2016年6月24日

コンデジは無くなるのか

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、デジイチとスマホカメラの狭間になってきたコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)について。暫く前は、デジタル一眼がコンデジに置き換わると言う話が結構ありましたが、デジタル一眼カメラがミラーレスで少し盛り返し、逆にコンデジの立ち位置がスマホの内蔵カメラに食われてしまい、コンデジが今一番微妙な存在に。

実際私も、試合や記念日などの重要な時には「デジタル一眼」、旅行の時や一寸したスナップ撮影の時には「コンパクトデジタルカメラ」、日々のちょっとした撮影やSNS用の写真は「スマホ(主にiPhone6)」という棲み分けが出来ていたんですが、1~2年位前からでしょうか、旅行の時などの写真も、結局はSNSに上げたりするので、その手間からスマホに移動。で、そういう状態が続くと、100g, 200gの差ではあるけれど、コンデジとスマホの重さ等を考えると、スマホの方が軽くて便利なので、どんどん「スマホでいいや」になり、最近では、もう持ち歩く事もなくなってしまいました。

自分のコンデジとスマホ(iPhone6)のカメラ機能を比較してみると、コンデジが優れていると思われるのは、

  1. バッテリーの持ち
  2. 解像度や撮影時オプション等の上位機能
  3. 光学ズーム
くらいしかないんですよね。#1のバッテリーの持ちにしても、予備のバッテリーパックを持ち歩いているからそうであって、例えば数日の宿泊旅行なんかに行く場合はそれでも間に合わなくなるので、充電器持参となります。スマホも毎日充電が必要だけれど、それは撮影しなくても同じだし、スマホの場合はUSBケーブルで済むから、手間的にはずっと簡単。

それ以外のメリットは#2の高解像度やISO/SS等のマニュアル操作が出来るくらいで、正直なところそこまでして撮影する事って、全体の2割あるかどうかだから、実際問題無くてもどうにかなります。唯一スマホではダメなのが最後の光学ズームで、私が今使っているCanonのコンデジは30倍位の光学ズームがあるので、海外旅行時、特にNFLの試合観戦の時には必需品でした。でも、去年は結局いけなかったし、今年もまだ分からないから、今のところ出番が無い状態。

写真利用の目的が、昔のように印刷して配布するから、SNSにアップして共有するに変わってきているので、結局は以下に簡単に撮影出来て簡単にアップ出来るか、が今は一番重要な機能。その点、最近のコンデジだとWi-Fi機能付きの物もありますが、撮影・選択・修正・文字入力・アップロードと、ワンストップで出来るスマホの利便性には適いません。特に、暫く前からGoogle Photosを使い出して、撮影すると直ぐにPhotosにアップロードするので、以前用にスマホデータの共有が面倒と言うことも無くなりましたし、逆にそこから必要なSNSに直接ダウンロードしたり共有できるから返って便利なくらい。

で、ここで思うのが、以前SONYが出していた、スマホをコントローラーと液晶画面にして、レンズと撮影部分(CMOS)だけにした製品「DSC-QX10」。あれがもう少しスマートな方になると、スマホの外付けオプションとして面白いと思うんだけど。組立式で、ズームが使えるなんてね。それならコンデジは駆逐されるかも。

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