2016年4月26日

藍色の魅力

先週放送された「ガイアの夜明け」は、以前放送された日本の中小企業のその後を追跡した内容で、その中の一つに岡山県倉敷市のジーンズメーカーの話しがありました。最初の放送も、私は観ていて、良さそうなジーンズだなと思っていたんですが、この製品の一つが昔ながらの日本伝統の「藍染め」を使用して、糸から染めた製品を作っていること。元々藍色は、日本の浴衣などに利用されていたり、それ以外にも色々な衣類に利用されているいろ。個人的にも青色系が好きな分けで、その中でも深みと重みのある「藍色」は特に好きな色。海のイメージも沸いてくるからか、山よりも海が好きだし。

で、昨日の東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム決定のニュースを観ていて、この放送も思い出したんですが、2020年に向けて、この「藍色」を日本の「国色」として大々的に世界に広げたらどうだろうか、と。勿論、本当の意味での日本国の色は、日の丸の「赤」なんだろうけど、それに準ずる色として注目してみたらどうだろうか。幸いなことに、ジーンズは日本でもポピュラーになってきていて、普通にプライベートな時は勿論、ビジネスでもスマートカジュアルくらい迄なら許される衣類の一つになってきています。あと、藍色、あるいはダークブルー系は、スーツやブレザーなどなら「フォーマル」として使用して問題無い色ですから、そちらにも利用可能。今では、自然の藍を利用した藍染めは減っているようですが、これを機会に増やしていったらどうだろうか。

もう一つ感じるのは、エンブレムでは白地に藍色のデザインが引き立つようになっていますが、着物などでは逆に藍色をベースに、白抜きしたパターンを目立たせるデザインも多く見られます。藍色が多くなると、黒っぽく見えるのだけれど、そこは藍の色の良さなのか真っ黒では無く明るい黒のように見えたり、一寸面白い背景色になるように感じます。勿論、どんな色でも同様の事を出来ますが、藍色が一番反転利用しても不自然さを感じない気がします。昔から見慣れていると言う事はあるかもしれないけれど。それに、「藍色=Indigo Blue」なので、海外に対しても訴求しやすいだろうし。衣類だけで無く、陶器製品だったり鉄瓶の塗装に使っても面白いと思う。

と言うわけで、個人的には2020年まではちょっと「藍色押し」をしてみたいなと思っていたりします。それに、あの放送されていた「Japan Blue」のジーンズも、一度本物を観てみたいですね。お値段的には結構しますが、でもそれだけの価値があるように感じるし。

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