2016年6月17日

Microsoft + LinkedIn = MicroIn?

MicrosoftによるLinkedIn買収の話は、その組合せもそうだけれど、日本円換算で2.8兆円という金額にもビックリ。日本では余り知られていないLinkedInなので、特に日本人からするとそんな名前も知らない会社に3兆円近くのお金を使ってと思われるかもしれないけれど、世界的にはトップクラスのSNS。それに、Facebook等のように個人的な繋がりでは無く、どちらかというとビジネス中心の繋がりを広げていくのがLinkedInなので、日本で行ったらリクナビの大規模な物と行ったら怒られるだろうか。

こちらの記事を読むと、買収の話し合いの席にはOffice開発責任者も同席したということで、そうなるとOffice365の機能拡張・サービス拡張として、LinkedInの取り込みを考えているのは確かでしょうね。これまでのアプリのクラウド化で水平展開は進んでいるけれど、それを組織だけで無く会社横断的な物屋、さらには業種横断的な関係にまで広げることで、生産性のアップだけでなく新しいアイデアの醸成とか、新しい仕組みや取り組み方の誕生とかも狙っているのかも。

私も、LinkedInが日本に紹介されたときに直ぐにアカウントを作った口ですが(その頃は、密かに外資系会社への転職なんかも一寸考えていた-笑)、暫く使ってみて感じたのは「あぁ、これってよほどやる気が無いと厳しい、というか飽きちゃう」という印象。凄く前向きな人なら、どんどん新しい繋がりとか仕事関係の開拓が可能だけれど、一寸自分で色々やりたい菜みたいな時にも、どんどんリンクが飛んできたりして、しばらくすると「うざったい」みたいな感じになってしまいました。SNSには慣れている方とは言え、どうもPush型のSNSは苦手なんですよね、昔の人だから(笑)。

Officeに将来的にLinkedInの要素が取り込まれるとして、例えばセキュリティとかポリシー設定とかはどうなるだろうか。協業化を進めて、効率化を進めれば進めるほど、相互に開示して無駄を省かなきゃいけないけれど、それってセキュリティも相互に信頼して後悔することになるわけで、その当たりが今のOfficeにしても不安が残るところ。

今のMicrosoft製品はWindows Live IDに紐付けされて、そのIDでアプリやデータを管理するようになっているけれど、将来的にはそれがLinkedInにも紐付けされて、知らないうちにスキル採点とか職歴一覧とか、AIが分析したP's&C'sとかが作成されてしまうかも。まぁ、その頃にはもう引退しているだろうから私は良いけれど、これからの人達は大変かも。

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