2016年9月9日

蓮舫問題

蓮舫氏の二重国籍問題は、なんか本人が言い訳することでどんどんややこしくなっていく様子。本人がちゃんと確認して、仮に手続きが本人の理解通りにとられていなかったのであれば謝罪して訂正すれば良いだけの話なのに、それに対して自分は離脱していたとか、父親がやったから分からなかったとか、自分の責任を否定する発言をする一方で、過去の雑誌インタビューやその他媒体での発言で、明らかに台湾籍(中国籍)を持っていると思われる内容のものもあり、そうなると本人の説明に対しての信憑性にも疑問が生まれるわけです。

さらにややこしいのは、台湾籍に関して国としての話まで持ち出すという、微妙な存在の話にまで広がっている。民進党の長島議員は、かなりきわどいところまで発言しているみたいですが、本人はそれが日中の国際問題になる可能性もあることは理解しているのだろうか。今のところ、対中国という意味では「台湾省」であり、特別地域の一つというのが建前の話で、実際は一国としての存在ではあるけれど、それを国会議員が言ってしまったら...

さらに言えば、逆の立場の時にはあれだけ相手を責めて、説明責任と声高に主張し、明確な証拠と説明を要求する旗頭だったのが、今は全くそんな陰すら見せない。さらには、差別発言であるとか、家族に影響がとか言っているけれど、それって本人が早くにちゃんとした説明をせずに「日本国籍ですから」とか「抜いたはずです」という曖昧な話をしているだけだからなのに。代表選では蓮舫氏が過半数を獲得する勢いだそうだけれど、代表になったらなったで、この問題に関して与党から責められるのは確実でしょうね。二重国籍云々よりも、道義的責任として。さらに、本人が認識していながら二重国籍を放置していたとすると、経歴詐称問題にも発展するわけだし(小池と知事もカイロ大卒業でいろいろいわれてましたね)、その覚悟は出来ているのだろうか。

まぁ、民進党(旧民主党)にとっては、説明責任は相手に要求するもので、自分に対しては存在しないものであることは、ガソリン問題にしてもあれから何ヶ月も過ぎているのに何も出てこないことからも明らかですよね。結局今回意図せず出てきた蓮舫氏の問題が、結果的に民進党全体の不信感を増加させていることに気がつかないのだろうか。まぁ、何とでも言い逃れできると思っているんでしょうね、あの人達は。これが与党の誰かのケースなら、血相変えて騒ぎ回るくせに。だから信じられない。

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