2016年2月15日

人口減少

昨年の国勢調査の結果が出て、残念ながら静岡県も全体的に人口が減少しているらしい。その中でも、静岡市の人口減少が1万人を超えて、政令指定都市の指定要件の一つでもある70万人台の都市人口を何とか維持した状態。川勝県知事が盛んに静岡市にちょっかい出しているのも、静岡市民が嫌気がさして出て行く理由の一つになっているのでは(マテ)。

浜松市の方も人口は減少していて、80万人を切ってしまったのは残念。でも、自分の住んでいる東区と浜北区は増加しているわけで、やはり郊外の宅地化が功を奏しているんだろうか。逆に、西区が大きく減っているのは、やはり東南海地震の津波被害を想定してのことなんでしょうね。天竜区も大きく減っているけれど、これは過疎化の影響なんだろうなぁ。

産業都市である浜松が、地元企業の上がり下がりで人の移動が変化するのは分かるんですが、何で県都でもある静岡市がこんなに減っているのかよく分からない。交通の便だって良いし、地域的にも比較的こぢんまりとまとまっていて、買い物とか生活もしやすそう。静岡銀行を初めとして、県内の主要企業が集まって居る場所でもあるし、本来ならもっと人が集中しても良いと思うのですが。まぁ、そんな状態だから、川勝知事が難癖付けてくるんだろうけど(笑)。

対する浜松。これは、天竜地区などの山間部の人口減少が大きな原因でしょうね。開発するとしてもなかなか手が回らないし、高齢化も進んでいるだろうし。新東名も開通して移動手段としては整備されつつあるから、今後避暑地みたいな感じで開発出来れば面白いと思うけれど。でも、地元に住んでいる自分にしても「天竜」と聞くと、「山奥」という印象しか無いくらいだから、元々住んでいた人達以外はなかなか移住しようとは思わないかも。日本自体が人口減少に悩んでいる時代ですから、地方にとっても地方自治を維持するためにも「人集め」をしないといけないのはよく分かります。でも、逆に地方自治を効率化するためには,思い切ってコンパクトに集約して効率化するというのも一つの方法なわけで,極端なことを言うと、天竜区や西区等は特別区として基本的には自然保護区とか産業用地域に特化して,そこに住む人は浜北区とか南区とか東区とか、そういう一定の場所に人口集中させ、行政サービスはそこに集中させるようなことをしないと、なかなかこれからの高齢化人口減少の時代で適切な生活環境を維持していくのは難しいと思う。

それでも、まだまだ静岡県はましな方だと思うと,今もっと深刻に悩んでいる地方自治体の苦労はどれだけ大きいか、ちょっと心配になります。

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