2017年2月13日

いつもと違うホームの光景

久し振りとなる、毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。毎週金曜日の新幹線通勤は、ここの所の厳しい寒さで一寸辛い週が続きます。先週金曜日も、冷え込みが厳しくて、しかも前日から振り出した西日本や日本海側を中心とした雪の影響で、新大阪始発のひかり号も米原付近の雪による徐行で五分遅れでの出発になりそう。いつもよりは少し遅めに構内の待合室を出て、エスカレーターでホームを向かうときに気がついてしまいました。私の前には大きなバッグを肩にかけた男性がいて、その前に同じグループらしき男性が四人乗っています。エレベーターが登り切り上り方面のホームにでたところで、前の四人の内後ろにいた二人が少し左右に広がったんですが、その時にその前に射た男性の後ろ腰のあたりから太い紐が伸びていて、その紐を右側の男性が握っている。用事が外歩きするときに、何処かに行ってしまわないように腰紐を着けますが、丁度あんな感じ。でも、その相手は二十代くらいの男性。で、多分数秒後に気がつきました。「あっ、これ護送しているんだ」と。そう言えば、一人が一番前を歩き、その後ろにこの日もが繋がれた若い男性、その紐を持った男性が右後ろで、もう一人が左後ろにいて、さらにその後ろには大きなカバンを抱えた男性。よく見ると若い男性の手元はジャンパーなのか、何かで覆われていて手元が見えない。「えー、こんなことがあるんだ」と思っている内に、多分指定席車両の列に並んだようで、ふと視線を外したときに見失ってしまいました。キョロキョロ探すのも失礼だし不審だしと言う事で、その後は分からなかったけれど、静岡までの護送なのだろうか、あるいは東京まで行ったのだろうか。同じ車両に乗り合わせたとしたら、なかなか緊迫感のある新幹線通勤になっただろうなと感じた朝でした。

翌日はAMCの修行を終えて、品川駅からの帰宅。夕方の新幹線ホームは、大きなキャリーバッグやスーツケースを転がす、日本人グループや外国人グループでいつも通りの混雑。その中で、ふと目に入ってきたのが、やはり若い男性。右手でキャリーバッグを引いているのは普通なんだけど、左手には口の開いたティッシュボックスを持って歩いてくる。そのティッシュボックス、よく5箱で300円とか500円とかまとめて売っている、一寸派手目のはこのもので、普通に部屋で使うようなサイズ。上側の取り出し口が空いていて、ちゃんと引っ張り出せるようにティッシュも風でフラフラなびいています。まぁ、花粉症の時期だからその気持ちはよく分かるけれど、だからといってティッシュボックス持参でくるかとビックリしました。想像するには、ポケットティッシュでは追いつかなくて、箱ごと買ってしまったのか、それにしてもあの箱のデザインは一つ売りするような物じゃ内のだけれど。自宅に合った物から一つ抜いて、そのまま移動してきたのだろうか。私もここ数年は調子が良くてそれ程酷い花粉症には遭遇していないのだけれど、そのつらさは以前よく知っているので箱ごとティッシュを持ち歩きたい気持ちはよく分かるけれど、一寸大胆すぎる光景だなと暫く硬直してしまいました。

新幹線の旅にも、いろいろなドラマに遭遇しますね。

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