2017年1月13日

DASH村再生 (2)

昨日のDASH村再生の話、どうやら高木副大臣の個人的なアイデアが、挨拶に来ていた新聞社が公式の話として記事にしてしまった「フライング」だったらしい。まぁ、前回も書いたけれど、今でも盛りだくさんの企画が平行して色々は知っているところに、さらにそれらを合わせたくらいの手間とリソースが掛かりそうなDASH村の再生作業なんて、正直突っ込む余裕は無いだろうなあ。ただ、福島再生のシンボルになる事は確かで、震災から5年が過ぎ、そろそろ回りの環境も落ち着いて来ただろうから、何かのアクションは初めて欲しいですよね。

問題になるのは、やはり放射線量であって、以前DASH村の放射線を調べた時には、かなり大がかりな装備を使用していたけれど、今でもあんな感じなんだろうか。福島の放射線量に関しては、東大の早野先生の記事が非情に参考になるわけで、まずは震災直後の混乱していた時に設定したそれまでの基準値よりも相当低く設定されている境界値を、まずは元の状態に戻して現状を回復するのが先ずは政府の仕事かな。それで、DASH村の周辺にある程度自由にアクセス出来て、作業が出来るようになれば、まずは村役場の再建から初めて、徐々に自然環境の整備などをして、昔のように作物栽培をして、その時々の放射線の残留状況などをモニターすることで、復興状況のバロメーターにもなるんじゃ無いだろうか。

以前放送されていた時には、色々除染方法とかも試していたと思うのだけれど、あれらの方法ももし見込みがあるならば今こそ試してみるべきでは。また、昔のように全面的に再開するのは難しいと思うけれど、村役場とあの周辺を整備して、あの回りだけでもアクセス出来るようになれば、凄く前向きなシンボルになると思うのだけれど。あの村役場前にあった桜の木とか、今はどうなっているんだろうか。

たまたま外にでてしまった副大臣の個人的なアイデアかもしれないし、ジャニーズ事務所はもとより日本テレビも寝耳に水だったみたいだけれど、是非前向きに対応して欲しいですよね。その為にも政府にしても復興庁にしても、彼らがまずはDASH村に自由にアクセス出来るように、規制緩和を進めて欲しい。それによって、DASH村以外の場所・地域もアクセス出来る範囲がぐっと広がって、人が戻る切っ掛けになるんじゃ無いだろうか。本当に、まだ残留放射能が高い場所も当然あるだろうけど、それだって普通に危険掛けとか深い川とか沼があれば「危険」と標識を出して囲いを作ることで共存しているように、その場所・地域は隔離すれば良いだけだろうし。5年も過ぎれば、多分地表に降り注いだ放射能関連物質も地中に入るかして、表面的には落ち着いているような気がします。

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