2016年3月27日

1+1なのか1=1なのか

都内での韓国人学校の問題、産経新聞の黒田氏は、昔ソウルの日本人学校で同様の事があり恩があるからというコラムを書かれているんですが、この記事を読む限りでは、元あった日本人学校の場所を売却して、新しい場所を購入移転しているんですよね。だから、今回の新宿の韓国人学校の件も、今ある場所を売却して、その売却益で新しい場所の借地権と、設備の充実をするなら、これは全く問題無い話。東京としては、売却された今の韓国人学校の場所を有効利用すればよいから。でも、監獄人学校の報道を見る限りでは、そういう風には伝えられていない気がします。どちらかというと、手狭な今の場所を拡充するために、新しい場所の借用を希望していて、東京都はそれをOKといいつつあるような。

確かに、今の場所は手狭かもしれないし、より広い場所を使用したい気持ちも分かるけれど、今それでも場所があってなんとかマネージしているのに、さらに広い場所を追加で欲しいと言うのであれば、それと比較して優先順位の高い事象があれば、そちらを優先するのが行政というものでは。今の場所と新しい場所で、ある程度のプレミアムを付けても、一応1対1の等価交換をするのであれば、まだ納得できるけれど、今の場所にさらに新しい場所もという、1+1=2の要求をするのであれば、それなりに納得できる理由が欲しいところです。

「嫌がらせ」という意味では無く、やはり世界の常識は"Give and Take" なわけで、そこは等価な関係を維持することが重要で、妙に譲歩したりすることは、世界の常識的には相手に誤解を招かせるだけの気がします。

仮に1+1の支援を今回するとなると、じゃぁ他の国が同様に敷地の拡大をリクエストしてきたら、東京都はどう対応するのだろうか。今年の5月にはサミットがあるわけで、欧州の首脳が来日します。その時に、「うちの〇〇学校の敷地も手狭だから、東京で遊休地を分けてくれないか」と言われて、どうするんだろうか。断れば、変なえこひいきといわれるだろうし、受け入れればこれから斎下無く要求されるような気がする。サミットのG7だけでなく、余り予算の内新興国なんかは、共同で要求してきたらどうするんだろうか。今出張旅費の問題が出てきているけれど、なんか舛添さん、今回の事が切っ掛けで躓きそうな気がする。

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