ、コンピューター技術が発達したとは言え、それだけで判断出来るほど天気予報技術はまだ進んでいないでしょうね。自然現象の振る舞いを判断するのは、その挙動が予想できないだけに人間の閃きみたい物がまだまだ必要かもしれない。

AI利用技術の場合、以下にそのAIが「知識」を保有しているかで性能が決まると言っても良いと思うのですが、そう言う意味では初期状態ではまだまだ知識不足もあるでしょうね。そう言う意味で、一年二年何て言うよりも、十年二十年後の性能が何処まで高まるか楽しみ。でも、それでもまだまだ分からないこと、予測できないことが幾らでもあるのが自然の凄さだと思うけれど。

2017年3月13日

爆買い勘違い

昨日来日したサウジアラビア国王の訪日団。その規模や豪華さが話題になっているけれど、その中で腑に落ちない話題もニュースを賑わせている。それが、今回1000人とも1500人とも言われている訪日団による「爆買い」報道。その1000人規模の訪問団としても、それぞれ役割があって日本に来ているだろうから、どれだけの人がどれだけの時間日本で買い物とか自由になる時間が有るのか不明だけれど、滞在日数が数日なわけで、幾らそれらの人が買い物をするとしても一過性のもので有る事は確か。一時期の中国人観光客による爆買いが沈静化した百貨店業界にとっては砂漠にオアシスなのかもしれないけれど、それだって今後も継続しなければ意味が無いわけで、余りに「爆買い」と煽るのはどうだろうか。

中東などへは、土地柄も有ってか日本の甘みの多い果物類が人気と聞いたことがあります。そう言う意味では、デパートよりも千疋屋とかに訪問が集中するかも(笑)。あるいは、中東の独特の衣装「トーブ」は、日本製の記事が最高級品という事で人気があるらしいから、そう言う生地商品は受けるかも。一方でサウジアラビアもイスラム教の国だから、食事や食品関係は厳しいでしょうね。少なくともハラール対応になっていないレストランなんかには入れないだろうし、それよりも今回滞在先になっている都内のホテルって、どう対応するんだろうか。ルームサービス用にハラール対応の調理場とか別途準備しているのかもしれない。そう言う意味では、確かに今回の訪日団は一時的な売上増に繋がるだろうけど、でもその分準備に掛かったコストも大きい気がする。

脱石油産業を目指すサウジアラビアにとって、今回の日本を含めたアジア訪問は次のビジネスチャンスのネタを探す旅でもあるわけで、それを提案できるだけの余地が日本にあるのか分からない。一部記事では、現地でも販売しているトヨタが現地工場の計画を持っているらしいけれど、それでペイするだけの規模なんだろうか。かなり難しい技術だと思うけれど、日本も以前から協力している砂漠の緑地化技術や、最近日本では下火になりつつ有るけれど「植物工場」みたいなものをサウジアラビアで発達させることで、現地のニーズにも適合するし砂漠だからの付加価値も高い気がするんですけどね。以前にも見た、ガイアの夜明けの内容だったか、砂漠地帯で豊富な太陽光発電を利用して植物工場を運営している企業があったけれど、ああいう技術協力ってライバル(?)の中国にはまだ無い技術と言えるのでは。

最も、サウジアラビアという国は「厳しい国」でもあるわけで、実はなかなか大変国内状況もあるという話も聞きます。「独裁国家」とは言わないまでも、シンガポールが「明るい北朝鮮」と言われるような感じの国。とはいえ、あの中東地域の中では比較的西側諸国との付き合いがあり、それなりに西洋化されている国だけに、重要な位置に有る事も確か。これまで外交ベタで、相手のためには尽くすけれど日本への見返りが無かった日本が、最近の積極外交の勢いで何か実利を得るような結果を今回出す事が出来るだろうか。トランプさんとの蜜月時代を築きつつある安倍総理ですが、それ以外の地域との関係強化というのは地味に見えるけれど日本にとっては重要ですよね。特に日本のエネルギー政策にも影響ある国ですから、尚更です。

背水の陣

民進党党大会後の蓮舫代表の記者会見詳報()。普通校言うところでは、その党大会での目玉政策なりを主張して売り込むと思うのだけれど、肝心の原発ゼロも迫力不足だし、一番の話題になりそうな地震の衆議院選挙出馬に関しても曖昧なまま。「子ども手当」が好きな政党で、さらなる援助を目指しているのは良いだろうけど、結局以前の政策も財政不足で尻つぼみになったわけで、その反省というか対案はあるのだろうか。私は、義務教育中は無償化でも良いと思うけれど、それでも効率の学校に制限するべきだと思うし、よほど地域的な理由で周りに効率の学校が無いなら私立も仕方ないけれど、そうで無ければ義務教育ではそれは自己責任だから無償化する必要は無く、精々公立学校と同等の補助金くらいが妥当だと思う。高校についても同様でも多いくらいで、それなら既に就職している人への手当を厚くするべきでは。で、大学は論外。それこそやる気のある人に対しての動機付けになるように、無償奨学金等を充実させるべき。それこそ、4年間の学費免除で卒業して、政府の機関なりで10年勤務したら償還免除にするとか。

で、肝心のエネルギー政策。目標として「原発ゼロ」を言うのは良いけれど、結局は後援の連合からの反対で「2030年代」を「2030年」と言えずに、でも「前倒しする」と言ってしまい、それって相手の了解は得たのだろうか。実は今現在はほぼ原発がゼロに近いわけですが、その分廃炉費用や補償などの費用が電気料機に上乗せされていて社会生活を圧迫している。今後、今停止中の原発も含めて廃炉にするとなると、当然これまで以上の費用が上乗せされていくわけで、さらに原油価格も今後上昇することも想定しないといけない。一番現実的と思うのは、今動かせる原発は順次始動させて、其処で浮いた費用をプールするなりして廃炉の原資にしてxx年までに、というような少なくとも大雑把で良いから工程くらいは示さないと、単に「2030年代に廃炉」と言っても、それって目標であって公約では無いのでは。

さらに言えば、原発亡き後のエネルギーは、当然石油なりLNGにシフトするしか無いのだけれど、産油国のサウジアラビアですら脱席の社会を目指している現在、今後も安定供給されるエネルギーとして期待するのもリスクが大きくなってきています。アメリカが以前戦略ぶつしとして国内の石油採掘を凍結して海外からの輸入で賄っていたように、今の中東の産油国にしてもいつまでも自然資源に頼った国政を進めるわけにはいかず、当然原子としての席にが有る内に次のステップに進むだろうから、日本としてもそれを想定したエネルギー政策を考えないと駄目。その中で原子力発電という選択肢は、非常に重要なはずなんですよね。

福島第一の事故は確かに大きな事故で、まだ解決していないことも事実。あれ以降「10年100年の一度の事故ではなく1000年に一度の事故にも対応が必要」という言い方をして、なかなか原発処理が進まない。でも、それを言うのであればその1000年に一度の事故に耐えた福島第二や東海村の知見も生かすべきで、それらを考えれば副詞句の事故後厳しくなった原発の稼働条件で十分対応可能なはず。また、福島の事故はチェルノブイリに例えられるけれど、建屋が水素爆発した事故と炉心その物が爆発した事故では、その規模も内容も危険度も異なるわけで、本当は冷静に判断して対応していれば、もっと速く帰還できただろうし除染作業も進んだはず。放射能の影響にしても、2年前に既にこう言う報告もでているわけで、科学的知見に基づいて処理が進められていれば、今の福島の光景もかなり違ったものになっていたのかも。

閑話休題。自身の衆議院出馬にも言及して退路を断った形の蓮舫代表ですけど、未だに「二重国選」の爆弾を抱えていることも事実。昨年、自身以外にもあれだけ騒ぎになった国会議員の国籍問題だから、次回の選挙までには法律を改正して戸籍謄本の写しを立候補申請時に提出するとか、それ位の確認は必要かも。そう言う意味では、彼女にとっては政治生命をかけた「背水の陣」の党大会だったかもしれないけれど、周りはそんな緊張感は無いのかも。と言うか、以下に次の波に乗り移るか、それを狙っている人達ばかり何だろうなぁ。そう言う意味で、今の興味は次の選挙が何時有るのか=党代表の交代時期はいつか、という読みなのかもしれない。それって、普通に考えれば国政選挙のタイミングな訳ですが、今は都議選がそのタイミングになりそう。となると、既に結果は見えている...か。

2017年3月12日

100兆円vs8億円

河野太郎議員が書いている、今の予算委員会での的外れな議論(でも無いか)。今に始まったことでは無いけれど、予算委員会と言いながら予算の話はせずに、その時々で相手を攻撃出る話題を、それも週刊誌とかSNS辺りから引っ張り出して時間を浪費する。数億円という金額が決して少ないとは言わないけれど、その8億円だって国の直接的な担当では無く、大阪府あるいは近畿財務局の話な訳で、先ずは其処で話をして埒が空かなければ国にもってくる話では。凄く既視感を感じるのは、これって民主党政権時代の「仕分け作業」と同じで、無駄を省くと言いながら、一番効果の大きな社会保障とかの部分は触れずに、数億円とか精々数十億円単位の所をネチネチと削って悦に入っているのと同じ光景が浮かんできました。

今であれば、まずは国民の大多数が望んでいるのは「経済」でしょう。なかなか上向きにならないとは言いつつも、最近では中国の爆買いが無くてもなんとなく経済は回っている雰囲気を感じるし、これからいよいよ東京オリンピック・パラリンピックも近づき建設関連を中心にお金が回り出すだろうし、そう言うモメンタムを上手く使ってたの産業や経済システムを回す話をしなきゃいけないのに、議論の中心は「森友」って、本当にセンスが無いと思う。

さらに言えば、一般会計の何倍もの規模で「特別会計」があるわけで、本当は其処だってちゃんと精査しなきゃいけないはずだけれど、そんなことはつゆほども感じない。本当ならば、一度は政権与党にいてそれなりに政治の仕組みを実体験しているはず手の民進党からもっと前向きな提案なり議論が生まれなきゃいけないのに、帰って維新あたりのほうがまともな提案をしていることを恥じないと。

最も来年度の予算自体はすでに先月衆議院を通過しているから、このまま参議院で何もしなくても30日後には自然成立が確定しているから、野党がやる気の無いことも分かるけれど、それならそれで足りないところをちゃんと指摘して補正予算を組ませるとか、やり方はあるはず。そんな努力よりも、見栄えが良い旬の話題に飛びついて、それを理由にあること無いことで攻める姿勢を「俺、格好いい」とテレビ映り、メディア写りだけを気にする様な議員は、次の選挙で落とさないと。最近思うんですが、単に得票数の多い少ないで当選・落選を決めるんじゃ無くて、最低得票数なるラインを決めて、それに満たない議員は例え選挙区一位であっても当選させない。あるいは、「当選見習い」として半年くらい修行させて、その上で評価されたから正式に議員として登用させるみたいな制度って出来ないだろうか。勿論地域によって全体の得票数の差はあるから一律に境界線を決めることは難しいし、接戦の地区ではなかなか得票数を伸ばすのも難しいかもしれないので、先に決めるのでは無く、その時の投票率などを参考に後から評価するような仕組みにするとか。

国会中継をたまに見るけれど、その低俗な状態にも呆れるし、兎に角話題になれば良いみたいな姿勢にはもうそろそろ愛想が尽きてきた感じがしますね。

南スーダンPKO

長く続いていた南スーダンへのPKO部隊の撤収が決定。現在駐屯している部隊の任期が終わる5月を目処に撤収して、施設部隊の派遣は終わるが司令部機能はまだ残すという事。で、これまで「危険だから」「戦闘が発生しているから」と早期の撤収を要求していた野党は、この発表の後は「何故今決定した」と掌返しのような意見を言い出す。中には、森友学園の認可申請取り下げと絡めて、森友学園隠しだとまで言い出す始末。申請取り下げはその時の会見で学園側が突然言い出した話なんだから、其処までシナリオ作るのは無理だろう(笑)。

で、今問題になっている南スーダンPKOは、既に言われているように民主党の野田政権時代に決定派遣されたもの。ところが、その決定に対して民進党が反対しているのは本末転倒では。仮に早期の撤収を言うのであれば、「あの時の決断は間違っていたから、犠牲者が出る前に戻してください」と言うのが筋では。「あの時の決定は正しかった、しかし今は危険だから戻せ」というのであれば、何故その時に判断出来なかったのか、それを民進党が説明すべきでは。

でも、民進党の所属議員に言わせると、今の民進党は当時の民主党とは別政党らしい。だから、当時の民主党の政策や決定に関しては責任はないと思っている節があります。でも、確か民主党から民進党への移行は、民主党を解党して新規に民進党が誕生したわけでは無く、民主党の党名変更で今の民進党に代わったはず。その最大の理由は、政党助成金であったはずで、仮に解党して新党として立ち上げると現在の民進党所属議員数分しか助成金が貰えないけれど、党名変更で民主党からの移行にすれば、以前の民主党時代の議員数分助成金が下りることで、財政的に有利になるから、だったと思います。だから、関係無いというのであれば、ちゃんと助成金を一度国庫に戻してから言うべきだと思うけれど、そんなことは絶対しない。と言うか、例のプリカ問題を始め、お金の汚さでは自民党にも負けない政党ですからねえ(をぃ)。

日本の撤収発表を受けて、PKOの責任者でもある国連からもこれまでの支援に感謝して撤収判断を理解するコメントが直ぐに出されたけれど、当然PKOとして行っている以上日本だけの判断で決定は出来ないわけで、其処は国連との摺り合わせも必要だったでしょう。その時に、完全に日本が撤収してしまってはPKOとして困ることもあるだろうから、司令部機能はのことなどの摺り合わせがあったのでは無いかと推測。それによって、国連としての面子も維持しつつ、日本はもしもの場合の人的被害を最少化する早期の撤収を実行するという妥協案が決定したのでは無いだろうか。出すときも大変だろうけど、戻るときにはもっと大変何ですよね、何事も。大変なのは、現地での引き継ぎ作業もそうだけれど、これによって日本部隊が注目されて、トラブルに巻き込まれること。撤収が始まるだろう5月までの二月間は、これまで以上に緊張の連続になるでしょうね。大変だとは思うけれど、部隊の無事の帰国を祈るばかりです。

ほんと、少なくとも野田政権時代の担当者は、この決定に感謝しないとなぁ。まぁ、そんなことはおくびにも出さないだろうけど。

キーワードにこだわる

豊洲市場移転問題に関しての百条委員会が開催され、東京ガスから提出された書類資料などを元に追求が始まっていますが、早速メディアは「土壌Xデー」なるキーワードに飛びついてフレームアップしている。凄く疑問に思うのは、その言葉が書かれていたという「メモ」なるものが、どう言うものなのか説明が無い事。議事録とか報告書と言った正式な書類では無いと思うけれど、それが例えば何かの会議で議事録作成のために書かれた記録者の覚え書きなのか、個人的な文字通りのメモなのか、またそれを書いた人間が誰なのかと言う事が少なくともテレビなどの報道では明らかにされないので、先ずその情報の信憑性自体が疑わしい。また、委員会に出席している東京ガスの人間も全員がそう言う内容は記憶に無いと言っているけれど、例えばそのメモが書かれた会議に出席していたとしても、そのメモを見ていなければどんなことが書かれているかは分からないだろうし、本当にその会議での結論なり重要な言葉であれば記憶にあるかもしれないけれど、単にその記録者の言葉だけであれば本人以外には分からないことも多々あるだろうし。

今回東京ガスから膨大な資料が提供されて、それを精査しての百条委員会なんだろうけど、本来ならそれなりに時間をかけてこういったメモや公式の議事録や報告書などと比較して意思決定の流れを再構成しなきゃいけない。でも、どの様な基準で提供されたし資料なのかは分からないけれど、その情報の質や内容自体の信憑性の確認もしなきゃいけないし、今話し合われている内容は15年以上も前の話。当然人間の記憶に頼る部分はかなり不確かで有る事は確実で、そうなればなるほど、資料の流れを丁寧に追わないと実際の情報や意思決定の様子は分からないはず。それをやらずに、出所不明なメモに書かれた言葉にこだわるのは正しいのだろうか。

問題点としては二つあるはずで、一つは築地の移動に関して。豊洲かどうか別にして、それまで長い時間かけて築地に留まるのか移転するのかという判断や行動を繰り返して、結局築地での改修無理という事で移転を検討しはじめて、その候補地の一つとして豊洲も上がったはず。だから一つは豊洲に行く行かないとは別に、以下に築地からの移転を早期に実現するかという事。で、もう一つが紆余曲折あったけれど豊洲に決定したことに、何か不正なりが無いかという事。この二つは全く別のこと。今議論になっていることは後者のことばかりで、前者の話は全くされていない。何故かと個人的に勘ぐると、前者の話をし始めると、当然豊洲移転が有力候補になり、そうなると今問題になっていることも実は精査すると問題にはなり得ないという意見が出て、後者の話が鎮火してしまう可能性があるから取り上げないのでは。

メディアは余り取り上げないけれど、築地市場に関しては老朽化による危険性だけで無く、以前の土地履歴から土壌汚染の可能性も浮上してきているわけで、築地市場だから「安全・安心」という理由は崩れてきています。そんな中で新しいキーワード=触媒を投入することで、この問題を都議選まで延命させようとしている、と考えるのは穿った考えだろうか(笑)。でも、豊洲移転問題は別しても、築地市場問題は今すぐに解決しなけりゃいけない問題。それに対しての熱意なり姿勢が見えないところに、今の小池都政には不信感しか生まれ無い気がするなぁ。

2017年3月11日

調子が悪い

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」なんですが、話題は下の話、尾籠な話でご勘弁を。いつものように朝浜松駅まで出て、いつものように朝食を構内のスタバで購入してホームへ向かったんですが、この日はどうも調子が悪い。実は数日前から腰痛がし始めていたんですが、その痛みが筋肉痛みたいなものじゃ無くて、神経痛みたいな嫌な痛み。一寸ぎっくり腰みたいな感じもして前日の夜も休もうかどうしようか悩んだくらい。それでも、一晩寝たら少し調子が良くなったので、いつものように朝から出社したんですが、浜松駅に到着したら今度はお腹の寵児悪くなってきました。痛いとか言う感じでは無く、ちゃんと朝自宅で大も小も用を足してきたのに、一寸お腹がゴロゴロしてきた感じ。駅のトイレを使おうかとも思ったんですが、朝はいつも混雑していて、この日もすでに5~6人並んでいる。で、何とかなるだろうとそのまま新幹線で新横浜へ向かいました。

車両の中ではなんとか持ったんですが、その後横浜市内に出てきてから一寸お腹の調子が厳しくなってきました。難とか会社のオフィスビルまで行けるかなと思ったんですが、一寸厳しそうなので途中にあるモールに入り、その中のトイレを借用して難とか最悪の事態は回避できたんですが、結構厳しい状況でした。「下痢」ではないのだけれど、緩い感じで体調の悪さは最近では一番の感じです。この状態は仕事中も続いていて、また腰の痛みが出るようになり、さらに普通は一回行くかどうかのトイレの大も、この日は何度か通うようになり、やっぱり調子悪いのかなぁという感じがずっとありました。

仕事が終わり、また何時ものように新横浜駅へ向かいます。で、少し早めに新横浜駅に付いたのと新幹線の中は混雑することは分かっていたのでその中で駅弁の食事をするよりは良いだろうと、隣接するレストラン街で食事を取りました。その後まだ時間が有ったので、駅ビル上の書店で何か本を買おうかとエスカレーターでのぼり始めたら、またお腹の調子が... 食事をしてお腹が暖かくなったからかもしれないけれど、書店のフロアーに付く前に途中の階で降りてそのままトイレへ。この時も、一寸厳しい状態で、結局出発時刻に間に合うギリギリまでトイレにいて、書店には行かずにそのまま浜松へ戻ってきました。その晩は特にその後はトラブル無く就寝しましたが、今朝起きてトイレに入り小の方の用を足したところ、凄い色になっていてビックリ。丁度前日ハードトレーニングをして体が疲れているようなとき、あるいは風邪で寝込んだ翌日みたいな色合いでビックリしました。やはり体調が悪かったのだろうかと納得しましたが、うーん来週月曜日に定期検診があるのにまだ悪い値が出そうで嫌ですねぇ...

季節の変わる目だけに体調管理はしっかりしないといけないけれど、寝込むほど酷くは無いけれどなんとなく体の中では大変なことになっていた気がします。だから往復の新幹線で、妙にお腹の具合が悪かったのかもしれないけれど...

6年目の311

3月11日は東日本大震災が発生した日。毎年この頃になるとここにも書き込みますが、丁度金曜日で横浜の会社で仕事していて、午後の定例ミーティングの最中に突然大きな地震でオフィスが揺れて非常にビックリ。20階以上ある高層ビルの最上階だったので、凄く揺れたことを今でも体が覚えています。その後も余震が続き、都内の交通機関も止まっていたので深夜近くまでオフィスに留まっていたけれど、その後私鉄が動き出したので元々宿泊する予定のホテルに向かい、何とかその後の週末の予定も進める事が出来ましたが、大変だったのはその後ですよね。津波があり、その影響の大きさは地震の揺れの影響以上だったし、さらに福島第一原発の事故が重なり、さらに一番の災害は当時は民主党政権で首相が菅直人だったこと。不思議な事に、阪神大震災の時も村山内閣で初動に遅れて問題になったし、この東日本大震災では菅政権で、この時は最悪な対応で、特に中電の浜岡原発を停止させたことで、その後の原子力発電が停滞し、年間何兆円という浪費をする事になったし、自然再生エネルギーは家計の負担になってきているし...

阪神大震災も大きな地震だったけれど、それと比べてもなかなか復興が進まない東日本大震災、特に福島とか宮城とかの地域。最大の理由は、多分地震だけの影響なら東日本大震災の方が被害は少なかったのだろうけど、津波の影響が大きいですよね。津波で広範囲の地域が破壊され、その規模もそうだし津波に対しての対策を検討することで時間がどんどん過ぎていき、今でもなかなか復興が進まない。多分建物を復興するだけならもっと速く進むんだろうけど、その時にどうしても「津波対策」を考えなきゃいけなくなり、これが最大の負の遺産のような気がする。

今回も昔の大地震の時の津波の記録が石碑で残っていて、其処まで逃げた人達は助かったという話がありますが、そう言う意味で過去の教訓は忘れてはいけないし、何らかの形で残していくことは必要。一方で私などが思うのは、じゃぁ今の東京に関東大震災の教訓はどれくらい残されているのか、と言う事。勿論近代化建築で耐震性を高めたりしているけれど、古い木造住宅が密集していて震災時の火災の懸念はずっと言われているし、道路整備だって進まない。今話題(問題?)の築地にしたって、もし東京とか近郊で大きな地震があれば崩壊することは確実で、そうなると震災後の物流に大きな影響が生まれるでしょう。人は忘れていく生き物ではあるけれど、その中でどの様に過去の経験知を残して生かしていくことが、後に続く世代に対しての責任でしょうね。それって別に自然災害の記憶以外にも全てのことに言えることで、だから昔よりは今、今よりは将来は豊かになっていかなきゃいけない。

私が今できるのは、福島や宮城のお酒を飲んで、地物の美味しいものを食べるくらいだけれど、そうやって普通に生活していくリズムを取り戻すことが一番大事だと思います。まだまだ時間は掛かるだろうけど、確実に前には進んでいるわけで、今はゆっくりでも段々と加速が付いていけば速く復興することも確実。問題は、この3月11日だけ思い出すのでは無く、本当に少しでも良いから常に気持ちの中に置いておくことでしょうね。

大統領弾劾

とうとう大統領罷免が決定した韓国の朴槿恵「前」大統領。今回の状況を占めうと目線で眺めていて感じたのは、結局はああいう大統領制という統治方式は、ああいう感情的な国には馴染まないんじゃ無いだろうかという事。同じようなシステムのアメリカと比べると、アメリカ大統領も大きな権限を持っているけれど、それに対して議会も力があり、その拮抗具合が多少のブレは生まれるけれど、大きな変化に対してはブレーキが掛かるようになっている気がします。それに対して韓国の場合は、多分議会にも権限はあるんだろうけど、それ以上に大統領の力が強すぎるのが、ズルズルと今回の結果にまで繋がった気がします。で、それってやはり韓国の生い立ちに関係しているような気もしますねぇ。第二次世界大戦後、アメリカの支配から2年後に独立したけれど、中国の脅威はあったし、元々日本の保護下にあった国だから、それまでに十分に統治制度が充実したわけでも無く、結局は強力な権力=リーダーに引っ張らせるしか無かったんでしょうね。だから、韓国の大統領制というのは、ある意味独裁色がその後も続いた気がします。

民主化された後も、その仕組みは残ったままで、だからこそ凄く政権によって政策や考え方のブレが大きくなり、で結局最後は「日本が悪い」で終わる。何処かのタイミングで、大統領制から日本のような議院内閣制度に移行できていればもう少し違ったような気もするけれど、でもそれならそれで与党野党関わらず分裂や連合がクルクル発生して、議院内閣制度としてのシステムも機能しなかっただろうなぁ。いずれにしても、今後大統領に立候補する予定の人達は何れも親北、反日の考え方の人達で、日韓慰安婦合意は破棄するとしているわけで、日本としては誰が大統領に当選しようともまた蒸し返されることは確実。その場合には、これまでに無く厳しい態度で対応して欲しいですよね。でないと、大統領が替わる度にリセットされて延々と続くことになるから。

で、今回の韓国での大統領弾劾を日本の左翼・リベラルの人達は「民衆の勝利」みたいな事を言っているようだけれど、少なくとも韓国では弾劾反対・賛成は国を二分するくらいの騒動だったわけで、日本で彼らが身内で騒いでいるのとは規模が違う。それに、そう言う力で政治や国を変えることが出来るというなら、今圧倒的な勢力を持っている彼らとは反対の意見の国民が彼らを潰しに来ても文句は言えないわけで、それでも彼らは納得するのだろうか。民主主義だから、国民の代表として議員が選出されていて、その議員の代表である行政府が国の運営をしているわけだから、それに対してのイレギュラーな行動というのは、排斥されることはあっても受け入れられることは無いはず。彼らが日本で好きなことをやっていられるのも、その影響力が無視できる範囲で有り、今の民主主義システムの許容範囲であると言うことを理解しないと。言ってみれば、お釈迦様の掌の上で踊らされている孫悟空(と言うと、孫悟空が怒るか)みたいなもの。

いずれにしても、ますます韓国が離れて言っているけれど、個人的にはそのままずっと見えなくなるところまで離れて言ってくれると、少し平和がやってくる気がする。(をぃ)

2017年3月10日

共有と占有

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、アクセスの共有と専有について。この記事を読んでいて、真っ先に思い出したのがもう10年くらい前だろうか、大画面テレビが登場してインターネットに接続出来るようになり「リビングインターネットTV」みたいな売り方をしていたこと。家族がリビングに集まり、一緒に映画を見たりゲームをしたり、時にはメールチェックをしたり見たいなストーリーが語られたのだけれど、映画とかゲームなら良いけれど、自分のメールをみんなが見ている前で拓きたくは無いだろうし、親が子供に、子供が親に見せたくないサイトや内容だって幾らでも有るだろうから絶対受けないと仲間内で言っていてその通りになりましたね。

最近「Siri」とか「OK Google」みたいな音声コマンド対応のデバイスやサービスが登場してきたので、ホームターミナルみたいな物がコラムにも書かれているように登場してきたけれど、あれだって一人暮らしの人が利用する分には良いだろうけど、夫婦二人で使うことを思うと、ちゃんとそれぞれのターミナルを専用で準備するか、別々に認識してサービス手供するようにしないとどうしようも無い。ああいった製品のデモを見たことがあるんですが、正直なところコントロールターミナルとして一題部屋の中に置くのは良いとして、実際の操作とか音声コマンドの入出力は手元のスマホとかスマートウォッチでやれば良いじゃんという気がする。その場合であっても、一人でいるときならば音声コマンドも良いけれど、会社で仕事をしているときとか電車の中とか周りに人が居る場所での音声コマンドって、結構使う方も困るし周りにいる人も困るだろうし。将来的に思考入力が可能にならない内は、やはり何らかの形でのキーボード入力が必要じゃ無いかと思うんですよね。

例えば手元に小さなジョイスティックみたいなあるいは十字キーみたいな装置があって、手元を見なくても画面にカーソルとかが表示されてフリック入力みたいな事が可能になるような仕組みの方が、実用的だし現実的な気がする。で、そう言う占有デバイスが出来るという事は、共有デバイスではなく占有デバイスと言うのがこれからの方向性なんじゃ無いかという気がするんですよね。言ってみれば、その人一人一人のエージェントデバイス・タスク見たいな方向が。で、そのエージェントの裏側で共有デバイスが動こうがどうしようが問題無くて、あくまで人とデジタルの境界線がユニークな切り口で提供されていく。

その切り口を、例えば自分用のスマホに任せるか、ホームターミナルの中のソフトウェアエージェントに委託するのか、それはその時々だと思うけれど、一つ個人的に希望するのはそのエージェントの履歴や自分との記録がずっと継承されて、最後は自分が埋葬されるときにデータも一緒に埋葬(完全なパージ)して貰うこと。言ってみれば「デジタルバディ」みたいな存在を作る事が、これからの人とデジタルの境界線を具合良く構築する方法だと思うんですよね。デジタルは人の生活を便利で豊かにすると思うけれど、ある程度年齢を重ねてきたら人間と同じように少し不便になって言っても良いと思う。重要なのは、利便性だけを追求するのでは無く、その人に近いところででも少し距離はある状態で最後まで寄り添うことだと思うから。それが、色々な切り口はこれから生まれると思うけれど、人とデジタルが共存していく秘訣じゃ無いかと思うんですよね。

不真面目な禁煙政策

永江一石氏のブログから、政府の受動喫煙防止策に対しての「喫煙議員」からの反論について。まぁ、色々な制限が生まれる法律に関しては、当然その立場によって賛成・反対が生まれるのだけれど、事人間の健康に関わるこう言う話に関しては、まずはJTとか飲食店と言った既得権益者の立場よりも、それによって「健康」という万人共通の利益が脅かされている非喫煙者や喫煙者自身の健康について優先して欲しい。

で、元々の厚労省案と自民のタバコ議連の対案を比較したものなんですが、もうね、頭冷やしてこいやという感じ。特に最後の「鉄道、船舶」で厚労省案ですら「喫煙専用室の設置可」となっているのは納得できない。一般的に、鉄道や船舶よりも長時間移動する飛行機ですら完全禁煙ですよ。特に鉄道なんか、普通は長くても数時間で、途中駅では喫煙室もあるだろうし、なんで社内の数時間我慢できないのか。さらに言えば、「喫煙専用室」のスペックも決めて欲しい。単に隔離して煙を吸い出すだけで無く、出入り口にはエアシャワーを付けて、喫煙者の服や髪の毛に付いた匂いも除去して貰わないと、吸い終わって隣に座られたときの迷惑さ。例えば「タバコ」が何かの治療薬で、例えばインスリン注射のように定期的に摂取しないと生命の危機に関わるというのであればまだ納得できる。で、まぁニコチン中毒の人もいるだろうけど、ほとんどの場合は嗜好品なわけで、その為に迷惑を被っている非喫煙者の人権はどうでも良いのか、と小一時間。

まぁ、言いたいことを書き出すと切りが無いのだけれど、正直大阪府の一地方の問題である森友学園の話を国会で延々するのであれば、こっちの議題をもっと真剣に取り上げて欲しい。多分野党与党どちらも敵に回す有権者が多いことから目立つ場所ではやりたがらないのだろうけど、これこそ国会で議論して行くべき話題では。大体、同じ一地方自治体の問題である豊洲移転問題はほとんど取り上げないくせに、マスコミ受けが良いと分かると森友学園を熱心に取り上げる野党が情けないよね。自分が民進党の代表なら、これ取り上げて自民党のタバコ族議員をやり玉に挙げるけれど。少なくともブーメランの恐れは少ないだろうし、国民受けも良いはず。正直敵に回るのはJTとタバコ農家だけれど、JTにはタバコ以外の分野参入を促進させれば良いし、農家には転農の補助をして行けば良い。輸入タバコには「事前健康保険料」を添加して価格を上げれば良いだろうし、仮に喫煙可能な店舗営業したいなら「喫煙許可税」を追加すればいいわけで、税収改善になるかも(笑)。唯一懸念があるのは、アメリカなどで全面禁煙にした例えばサンフランシスコ等だと、室内で吸えないから外で歩きタバコする人が増えた気がするんですよね。だから、ダウンタウンとかですれ違うと、凄い煙の匂いがする。日本では、やっと一部地域で路上喫煙防止が進み始めたけれど、これをもっと厳しくしないと、室内よりも外の方が煙いと言う話になってしまうかも。

タバコを吸うのは個人の自由なのは明白。但し、その行為が色々な形(匂い、煙、健康被害)で第三者に影響する以上は、某かの制限が必要な事も理解して欲しい。私の知り合いや親しい人でもタバコを吸う人は結構いるけれど、ほとんどはマナーを守っているし、TPOに応じてちゃんと行動を判断している。ただ、そんな人でも酒席ではチョつと羽目を外す場合も有るし、どうしても我慢できなくて、と言う事もたまにあります。そういうときには、ケースバイケースではあるけれど、私が一寸席を外したりして相手に配慮することもある。だから杓子定規に全てが駄目と言うわけでは無いけれど、ルールはルールとしてちゃんと厳密に決めないと、曖昧な事がさらに曖昧になり、結局最後は有名無実化するだけなんですよね。

コーヒー三昧

UCCがコーヒーと料理の相性を、科学的に味覚の組合せで示したという記事。私は、子供の頃から母親がコーヒー主体の喫茶店をやっていたこともあり、コーヒーは好きだし馴染んでいることもあるので、普通の和食の後に緑茶では無くコーヒーを飲むことにもそれ程抵抗ないくらいなので、この記事を読んでも驚かないけれど、ただ実際に実現するとなると大変そう。紅茶だとその場で茶葉を組み合わせて味の調整をすることが可能だけれど、コーヒー豆の場合は味の違う豆を組み合わせるにしても難しそう。

で、ふと思ったんですが、例えばネスレのインスタントコーヒー(ソリュブルコーヒー)の粉を味覚毎に作って、それをその場で料理や自分の込みの味に合わせて調合してコーヒーを作る「コーヒーメーカー」なんてどうだろう。「インスタントコーヒーじゃなぁ」という方には、カプセルコーヒーのカプセルを、やはり味覚毎に数種類しかも小さく作って、それを組み合わせてその場で抽出する、何て言うのでも良いかもしれない。ただこの場合は、一杯当たりのカプセルをどれくらいに分割するかでコストに響きそう。

さらに考えるに、個人向きでは無いけれど、例えば自宅でホームパーティーをするような場合、ある程度の量が必要になる場合には、予め味の好みとかを例えばスタバにオーダーしておくと、当日までに調合調整した豆を送って貰えて、それを当日自宅でドリップして飲む、と言うサービスはどうだろうか。流石に数人規模のパーティーじゃペイしないだろうけど、数十人くらいの企業が開催するようなパーティーなどで、食事にこだわる内容の時になんかは良いかも。でも、実現性と実用性を考えると、やはりインスタントコーヒー粉末を味覚で細分化して、それを自動的に好みの味に調合してくれるようなコーヒーメーカーを実用化して欲しいなぁ。インクジェットプリンターのイメージですよね。当然カスタマイズした内容は記憶しているから、次回からは自分の保存したデータを呼び出して抽出すればいいだけ。さらには、天候とか体調に応じてさらにチューニングできるような仕組みもあればベターですよね。

ただ、そこまでこだわるのであれば、砂糖やミルクは入れずにブラックで飲んで欲しいけれど。折角調整しても、砂糖たっぷり、ミルクたっぷりで、結局は甘い味しかしなくなったりして(涙)。

2017年3月9日

動態調査

プレミアムフライデーの状況を、携帯・スマホの移動体履歴から評価した記事。アンケート調査も手法の一つだけれど、どうしても個人的な思い込みみたいな物が入るし、母数も限られる。でも、携帯・スマホの動態経歴をタイムラインで並べれば、先ずほとんど性格に誰が何時何処にいて其処から何時何処に移動したか把握出来るわけで、それを通常の金曜日と比較して有意的な差が生まれれば、それはプレ金の効果と言えるのでは。

可能ならば、今の月最後の金曜日では無く、例えば真名くらいの金曜日では効果に違いがあるのか見ることが出来ると面白いですよね。特に、今月は年度末で一番忙しいときにプレ金が来るわけだし、来月はG.W.の初めの時だし、条件的にちょっと厳しい気がするから。やはり、第2金曜日とか月の中くらいにあると、効果ももう少し出るんじゃ無いだろうか。

東北の震災の時に、車の位置情報を収集して、実際に車が利用出来る道路情報を自動車メーカー各社がデータを持ち寄り作成して役立ち、その結果そう言う仕組みも今は出来たり、天気予報でも現地にいる会員がリアルタイムに天気情報を送ることで、より精度の高いピンポイントな予報が可能になったり、やはりどれだけ広範囲にしか氏密度濃くセンサーをばらまけるかが、この手の調査には必須。しかも、人手を介さずに自動的に情報が集まることが重要で、勿論其処にはプライバシーの問題も考慮する必要はあるけれど、「携帯・スマホ=人」という単純な関連付けから全体の動向を見ることだけでも、これだけ意味のある情報が生まれてくるのは一寸感動的。

確か東北の震災の時に帰宅困難者が多数発生した教訓から、スマホ等を利用して人の密集している地域を回避させたりする技術やシステムが生まれたと思うけれど、そう言う形に情報が自動化されていくことには個人的には賛成。ある意味、「神の目」を許すことになるので、運用には慎重にあるべきとは思うけれど、往々にして間違いやすいのは局所的な極端な例のみに集中して事を進めてしまい、結果的に全体から見たら非効率で不平等なシステムになってしまうこと。それさえ解決回避出来るのであれば、今の時代ですからこう言うデジタルデバイスやネットワークを利用して、より良い生活環境を作っていくことも重要でしょうね。

ダブスタ

今もって追求が終わらない「森友学園」問題。当初の政治家の口利き問題以上に、今度は虚偽申請や履歴査証など、叩けば叩くほど埃が出てくる状態。勿論、違法行為や不正行為があったなら、それは追求して明確にして正すべきだと思うけれど、今のメディアや野党議員の追及姿勢を見ていると、少なくとも教育方針に関しての追求関しては疑問しか沸かない。つまり、彼らは幼稚園で教えている「教育勅語」や、それに伴う関係者の発言が右翼的だとか、園児にそう言う文章を暗唱させることを良しとしていないのだろうけど、でも左翼的な幼稚園だって存在しているし、そこで「安倍氏ね」とかやっているわけです。

例えば森友学園で「共産主義はこう言う考え方で全員が平等になる事を目的にしているけれど、でもその為には全員が朝から晩まで仕事をしないといけませんよ」とか教えたら、彼らは国会追求するのだろうか。仮に追求するにしても、「それは間違った解釈だ」と内容論に行くことは間違いですよね。それは政治的な事だから。「そう言うことを教えるのは適切で無い」というのが正しい回答だと思う。だから森友学園でも、既に使われていない教育勅語を暗唱させることは間違っていると思うけれど、その中に書かれている家族とか兄弟愛とか世の中のためになる事等の要素を現代に当てはめて、それを暗唱させることは間違ってはいないと思う。

そう言う意味で、今もってメディアは森友学園のニュースでは、悪魔の組織的な位置付けにして視聴者の興味を煽るような内容や言い回しをしているのだけれど、逆に彼らはその学校が左翼的な共産主義的な教育をしていたら、同じような演出を取るのだろうか。あるいは、日本に対して敵対するような教育をしている朝鮮学校等の報道では、その内容まではなかなか突っ込んだ話はしないし、大体そう言う報道もしない。森友学園の時よりも、安く土地が提供されてきていた事実も、彼方ほど大きくは報道しないし追求もしない。

最も一番の悪者は、そういう体臭迎合的な姿勢でニュースや情報を垂れ流すメディアの内容を根拠に、それを国会で追及の理由にしている野党ですよね。あの人達は、朝のニュースや雑誌を読んでその日の仕事のネタを拾っているのだろうか。先日の質問の中では「SNSで話題になっている」みたいなことも言ったらしいけれど、もう頭痛くなる。今国会の質問の中では唯一それなりに評価されるだろう、共産党による鴻池事務所の記録にしても、あれも今回の問題を収束させるために、わざと鴻池事務所から漏洩させたものらしい、と言う話も有る。実際、支出記録のように公開されるものでは無く、事務所内の私的記録しかも手書きのものが外部に漏洩しているのに、事務所側は特に問題として共産党に反対しているわけでも無いところを見ると、意図的で有る事は確実そう。結局、ダブスタな変更した自分に都合の良い除法だけを信用して、さらに相手の掌で踊らされていることを良しとする、本当に気楽な商売だなと思うわけです。それに、真面目に追求したらしたで、自らに降りかかってくる火の粉の方が多いわけですからね。二重国籍問題、プリカ問題、その他いろいろ。そう言うことを知ってか知らずか、相手に同じ事を追求できる野党議員ていうのは、よほど根性が座っているんだなぁと感心するばかりです。

クックパッドがちきりんパッドに?

クックパッドが公開した社外取締役に、「伊賀泰代」という名前が掲載されていて、ちょっとした話題に。この名前だけだとピンと来ない人も多いけれど、じつは「社会派ブロガー・ちきりん」氏の中の人、と言えばそこそこの知名度のある方。当然ながら賛否いろいろある著名ブロガー氏が何故クックパッドの社外取締役に? という素朴な疑問が。「社外取締役」の仕事って、社外という客観的な立場から、その会社の経営や施策に対して助言や批判をする立場、何だと思うんですが、どの様な点がそう言う判断能力を持つ人物とクックパッド側は評価したのか、そこが凄く興味が沸きます。

今ではこれまでの自分の行動や学歴等を(曖昧だけれど)ブログなどで記述していた過去の履歴や、一番の決め手は「ちきりん」の商標登録を出したことで本名が判明し、それによって二人の過去の行動履歴も一致したから、両者は同一人物と判断されたわけですが、多分よほどご本人に近い人以外は彼女の能力なりスキルなりって分からないのでは。だって、「ちきりん」としてのブログでの書込内容から判断するしか無いわけだし。

私も彼女が話題になり始めた頃ブログを読んで面白い人だなと言う事でそれから頻繁に記事を読むようになったんですが、正直内容に関しては賛否は半々。ただ、自分の考えと違うから好きだ嫌いだというのではなく、考え方の組み立てというか筋立てま方法・手法が面白いなと感じていました。で、数年前になるのかな、それまでは仕事(証券会社?)をしながらのブロガー生活だったのを、退職してブロガーとして(?)独り立ちする事になったとのこと。それまでに何冊か書籍を出版して、それなりに蓄えもあったと思うし、其れ以前にマンション購入して住むところには困らないと言う話も本人が書いていたので、年齢は分からないけれどそれなりに生活するには困らないのだろうなぁと思ったんですね。

で、そうなってからも暫くは彼女のブログを読んでいたんですが、段々と不信感みたいなものを感じるようになってきました。その理由というのが、それまでのブログの書き方と見た目は同じなんだけど、何か利益誘導というか、それまでの「自分が感じた結論」では無く「自分が欲する結論」で終わるような内容が増えたように感じ始めたから。最初の頃は、例えば自分の著書の宣伝が入るのは、それはそれで独立して個人著述業として生計も立てる必要はあるだろうから、まぁそれは仕方ないと思って居たものの、だんだんとそれがあからさまに感じるようになり、またどう言う繋がりがあるかは不明だけれど、何か観光地のよいしょ記事みたいな内容の話も散見されるようになってきたし... まぁ、そんなちょっと「意図的な筋立て」みたいなものを感じるようになってからは段々とアクセスもしなくなり、ここ最近はサイトも見なくなってしまいました。

クックパッドって、最初の頃は色々なレシピ集みたいな感じで、それこそ「家庭の味の集大成」みたいな感じで、それはそれで好感が持てたんですが、段々と競争色が強くなってきて、変に凝った料理に趣旨が変わってきたじゃ無いですか。最近では、それがメイン見たくなってきた感じも受けるし。それはそれで調理情報としては有りだと思うけれど、でも「調理・料理の本質ってなんだろう」と思うと、やはり一寸違うんじゃ無いのかなという印象も残ります。そんなもやっとした不信感に、実は今回のちきりん氏の社外取締役就任というのが実はぴったりはまっていたりして。で、ちきりん氏の謳い文句も、これまでの「社会派ブロガーちきりん」から「社外取締ブロガーちきりん」に変更するのだろうか(笑)。

2017年3月8日

ウミガメA380

ANAが2019年から初めて導入するA380は、ホノルル線への投入が予定されていますが、その機体デザインを公募して決定。モチーフはハワイに因んで「ウミガメ(Flying Honu)」。操縦席付近の、ウミガメの顔がある当たりは機体のデザインにもマッチしてぴったりなんだけど、どうせなら主翼に前足、尾翼に後ろ足を書いて甲羅の位置ももう少し後ろにすればいいのに。それと、コーポレートカラーの都合もあるんだろうけど、青色だけというのも一寸淡泊だよなぁ。甲羅は茶色とかにするとか、もう少し実際のウミガメに近づけたデザインの方がいいよなぁ...

A380はリゾート路線用として、一応3クラス設定にするけれど、内容は既存のB777-300ER等の3クラスとは違うという話も。家族連れ向けにすると言う話も出ているから、キッズスペースみたいな物とか、幼児用のキチネット戦用スペースみたいなものとか作るのだろうか。

予定では3機体制で一日1往復になりそうだけれど、結構厳しそう。JALがあれだけホノルルに飛ばしているくらいだから、需要はかなりあると思うけれど、まずはJALとの差別化がどうなるのか。単に機体のデザインだけでは、なかなか厳しいでしょうね。A380では羽田の利用が難しいので、成田離発着になる事はほぼ確実。となると、今の21:30頃のフライトがA380に置き換わるのだろうか。成田22:00発くらいのフライトにしてくれると、金曜日の夜仕事上がりで成田に移動してホノルルに飛べるので凄く便利だけれど、やはり夕方の便かな、家族連れなどを想定するなら。でも、それだとホノルルに早朝着になるから厳しいんですよね、現地についてからが。日本を夜遅く出ると、お昼少し前くらいに到着するから、そこからホテルに移動しても直ぐに部屋には入れるし、そこそこ楽。逆に早朝に到着するなら、ハワイをエントリーにして、そこから米国本土に移動しても言い訳で、シーズンによっては結構安い料金が出るホノルル便を利用して、国内線で繋ぐという手もありますね。最も米国国内線のシートは酷いので、余りな害時間登場したくないのだけれど。

世界的には、B747が終演して、A380もビジネス的には決して成功しておらず、やはり大量輸送時代はおわりつつあると思われている今。2019年からの投入だと、その後のメンテナンスも含めて難しくなると思うのだけれど、ANAとしてはどう言う勝算があるのか。

富豪の旅

産経新聞に掲載された、サウジ国王の来日にまつわる話題。外国の国賓や重要人物が来日するときには、それは当然我々が利用するのとは桁違いの準備が必要なのは分かるけれど、これだけの規模というのはなかなか... 中国の大企業が社員旅行で何千人という大名行列で欧州を旅する話は以前も話題になったけれど、今回は一国の代表者の大名旅行ですからね。予算額だけでも桁違いだろうなぁ。ホテルの部屋だって、最低でもスイートクラスだろうけど、1200室なんて集まるのだろうか。流石に春分の日を挟む連休を外したのは懸命だけれど、この時期年度末でもあるし都内のホテル需要は大変そう。

中東の産油国は、石油の売買でかなり豊かな国というイメージが有り、それは今でも変わらないのかもしれないけれど、暫く前の原油価格の低下や、原油の枯渇等から決してこれからも安泰とは言えない。実際現諭告でも原発の建設は始まっているし、彼らなりに次の一手を模索しているのも事実。石油という自然の恵みがあるうちに、次の準備をするというのは懸命だけれど、それってどこの国も探している物なわけで、そう言う意味では日本の技術とサウジの資本を上手く組み合わせていければ良いのだけれど。

ただ、私は余り詳しくないけれど、サウジアラビアというのもいろいろ難しい国で、なかなか気軽に日本人が観光や仕事で訪れると言う事も難しいらしい。その当たりの付き合い方というのも、日本として過去の履歴に奢ること無く改善する努力はしないと。そう言う意味では、これだけの大外交団で来日するというのは、期待感もあるけれどプレッシャーもあるという事でしょうね。しかも今回は、日本の後に中国に行くという事で、記事の最後にも書いてあるようにサウジとしてもより有利な条件を引き出すための投資と言う事なんでしょうね。

あくまでイメージだけれど、彼らの文化というか背景は中国と似ている印象もあるので、そう言う意味では親和性は中国の方が良いのかもしれないけれど、逆に似ているという事は中東での争いがそのまま中国との争いにも繋がる可能性(危険性?)が有るわけで、サウジとしても上手く使えば薬、ミスれば毒と言うハイリスクハイリターンを中国では覚悟しているんでしょうね。そう言うリスクの無いところが日本のメリットという売り込み方が成功すれば良いのだけれど。

ヤマトの値上げ

物流最大手のヤマト運輸が、従業員の待遇改善などのために27年振りに宅配料金を値上げするというニュース。一番ビックリするのが、これが27年振りの値上げだという事。途中消費税の変更でその分の変更はあるようですが、正味の料金改定は今回が初めて。そう言われれば、昔と比べてもそんなに宅配料金が高くなったという印象は無いですよねぇ。30年近くも離れれば、物価のレベルだって異なるはずで、幾らその間にデフレなどの価格低下の要因が入っていたとしても、欲もそんなに長い間価格を据え置ける物だと驚きます。一つは、それだけ市場を占有しているからスケールメリットが有るのだろうという事と、効率化などでの省力化という事もあるんだろうけど、逆にその間にも時間指定や当日・翌日配送等のサービス拡充も進めているわけで、歪みも多かったように感じますね。

私もユーザーだから料金体系は安いのに越したことは無いのだけれど、それでも無責任な利用者のためにこちらがとばっちりを受けるのも困る。例えば日時指定したのにもかかわらず、その時間帯に不在だった場合は再配達料金を取るとか、いつ来るか分からないような荷物に関しては、メルアドを登録しておけば少なくとも前日には配送情報が届いて、場合によっては日時変更出来るようにするとか。あと、それこそAIを利用して、その日の配送コースの顧客の受取可能時間を登録しておくと、コースと顧客都合の最適解をリアルタイムに導き出して、可能な限り再配送を減らしてくれるようなシステムを組むことも可能では。

ただ、料金をアップして扱い商品が減ることで宅配ドライバーの負担が減るのは良いけれど、結局料金が上がっても扱い量がそのままでは現場の苦労の改善には繋がらない。幾ら残業手当が増えても、今まで通り朝から夜まで仕事しても終わらないとなると、やはり現場の不満は残るだろうし。料金値上げだけで無く、やはり何時でも荷物を受け取ることが出来る「宅配ボックス」の利用が重要なのでは。それこそ、マンションなどなら棟単位で共用ボックスにするとか、一戸建てでもその周辺で一つ共有するとか。で、そう言う場所への配達は、逆に深夜などの空いているときに集中して配達してしまうとか。「宅配ボックス受取」みたいに、その分割り引いても良いのでは。ただ、サイズの問題もあるから大きな物は難しいだろうし、クール便なども無理だろうけど、それでもかなりの再配達が回避できそう。

で、仮に配達の種類で料金が今後変わるようになるとすると、これまで以上にコンビニ受取が増えると思うんですが、そうなると大量の荷物を保管しないといけないコンビニは悲鳴が上がりそう。例えば、AmazonがPrime会員向けに宅配ボックスをレンタルするとか、結構もっとダイナミックな解決策が必要なんじゃ無いかな。特に毎日受け取るようなユーザーは。いずれにしても、これまでこちらが買い物に行く、受取に行く物だった物流が、届けて貰うという逆の立場にシステムが変わってきているわけで、それに合わせたシステム再編成が必要な事は事実ですね。その解決策を提示できるところが、次のステージのトップになるんだろうなぁ。

2017年3月7日

彼女の強み

昨日の参院予算委員会で質問に登場した民進党の蓮舫代表。エネルギー政策に関しての質問が、のっけから世耕大臣にデータの矛盾を指摘されてのっけから尻つぼみ状態。たまたまテレビでこの様子を見る機会があったんですが、与党時代の「仕分け作業」を仕切ってた頃と比べて、凄く印象が違う。迫力が無いというか大人しいというか、一寸不思議な雰囲気。その理由を考えてみたら、以前も今回も「攻める側」である事は同じなんだけれど、以前は与党の責任者として圧倒的な地位的優位を持っていたけれど、今回は野党と言うだけで無く世間からの評価も低いし最近の連合とのゴタゴタもあり、地位的優位性が無い状態での「攻め」の立場。その背景の弱さが、そのままこの人の発言の勢いに表れている気がする。

もう一つ気になったのが、最近に始まったことでは無いけれど、表情がいつも険しいんですよね。眉間に皺を寄せた印象しか無い。本人は一生懸命のつもりかもしれないけれど、何か悲壮感を感じる表情でもあるよなぁ。事実、そう言う崖っぷちなんだろうけど、そうなると地位的優位性を背景に相手に攻め込むという彼女の得意技が生きないんじゃ無いだろうか。逆に言うと、そう言う苦しいときにこそ自分の得意技を出すべき、出せる力を持つべきだと思うし、そう言う人間ならその状況から脱することも出来ると思うのだけれど、それが出来ないところに彼女の限界が見える気がする。にこやかに笑いながら、ビシッと核心を突く、見たいな発言や行動が出来れば、まぁ見た目もあるしもっと受けると思うのだけれど、悲壮感を感じてしまうと、彼女のスレンダーなスタイルも相まって、痛々しさしか感じられなくなってしまう。

もう一つ思うのは、多分彼女は自分が中心にあるトップにいないと納得しないのだろうなぁと。タレントさんが、やはりステージの中央にいたいように、自分も政治の中央にいて目立ちたい輝きたいと言う欲求が、本人は意識しているのかどうか分からないけれど、なんとなく潜在的に持っている気がする。それはそれで上手く利用すれば良いキャラクターだと思うけれど、自分だけが目立ってしまっては組織の中では駄目ですよね。自分が目立つ以上に周りを立てる、盛り上げることが、組織の中のリーダーの役目だから。そう言う意味では、党内もまとめられない状態で自分が先へ先へと出ていくだけでは、ますます空中分解しそう。こういう時こそ、しっかりと地盤固めをして、場合によっては自分の意に反することでも飲み込んで、組織体として堅牢な体制を作らないと、どこからも相手にされないでしょうね。

別に民進党を応援する気も無いし、蓮舫氏のファンデも無いけれど、同じ事を言うにしても、一歩引いた感じで、あるいは一呼吸置いて考えてから発言すると、もう少し印象も変わると思うんですけどね。自分が強さを前面に出していることが多分良かれと思っているんだろうけど、それだけでは相手も疲れるわけで、もう少し「緩急を付ける」というか、押すことのタイミングをもっと見た方が良いんじゃ威だろうか。決め技得意技をいつも使っていると、相手はどんどん慣れていき効果も薄れるもの。ここぞというタイミングの時に出すから、意味もあるし威力もある。仕分けの時だって、ずっと攻め続けるような印象だから嫌われるのであって、攻めどころをちゃんと認識して、必要なところに一言ビシッと言えば、相手も困るし印象だって良くなる。そう言う価値観というか、そんなものが持てないから今の立場にいるんだろうけど。何か、エネルギーの無駄遣いをしている気がする。