2016年4月26日

東京オリンピック・パラリンピック エンブレム

やっと決まった、2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム。四候補作品の家、もし自分が選ぶならと言われれば、やっぱりこのA案であった「組市松紋」に決定しましたが、正直もう一寸派手さというか、華やかさも欲しかったような気がする。日本伝統の「藍色」とか、こういう幾何学模様パターンは好きなんですけど、エンブレムとなると、胸に付ける象徴として何か「光るもの」も欲しいもの。着物などのパターンとして、この模様を繰り返して利用するなら分かるんですけどね。あと、細かな市松模様の組合せだから、ある程度サイズが無いと分かりにくいわけで、例えばブレザーで胸のエンブレムとして作ろうと思うと、かなり刺繍が大変そう。市松模様って、その一つ一つの四角形の精緻な連続が全体としてのパターンを有無と思うから、それが再現されないと魅力は半減しそう。B案とかC案は、曲線も入っているので、多少ラインが崩れても全体の雰囲気は変わらないと思うけれど、この市松模様はそうなるとダメなのでは。そのあたり、どうするんだろうか。印刷では味気ないし。

あと、個人的に危惧しているのは、ここまで精緻で複雑なデザインになると、なかなか子供が自分達で描くというのは厳しいですよね。子供達が自分の手でこのエンブレムを描き、それを胸に付けて応援する、みたいな事で、未来に繋がるものも多いと思うのだけれど。その点が、個人的には一寸残念だったかなと思います。

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