2015年10月12日

ラグビーとフットボール

初戦の南アフリカ戦での歴史的勝利で一気に盛り上がったラグビーワールドカップ。続くスコットランド戦は敗れたけれど、残りのサモアと今朝の米国には勝利して、3勝1敗勝ち点12でリーグ戦を終了したけれど、勝ち点でスコットランドに及ばずリーグ戦で敗退。でも、これまで大会で1勝しかしていなかった国のチームが、優勝候補も含めて3勝したわけですからね。これは凄い。それに、リーグ1位の南アフリカも、イングランドも、勝ち星だと同じ3勝1敗。しかしラグビー独特の勝ち点制度で、南アメリカは16点、スコットランドが14点、日本が12点で3位。

サッカーでは勝てば勝ち点3、引き分けで1点ずつ、負ければ無しというのが一般的だと思います。昔はフットボールも同様だったけれど、オーバータイムが導入されて必ず決着を付けるようになり、フットボールは勝てば2点、負ければ無し。ラグビーは勝てば4点、引き分け2点、負ければ0だけど、その負けた場合でも7点差以内なら1ポイントが付、さらに勝敗に関係無く4トライ以上だと1ポイントが入るという仕組み。だから、仮に敗れた試合であっても、相手のトライが4本以内で、敗れたチームが4トライ以上あり、しかも点差が7点差以内だと、勝ったチームの勝ち点は4で、敗れたチームにも半分の2点が入る。南アフリカは、敗れた日本戦でもこのルールで2点を獲得し、さらに他の試合では4トライ以上あげた試合もあるため、4点×3勝=12点に2点と2点が追加されて16点。スコットランドもトライ数の加点があるから(日本戦も確かそうですよね)、14点。それが無い、純粋に勝ち星だけの日本が12点という差が付くんですね。それでも、このワールドカップで3勝しても決勝リーグに進めないのは史上初という記事も見ましたが、それだけこのグループが熾烈だったということか。

ラグビーがどう言う経緯からこう言う勝ち点制度を導入しているのか分からないけれど、接戦かつトライを奪う合うような熱戦が期待出来ることは確か。なかなか面白いけれど、今回の様になると素人にとっては一寸腑に落ちない印象も受けますね。まぁ、ラグビー好きな人達には納得のシステムなんだろうけど。

フットボールでも、カンファレンス制を取っているところは、カンファレンス内の勝敗とカンファレンス外の勝敗で重み付けが違っていて、同じ勝率でもカンファレンス内の勝ちの方が優先されて上位になるというのも、ラグビーの勝ち星制度に似ているかも。

次のワールドカップは2019年の日本大会。オールジャパンが今回以上のもの上がりを見せてくれることを期待したいですね。

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