2016年6月21日

突然の解散宣言、ではなかった

昨日、毎日新聞に「SEALDsが参院選後に解散」という記事が出て、あらら早くも予防線はったのかなと思ったんですが、調べてみたら去年の10月に既にそう言うことを言っているんですね。出も不思議な事に、政治団体としての届出をして、資金集めもしている。本当に政治を変えようと思って何か主張するなら、細く長く継続して活動することが、まずは一番必要なんじゃ無いだろうか。

良くも悪くも、若い世代の興味を政治に少し向けさせたというところは功績と言っても良いのかもしれないけれど、でもその中身は酷いものだった気がする。今回「解散」と言っているけれど、別に組織なりグループなりは残れば良くて、その中で学業や仕事で参加出来なくなる人が入れ替われば良いだけの話しと思うけれど、「解散」してしまうと、日本各地に同じように誕生した同様のグループはどうするんだろう。同じように「自然解散」するのか、あるいは名前を受け継いでさらに過激化していくのか。

今回、去年10月に解散すると言っていたことすら知らなかったくらいで、それって本当に意味のある活動をして解散するのであれば、去年から今までにもっとやることがあったんじゃ無いのか。それが知られずにここまで来たと言う事は、結局やっているつもり、やることが目的で、そこで言っている「××反対」とかいう主張って、結局は単なるお飾りなんだなと感じますね。

政治なんて、そんなに力んで構えて何かするものじゃ無くて、日々の普通の生活の中で感じること・やらなきゃいけないことを、普通に表現していけば良いだけのは無し。それが集まって多数の意見になれば「総意」ということで実行すれば良いだけなんだから。わざわざ大声を出したり、示威行為をすると言うことは、結局そうでは無いからわざわざそう言うことをやらないと目立たないから。勿論、少数意見の吸い上げとか、全体が間違った方向に行く可能性もあるだろうけど、彼らの主張は自分達は少数意見では無く国民の総意だと言っているのだから、わざわざ声高に叫ばなくても良いはず。そういう矛盾にする気がつかないのか、見えない振りをしているのか、結局は欺瞞を隠すための欺瞞をしているだけなんだよな。素朴な疑問として、彼らは一体何を得たんだろうか。一年間好き勝手やった達成感? そうだとしたら、余計なことに付き合わされた我々にとっては、いい迷惑だったと言いたいところです。

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