2016年10月9日

TeleBeautyはプリクラの進化形?

私はかれこれ10年以上もテレワーク(e-work)をしてきて、基本的に電話会議(テレコン・テレカン・テレカン-各社、職場でいろいろ言い方はありますが、ここでは「テレコン」と言わせていただきます-笑)が仕事の中心作業の一つになります。基本的には音声のみのテレコンがほとんどで、極々たまにカメラを接続して会議をする場合も有るけれど、その時には相互に顔を見ると言うよりは製品のデザインだったり何か「ものを見せる」必要がある場合がほとんど。Face-to-Faceの会話だとパソコンの内蔵カメラでも良いんですが、物撮りが必要なのでUSBの外付けカメラも一応持ってはいるけれど、最近は全然使っていません。

時々テレビでIT企業とか大手の企業さんの特集がある時に、遠隔地との電話会議の場面があって、ほとんどはテレビ会議になっていて、よく「へぇー、わざわざでレビ会議にするんだ」と感心した記憶が何度もあります。だから、こんなニーズも生まれるんでしょうね。女性の気持ちは分からないけれど、まぁやはりスッピンで画面に映る場合、実際にどの程度まで相手に見えるかどうかと言う事よりも、スッピンでいると言う事に抵抗が生まれるんでしょうね。将来的に4Kとか8Kの画面がパソコンでも一般的になって、高画質での映像対話が普通に出来るようになると、こう言う事も必要になるのかもしれないけれど。iPhoneのFaceTimeとかどうなんだろうか。データ量も掛かるから余りビデオ通信はしないのかもしれないけれど、電話会議だけで無く例えば自分の顔を撮影して送信する場合には、予め特定のバイアスが掛かるようにして、例えば気になる皺とか痣とか、顔色とか自動的に調整した映像が流れるようになるのが普通にあるかも。だから、テレビ会議だと凄く自信満々なのが、実際の会議ではそれ程でも無いというようなことも、リアルにありそう。

で、この記事を読んでいて最初に思ったのが、「これって、プリクラの技術だよなぁ」ということ。最近のプリクラでは、目を大きくしたり、顔色を調製したり、もうやりたい放題(笑)。資生堂やMSも、プリクラの技術を導入したら、電話会議以外にもスキームが生まれたりして。でも、そうなると、ますます実際の印象と画面を通しての印象が乖離していく気がする。

例えば、昔から有る音声によるテレコンでも、昔はアナログ通話だったので、例えば海外とのテレコンではタイムラグが発生したりノイズが乗ったりしてなかなか大変だったけれど、今はデジタルになったので音声品質に関してはほとんど問題無い時代になりました。しかも、特定の周波数を強調したり逆にフィルターを通したりして、音声も聞きやすくなってきたりして、そういう意味では映像ほどでは無いけれど音声にしても既に多少のモーフィング技術は適用されているんですよね。ただ、流石に別人の声に聞こえると言う事は余り無いので、テレビ電話のようにはならないだろうけれど。

ふと思ったんですが、資生堂としては、その画面にどの様なバイアスを掛けたかの情報があれば、その女性に対してのお化粧の情報も得られるわけですよね。また、個別に素肌診断とか健康診断なども可能になるかもしれない。あるいは、顔色から体調などを判断して、例えば今日は少し余裕のある話し方が良いとか、少し声を大きめに話した方が良いとか、そういう推奨機能なんていうのも可能かもしれない。あるいは、もし資生堂の化粧品が手元に有、そのデータを入れておけば、例えば電話会議で好評だったメークをその手元の化粧品で同じようにするにはどうしたらよいのか、とうリコメンド機能みたいなものだって可能になるはず。そういう意味で、資生堂としては、ここからどの様なビジネスモデルを成長させるか、ちょっと面白いかも。で、男性は、ますます女性に化かされていく時代になる、と(笑)。

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