2016年10月18日

集合力

今週日曜日のTBS系「がっちりマンデー!!」は「人力」特集で、このデジタル時代にアナログ的な「人力」でビジネスを成功させている企業を幾つか紹介していました。その中で、全国32万人もの主婦を利用して、地方などの入札情報を集めて提供している会社が取り上げられていたけれど、こういう方法って何にでも応用が利きますよね。例えば、確かウェザーニュースでは全国に会員を置いて、その場所の天気情報をアップさせることでリアルタイムの天気予報提供と、その後の予測のためのデータ収集も兼ねている。言ってみれば、センサー的役割を分散して担当して貰うというビジネスモデル。

これってある意味「テレワーク」と言っても良いのでは。一般的にテレワークというと、育児とか介護とか何らの理由で出社出来ない場合に自宅で仕事をするケースで、どちらかというと補助的な仕事方法というのが一般的な理解では。それが最近では、テレワークがメイン、あるいはテレワークのみと言う事も可能な環境整備も出てきて、これまで家庭や地方に埋もれていた「リソース」が発掘できるようになるのは大きいのでは。

テレワークに関しては、Microsoftがこんな報告をしていますが、テレワークをする側の準備やスキルもさることながら、テレワークを利用する会社や組織の理解や支援体制が無いとなかなか成功しない。私も、もう10年以上もテレワークをしていますが、やはり会社の理解があってこそ。で、一番大変なのが、会社の理解を継続していた目にも、照りワークでもそれなりに実績や成果を残していく自分自身の努力が一番大変だったりします。私は開発関係の仕事なので、物理的に何か物を作るようなハードウェア系の仕事は出来ないし、ソフト系の仕事にしても例えば実機でのデバッグとかいうとなかなか制限があります。元々、PM的な仕事をずっとやっていて、その関係のに仕事がテレワークをする頃に中心になっていたので、余り物理的な居場所が問題にならず、ネットワークさえあれば何とかなるという環境だったので、そう言う意味で恵まれていたと思いますね。

自分の場合は、それまでやっていた自分の仕事を会社から離れて自宅で仕事をしているわけですが、今回の放送のようなビジネスモデルでは、埋もれているリソースを組み合わせて利用するアイデア。最近ではネットが発達しているから、自分が必要なネットワーク構築も簡単にできますし、後はアイデアと実際の運用次第で新しいビジネススタイルやビジネスモデルが誕生する機会も大きいでしょうね。10年位前かな、Google等に代表される「集合知」という言葉が流行ったけれど、これからはそれに物理的な作業が加わる「集合力」というような言葉が流行る時代になるかも。

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