2016年10月4日

傾く柱

日曜日に私もこの「新報道2001」を見ていましたが、最初にビデオを流した時には「撮影の問題だろ」と思ったのが、その後のフリップでは左側の柱が確かに傾いているので「えっ?」と思いました。ただ、その時の解説の一人が、あの「建築エコノミスト」氏だったので「本当かなぁ」と疑問も沸いたけれど(笑)。まさか、画像を修正(左に回転)して、右側の柱を垂直にしているとは思わなかった。こうやって比較すれば一目瞭然だけれど、番組の中ではどんどん場面が変わっていくので、最後のフリップの画像が最初からそうだったとしか思えなくなってしまいます。

仮に、これだけ柱が傾いていたとしたら、普通に考えたら検収作業の時に問題になるでしょう。また番組の中では、埋め立て地である豊洲の地盤が沈下している可能性を臭わす発言もあったけれど、元々の地盤自体はもう何十年も前にあったわけで、回りに盛り土はしているだろうけど、基礎部分はもっと深い岩盤部分にあるはず。さらに、近場の高架駅の一部に隙間が出来ている事なども取り上げて、この場所に何か問題がある事を臭わせるような発言もしています。でも、仮にそうだったとしても、駅に関しての話と市場の建物に関しての話は別物でしょうし、仮に駅が傾いている、何か問題があるのであれば、あの交通システムの路線だって歪んでいる可能性が有り運行にも支障があるのでは。

このビデオを撮影した中央区区議の渡辺恵子氏とは誰ぞやと思って調べたら、民進党の議員さんで、築地市場で仲卸をしているらしい。そう言うこともあってか、築地問題に敏感で有る事は良い事だと思うけれど、何か反対のための反対をしている気がするなぁ。豊洲の安全性に関してはこれだけ話題になるのに、築地が豊洲よりも安全であると言う事は誰も言わない。「豊洲が不安だから築地から動けない、動かない」と言うだけ。でも、今一部議員がしている築地の環境調査の結果が豊洲よりも悪かったら、それでも「築地の魚は安全」と言うのだろうか。というか、安全性や施設の老朽化など、散々問題があったから、これまで何十年も改修とか移転とかの話がでては消えていったはずなのに。

「築地」というのは、これまではある意味海産物のトップブランドだったけれど、今回の豊洲問題で安全性に関しての問題が取り上げられれば上げられるほど、築地に対してのハードルも上がって行くわけで、それが崩れた時にどうするのか凄く疑問。仮に築地に問題有りとなった時には、今の反対派は逆に一刻も早い豊洲移転を要望するんじゃ無いだろうか。

多少カメラを弄る一人として言うと、多分この動画はスマホで撮影したもの。その場合画面を見ながら撮影するから、普通は視線の位置よりもカメラの位置が下になるはず。ただ、その姿勢だとカメラのレンズは下向きになるので、どうしても少し上に傾けるんですよね。だから、一般的にスマホで撮影する場合には、この記事で言われているように広角パースになりがちだと思う。ただ、仮に撮影された映像が広角パースになっていたとしても、その画像を編集して使うと言うのは「捏造」ですよね。報道機関として、例えば傾きを強調するために比較用の線を入れるとか言うなら分かるけれど、画像を回転させてはいけない。想像するに、撮影した時にカメラが傾いていたと素人が編集ソフトで右側の柱を垂直にしたんじゃ無いだろうか。本人は多分、予想以上に左側の柱が傾いていると納得したんじゃないかと。私も写真撮影して、どうしても傾いたりしたように見える場合があって、その時に意図的に修正するか、あるいはそのまま使用するか悩む時はありますからね。ただ、仮にも報道機関の情報番組がこれでは困るけれど...

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