2016年7月18日

何をやるのか分からない

選挙期間中事実上最初で最後の週末。さらに祝日も重なり、一番の遊説期間となるこの三連休。各候補は都内あちこちを遊説に回っているんだろうけど、今のところ21人が立候補したこの都知事選挙も、小池、増田、鳥越の事実上は三つ巴選挙。メディアにしても、取り上げるのはこの三氏ばかりで、残りの18名の候補に関しては「その他、以下の18名の皆さんも立候補しています」と名前と顔写真程度にしか扱って貰えない。全候補を公平に扱うという趣旨は理解するものの、その得票力には大きな開きがあるわけで、当然当選確率というか当選圏内にいる候補に関してはより詳しく政策とか立候補の理由など聞きたいわけです。そういう意味では、今回混戦状態の三候補に関しては、もっとメディアで取り上げて出来れば直接のディベート戦とかやって欲しいところだけれど、鳥越候補は余りそういう場を臨んでいないみたいで、日曜日朝の「新報道2001」の出演をキャンセルしたそうな。でも、その日の11:00からは町田で演説して、15:00からは吉祥寺に移動している。番組は、朝の7:30から8:55迄の生放送なので、例えば8:30頃までのスケジュールであれば、11:00に町田に移動することも不可能じゃ無いと思うのだけれど、どう言う理由なのか(棒読み)。

メディアが選挙の公平性を理由に具体的な選挙戦の様子を報道しないので、結局はSNS等に投稿される情報を見るしか無いのですが、それって本当の意味で候補者選択するために必要十分な情報とも言いにくい。まぁ、でも、この期間中に候補者が主張する内容というのは、その演説場所で多少色づけすることはあっても、大体事前に発表されている選挙公約に沿ったものなので、ある程度のその後者の考え方はそれを見れば良いのだけれど、直前にどう言う理由か突発的に決まった鳥越候補者は「これから勉強します」とか「今勉強中」ですとか、舐めてんのかと小一時間。

もともと辞任した舛添前知事に変わって都政を進めるのであれば、当然その時の都政に対しての不満とか批判とか意見があったはずで、それに対して私はどうすると言うアクションプランを提示しないといけない。でも、振り返ってみると、舛添前知事が批判された最大の要素は彼自身の生活態度と精々年外交に関連しての主張旅費に関して。個別の政策では、都立高跡地を韓国学校に融通すると言う事ぐらいで、それ以外の政策に関しては良くも悪くも話題になった記憶が余りありません。そういう意味では、不満はあったかもしれないけれど、特に別の候補者にでて貰い都政を改革する、と言う正確のものでも無い状態では。それだから、今の立候補者を見て「まだ舛添氏の方がまし」という意見も出てくるわけですよね。

そういう意味で、今回の力行車がまず言うべき、年外交に関連した地方自治体の裁量範囲、一般的な問題となりつつある、少子化対策や保育園問題等、あとは舛添氏だけでなく結局は中止したけれどオリンピック視察等の都議会議員も踏めた歳費利用の透明性位でしょうか。まあ、得票率を高めるために「美味しい政策」も入れないといけないから「〇〇無償化」とか「××の自由化」みたいな事も入れるんだろうけど、でも結構今回の選挙の争点って凄く絞られていると思うんですよね。でも、そんな狭い範囲の事なのに「今勉強中です」と行ってしまう候補者って。結局は、以前からやりたくて立候補した候補者に失礼じゃ無いだろうか。それが例え当然の確率が限りなく低い候補者に対してであっても。たまたま知名度と回りの思惑で担ぎ出されて、それで当然してしまったら、それこそ民主主義って何と思ってしまう。でも、そう言うことを何度も繰り返して、時には痛い目に遭い、時には予想外の素質が生まれたりして、この世界は回っていくしかないんですよね。

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