2015年8月29日

好ましからず人々

観光目的以外の目的で日本に入国しようとしたと言う事で、シーシェパードの女性リーダーの入国拒否を下という記事。過去分数回入国して、和歌山県の太地町での妨害活動をしていたため、今回の「観光」目的の入国も虚偽の可能性があるとの判断と言うけれど、個人的には遅すぎたのではという印象も。よく海外に出かける私は、幸いにも同様の措置に遭遇した事は無いけれど、仕事目的での入国では結構しつこく入国審査で追求されたことはありましたね。幸いにも別室送りにはならなかったので、まだましなんでしょうけど。

太地町では、シーシェパードはイルカ漁の様子を撮影して、それでドキュメンタリー映画を作ったりしましたが、彼らはちゃんとビジネス目的で入国していたんだろうか。仮に観光目的で入国して映画を作ったとしたら、彼らが将来入国してきたときには、ちゃんと「入国拒絶」しないと。映画が有名になってしまい、多分日本人の中にも意図的に強調されたイルカの屠殺シーンだけ記憶に残っているんじゃ以下と思うけれど、彼らが地元の人達を挑発するシーンはそれよりも酷いですからね。あれこそヘイトスピーチだと思うんだけど、何で取り締まらないんだろうか。

その映画に対して反論というか反証というか、こういうドキュメンタリー映画を日本の女性監督が制作して、カナダで開催されるモントリオール映画祭に出品するそうですね。記事にも書かれているように、感情論で議論しだしたらもうゴールなんて見えないわけで、本当にその行動が必要なのであれば、感情論を外して「事実」だけちゃんと見て議論しないと。もっとも、それって捕鯨だけじゃ無くて、原発再稼働にしても、安保法制にしても、全てに通じる話だと思うんだけど、どうしたってそう言う正論では勝てないと思っているのか、ひたすら声だけを大きくして、示威行為だけ広めようとして、何だかなぁ。それに引きずられる人も多いんだろうけど、でも結局時間がたてばその不自然さ、無理筋さ気がつく人も多いと思うんだけど。で、そう言う人達はそう言う冷静に話しを使用という人達を「好ましからず人々」と言うんですよね。

感情で解決するという事は、結局力の勝負になるわけで、それを一番「反対」と言っている人達がそう言う土俵に持ち込もうとしている矛盾に何で気がつかないのかと思うんですが、それって彼らが「感情的」になっているからと理解すれば、凄く納得できる。感情というのは人間の特権なのかもしれないけれど、結構やっかいな物でもあるんですよね。でも、人が人として個性を持てるのも感情を色々な形で発露できるからで、そのこと自体は決して悪いことでは無いと思います。でも、だからこそ、どこでどの様に感情表現するかという事も重要なわけで、時と場合によってはそれを押さえる事も重要という事を認識しないと。「好ましからず人々」が「好ましからず人間」にならないように。

0 件のコメント:

コメントを投稿