2016年2月12日

重力波発見?!

米国の「LIGO」チームが、初めて重力波観測に成功した、というニュース。日本の「かぐら」チームも準備を進めていたけれど、一足先に観測を再開していた米国チームに先を越されましたね。ただ、先陣争いには敗れたけれど、この後検証作業や、もしかしたらさらなる発見もあるだろうし、かぐらにも頑張って欲しいところ。

重力波と言えば、SF小説の定番素材の一つで、一番多く使われるのはワープから離脱するときに空間の歪みが発生して、それが重力波の乱れとして観測される、と言う筋立て。あいるは、電波では何万年も掛かるような遠距離との通信にも使われたりしますが、そんな時代になるのはまだまだ遠い未来でしょうね。言ってみれば、今回の重力波の発見というのは、人類が始めて二足歩行を獲得した頃位のタイムラインじゃ無いだろうか。

今回は「重力波」というこれまで道の存在だった物が確認されたところなわけで、これをどの様にしたらその発生現場の様子が可視化されたり、検証可能な状態に情報化できるか、研究が始まるんでしょうね。記事にも書かれていますが、これまでの方法では観測できなかったブラックホールの中身も観測出来るようになるとのことで、そうするとこれまで不明だった多くの謎は勿論、新しい理論も開発されて、やっとワープ航法の原理が作られるかも(マテ)。

しかし、100年前にこの重力波を予言していたアインシュタインは、やはり「天才」と呼ぶに相応しい人物だったと改めて認識しました。氏の業績に感謝。

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