2016年12月11日

安楽死させられるGalaxy Note7

世界的に爆発騒ぎの元になっている、SamsungのGalaxy Note7。リコールで回収しているものの、まだ13万台余りが未回収のままという事で、とうとうSamsungはバッテリー充電を強制的に停止させるアップデートを配信することに。これにより、今あるバッテリー残量を使い切ると、そのまま使用出来なくなり、強制的にリコール処理させるという者だけれど、バッテリーが切れてから中のデータをバキュームする事は出来るのだろうか。多分、通常使っているユーザーは既に交換済みで、もう使用していない塩漬けにしているユーザーが殆どだと思うけれど、でも1%でも利用している人が残っていればさらにトラブルが発生する可能性があるわけで、そう言う意味でこのタイミングである意味Galaxy Note7を安楽死させるのもメーカーの対応としては仕方ないかも。

しかし、仕組みとしてソフトのリモート更新が可能で、それである程度の事が可能になるとはいえ、充電機能停止という人間で言えば口を塞いで栄養補給で機無くさせるようなことをやるのは、多分歴史上初めての事では。考えた末の行為とは言え、例えばバッテリーの温度管理・充電管理をもっと厳しくして、通常の70%とか60%位の能力に制限することでリスク回避するとか出来なかったんだろうか。

まぁ、ユーザーとしては怪しからんという気持ちなんだろうけど、エンジニア的気持ちから言うとこれほど悔しくて残念なことは無いでしょうね。苦労して世の中に出して、世界的に売れている製品なのに、自ら強制的にその製品生命を絶たないといけないというのは、それなら何かトラブルが製品開発中に発生して、苦労したけれど世の中に出せなかったと言う方がまだましでしょうね。

表面的には今回のトラブルの原因究明が進んでいるのかどうか分からないけれど、特にNote7固有の問題だとも思えず、ここでちゃんと解明して改善しないと、将来の製品でも同じような騒動が発生する気がしますしね。確か1990年代だったと思うけれど、Samsungの製品品質が問題になって業績が急落したことがあったけれど、その後世界のスマホを席巻するまで回復したので、また暫くしたら持ち直してくるとは思うけれど、ただいまの韓国自体の不安定さが前回とは異なる条件だけに、かなり厳しい状況が続くでしょうね。

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