2016年10月19日

二重国籍問題、最終章?!

金田法相が最近話題になっている「多重国籍問題」について、「一般論であるけれど、日本国籍取得しても、22歳以降に日本国籍選択宣言の届出を行うまでは『違法状態』である」と会見。これにより幕引きを計っていた蓮舫氏が、現状はともかく少なくとも最近国籍選択をするまでの30年近く「違法」状態であった事が確定しました。

個人的には、先日の会見で「法定代理人を含めやりとりし、法務省から(国籍法)違反に当たらないとの考え方を文書で頂いた」と説明していたけれど、そうなると今回の法相の説明と矛盾する事になる。「文書で頂いた」ということは、今彼女が公開を拒んでいる戸籍のような個人的な文書ではなく、法務省が発行した正式な公文書何だろうから、公開しても問題無いはず。もう一つ気になるのが「法定代理人」なる存在で、これを調べると一般的には未成年者の後見人とか、何らかの理由で一般的な権利行使が難しい・出来ない場合に代理する存在。彼女の場合に当てはまるケースは見当たらない。一体彼女は誰に代理を依頼して、どの様な文書を貰ったのか、謎は深まるばかりです。

というか、これまでの彼女の「選択済み」「解決済み」「問題無い」という説明の数々を思い出すと、実は今回の件も何もやっていない「嘘」では無いかという思いすら感じられます。結局何も証拠を提示していない事が、これまでは全て嘘だったわけですからね。だから、今回の法相の会見を逆手にとって、今は法律的に解決しているが、それまでは五名を区おかけした、と挨拶して締めをしようとしているとしたら納得いかない。口先だけで無く、その文書なり本当に日本国籍選択したのか戸籍謄本を公開して、まずは現状問題があるのか無いのかの確定からする必要があるのでは。

その上で、この30年近い間に、実は多重国籍を認識していたのかどうかという確認もしないと。既に言われているように、この期間彼女の言動を見る限りでは、二重国籍を自分の売り物にしている発言ばかりで、少なくともメディアに出ている範囲では「日本国籍宣言しました」といううなものは見当たらない。唯一、最近の選挙ではそう言うことを強調しているけれど、じゃぁその頃に国籍選択したかというとそんな事は無かった事は今回はっきりしたわけですし。真面目に考えると、それまで二重国籍を売り物にしていた人が、色々な理由から「日本人」として活動する必要があると思い立った時に、自分の国籍状態を調べて整理しようという想いには至らなかったのだろうか。少なくとも日本国籍を所持している事は確実なので、それがあれば問題無いと考えたとしたらそれってやはり政治家として軽率で有り資質に欠けるといわれても仕方ないのでは。

いずれにしても、今回法律の責任者の会見で「違法状態」と明確に言われたわけだから、それに対して彼女も言葉だけではなく、ちゃんと証明を伴って説明しないと、結局はこれまでと同じ「嘘」と言われても仕方の無い事。それが完了して、その内容によって彼女が何らかの責任をちゃんと取るまでは、何かある度にこの件が俎上に上がって攻められる状態が続くんでしょうね。本人は気が強い人だから「だからなんなのよ」で終わりだろうけど、その周りに居る民進党の議員達は堪らないでしょうね。そんな状態で選挙なんかがあったら... いよいよ最終章かな?!

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