2016年7月21日

疑惑ではあるけれど...

後半戦にさしかかる都知事選に、あの文春が鳥越氏の過去の問題を記事化して今日発売するらしい。この記事内容、勿論それが本当であれば許されない行為ではあるけれど、被害者の女性が大学生時代の話を今のご主人が訴えているらしい。と言う事は、何年くらい前の話なんだろうか。調べてみると2002年頃の話らしい。勿論、この行為が本当であるなら、それが昨日の事でも10年以上前のことでも許されるものでは無いけれど、ちょっと今でている話だけでは無理矢理感が否めない。当然時期も時期だけに、事前に取材があった鳥越陣営は文春に対して、事実無根で有り公開された場合は名誉毀損・選挙妨害として対応する、というような回答をしたらしいけれど、仮にこれが誤報であったとしてもやはり影響は大きいかも。

ただ、この記事も大きな問題ではあるけれど、もう一つ疑惑を生んでいるのが、例の「がん検診100%」の話。鳥越氏が何度もがんに罹患して治療をしてきたことは回りも本人も認めるところだけれど、その為かAflacのがん保険のイメージキャラクターのようなものをやっているらしい。当然表立ってそう言うことは今は言っていないけれど、立候補決定が直前だったために、色々公示直前あるいはその後も問題がありそう。特に、自分の健康を強調するためかもしれないけれど、やたらとがんに対しての発言をつつけていることに関しては、意図したものでは無いとしてもやはり利益誘導というか、疑惑を生むわけで、そういう意味で一寸軽率と言うか、罪深いというか。通常立候補を予定しているタレントさんとか芸能人著名人の場合は、少なくとも3カ月前からメディア等への露出は自粛して公平性を担保するらしいし、立候補騒動を起こした石田純一氏も、直前だったために全ての出演をキャンセルしてかなり騒動になったわけですが、今回もそういう対応は検討しなかったんだろうか。少なくとも、今「がんが何々」と言っている部分は、「大病や大怪我をして何々」というような言い方をしないといけないだろうなぁ。そこで、自分のがんについて聞かれたら、例えば100%検診を目指したいとか、そういう対応は許容範囲なんだろうけど。あと、「がんサバイバー」という言い方も、結局は自分の体力や薬治療の効果と共に、そう言うことのための蓄え準備も必要という意味から、やはりがん保険に注目が集まるのは当然と思えるので、このあたりもやっぱり慎重にならないと疑惑を生むことは確実。そういう意味で、実際にこの選挙戦で犯した行為という意味で、こちらの方が問題ではないかと個人的には感じるわけです。

勿論、一般的には正しく真面目な人を選挙で選ばないといけないから、過去に何か有った場合、隠していることが有った場合はそれを指摘して納得のいく説明が欲しい分けです。文春の記事にしても、実際にそう言うことがあったにしても、当事者同士で解決したは無しであるならば、今蒸し返す話でも無いと思うけれど。他のこうに関しても、色々と後ろめたいことを探られているみたいで、そこで本当に問題があるようなことが分かればそれはそれで対応が必要ですが、余りにそれも行きすぎてしまうのはどうだろうか。個人的には、鳥越候補の膏薬や主張よりも、その年齢と今の体調を考えると4年の任期は無理でもしかすると一年も持たないと感じているので、氏には当選して欲しくは無いけれど、それとは別に過去の行為に関しては少し慎重に見極めるべきでは。逆にガンの話のように現在進行形の話に関しては、本人が明確に説明しない限りは、疑惑としては有権者は判断するでしょうね。

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