2016年7月25日

最後の週末

投票日まで一週間となり最後の遊説機会となる週末をそれぞれ過ごした候補者。現時点では、小池候補が一歩抜き出て、増田候補が組織票のお陰か二位に付け、あの鳥越候補は伸び悩んでいるという状況の様子。小池候補が一歩リードというのは一寸予想外何ですが、他のライバル候補が目立たない分女性候補と言う事で一つ目立つことと、後はバンドネオン効果というか、ベストよりもベターな選択ということでここに支援が集まって居るらしい。

当初は、失礼ながら一番目立たない増田候補は、その危機感からだろうけど、組織票を積み上げているようで、自民党の都連の面子の勝負ですからね。選挙戦最初には小池候補を応援したら除籍というお触れまででていたけれど、「小池議員を除名していないのに応援した党員を除名するのか」というようなものがあったけれど秀逸ですよね。それだけ与党側推薦候補者とやはり与党側対立候補を巡ってグタグタ状態なのに、対する野党対立候補はもっとグタグタなのでは無しにならない。

鳥越候補に対して、確かに週刊誌のスキャンダルの影響はあるだろうけれど、それってそのスキャンダルの内容ではなく対応方法にあると思うんですよね。スキャンダルを否定するのは良いけれど、自分で説明せずに弁護士任せという「ジャーナリスト」をどれだけ信用して良いのか。もう一つは、当初から言われていたけれど、健康問題というよりも候補者としての資質に関して、ここまでの遊説活動を見ていると大きな疑問が浮かびます。立候補までの準備期間が短かったので、正直にそう言えば良いものをプライドがそうさせないのか「2~3日あれば都政は分かる」みたいな大見得を切ってしまうし、さらにはネット番組などでも「勝てると思っている」とか、妙に自信だけはしっかりしているから、有権者としても「何だそれ」状態じゃ無いだろうか。昨日の夕方バンキシャ!で、鳥越、増田、小池、三候補が並んでインタビューを受けていたけれど、鳥越候補の受け答えや内容が、他の二人と比べて妙に浮いていて印象があります。

その「浮いている感」はそれ以外の場所でも感じていて、本来なら競り合いの中でより具体的な政策とか、支持層拡大となるだろう目玉政策を打ち出して行くもの。ところが鳥越候補は都知事とは関係無いような、反原発とか政権批判とかを繰り返し始めた。そりゃ都民でも原発反対の人もいるだろうし、政権に不満を持つ人も多いとは思うけれど、それって都政の話では無いだろうし、正直なところ、それなら先日の参議院選挙なり、今後予定されている衆議院戦記よ、あるいは小池氏辞職に伴う補選に出て訴えるべき話では。あるいは、支援している野党の主張をそのまま垂れ流しているような気がして、鳥越候補は応援したいけれど、野党は嫌いという支援者も多いと思うのだけれど。まだ結果は出ていませんが、これで鳥越候補が落選したら、支援した野党はどう対応するんだろうか。参議院選挙の時と同様「一定の支持は得た」と言って終わるとしたら馬鹿にされますよね。勝てると思って担ぎ上げた鳥越候補ではなく、古賀氏とか宇都宮氏であれば、もう少し違った展開になったはずだろうし。知名度だけで勝負できると思ったとしたら、勘違いも甚だしい。それこそ、野党の責任者はどう責任を取るのだろうか。

本来なら与党系の候補者が二人になり得票が分散して、野党側の候補者有利の状態であったはず。それが三候補接戦、あるいはそれなりの得票差で落選となったら、推薦した野党の責任問題が大きくなりそうですね。特に民進党は、党首選挙もあり岡田代表交代の話にもなりそうと言う話もあるそうで、もしかしたら民進党自体が今度は分裂するかも。保守派の民進党議員が離党するという話もあり、その時には「民主党」を結成するのではと言う話もあるみたいで、それって出来の悪い台本見たいじゃ無いか。金曜日には週刊文春の第二弾があるという話ですけど、それがどれだけの威力を見せるか。ちょっと期待していたりして。

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