2015年10月20日

ThinkPad X1 Carbon (2015) (8) - ファンノイズ

モバイル機としてのメインマシンであるThinkPad X1 Carbon (2015)ですが、勿論自宅で仕事をするときにはサブメイン機としても使います。会社の社内システムにアクセするために、VPNを起動して社内用メールシステムとか共有リソースアクセスに使用して、ExcelとかWordとかPowerPointとか別途編集作業などが必要な場合は、それら社内情報を参照しつつ、メインマシンのデスクトップ側で仕事をするわけです。で、並べて仕事をしていると「シャーーーーー」という音がするんですね。最初に「あれ?」と気がついたのが、夜の少し雨模様の時だったので、外の雨の音かなと思っていたんですが、その後も時々耳に入るようになり、変だなと思っていたんですが、最近気がつきました。それ、2015年モデルのファンノイズの音だった。

気がつかなかった理由何ですが、特に重いアプリ等を使っているわけでも無く、また操作もしていないのに「シャーーーーー」と音がするので、まさか2015年モデルからの音とは思わなかったから。2012年モデルから、Chipsetで言えば2世代進んでいる2015年モデルだから、省電力機能は進んでいるはずで、実際バッテリー駆動時間は結構延びていますが、発熱はそんなに変わらないのだろうか。ここにも書いたんですが、2015年モデルの吸排気用スロットは、2012年モデルのそれぞれ半分以下のサイズ。空冷用のファンシステムが改善されて冷却効果がアップしていることもあるでしょうけど、それだけCPUやChipsetの発熱量も減っていると言う事ですよね。ただ、あれだけの高音が出るというのは、結構フルフルでファンが回っているからだと思うので、そうなるとバッテリー消耗も気になるし。

このX1 Carbonだけで無く、最近のUltrabook系全般の問題だと思うんですが、薄型にするために本体だけで無く本体そこの足(ゴムキャップ)の高さもぎりぎりにしているんじゃ無いかと思います。その為、机の上に置いたときに、本体裏の給気スロットと机の間のギャップ(空間)が、結構狭いんですよね。自分の自宅の机は、まぁそれなりに綺麗にしていると思うんですが、ベッドなんかも同じ部屋にあるために、結構綿埃というか埃が薄くたまると思います。通常は2015年モデルが置かれてそのままなので新しくその場所に埃が積もることは無いと思うけれど、狭い空間で空気を吸い込むから、多分外から埃が移動してくることは多いんじゃ無いかと。さらに自宅の机は木製なので、余り廃熱効果が高くありません。会社は一応表面がゴム系あるいはプラスチック系の素材なのかな、結構冷却効果が在りそうで、だから吸い込む空気も冷えているから効率も高いんでしょうけど、木製の場合は本体の熱で暖められると、それが下がることは余り無さそう。昔昔開発していた製品がお客様の所で熱暴走すると言う話があり、色々調べてみても再現せず実際にお客様の所で現象を確認したら、使っているのが木製の古い机で、その為に会社の環境試験で使用していたスチール製机の場合とは給気口付近の温度が本体で暖められて、だから空冷するための冷気が暖気になっていて空冷効果が生まれないという理由だったことがありました。当時はファンの風量も効率も高くなかったから、一寸したことで影響されやすかったけれど、最近のシステムでそうなったら拙いよなぁ。

机ならまだ良いんですが、新幹線移動の時など太股の上に置いて利用すると、この吸気口が塞がれるので、やはり太股が熱くなるんですよね。これ、この熱で低温やけどになって問題になったことがあるけれど、本体も厚くなるし夏などはじっとりと汗をかいてくることもあるし。2015年モデルは、確かBroadwellだったと思うけれど、今でているSkylakeだったら、さらに省電力機能が進んでいるようなので、もう少し涼しく静かに使えるんだろうか。それだとちょっと嬉しいかも。(続く...)

0 件のコメント:

コメントを投稿