2015年8月30日

シーズン開幕

昨日29日は、2015シーズン開幕の日。東西で開幕戦が開催されましたが、一寸気になるのが上位チームと下位チームとの力の差(点差)。

西地区のパナソニックvs富士ゼロックスJ-Starsの試合は90-0と、あわや100点ゲーム。富士ゼロックスが、昨年X-Westの西宮ブルーウィンズの自主降格による自動昇格という事情はあるものの、殆ど試合になっていない様子。1st Stageは12分Qだから、15分正式計時だと確実に100点オーバーの試合ですね。

東地区は富士通vs明治安田PentaOceanパイレーツの試合でしたが、こちらも76-7の大差。明治安田は順位こそ地区5位ですが、選手もそれなりに揃っているし、チーム体制も結構しっかりしているから、もう少しやれるんじゃ以下と思っていただけに、これは意外。最も昨年の第一節でのIBM vs 明治安田の試合も72-14という結果でしたからねぇ。ただ、明治安田は昨年も富士通と対戦(第二節)しているけれど、この時は55-7と言う点差でしたが、まぁ50点超えたら同じか。

Xリーグの場合、東・中・西の3ブロックに6チームずつ所属してリーグ戦を行うわけですが、年々感じるのが上位3チームと下位3チームとの力の差が広がってきていること。これまでだと、上位2チームが1-2位争いをしてその壁は厚かった半面、3位から4~5位までは結構混戦状態だったんですよね。言い方は失礼だけれど、予想外のチームが3位に入る事もあって、上位2チームが固定化していた半面、その下の順位争いは結構熾烈でした。その一番混沌としていたところが、最近は無くなってきたように感じます。

最大の理由は上位3チームが色々な意味で補強をして強くなったことでしょうね。勿論下位チームも努力していると思うけれど、それ以上に上位チームのスピードは速くなっている気がします。だから下位チームはよほど大胆な改革をしないと、とても追いつけないかも。ただ、それがとっても難しい。基本的には「人材確保」と言うことになるんでしょうけど、正直なところ下位に低迷しているチームに進んで優秀な選手が来てくれることは先ず無いでしょう。正直なところ、10年くらいのスパンでリクルートして実績を積んでいかないと、なかなか優秀選手は集まらない。チームと大学、チームと選手との信頼関係醸成には、10年だって短いかも。さらに、それと平行して、チームのシステムや施設、あるいは何か魅力的な条件整備等も進めないといけない。専用の練習場だとか、有名なコーチだとか、色々要素はあるだろうけど、中々そういうものを整備していくのも大変。

でも、今年X3にZERO FIGHTERSという新規チームが誕生しましたが、全く何も無いところからスタートするチームもあるわけです。少なくともXリーグにいて、それなりに実績のあるチームが、そう言う新興チームがやっていることすら出来ないのであれば、それが問題なんでしょうね。ファンが望むのは、やはり自分が応援しているチームが勝つことですが、仮に負けるのであっても次が見える内容で終わって欲しい。さらに、ライバルチームも含めて、いつも良い試合、接戦であったり、逆転ゲームであったり、そう言う競争のあるリーグ戦を期待するはず。来シーズンからリーグ戦のシステムが変更されて、寄り力の均衡したチーム同士の対戦が増えますが、それを睨んで今シーズンは頑張らないと。

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