2016年3月25日

残容量でマイル獲得

うーみゅ、ここまで来たかという印象の、So-netが発売する「MILEAGE SIM」。このSIMを使うと、登録したANAのアカウントに毎月20マイル溜まると共に、月末に残ったデータ量300MB毎に10マイル使いで提供されるという仕組み。言い換えれば、30MB残りで1マイルですよねぇ。出来れば、10MBで1マイル位にしてくれれば...

暫く前には、IIJmioもこんなプランを発表していて、そういう意味ではこちらの方がANAマイル的には先ですが、新規ユーザーのみ対象なので、該当しない私は無視してました(笑)。

しかし、データの残容量をマイルに紐付けるっていうのも、今の時代らしいというか、そこまでしてマイルを貯めないでもというきがしないでも無いですけどね。これまでも、例えばクレジットカードのポイントをマイルに交換するとか、あるいはその逆というのはありましたけれど、それらって基本的に何か消費活動をして、それに見合った対価を与える物。言ってみれば、積み上げていく、増やす行動で得られる価値。ところが今回のプランは、使わないことでマイルという対価が増える(上限は決まっているわけですが)という、マイナス志向の行動がより多い結果に繋がるわけで、それってサービス提供側のSo-netとしては、うれしい事なんだろうか。何か矛盾みたいな印象を受けるんですが...

「ポイント」というものが、準貨幣見たいな存在になりつつあって、それなりに経済活動にも影響するような時代になってきましたが、今度は「マイル」が準貨幣的価値を持ってくるのかも。実際、一寸前まではマイルの使い先は特典チケットとかアップグレード等、フライトサービスのアップグレードしかありませんでしたが、最近ではマイルで買い物が出来るようになってきた時代ですからね。更に、いろいろなマイル交換システムを使うと、戻ってきたマイルが一寸増えたりするケースもあるみたいだし。ある意味「マネーロンダリング」ならぬ「マイルロンダリング」がどんどん生まれる世の中になりそう。そんな世の中が、良いのか悪いのか...

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