2017年1月11日

SEARS閉店

最初聞いた時にはフェイクニュースかと思ったんですが、どうやら本当らしい、SEARSが店舗を大規模閉鎖するというニュース。最初タイトルが「全店舗閉鎖」となっていてビックリしましたが、その後「大量閉鎖」に訂正されている。まぁ、それだけ今回の発表がそれらしいという雰囲気が合ったんだろうなぁ。SEARSだけで無く、参加のMarcy'sとKmartも大量に閉鎖されるということで、アメリカでも実店舗販売が限界になりつつ有る事がよく分かります。これらの店舗は、多分に本のデパートのように単体でビルを持ってビジネスしていることは先ず無くて、モールとかショッピングセンター(SC)の核店舗として存在している事が殆どだろうから、そのモールやSCも困っちゃいますよね。

アメリカなどは、昔から物を買うのは通販でというのが常識で、私が初めて出張した30年前ですら、近所の小さなPCパーツショップに行くと、殆ど品物は置いて無くて、そこからオンラインで注文して受け取るというもの。その当時ですら、翌日配送なんて言うサービスもあって、「すげーなー」と感心したことを今でも覚えています。そんな背景があるから、Amazonみたいな流通業者が出てきたらもうアウトでしょうね。勿論、実販売店舗が全く必要無いという機は無くて、やはり実際にその場で触れて使ってみて購入するかどうか確認したいこともあるし、そう言う意味では直ぐに全部の店舗が無くなるわけでは無いと思うけれど、来店する頻度が極端に減ったことは事実。店舗側としては、ショールームとして維持するにしても、今のように全国的に拡大していては効率が悪いと言う事なんでしょうね。今後は、それこそ大都市の中心くらいにしか店舗展開は出来ないかも。

日本でもスーパーや百貨店の統廃合が進んでいるけれど、今後は更に加速していくかも。子供頃は、買い物に行くというのはイコール百貨店に行くことで、それは年に何回かある「ハレの日」だったわけです。そう言う機会が減っていくのは、悲しいですよね。最も、SEARSは「ハレ」というような場所ではないけれど(苦笑)。

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