2016年11月23日

非常時の情報整理

昨日の地震の時に、例によってtwitter等で様々な情報が流布されて、その中には役立つもの、緊急を要するものもあったけれど、中には誤解や知識不足からデマ拡散に近いものから、既に解決している事象に関してまだ進行中のような形でタイムラインを知ってか知らずか無視して拡散していたりと、以前よりは減ってきているけれどまだまだ混乱状態の中では正確な情報提供が進まない。その中でも、社会的影響力の大きい国会議員当たりが、何か切り貼りの情報を拡散している様子もあって、それってもう「罪」に近いだろうと小一時間。あとで謝罪するわけでもなし、本当にこういう人達って迷惑。さらには、前回はライオンが動物園から逃げたというデマ情報が拡散したけれど、今回も以前の津波の映像を拡散させて、余計に不安を煽るような行為をしているケースも。こう言うのって、もう軽犯罪として逮捕しても良いくらい。

それとは逆に、地震の揺れが3.11よりも小さいと言う事で、すでに5年前よりも安心している人も多くいたようで、津波警報が出ても以前よりも小さいから百々氏くじ判断をして非難しなかった人も。実際、最初は3mの津波の可能性もという第一報がテレビなどで放送されたけれど、実際には1.5m前後くらいが最大だった様子。但し、1m位の津波でも場合によっては非常に危険な力を持つわけで、そこは自分で判断する前に先ずは高台に移動して身の安全を確保するという「習慣」にしないと、本当に大きな地震が発生した時に以前の教訓が生かされない事になってしまう。その時に、ネットで拡散している情報に虚偽やデマが多く含まれていると、どうしても人々の興味も薄くなるわけで、そう言う意味でも今回不適切な拡散をした人達やデマを拡散した人達というのは、通常のケースよりも罪深いでしょうね。

その中でも、福島第二の燃料プールの冷却水循環ポンプの停止が、原子炉の冷却水と誤解されて拡散されたり、揺れて冷却水が漏れたから停止したのに、それが不具合のように報じられたり、それられが訂正されても間違った情報が何度も拡散されたりと、どうも単に緊急時の親切心では無く何か裏の意図を感じるようなケースも。知らない人から見れば、「冷却水」と聞いただけでいきなり判断が変わってしまうのかもしれないけれど、だからこそより正確な情報や時系列に沿った配信に注意しないといけないわけで、そう言う情報リテラシーをもっと育成しないとこれからの社会では生き残れないと思う。

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