2016年2月25日

Atlasの進化

Google参加のBoston Dynamicsが開発している二足歩行ロボット"Atlas"が、とんでもなく進化している。いゃ、もうね、歩き方と言い、その身のこなしと言い、悔しいけれどHONDAのASIMOを凌駕しているなぁ。一寸前に公開されている動画や情報では、かなり不格好な四つ足型のロボットとか、まだ自立歩行できずにフレームに支えられてムービングベルトの上を歩くだけのものだった記憶がありますが、ここ数年でここまで一気に進化するなんて、やはりGoogleのお金の威力なんだろうか。

記事に寄れば、このロボットの身長は175cmで体重(重量)は約82kgと、BMI 26.6とやや肥満気味程度の現代的な体型(笑)。バッテリーで動作しているみたいですが、その分の重量をどれだけ削減して、且つ駆動時間を延ばすかですね。まだプロトタイプだからと思うけれど、手の部分が四角い板状になっていて、今のところ箱を左右から挟んで運ぶだけの機能みたいだけれど、それだってこれからどれだけ進化するか分からないしなぁ。

HONDA ASIMOを初めて見たときには、「あぁ、アトムがもうすぐ実現する」と感激したものですが、正直このAtlasの動作はそれ以上の衝撃です。歩き方は、確かに人間と比べるとまだぎこちなさは感じられるけれど、正直ASIMOの歩き方や走り方よりも自然な感じがする。欧米人って、宗教観の違いからか余り二足歩行型、ヒューマノイド型ロボットには興味が無いと言われているけれど、それでもここまでで来てしまうのがそこ時からの違いなのだろうか。

日本でも、福島第一原発事故の処理のためもあって、色々なロボット研究が進んでいると思うけれど、ちょっとGoogleに先を越されたなぁという印象です。このAtlasを投入出来たら、瓦礫が散乱している原発施設内でも移動出来そう。勿論、高放射能環境で電子機器がちゃんと動作するかは、また別の話だけれど。鉛で防御するとしたら、多分その分の体重増加に、まだ駆動系は耐えられないだろうけど、でもそれも時間の問題のような気がする。

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