2016年2月16日

現在の「いたこ」?

一寸気になった、docomoの喋ってコンシェルでのスペシャルサービス。無くなっている人の声を再現させる技術ということですが、ここでふと思ったのは故人の魂が憑依して、その人になりきって言葉を伝える「恐山のいたこ」みたいということ。「いたこ」では、声色は変わらないけれど、多分その話の内容が個人のように感じることが大切ですが、こちらは故人の生前の声から合成する人工音声ですから、言ってみれば「ある意味本当に故人を代弁する」異になるのかも。ただ、その機能を利用してどう言う内容のことを話すのかは、また一つ工夫が必要だろうけど。

変な話だけれど、この技術を利用すれば、既に無くなっている人でも生きているように偽装することも可能ですよね。応答するエージェント機能をどこまで作り込めるかにも寄るけれど、今でもそれなりに対応出来る位のPepperとかSiriとか等のプログラムは存在しているわけだから、上手くそのDBなりエージェントをチューニング出来れば、結構その本人に近い「なりきりエージェント」みたいなものも可能じゃ無いだろうか。

自分ではこのサービスを利用していないので、記事に登録されている動画を見ただけですが、やはり今の音声合成特有の言葉がフワフワする感じは残るけれど、「ひつじのしつじくん」のような、いかにもテキストから音声合成している人工感、みたいなものは結構減っていますね。介護ロボットとか、受付ロボットみたいな、マンマシンインターフェースに応用していくと、結構面白いかも。

個人的には、もしこの技術を利用出来るのであれば、既に故人になられた聞き慣れた映画やアニメの声優さんで再現して欲しいなぁ。刑事コロンボの小池朝雄さんとか、ルパン三世の山田康雄さんとか...

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