2016年2月7日

VAIO Phone Biz

事実上、VAIO「初」となるスマートフォン「VAIO Phone Biz」。Windows Phoneが全くないわけでは無いけれど、記事にもあるようにiPhoneとAndroidtがほぼ二分している日本のマーケットにおいて、わざわざ「Windows Phone」を選択する利益なりを見つけることは、なかなか難しい様に思いますね。多分PCメーカーとしては、「PCとスマホの融合」という言い方をするしか無いと思うけれど、すでにiPhoneとAndroidがマーケットをほぼ埋めている状態で、それでPCとスマホを併用していても問題無い状態でもあるところに、そういう訴求内容を提示してみても、どれだけの人が興味を示してくれるだろうか。

「Windows」と言うキーワードは確かに大きいと思うけれど、これもPCで操作することとスマホで操作することは全く異なるもの。大体、Windows8で大々的にアナウンスしたタッチ操作ですけど、結局Windows10ではまた元に戻りましたが、スマホになればタッチ操作が本流。そういう意味で、Windowsという共通項で括っても使用目的が異なるケースでどの様に利便性なり有用性を訴えるのか、結構厳しいと思うんですよね。

仮に、Windows Tabletがもう少し普及していれば、もう少しスマホへの移行も考えられるけれど。結局、2-in-1という折衷案に落ち着きつつあるわけですから、スマホにしてもContinuumを使用した提案は良いけれど、どの様にPC環境と折り合いを付けるのか疑問。VAIO自身、富士通、東芝のPC部門との統合が言われているけれど、その場合もこのスマホビジネスは続けるんだろうか。ホールディングを作り、その下にそれぞれのブランドがブル下がるという話ですが、それでも個々の採算性を考えていくだろうし、その時にこのスマホビジネスがそれなりの利益を上げるとは思えないけれど。いずれにしても、暫く様子見かな。

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