2016年5月20日

Google Photosの使いづらさ

Picasa終了と共に、それまでPicasaを使っていた幾つかの作業をGoogle Photosへ移行したんですが、ちょっと使いづらい。その最大の理由は、アップロード元デバイスの中の画像ファイル属性で、フォルダーを意識したデータのアップロードや整理が出来ない事。Picasaの時にはローカルのクライアントがあって、その中でローカルPCのフォルダー単位で作業する写真を選別して、その中から「アルバム」を作成してアップロードする事が出来たんですが、PhotosになるとローカルPCでする作業は、保存している写真をアップロードするだけ。で、クラウド上のPhotosでアルバムとか作るんですが、その時に選択する写真データって、日付けでしか扱えない。一応検索機能も付いているけれど、それだって全ての写真属性をカバーするものではないし、大体そんなことする前に元の構造が分かっていれば直ぐに見つかるわけで、これ、データ量がどんどん増えていくと凄く使いづらいと思う。

さらに、クラウド上では日付け単位でしか表示されないから、複数のデバイスから同日のデータをアップロードすると、それぞれの写真が混在してしまう。デジカメで撮影してPCからアップした高画質の写真も、iPhoneでスナップ撮影した写真も同列にならんでしまう。例えば、iPhoneの写真は「iPhone」というフォルダーなりアルバムに集約したいとおもっても、それは一度アップロードしてからマニュアル作業で一つ一つやらないといけない。データサイズに制限があるとは言え無制限に登録出来るクラウドサービスはありがたいけれど、実際の使い勝手は今一つ今二つにも届かない感じ。

Googleとしては、多分データ管理をタイムスタンプだけでフラットに保管したいんでしょうね。又現実問題として、写真撮影したときには大体日付け毎にデータはまとまるから、日付けで管理するという考え方は間違っては居ないと思います。でも、例えば一週間旅行した間の写真とか、先に書いたように複数デバイスから同日に撮影された写真とか、同じ日に撮影したけれど異なる目的・内容で撮影された複数の写真とか、そういうものって上げるときには手元にデータがあるから分かりやすいけれど、何千何枚舞物データの中に入ってしまうと捜すのがなかなか大変。正直なところ、一寸期待していた使い方には合わないなと言うのが感想です。

それでも、リサイズされるとはいえかなりの高画質データをそのまま無制限に保存できるので、近いうちに手元のデータを全部アップロードしてみるつもりですが(何日かかるんだろうか)、ファイル名が被るときにはどう処理されるんだろうか。何か手探りで色々試してみないといけなそう。Googleのツール類は、確かに便利だしなかなか面白い物も多いんですが、どうも「全部任せなさい」という思想のデザインのものが多くて、それはそれで慣れない人には便利なんだろうけど、ちょっと自分のやりたいことをやりたいなと思っても出来ない、違うことになるなど、躓いたときのイライラ感と脱力感が大きい気がする。まぁ、無料サービスなんだからと言われるとそれまでなんですけどね。でも、ちゃんとした料金を払っても良いから、納得のいく内容のサービスをして欲しいと感じることも決して少なくないですよねぇ。

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