2016年11月16日

ヌーハラ

最近「ヌーハラ」という言葉を聞いて、多分最後の「ハラ」は「ハラスメント」の「ハラ」だろうとは思ったんですが、最初の「ヌー」が分からなかった。で、それは「ヌードル」の事だと分かったんですが、何のことだろうとまた疑問。所謂「小麦粉・そばアレルギー」があるのに無理矢理食べさせる事だろうかと最初は思ったんですが、どうもそばや麺をすする音のことを「深い」と感じる外国人の人に対してのハラスメントの事らしい。

日本人なら麺類を食べる時は、麺にスープが適量絡んで口の中で両方の要素が混ざって広がるように「すする」行為をするのは普通。麺類だけで無く、熱いお味噌汁等もお椀を持ち上げて口元に近づけ、多分何度か「フー、フー」と吹いて少し冷ましてからお椀の縁に口を付けて「ずずずずー」とすするのが普通。スプーンの文化があれば、洋食のスープのようにすくって飲むかもしれないけれど、お箸の文化の日本では汁物は「すする」のが基本ですからね。

欧米では食事中の「音」というのは御法度なのと、あの「ずずずずー」という音が大きいので、最初に麺類がアメリカに進出した時にはあれで顰蹙を買いましたよね。その後「ラーメン」が一気に普及して、すする事も認知されてくると、少なくともラーメンを食べる時にはそんなに嫌な顔をされなくなったように感じます。それでも、海外だと日本人が経営しているお店とか、日本で修行してそう言うことを承知している現地人のオーナーとかのお店なら許されるけれど、中国人とか韓国人などが経営しているような何ちゃってラーメン店だと、余りそういう事を知らない人ばかりなので、怪訝な顔をされるでしょうね。もっとも、そう言うお店に余り行きたいとは思わないけれど。

「ラーメン」というと中華料理だと思われるけれど、以前の中華料理ではスープの中に日本のラーメンのように細い麺を入れる料理ってほとんど無かったように思います。30年くらい前にアメリカに出張した時の、そこそこ有名で大きな宿泊していたホテル近くの中華料理店でも、「ラーメン」どころかスープに麺を入れた料理が無くて、当時足繁く利用していた日本人出張者が無理矢理作らせて、それで「Ramen」がメニューに載った事がありましたし。ラーメンに近いものだと、例えば刀削麺のように、麺というよりも平打ち麺みたいなものをスープに入れて、それを食べるという感じでしょうか。だから、日本のように箸で摘まんで口に入れると言うよりも、中国人はご飯もそうだけれど、お椀に口を近づけてそのお椀の縁沿いに麺を沿わせて口に入れる感じでしょうか。これ、日本だと「犬食い」と言って直される食べ方ですけど。

個人的には、少なくとも日本で食事をするのであれば、それが母国の習慣とかマナーと比較して悪いお手本であっても受け入れるべきでしょうね。無理に真似してすすらなくても良いと思うけれど、それをとやかく言うべきでは無い。海外ならば、一寸話が変わって、先にも書いたように日本人のお店なら許されると思うけれど、それ以外の場合はやはり周りの雰囲気は大切にしないと。一方で、現地に行って現地の食べ物を現地のマナーで食べる事も同様に尊重すべきで、それは食べ物の種類にもよらない当たり前の事だと思うのだけれど。ただ、音とか匂いというのは自分以外の周りの人にも影響するものだけに、注意しないと行けない事は確か。でも「ヌーハラ」と言うほどの話でも無いような気もするんですけどね。

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