2016年9月13日

地下空洞の汚染水

豊洲問題では色々な話が出ているけれど、今朝のニュース出見た一寸違和感を感じ場面。豊洲新市場地下の空洞を視察したという都議会の共産党議員の女性が、その状況を説明している場面だったんですが、「水が溜まっていたので指を入れてみたら1.2cm位あった」と疑問を話していました。で、不思議なのは、この人はその水が汚染水かもしれないと思っているのに指を突っ込んだんだろうか。その時に素手なのか何か手袋をしていたのかも不明だけれど、それで「1.2cm」なんていう微妙な長さが何で分かったのか、凄く不思議。特に後者に関しては「人差し指の第一関節くらい」とか「1~2cm」とか言うなら分かるんだけど「1.2cm」って、その時物差しでも突っ込んでみたんだろうか。いずれにしても、その水が地下から染みだしたものなのか、結露したものなのか、回りから進入したものなのか、まだ正体も分からないのに「汚染水」前提で話をするのはいかがなものか。

それに「汚染水」と言っているけれど、汚染土壌から染みだした地下水は浄化したはずで、だからもう汚染されていないから市場移転する事になったわけですよね。で、その地下水の確認を二年間かけてモニタリングしている。化学処理でも対応出来なくて、危険な地下水が残っているから、上から色々なものを積み重ねて押し込めないといけないならまだ分かるけれど、そう言う危険性を除寄書した上で盛り土等の対策をしましょうという話のはず。本当に必要な汚染水対策の話と、周辺施設とのバランスをとるために必要で且つ汚染水対策にも効果があるかもしれない盛り土対策の話がごっちゃになっている気がする。そこに都庁内での情報共有の不味さが拍車をかけている感じですよね。今朝のニュース等では、やっと都議会ないでの会議の流れが取り上げられ始めているけれど、まずはその決定の流れの説明と、その時の手順の確認が先で、それとは別にどの様な形で情報共有がされてきたかという事は話して調べないと。私の仕事でも往々にしてあるけれど、トップとかその周りの人には最後の結論しか行かないもので、その時にたまたま質問なりが出れば説明していくもの。トップにしても、その仕事だけをやっているわけでは無いから、時間だって限られるわけですしね。だから、先ずはそれぞれ部門や行程のキーマンを再招集させて、手続きや決定プロセスに齟齬が無かったか、先ずはその確認をするところからかな。で、現状でどの程度の問題があるのか無いのか、それを明確にして、後は出来る事を優先して進めるしか無いんじゃ無いだろうか。

兎に角、今度の豊洲市場は汚染されているから、これとこれとこれが無いと駄目なんだみたいな凄く限られた理解の中で話が進むと、ますますややこしくなりそう。その場所が、盛り土も何も無くても安全になったから、そこに市場施設を立てるわけで、先ずはそこをはっきりさせて欲しいですよね。あと、豊洲の危険性と言う話が有るなら、どれだけ築地が安全なのかも検証してほしい。

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