2016年10月21日

審議拒否というサボタージュ

山本農水相の発言に野党が反発して、衆院委員会の真偽を拒否。山本農水相の辞任を求めて、その他の委員会等も拒否するといういつもの駄々っ子の立場。彼らはこれによって自分達の存在感を示したいのかもしれないけれど、悪目立ちしていると言う事を理解していないのだろうか。彼ら自身が言っているように、今の与党は圧倒的多数を占めているわけだから、その気になればいつでも自分達の好きなように決定して先に進む事も可能なわけです。でも、それをやらずに意見の吸い上げや摺り合わせをするのが、議会であり民主主義のはず。だから、山本氏がパーティーの席上という場であっても、言葉尻を取られるような発言をしたのは大きなミス。それに対しては撤回なり謝罪をする必要が有ると思うけれど、それをこれ幸いと理由にして本来するべき仕事をしないのは、野党の怠慢であり驕りだと思いますね。

実際、野党の立場としては、彼らの意見など無視して与党側の意見がそのまま採択決定される可能性がある状況にいるわけです。その中で野党がするべき仕事は、その与党の提案なり考えの矛盾や間違い、あるいは拙い部分を指摘して改修させる事であり、それが本来の仕事のはず。ところが、先の予算委員会でも関係無いような話で時間を潰すだけだし、「提案」と言いつつ中身の無いアイデアを言うだけだったり、結局自分達の力の無さを公にするだけだったところに、今回は実行力の無さも証明しているだけ。「審議拒否」と言えばかっこよく聞こえるかもしれないけれど、言ってみればサボっているだけじゃ無いかと、小一時間。

一度は与党の経験もある民進党が何故あんな状態なのか不思議。かえって、日本維新の会の方が、拙いところもあるけれど野党としての仕事はよっぽどまともにやっている気がする。とあるネットの書込で、民進党やその他野党が「巨大与党を倒す」と言っているけれど、その巨大与党は民意だというのは至極最もな意見。さらに、二大政党制が実現するとしたら、自公vs民進では無く、自公が巨大になりすぎて分裂した結果の二大政党という話も納得。実際、自公から民主党に政権が移り、結局何も出来ずに駄目出しされて、今の民進党があるわけで、仮に民主党が問題はあっても何か期待出来る仕事をしていたら、もっと状況は変わったはず。事業仕分けといいつつも、その効果は無かったわけだし、消えた年金と言っていたのに年金は消えたままだし、埋蔵金があると良いながら結局埋蔵金は見つからず、最低でも県外と良いながら学べば学ぶほど県内移設が必要とか、もう無茶苦茶。仮に経験不足からそう言う結果になったというのであれば、真摯に反省すれば良いのだけれど、それも無いし、全てがそう言う無責任さからでたとしか思えない。だから、彼らから何かが生み出される期待は無いわけで、それを証明するのが今回の様なサボタージュなんですよね。

ゲームじゃ無いからそんな事は出来ないのだろうけど、フットボールのタイムアウトのように一つの会期中に審議拒否は3回までとか、回数限定したらどうだろうか。で、その拒否が意味あると国民が認めたら、その一回はもう一度利用出来るみたいな。本当、そう言う厳格なルールでも作らないと、いつまでたっても意味のある野党は生まれてこないと思う。で、それって税金の無駄遣いなわけですからね。

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