2016年10月14日

卓袱台返し

「卓袱台返し」あるいは「Moving Goal」とも言う韓国のお家芸(笑)。結局、彼らからしたら、慰安婦問題が残っている事が利益なんですよね。それによって日本に対して要求する事が出来るから。流石に、慰安婦問題に関しては賞味期限が切れかかっている事は彼らも分かっているから、別のネタを捜しているような雰囲気もあるけれど、それでも今でも一番の武器で有る事は変わりなく、国民の賛意も一番得られるものだから、これを解決されては困る。その裏には、日本も分かっているから強気には出ないだろうという思惑があるわけで、それはこれまでは正しかったけれど、今回の日韓合意はある意味で日本からの最後通牒なわけで、そこを読み誤ると彼らも痛い目に遭う、ようにしないと未来永劫この関係は解決されないでしょうね。

問題なのは、日本対韓国の問題なのに、日本の中に色々画策するグループがあるわけで、彼らが火を付け回っている事も無視できない。本当に女性人権の問題と思うのであれば、日本の「被害者」に関しても同等以上に救済活動をするべきなのに、これまで聞いた事も無い。

日本側としては、国と国の代表が決めた約束事で、勝つ日本に責任の有る作業は既に完了しているわけで、後は韓国側の仕事だけ。日本としては、これまで何度も齟齬にされていただけに、多分今回のそのうちに破られると思っているのかもしれないけれど、それならそれで日韓スワップとか、日本の利益にならないようなものは、そのまま保留にしておけば良いのでは。そう言う駆け引きというかトレードオフをちゃんとしていくべきだと思う。

その合意を決めた朴大統領は、実質的に来年が最後の任期になるわけですが、その次の大統領が再び卓袱台返しをして白紙に戻したりしたら、もう日韓関係は終わりかも。2018年のどのタイミングで日韓首脳会談が、あるいはそれに類する日韓首脳の会談が開催されるか分かりませんが、日本側は多分よほどの事が無い限り2016年9月まではまだ安倍総理の時代。ただ、その任期で安倍氏が退陣する事が分かっていれば、わざわざ去って行く代表者と話しをする必要は無いわけで、彼らとしても来年は日本の任期延長の動向を見極めないといけない。その時に、先ずその関係を断絶させるようなにつかん合意破棄をいきなり持ち出してくるとは思えないんですが、でもあの国だからなぁ...

最近は大阪での一連の出来事がホットで、あえて反日ムード、嫌日ムードを醸成しているような雰囲気すら感じるんですが、それは考えすぎか(笑)。でも、あの国だからなぁ... ネットでも言われているけれど、「まるで慰安婦問題を観るようだ」というのは言い得て妙ですね。まぁ、すこしずつ良くなって言っているのかもしれない日韓関係だけれど、それを良しとしない人達が居る間は、現状より悪くなる事はあっても良くなる事はなりそうですね。まだまだ卓袱台返しは続く...

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