2016年1月12日

BOSE QuietComfort 20 Apple Compatible Model (3)

昨年購入したBOSEのイヤホン。その後も、毎週の新幹線通勤の時や、フライトの機会のある時には使ってみたりしました。購入直後の頃は、その音質の不明瞭さに不満を感じたものでしたが、最近はエージングのお陰か耳が慣れたのか、以前ほどは不明瞭感を感じることが無くなりました。でも、音の明瞭さではこれまで使っているカナルタイプイヤホンの方が格段に良いことに変わりありませんが。それでも、完全に耳穴を塞ぐことで静粛性を得ているカナルタイプと異なり、反位相の音を合成することで外部ノイズを消去しているこのイヤホンは、耳が密閉されないので使用感は格段に良いと感じます。ただ、耳穴とイン本部分を固定するための耳ひだに引っかける爪上部分の大きさが、内蔵されているS/M/Lの何れともしっくりこなくて、それが不満。耳穴サイズとしては、Sのイヤホンカバーが合いそうなんですが、耳ひだに引っかけるサイズが小さくて、その部分を見るとMサイズが合いそう。ただ、これだと耳穴に入る部分が少し大きくて、装着感が今ひとつ。もう一つというかもう二つ位しっくりこない状態です。何か、もう少しぴったりするサイズかデザインがあれば良いんだけど。そこで、試しに1番大きなLサイズに交換してみました。耳穴に入る必要は無くて、耳穴の外に密着すれば良いので、大きい分には問題無いだろうし、耳ひだに引っかかる爪部分もある程度大きいものの方が、装着時に密着する力は大きいだろうし。まだそんなに使用していないのですが、今日の移動時でこれまで使ってみた感じでは、Mサイズよりも密着感と固定されている印象が強くて、今のところ良い感じです。文字だけで説明するのは難しいのですが、カナルタイプのイヤホンは、耳穴に挿入すればするほど密着して音は良くなりますが、その分耳穴への負担も増えて、正直新幹線での浜松-東京間、2時間程度が限度。それに対してこのBOSEの物(BOSE StayHear+ Tips)は、耳に密着する感じで、蒸れることも無くストレスもほとんど無く使用感は段違いです。数時間装着しっぱなしの時でも、使用していることを忘れるくらい。これで、もう少し再生音の明瞭感があれば完全に常使いするんですが。

ノイズキャンセリングということで、例えば飛行機の機内での「ゴーッ」というような定常的な騒音・ノイズに対しては降下抜群です。但し、そう言う状況でも、例えば電車内のアナウンスとかが急に入ると、やはり気になります。新幹線で一番気になるのは、走行中に反対車線の列車が通過する時。音圧なのか空気圧なのか、急に「キュッ!」という大きな音が入り、最初はビックリしました。ノイズキャンセリングの仕組み上、突発的な音に対応出来ないのは仕方ないとしても、想定以上の音になる場合にはクリッピング機能とか付いてくれるとありがたい。しょっちゅう新幹線の通過が発生するので、新幹線車内での使用は余り向かないかもしれませんね。やはり、飛行機機内で使用するのが、一番効果的かつ使用感として満足できるかも。

もう一つ不満なのが、BOSE QC20のインピーダンスが高いのか? ということ。一応iPhone互換と言っていて、確かに途中に付いているコントローラーで音楽再生操作が出来たりするのは便利何ですが、音が小さいのでボリュームをカナルタイプの時より結構上げないと明瞭感が出ない。カナルタイプの時には、ボリュームスライダーをだいたい真名くらいの位置で聞いていますが、このBOSE QC20の時には、その真ん中位置から左に付いているボリュームアップのボタンを普通は2回、場合によっては3回位押してボリュームアップしています。ノイズキャンセリングシステムとの兼ね合いかもしれないけれど、このあたり使い勝手がちょっと悪い気もします。まぁ、機内で使用する時には、そんなにボリュームを上げることも無いだろうから、これくらいの設定でも良いのかもしれませんが、常使いにはちょっと厳しいかなというのが、これまでの印象ですね。

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