2016年12月12日

国際化、ということ

太地町でのイルカ漁妨害のために入国しようとしていたシーシェパード幹部の入国を、目的違反(観光目的)で入国拒否したという記事。多文過去にも同様のケースは多々あり、その中には理由はどうあれ入国させてしまったこともあったはず。太地町に生きイルカ漁の様子を撮影しているだけでは「観光目的でイルカ漁を記念に撮影しているだけ」と言われれば、追求できないのかもしれないけれど、それが一回だけで無く何度も繰り返されるようであれば、入国審査に関してはもっと厳しくしないと。多様化とか国際化と言う事を最近の日本ではよく言われるけれど、それって誰でも来て良いよという事では無く、日本にとって有益な人に来て貰いたいわけで、最初から何か貶めようという目的で入国するのは論外。シーシェパードだけで無く、韓国とか中国などからも、日本で騒ぎを起こすことを目的に入国している人も多いけれど、そう言う人達ももっと厳しく審査するべきだし、特にわざわざ氏名を変えてパスポートを取り直して再入国するような場合や、指紋を捏造して入国するような場合には、何らかの懲罰すら与えても良いのでは。

アメリカの入国審査なんて、自分はまだ遭遇した事は無いけれど、横目で見ていてもかなり厳しい時には厳しいわけで、一寸そこまでやらなくてもと感じることはあるけれど、でもそこまでやらないと防げないこともあるんでしょうね。アメリカでも不法入国が問題になり、次のトランプ大統領は厳しい姿勢を示しているけれど、結局は不法に入ろうとする人間の人権なのか、元々国内で安全安心な生活をしている国民の安全を優先するのかという話になれば、当然後者を優先するのが「国」だと思うのですが。

先日、タイから不法入国した両親から生まれた高校生に対して、裁判所が強制退去処分の判決がでて、それに対して賛否がでています。私も最初判決を記事で読んだ時には、「まぁ温情判決があっても」と感じたんですが、でもよくよく色々な情報を読んでみると、記事などでは書かれていないけれど、判決文の付則として、日本国内にちゃんと支援する保護者がいれば再入国は認められるような話も書かれていたらしい。つまり、ルール上は一度国外退去した上で、ちゃんと手続きを踏めばそれは認めることはやぶさかでは無いと言っているわけで、それなら今この裁判を支援している人達が手を差し出せば済む話では。というか、父親はすでに離婚しているらしく、母親も自分の裁判の判決に従って国外退去しているというのなら、この高校生は今はどうやって生活しているのか。当然、日本国内に支援する人達がいるから生活できているわけだし、裁判にも出席しているわけですよね。その人達は裁判以外、何もしないのだろうか。とある意見では、所謂人権支援団体が違法性を訴える材料としてはわざと判決のみを取り上げているという話も聞くけれど、それってこの高校生をだしにしている犯罪行為にも近いものでは。そう言う団体こそ、厳しく罰せられるべきだと思う。

で、国際化というのはやはり何でもかんでも有りというわけでは無く、ちゃんとルールは作りその運用は厳格にすべき。勿論、中には温情が必要な案件もあるだろうけれど、それだって法律を曲げてまで押し通すべきものかどうかは慎重に検討すべき。中には、今回の様に法律を遵守しつつ、最終的な目的達成に繋がる解決策が有る場合だって有るわけだから、それならそっちの方が「正しい」訳ですからね。国際化と言う事で、都合良く他国の実例を引用する人が増えてくるけれど、それはその国の事例で有り、日本は日本の事例があるわけだから、それをわざと混同させるのは卑怯。「国際化」というものは、ある意味非情になる事も必要な政策だと思う。

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