2016年1月24日

電力自由化競争って...

何となく、福島原発事故後の「太陽光発電フィーバー」に似ている気がする。有象無象と言ったら失礼だけれど、「何で、この企業が」みたいなところも参入しているし、自前の発電設備もっているの? 何万人とサポート出来るだけ発電余力はあるの、と言う疑問が消えない。太陽光発電の時は、補助金が目当てで一気に参入企業が誕生して、結果的にその後の様子を見ると参入はしたけれど実際に太陽光初でをスタートしていない企業なんかもあって、トラブルの元にもなっていたりしますし。今回の場合は、補助金こそ無いけれど、色々なサービスとの抱き合わせで電気代が安くなると言う事は、電気サービス以外のところの料金が「補助金」的役割をしているとも見えます。さらに太陽光発電の場合は、20年とか償却する期間と補助金の期間がありましたが、今回の電力自由化も何年縛り的な拘束期間があるわけで、それって携帯電話で批判されているのに電気は良いのか?

今は原油価格が下落していて、発電コストも下がっているだろうから良いけれど、将来原油価格が再び高騰したりしたときにはどうするんだろうか。その時には、今の地域電力会社以外の会社も、原発等の発電コストの安い発電方法にシフトする事もあるんだろうか。電力自由化、電力価格の値下げというのは耳当たりの良い響きだけれど、発電方法も含めて考えないと、単に安い価格の会社が参入するだけでは、直ぐに行き詰まるような気がする。そういう意味で、あの会社はこれだけ安くなる、この会社はこれだけお得だ、みたいな報道の仕方をするのは一寸舌足らずじゃないだろうか。

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