2016年2月18日

ANA国際線就航30周年

ANAの国際線就航30周年を記念して、いろいろなイベントが開催されるという記事。最初の国際定期便は、1986年3月3日のグアム線とのことで、直ぐにNRT-LAXとNRT-IAD線の運航も開始したとのこと。そう言えば、私の最初の海外出張が1988年にあり、帰りのフライトはIAD-NRTのANA便でした。当時は、JALのみ国際線が許されていて、ANAはチャーター便で実績を積んでいたけれど、やっと悲願の国際定期便に就航して、やっと運航にも慣れ始めた頃だったかと。まぁ、そのフライト自体は、IADにNRTから飛んできたANA機(B747-200)がエンジントラブルで、10時間以上のディレー。今では使われていませんが、IADでターミナルか何移動に使われているモービルが当時は機体に直づけされて搭乗していたんですが、そのモービルに乗り込んだらディレーが決まって元のターミナル(今の中央ビル)に引き替えされて、そこから延々待たされた記憶が。成田に到着したのは、すでに運用時間が過ぎた真夜中近くでしたねぇ... 成田では、ANAが乗り合いバスを準備していて、それで新宿までは送ってくれたけれど、その時点ですでに1時過ぎ。そこからタクシーを拾って、当時住んでいた玉川学園まで戻りました。出張の時だったから、しかもバブルの前だったから、全て交通費を会社に付けられたから良かったけれど、あれが個人旅行で自腹だったらたまらなかったでしょうね。

あれから四半世紀が過ぎて、今では国際的にも再公表かを受けるような会社になったわけだから凄い物です。日本では、JALが常に先頭で、それをANAが追いかける構図がずっと続いていましたが、JALの破綻から今では日本のナショナルキャリアーと言っても良いくらいになってきましたしね。ただ、元ナショナルキャリアーとして、いろいろ負担も大きかったJALが、破綻による整理で身軽にヘルシーになり、逆に筋肉質の会社になってきただけに、ANAとしても今のうちに自社の体質強化もしたいところ。国内線需要は、今後は良くて横ばい、大きな増加は見込めないだけに、海外戦略がどちらの会社にとっても重要なのは明らか。積極的に、中国路線や東南アジア路線を開拓しているけれど、個人的には米国路線の充実を是非お願いしたいところ。昨日・今日開催されている日米航空交渉で、多分羽田の昼間北米線が決まるだろうから、その動向が気になるところです。多分、再生処理中のJALよりは多くの発着枠設定されるとは期待しているんですが。

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